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職員仕事始め式あいさつ


 皆様、新年あけましておめでとうございます。

 年末年始は、いかがお過ごしでしたでしょうか。英気を養っていただいたのではないかと思っております。年末年始は、天気は良かったのですが、大変寒い日が続きまして、どうか皆さん体調に気を付けていただいて、飲み過ぎたという方は今日から切り替えていただいて、またしっかりと健康で、笑顔で、今年1年よろしくお願い申し上げたいと思います。

 さて昨年、漢字一文字で、私は「愛」と表させていただきました。愛知の「愛」を「知」る1年だったかと思います。シンボルは、人、いきもの、地球に対する「愛」を体現した、2005年愛知万博の理念を継承したものとして、スタジオジブリと共同でジブリパークをつくるという構想を、4月基本デザインを発表し、12月に「2022年秋」というスケジュールを申し上げさせていただきました。
 また、10月には杉原千畝さんの顕彰施設も造りました。世界平和と人道、人類に対する「愛」を体現した方でありました。 また、ヘルプマークを作りました。オレンジタウン構想なども前進させました。私は、正月いろいろな所に初詣、熱田神宮が一番多かったのですが、地元の神社へ行ったりしてもヘルプマークを付けている人から「本当にありがとうございました」とお礼を言われました。「今まで苦労していたのですけど、これを付けることによって、自分で言わなくても分かってもらえる。本当にうれしいのです」ということを言っていただいたのが、一人や二人ではなかったです。両手余るぐらい、この正月三が日、3日間で言われたので、本当にそういったきめ細やかな心配り、配慮というのが、我々の行政には必要なのだと改めて思わせていただきました。
 また、2026年アジア競技大会も正式に開催都市契約を結びました。
 そして、2027年度のリニア新幹線に向けて、大きく前進した1年でもありました。首都圏、中京圏での5千万人の大交流圏、また道路ネットワークの充実など、愛知のポテンシャルを高めた1年でもあったと思っております。  
 そして、それをさらに前進をさせるのが2019年、平成最後の年になりますが、平成31年だと思っております。どうか皆様、気を引き締めてよろしくお願いしたいと思います。  

 さて、今年2019年、平成31年は亥年であります。
毎年、干支にちなんだ書き初めを行わせていただいておりますが、今年は「猪突豨勇」と書かせていただきました。この「猪突豨勇」というのは、中国の歴史書「漢書」に記されている言葉で、「漢」王朝、「前漢」の後に「新」王朝を建国した王莽が組織した軍隊の名前として登場しております。「猪突豨勇」の「豨」というのは、大きなイノシシを表す言葉でありまして、イノシシが突進し、大きなイノシシが勇ましい。王莽という方は、あまり評判の良い方ではありませんが、漢の国を乗っ取ったと言われており、一代で滅ぼされましたが、この王莽が作った強大な軍隊というのを「猪突豨勇」。イノシシのように直線的に突き進む勇士という言葉でございます。意味は、「猪突猛進」と一緒かもしれません。「豨勇」の「豨」の字は、日本の漢字にはありません。私も初めて見まして、どうやって書くのかと思いました。大きなイノシシということなので、ジブリの「もののけ姫」に出てくるイノシシのことを思い出しました。「乙事主だな」と思いながら、書かせていただきました。何となくジブリが頭から離れないのですが、この大きなイノシシが「タタリ神」にならないように、しっかりと前に向いて進めていけるように頑張っていきたいと思います。この言葉のごとく、前へ前へと力強く突き進み、「日本一元気な愛知」を目指して、ロケットスタートで、今年、2019年の県政を進めていく、そういう1年にしていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

 まず、今年の具体的な取組の1つとしては、ジブリパーク構想の推進であります。現在、ジブリの世界を愛・地球博記念公園に再現するため、スタジオジブリさんとともに構想の策定作業を進めております。2022年秋のオープンを目指して、子どもから大人まで世界中の人に愛されるジブリパークをつくってまいります。

 次に、リニア大交流圏の拠点づくりであります。名古屋駅のスーパーターミナル化、鉄道・道路ネットワークの充実・強化、港湾の機能強化など、社会基盤、インフラの整備を着実に進めてまいります。
 そして、来年度半ばには、今年の秋頃だと思いますが、中部国際空港にLCC向けターミナルが完成いたします。航空ネットワークの拡充と需要をさらに拡大し、二本目の滑走路に向けて取り組み、早期実現につなげていきたいと思います。リニアまでは、何とかしたいと思います。

 さて、時代は今、グローバル化とデジタル化の大きなうねりの中にあります。そうした変革期におきましても、愛知は、日本の成長エンジンとして、我が国の発展をリードし続けていく存在でならないと思っております。ちなみに、昨年の春出揃ったデータでは、愛知の経済総生産、GDPは大阪を抜いて2位になったということであります。その差は、どんどん開いていくと思います。大阪が人口880万、愛知は750万。130万、率にして17%少なくても経済の大きさが似たということは、まさに愛知が日本の成長エンジンとして、そしてまた成長の源として頑張っているということの照査だと思います。
 今年も、自動運転などの次世代自動車や航空宇宙、ロボットなどの分野、特にMRJの最終飛行試験が、この1月からアメリカで始まりますということが決定されました。是非、そうした面も含めて進めていっていただきたいと思います。そして、ICTやAIなどのデジタル分野まで、幅広く産業集積を進めるとともに、スタートアップ支援に戦略的に取り組みます。次々とイノベーションを湧き起こす、世界一の産業の革新・創造拠点をつくってまいります。
 また、いよいよ9月には、常滑の中部空港島に延床面積約9万平米の国内最大級の愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」がオープンいたします。MICEを核とした国際観光都市の拠点づくりに取り組んでまいります。あわせて、スポーツ、国際交流、多文化共生など、幅広い分野でグローバル化を進め、国内外における愛知のプレゼンスを高めてまいります。

