新城設楽の地形・地質

蔦の渕下流の泥岩とノジュールつたのふちかりゅうのでいがんとノジュール

右岸にある駐車場から河床に下りてみましょう。下り口辺りから足下には黒っぽい泥岩が露出していることが分かります。河床の所々に丸い褐色の断面が、また、左岸の河岸に露出している泥岩の中には丸い塊が(それぞれ)見えます。これらはノジュール(団塊)です。その中心部に化石を含んでいることもあります。産出する化石からは、この泥岩層が堆積した当時は水深100mを超えるような深い海底であったと考えられています。下流にある煮え渕淵の辺りからここまでの河床に露出している岩石を順番に見ていくと、礫、砂、泥と移り変わってきています。これは堆積の場が次第に深くなっていった海進の様子を示しています。 河床に見える断面や河岸に現れたノジュールを露頭で観察しましょう。

河床のノジュール
河床のノジュール
河岸に現れたノジュール
河岸に現れたノジュール
蔦の渕下流の泥岩とノジュールのデータ
項目データ
種類堆積岩
事象新生代新第三紀堆積岩
文化財など-
所在地北設楽郡東栄町大字下田
緯度・経度北緯 35°04’28.5" 東経 137°42’34.5"

20万分の1日本シームレス地質図 基本版を使用 (→凡例画像)
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