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職員仕事始め式あいさつ


 皆さん、新年あけましておめでとうございます。

 今日は1月6日の月曜日、今年は少し仕事始め式、2日ばかり曜日の関係で遅くということでございますが、こうして皆さんと9連休の後、元気な姿でお会いできることを大変嬉しく思っております。休みが長かったので、心身ともにリフレッシュできたのではないかというふうに思っております。
 そういう中で、私も元旦には、皇居で行われました「新年祝賀の儀」に参列してまいりました。明るい新春を迎え、そして天皇陛下から「国民の幸せと国の発展を祈ります」というお言葉も賜りました。大変いい天気でありまして、素晴らしい1年のスタートではないかというふうに思っております。

 さて、昨年は、全国植樹祭やラグビーワールドカップ、G20外務大臣会合などのビッグイ ベントを成功裏に収め、8月には「Aichi Sky Expo」をオープンするなど、愛知のプレゼンスを一層高めることができました。また、5月にはジブリパークの基本方針を、6月には愛知県新体育館の基本計画を新たに発表するなど、「進化する愛知」としての大きな1歩を踏み出した年でもありました。

 昨年2月、この場で、3期目の就任にあたりまして、2期目までの勢いをさらに加速し、「ホップ・ステップ・ジャンプ」という形で、大きな飛躍の大アーチをかけて、日本一元気な愛知をつくり、日本の未来をつくっていきたいということを申し上げました。そのとおり、そういう方針で、昨年は、愛知の未来に向けて、撒いた種が育って多くの実を結び、まさに新しい愛知の展望を切り開く年になったと思っております。そうした思いを込めて、昨年の漢字一文字は、「希望」の望、「望(のぞむ・のぞみ)」とさせていただいたところでございます。

 そういう中で、今年2020年、令和2年、令和となって初めてのお正月がまいりました。仕事始め式では、毎年、その年の干支、十二支にちなんだ言葉を書き初めで書かせていただいておりますが、今年は「鼠頭牛首」というふうにさせていただきました。鼠の頭、牛の首ということでございます。
 今年は、十二支、干支の巡り合わせの最初ということで、「ねずみ」についての言葉、私も一生懸命探しましたけれども、やはり中国の故事でもですね、鼠は小さいので、取るに足らないものという感じの受け止めがあって、あんまりいい言葉がないんですね。例えば、大山鳴動して鼠一匹とかですね、袋の中の鼠とかですね、窮鼠猫を噛むとかね、追い詰められてはいけないと、あと頭の黒い鼠とかですね、なんかそういう悪い喩えが多くてですね、なかなか苦労いたしましたけれど、この「鼠頭牛首」という言葉は、これは中国ではありませんで、日本の江戸時代初期の剣豪・宮本武蔵の「五輪書」、五輪書が五巻ありますね、地、水、火、風、空という五巻の「火の巻」にある言葉でございまして、「鼠の頭の如く細心の注意をしながら、いざ、ここぞというときには、牛の首のように太く大胆、果断に行動しろ」、それが兵法の極意だと、こういうことでございます。
 この言葉のごとく、今年は皆さんとともに、細心の注意を払いながら、県民の皆様の声なき声に耳を傾け、そうした様々なニーズ、千変万化する県民の皆様のニーズをしっかりと汲み取りながら、そして、デジタル化、グローバル化で世界が大きく、ダイナミックに変化する中で、それに対応するように、ここぞというときには積極果断に打って出る、そういう1年にしていきたいという思いを込めて、「鼠頭牛首」というふうにさせていただきました。是非、皆さんとともにそういうふうに取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 そして具体的に何点か申し上げますが、まずは第一の取組として、2022年秋のオープンを目指しますジブリパークということでございます。
 いよいよ今年は「青春の丘エリア」、「ジブリの大倉庫エリア」、「どんどこ森エリア」についても、具体的に着工に入りたいというふうに思っております。屋内プールの解体についても、今年度予算化されておりますので、近々、撤去工事に入りたいというふうに思っております。愛知はもとより、日本のオリジナルコンテンツとして、世界に発信できるジブリパークのプロジェクトを必ず成功させていきたい、2022年秋のオープンを目指してやっていきたいというふうに思っております。

