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ネイチャーポジティブ経営の推進

ページID:20260225 掲載日:2025年12月1日更新 印刷ページ表示
4 質の高い教育をみんなに8 働きがいも経済成長も9 産業と技術革新の基盤をつくろう12 つくる責任 つかう責任14 海の豊かさを守ろう15 陸の豊かさも守ろう

ネイチャーポジティブ経営を推進する取組

 生物多様性の損失は、気候変動と並ぶ地球規模の重要課題であり、経済・社会にも大きな影響を及ぼしています。事業者においても、生物多様性の保全に適切に対応しないことは、経営上の大きなリスクになると認識されてきています。
 2030年までの世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」では、事業者が生物多様性に係るリスク、生物多様性への依存や影響を評価・開示し、持続可能な消費のために必要な情報を提供するための措置を講じることが目標の一つとして掲げられ、世界では、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)等を通じた情報開示により民間資金の流れの変革を目指す動きが生じ始めています。ESG投資の観点からも、持続可能な社会を実現するため、事業活動が生物多様性を損なわない(劣化させない)形で行われることが求められてきています。
 国も、「生物多様性国家戦略2023-2030」において事業活動における生物多様性との関係の評価・負荷低減を進めることを求めるとともに、「ネイチャーポジティブ経済移行戦略」に自然関連財務情報開示を促進することを明記しています。
 愛知県でも、2021年2月に策定した「あいち生物多様性戦略2030」において、事業者を経済活動のあり方を決める主要なプレーヤーとして重視しており、さらに、地域社会を形成する大きな経済主体として、地域の生態系ネットワークの形成に関わることも期待しています。
 こうした背景を踏まえ、愛知県では、産業県として生物多様性保全に配慮した事業活動の推進を目指し、事業者のネイチャーポジティブ経営への移行を支援しています。

2025年度(令和7年度)

 企業向け生物多様性セミナー

 「今からはじめるネイチャーポジティブ経営 ~ 自然と共に生きる企業へ ~」(2026年2月25日開催)

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  チラシ [PDFファイル/803KB]

 チラシ(表)イメージ

2024年度(令和6年度)

 県内の事業者に向けて、事業活動における生物多様性の保全を新たなビジネス機会と捉え、持続可能な事業活動や本業以外での保全活動の必要性について学ぶセミナー及びバスツアーを開催しました。

 

​〇 企業のネイチャーポジティブ経営を考える「生物多様性セミナー」(2024年10月11日)

 会場:愛知県国際展示場(オンライン併用)

1.「企業に求められるネイチャーポジティブ経営とTNFD開示

藤田 香 氏(東北大学グリーン未来創造機構/大学院生命科学研究科教授 日経ESGシニアエディター)

2.「ネイチャーポジティブ時代の企業緑地〜地域のつながりと企業価値向上〜」

安齊 健雄 氏(MS&ADインターリスク総研株式会社 主席コンサルタント/⼀般社団法人いきもの共生事業推進協議会 事務局⻑)

藤田 嘉子 氏(MS&ADインターリスク総研株式会社 上席コンサルタント

2024セミナー

 SDGs AICHI EXPO 2024と併催された本セミナーには、約620名(オンライン含む)が参加しました。講演では、どんな企業も、原材料の調達や水の利用などを通して生態系から受ける恵みに依存し、かつ自然・生物多様性に影響を与えていることや、ネイチャーポジティブ経営に取り組む企業の事例が紹介されました。また、企業緑地での生物多様性のための取組が企業や地域の価値向上につながること、緑地創出がビジネス機会につながることなどが伝えられました。受講者からは、「具体例から、企業における様々な取組がイメージできた」「緑地の経済的価値を意識できた」といった感想が寄せられました。

 

〇 企業の生物多様性保全活動を学ぶ体験バスツアー(2024年12月3日)

体験先:東レ株式会社 東海工場、中部国際空港株式会社

バスツアー

 約40名が参加したバスツアーでは、体験先の企業から、緑地の管理体制や外部機関との連携、植物の循環資源としての活用、特定外来生物の防除などの取組についての紹介がありました。参加者からは、「リアルな取組内容や課題について、現場を通して感じることができた」「生の声を聞けた」「参加者同士の意見交換ができた」「草の根活動により自然が取り戻せることを実感した」といった感想が寄せられました。

 

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