 そして、こうした取組を進めていくためには、元気な愛知の礎となる「人づくり」が何より重要であります。昨年末には、「特別支援教育推進計画」を策定しました。昨年開校した「大府もちのき特別支援学校」に続いて、今年4月には「瀬戸つばき特別支援学校」が開校いたします。引き続き、障害のある子どもたちの教育の充実と教育環境の向上にしっかりと取り組んでまいります。
 また、愛知の未来を担うすべての子どもたちが、生まれ育った環境に左右されることなく、夢と希望をもって未来にチャレンジできる社会をつくっていくため、学習支援や子ども食堂の開設支援などに取り組むとともに、そうした支援が必要な子どもたちを県民の皆様と一緒になって応援する仕組みを新たにつくってまいります。昨年、9月議会で県民の皆様からいただいたご寄付、ご奉仕を児童養護施設に通う子どもたちが進学するときの準備金に充てるという基金をつくらせていただきました。それをさらに、そういう枠組みを広げていければと思っております。また、年々増加する児童虐待から子どもたちを守るために、児童相談所の機能強化や市町村・警察との連携強化もさらに進めてまいります。
 あわせて、「あいちオレンジタウン構想」の推進。昨年は、国立長寿医療研究センター鳥羽理事長と一緒に会見をいたしましたが、新たに国の予算が認められましたので、そこに「オレンジホスピタル」をつくっていくということで進めていければと思っております。
 また、障害者福祉とノーマライゼーションの推進、地域医療の充実、女性の活躍促進・定着、子ども・子育て支援、教育・人づくり、産業人材の育成などにも力を注ぎ、「すべての人が輝く愛知」の実現にしっかりと取り組んでまいります。

 そして、農林水産業の振興、生物多様性保全や地球温暖化対策、地震防災対策、安全・安心なまちづくり、しっかりと取り組んでまいります。

 昨年は、交通安全にも全力で取り組みました。関係の皆様、警察の皆さん、そして多くの皆さんに感謝申し上げたいと思います。残念ながら、全国ワーストというのは、返上できませんでしたが、交通事故で亡くなる方が200人を切るというのは、昭和25年以来、68年ぶりということでございます。また今年も、緊張感を持って交通安全に取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

 また、東三河地域の振興も含め、愛知の発展を支える県民の皆様の生活と社会福祉の向上に全力で取り組んでいきたいと思います。

 11月には、G20外務大臣会合が愛知・名古屋で開催されます。成功に向けて、万全を期していくとともに、日本一の産業力、最先端の技術力、多彩な観光資源などを世界に向けて発信してまいります。
 そして、今年は行事が多い年でございます。6月には、40年ぶり「第70回全国植樹祭」。皇太子殿下が、天皇陛下に御即位されてから初めての公務でありますので、しっかりと務めてまいります。また、8月からはあいちトリエンナーレ2019、そして、9月、10月とラグビーワールドカップ2019、豊田スタジアムで4試合あります。そして、11月には技能五輪全国大会と全国アビリンピック。これは、2年連続、2019、2020とあります。しっかりと進めてまいります。等々、準備を進め、大いに盛り上げていきたいと思います。

 リニア新幹線、産業首都あいち、ジブリパークなど、そうした夢のあるプロジェクトを進め、そして「すべての人が輝く愛知」を皆さんとともに実現をしてまいりたいと思います。愛知が先頭に立って、東京一極集中にストップをかけ、日本の活力を取り戻し、日本の成長を力強くリードしてまいりたいと思っております。
 引き続き、「日本一元気な愛知」「すべての人が輝く愛知」、そして「日本一住みやすい愛知」の実現に、職員の皆さんとともに、一丸となって取り組んでいきたいと思います。

 どうか皆さんも、もう一度申し上げますが、くれぐれも健康にご留意いただいて、そして笑顔で1年を。昨日、一昨日と箱根駅伝がありましたが、いろいろなドラマがありました。やはりたすきをつないでいく、ずっと健康でやっていく。「無事これ名馬」という言葉もありますが、まさにその通りだと思います。是非皆さん、健康で、笑顔で、おもしろくないことも時々あろうかと思いますが、職場で面倒くさい上司に小言を言われて、うっとうしいと。まあ私も含めてかもしれませんが、こういうのは引きずらない、くよくよしないというのも大事なことでございます。是非皆さん、健康で、笑顔で、過ごしていただき、一つずつ着々と積み上げていくというのが仕事だと思います。一人で全部出来ることではありません。みんなでつないで、つないでいく。みんなで支えていく。日本人の、日本の良いところは、組織力、チームプレーで、みんなでやっていくということだと思います。その良いところを存分に発揮して、今年1年、皆さんにとりましても、愛知県民の皆さんにとりましても、そして愛知県にとって、多くの皆さんにとって素晴らしい1年となりますよう心から祈念し、皆様とともに頑張っていくことをお誓いさせていただいて、新年年頭でのご挨拶とさせていただきます。何卒、よろしくお願いいたします。