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職員仕事始め式あいさつ


 あけましておめでとうございます。

 昨年は、愛知総合工科高等学校専攻科の公設民営化や、公道での遠隔型自動運転システムの実証実験、「あいち航空ミュージアム」のオープンなど、全国初となる取組、愛知ならではの取組に果敢にチャレンジし、大きな成果を挙げた一年となりました。
 また、アメリカのインディアナ州やケンタッキー州、ベルギーの3地域、インドネシアの経済担当調整大臣府とそれぞれ相互協力等の覚書を締結し、さらには、中国江蘇省において共同で書道展を開催するなど、海外とのパイプを一層強固にした1年でもありました。
 そして、5月には、2020年代初頭の開業を目指し、愛・地球博記念公園に、ジブリ作品をテーマとした「ジブリパーク」をつくる構想について、スタジオジブリと合意。11月にはジブリパーク構想推進室を立ち上げ体制を強化するなど、ジブリパーク構想の実現に向け、大きな一歩を踏み出した年となりました。
 今年は、こうした未来へと続く取組を、愛知の発展の種として、しっかりと芽吹かせ、着実に育んでいく1年にしてまいります。

 さて、今年2018年は戌年です。
 毎年、干支にちなんだ書き初めを行っていますが、今年は「鶏犬相聞」と書かせていただきました。
 この「鶏犬相聞」とは、「桃源郷」の名の由来となった「桃花源記」に登場する言葉で、「鶏の鳴き声と犬の鳴き声があちこちに聞こえる村」という意味から、「平和な田園風景」、「理想郷の象徴」を表します。
 今年も引き続き、社会基盤の整備、産業振興、雇用、防災対策、医療・福祉の充実、教育・人づくりなど、県政のあらゆる分野の取組に全力を注ぎ、すべての県民の皆様が、平和で、豊かで、幸せな生活を送ることができる「日本一住みやすい愛知」をつくってまいります。

 そのためには、まず、リニア・インパクトを生かし、世界に発信する「中京大都市圏」づくりです。名古屋駅のスーパーターミナル化や、県内の鉄道ネットワークの充実・強化、名古屋環状2号線や西知多道路、名豊道路などの広域幹線道路ネットワークの整備、物流の拠点となる港湾の機能強化など、社会基盤の整備を着実に進め、世界の中で存在感を発揮できる大都市圏づくりを進めてまいります。

 そして、愛知が誇る圧倒的なモノづくり産業の集積をベースとした、産業競争力の更なる強化を図ってまいります。
 昨年、愛知県では、全国に先駆けて、公道での遠隔型自動運転の実証実験を成功させました。今年は、これをさらにレベルアップさせ、複数台車両の同時使用や高度な通信環境の活用など、より実用化レベルの運用に即した形で実証実験を実施してまいります。
 また、航空宇宙産業については、引き続き、特区を活用した産業集積の強化と人材育成・確保に取り組み、アジアNo.1の航空宇宙産業クラスター形成に力を入れるとともに、昨年11月末にオープンした「あいち航空ミュージアム」を、情報発信・産業観光・人材育成の場として、さらに付加価値を加え、大きく育ててまいります。
 ロボット産業についても、引き続き、産業空洞化対策減税基金を活用した研究開発・実証実験の支援や、国家戦略特区の近未来技術実証プロジェクトの推進など、世界最先端の技術開発をこの愛知がリードしていけるよう、更なる産業集積と競争力の強化にしっかりと取り組んでまいります。
 そして、こうした日本一の産業力を支える人材育成も忘れてはなりません。
 愛知総合工科高等学校専攻科では、昨年4月、学校法人名城大学による全国初の公設民営化の取組がスタートしました。
 早速、秋には、「東京モーターショー」や「あいちITSワールド」に、生徒たちが製作した電気自動車の出展も果たしたところです。
 今年は初の卒業生が誕生します。今後の活躍を大いに期待するとともに、引き続き、愛知のモノづくりを牽引する優秀な人材を育成してまいります。
 また、愛知県では、2019年度・2020年度の「技能五輪全国大会」と「全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)」の2年連続開催が予定されています。さらに、2023年の「技能五輪国際大会」の招致も目指しており、これらを契機に、愛知の産業人材の裾野を一層広げてまいりたいと考えています。
 こうした取組に加え、インドネシア・ジャカルタへのサポートデスク開設など、県内企業の海外展開支援や、企業立地の促進、中小企業の人材の育成・確保、女性の活躍促進、TPP11や日EU・EPA発効を見据えた農業の国際競争力の強化などにもしっかり力を入れてまいります。

