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麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について

 平成30年4月20日、名古屋市内の医療機関から名古屋市保健所に、麻しんの疑いの報告があり、名古屋市衛生研究所で遺伝子検査を実施したところ、陽性であることが判明しました。

 名古屋市からのこの届出に関する情報に基づき、愛知県清須保健所が患者の疫学調査を実施したところ、名古屋市、北名古屋市の下記の交通機関及び施設を利用した以外は、行動範囲が自宅に限定されていることが分かりました。

 本公表は、患者と接触した方が、麻しんに感染している可能性があるために、広く情報提供するものです。

 なお、名古屋市保健所に情報提供を行い、感染拡大防止に努めております。

                           記

【麻しん患者が利用し、不特定多数の方と接触した可能性のある交通機関】

患者が利用した時間帯

交通機関名

4月17日(火) 8時00分~8時40分頃

名鉄小牧線⇒名古屋市営地下鉄上飯田線⇒名城線右回り

16時00分~17時00分頃

名城線左回り⇒名古屋市営地下鉄上飯田線⇒名鉄小牧線

【麻しん患者が利用し、不特定多数の方と接触した可能性のある施設】

患者が利用した時間帯

施設

所在地

4月19日(木) 19時00分~19時45分頃

レストランA

北名古屋市

※上記の交通機関及び施設を利用して患者さんと接触した可能性のある方などで、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡の上、速やかに受診するように促していきます。

1 患者概要

 患者:30歳代 女性(西春日井郡豊山町在住)医療事務

     麻しん予防接種歴不明、海外及び沖縄への旅行歴無し

 主な症状:発熱

2 経過

4月17日(火) 名古屋市内の職場(医療機関A(名古屋市昭和区))にて業務従事

   18日(水) 発症(38℃前後の発熱)

   19日(木) 午前中に医療機関B(名古屋市北区)を受診、

         午後に医療機関C(北名古屋市)を受診、その後、レストランA(北名古屋市)に滞在

   20日(金) 名古屋市内の医療機関Aを受診、名古屋市保健所に麻しん疑いの報告あり

   21日(土) 名古屋市衛生研究所による遺伝子検査の結果、麻しんと確定

※医療機関A、B、Cにおいて麻しん患者と接触した可能性のある方については、各自治体の管轄保健所等が健康観察を実施します。

※医療機関Aは、平成30年4月11日に発生した麻しん患者が受診した医療機関です。

【上記施設等に滞在された皆様へ(注意喚起)】

〇麻しん患者と接触した場合は、発病までの期間を考慮し、接触後最大21日間の健康観察が必要です。

〇発熱、発疹等の症状から「麻しん」が疑われる場合は、必ずマスクを着用し、事前に医療機関に「麻しんかもしれない」ことを連絡の上、速やかに受診してください。また、受診の際は、周囲の方へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。心配なこと等ありましたら、最寄りの保健所にご連絡ください。

※本情報提供は、感染症予防啓発のために行うものですので、報道機関各位におかれましては、患者等の個人に係る情報について、プライバシー保護等の観点から、提供資料の範囲内での報道に、格段の御配慮をお願いします。

3 参考

(1)麻しんの発生状況

年次

平成25年

平成26年

平成27年

平成28年

平成29年

平成30年

全国

229

462

35

165

189

42(第14週〔~4/8〕まで)

愛知県

25

46

0

5

1

 2(第15週〔~4/15〕まで)

  ※平成29年、30年は速報値

 

(2)沖縄県での発生状況

  平成30年3月20日に麻しんと診断された台湾からの旅行客を発端に、この旅行客と接触歴のあった者や同じ施設を利用した者を中心に断続的に沖縄県内で感染者が増加しており、4月20日時点で67名の患者が沖縄県から報告されています。

【ゴールデンウィークに沖縄県や海外へ旅行を予定されている皆様へ】

●旅行に行く前に…麻しんの予防接種歴を母子手帳などで確認し、2回接種していない方は予防接種を検討してください。

●旅行から帰ったら…旅行後2週間程度は健康状態に注意しましょう。

 

※麻しんの詳しい情報は次のホームページでも入手できます。

 「ゴールデンウィークに海外や沖縄県へ旅行を予定されている皆様へ」

 「麻しん(はしか)の予防について」

麻しんとは

  • 麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染によりヒトからヒトに感染が伝播します。その感染力は非常に強いと言われており、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

     ※麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下と言われています

  • 感染すると、約10~12日の潜伏期間の後、38℃前後の発熱が2~4日間続き、咳や鼻水といった風邪のような症状が出ます。その後、少し体温が下がり、再び高熱(多くは39℃以上)が出るとともに、発疹が出現します。発疹出現後3~4日間で解熱し症状は軽快、合併症のないかぎり7~10日後には症状が回復します。

  • 麻しんは発熱が長く続き、体力の消耗が激しいため、合併症がなくても入院を要することが少なくありません。

  • 近年はワクチンの2回接種が行われ、麻しんに感染する方の人数は減っていますが、海外の流行国への渡航歴がある人やその接触者で患者が発生しています。