第67回愛知県統計グラフコンクール入賞作品・入賞者 －パソコン統計グラフの部（小学生以上）－

国産の果物がなくなっちゃう！？
～統計でみる果物の現在と未来～ 

原因を3つに絞り、それを納得させる論理的な統計グラフを持ってきているというところが、大変構成として分かりやすいです。内容がマクロから始まっていきながら、少し自分の視点にフォーカスを当てていくような大きな流れを感じることができます。

気候変動や物価の上昇に拍車がかかる今日では、特に国産の果物は価格上昇が顕著で市場が縮小しつつあるような気がしたので、国産果物市場の実態と縮小の原因を統計から調査してみました。

防災対策と家族構成という視点が面白い作品です。円グラフの使い分けが絶妙で、単調になる部分に対し、前の部分と見せ方を少し変えているところが非常に効果的な表現に繋がっています。

最近災害が各地で起きている。テレビで災害時に、高齢者の方が一足早く避難をしていることを知った。そこで高齢者の方がいる家庭といない家庭では、災害に対しての準備の違いがあるのか調査してみた。

モーダルは、世の中の関心ごとであると思いますが、その中で、鉄道と1つに絞り込んだことが非常に分かりやすさにつながっています。鉄道を軸にして、マルチモーダルなモビリティ社会について考えるきっかけとなるような作品です。

鉄道は環境に優しい乗り物だと言われています。特にモーダルシフトは労働者不足や環境問題の解消に有効な手段です。多くの人にこの取り組みを知って、理解してもらえたらいいなと思いこの作品を制作しました。

非常に丁寧に作られた作品です。ところどころに入っているアイコンやコメント等が、非常に効果的でした。各グラフを見やすく工夫しており、上から下に流れていく構成も良かったです。

外国人労働者そのものも高齢化していくことについて触れられており、長期的視野の必要性が統計グラフを通して論理的に説明されています。作者の思いや分析の考え方等が非常に分かりやすく、ユニークな構成になっています。

近年、少子高齢化によって労働者数が減っていく中で、政府や様々な企業が外国人労働者に注目している。しかし本当に重要なのは国民に目を向けることではないのか。日本の課題への向き合い方を考える一つの材料としてまとめてみました。