 次に、現在、常滑の空港島に計画中の「愛知県国際展示場」についてです。
 昨年12月に、公共施設等運営権(コンセッション)の優先交渉権者を選定しました。展示場は、2019年度・2020年度の技能五輪全国大会と全国アビリンピック、2020年のワールドロボットサミットの会場となることが予定されています。
 国際会議やイベント、コンベンションなど付加価値の高いMICEの誘致により、世界中から多くの人を集める国際観光都市を目指し、2019年9月の開業に向け、着実に整備を進めてまいります。

 そして、日本一の産業県である愛知県は、環境施策においてもトップランナーでありたいと思っています。
 愛知県では、COP10で採択された「愛知目標」の達成に貢献していくため、一昨年、世界の先進的な自治体とともに「国際先進広域自治体連合」を立ち上げました。引き続き、愛知が先頭に立って、世界の生物多様性保全の活性化を促す取組をしっかりと進めてまいります。
 また、地球温暖化対策や低炭素社会づくり、持続可能な未来のあいちの担い手の育成など、「環境首都あいち」の取組に、引き続き力を入れてまいります。

 次に、「人が輝く愛知」に向けた取組についてであります。
 昨年構想をとりまとめた、認知症に理解の深いまちづくりの先進的モデルを目指す「あいちオレンジタウン構想」について、具体的な取組を進めていくとともに、子どもの貧困対策についても、「愛知子ども調査」の結果を踏まえ、実効性のある取組を進め、子どもたちが家庭環境にかかわらず、等しく将来の夢と希望を実現できる社会を目指してまいります。
 また、今年2月には、愛知県精神医療センターに、児童青年期、成人発達障害など、民間で対応困難な医療に対応する専用病棟がオープンします。引き続き、県内の精神科医療の中核的病院としての機能をしっかりと果たし、地域医療の充実に取り組んでまいります。
 そして、知的障害特別支援学校の過大化解消についても、今年4月、大府市に、新たに「大府もちのき特別支援学校」を開校いたします。
 障害のある子どもたちが楽しく安心して学ぶことのできる環境の整備を進めるとともに、引き続き、英語教育の充実や外国人の日本語教育、教員の資質向上などにもしっかりと取り組み、愛知の教育の充実を図ってまいります。

 愛知県がさらに元気になるには、都市部のみならず、山村地域も含めた県内の各地域が元気でなければなりません。
 引き続き、東三河地域が、そのポテンシャルを最大限に発揮し、さらに魅力ある地域として発展していけるよう、地域活性化と将来の担い手育成に力を入れていきたいと考えています。
 そのための取組として、2020年度を目標に、時習館高校における「あいちグローバルハイスクール」の指定、豊橋工業高校における愛知県初のロボット工学科の設置など、東三河地域の県立高校において、特色あるプロジェクトを推進してまいります。

 もちろん、こうした取組・プロジェクトだけでなく、観光振興、ラグビーワールドカップやアジア競技大会の開催機運の盛り上げ、国際交流の推進、地震防災対策、交通安全対策、地方分権・規制改革の推進など、県政のあらゆる取組に全力を注ぎ、愛知の総合力に更なる厚みを加えてまいります。
 特に今年は、JRグループとタイアップした大型観光キャンペーン「愛知デスティネーションキャンペーン」の実施や、知的障害がある方の「スペシャルオリンピックス日本・夏季ナショナルゲーム」の開催も決まっています。大いに盛り上げてまいります。

 昨年、2020年代初頭のオープンに向けスタートを切った夢のプロジェクト「ジブリパーク構想」については、現在、公園の利用状況調査や自然環境に関する現状分析など、構想の具体化に向けた調査を進めているところです。また、この春には、ジブリパーク構想の基本デザインをお示しできればと思っております。
 ジブリ作品は世界に通用する日本オリジナルのコンテンツの代表です。
 夢とファンタジーあふれるジブリの世界を再現した、子どもから大人まで家族そろって楽しめるジブリパークを目指し、スタジオジブリと二人三脚で、取組をさらに前進させてまいります。

 昨年2017年は、夢のプロジェクトがスタートした年でした。
 今年は、夢を形にし、ひと回りもふた回りも大きくしていく年としていきたいと思っています。そして、この愛知から、もっともっと、夢や希望にあふれる、わくわくした仕掛けを創り出してまいりたいと考えています。
 そのためには、県政を担う職員の皆様一人ひとりが、夢と希望を持って仕事に取り組んでいくことが大切です。是非とも、職員の皆様には、笑顔で、そして元気に、それぞれの仕事に励んでいただきたいと思います。
 そして、県民の皆様の幸せのため、「日本一元気な愛知」「すべての人が輝く愛知」、そして「日本一住みやすい愛知」の実現に、職員一丸となって取り組んでいただきますようお願いします。
 今年1年が、愛知県にとりまして素晴らしい1年となりますよう祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。