 そして、続いては、リニア大交流圏の形成でございます。リニア中央新幹線の開業によるインパクトを最大限に生かすため、名古屋駅のスーパーターミナル化や県内の鉄道ネットワークの充実・強化、物流の拠点となる港湾の機能強化、そして、なんといっても中部国際空港の二本目滑走路に向けて、しっかりと目途をつけていきたいというふうに思います。ちなみに、名古屋駅界隈のいちばんの難事業であり、現にそうであり、思っておりました名古屋駅界隈の用地確保については、だんだん目途がつきつつあるということでございまして、引き続きさらに前に向けていけるように頑張っていきたいと思います。

 そして、なんといっても、今、世界はグローバル化やデジタル化の進展などにより、ダイナミックに変化を進めております。愛知県が今後も日本の経済、そして発展をリードしていくためには、そうした変化を恐れず、時代の波を乗りこなし、乗り越えていかなければならない、そして新たな付加価値を生み出していかなければならないと考えます。
 そういう意味で、世界の様々な国・地域と連携し、最先端の技術・サービスを取り込みながら、基幹産業である自動車産業はもちろん、航空宇宙、ロボットなどの次世代産業の集積を加速するとともに、革新的ビジネスモデルや最先端技術を持つスタートアップを起爆剤として、切れ目のないイノベーションを創出していくことで、「国際イノベーション都市」への飛躍を目指していきたいというふうに思っております。10月にはAichi Sky Expoでワールドロボットサミットもございます。そして「ステーションAi」のプロジェクトも着々と進めていきたいというふうに思っております。「国際イノベーション都市愛知」をさらに前進させていきたいと思います。

 こうした取組を進め、愛知が飛躍するための原動力となるのが、何と言っても「人」、「人づくり」であります。子ども・若者・女性・高齢者・障害のある人など、全ての人が活躍する社会の実現に向けて、これまでの取組をさらに加速していきたいというふうに思っております。教育、医療・福祉、人づくり、しっかりと前進させていきたいと思います。

 そして、COP10から10年となる、2020年は節目となる環境問題、中部地区最大の農業県である愛知の更なる前進、農林水産業の振興、就職氷河期世代への対応なども含めた雇用施策・対策、在留外国人の方々が東京に次いで2番目に多い愛知であるからこその多文化共生、子どもたちの日本語教育などもしっかりと進めてまいります。また、防災、安心・安全、スポーツ、東三河の振興など、県民の皆様の生活と社会福祉の向上にしっかりと取り組んでいきたいというふうに思います。行政の分野は幅広く、局を横断する取組も大変多くあります。それぞれがしっかり連携を取りながら、着実に事業を前に進めていっていただきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。

 今年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。11月には、愛知・岐阜両県でWRCの最終戦「ラリージャパン」も開催されます。これらの大会を通じて高まったスポーツの盛り上がりを、2026年のアジア競技大会につなげてまいりたいというふうに考えております。
 アジア大会に向けては、既存の施設を活用するということでありますが、メインスタジアムとなる瑞穂スタジアムは名古屋市さんが全面建替をし、我々は愛知県新体育館を日本トップレベルのアリーナにすべく、これも全面新築という形で進めていきたいというふうに思っております。
 2026年まで、あと6年でございます。6年間は長いようでありますけれども、多分あっという間にくるだろうというふうに思います。オリンピックにほぼ匹敵するこの大プロジェクトを皆さんと一緒に、そして県民の皆様と一緒に成功に導いていきたいというふうに思っております。

 さて、今年は、愛知県知事として10年目の節目を迎えます。2010年代を振り返りますと、日本は、リーマンショックの影響で経済が停滞し、また、東日本大震災を始め地震や風水害など多くの災害に見舞われた年代であったと思います。ある意味大変苦難なときだったかと思います。私ども愛知県も、リーマンショック、大震災等々、大きな影響を受けたわけでございますけれども、そういった中で、私は2011年の2月に就任をし、なんとしてもですね、この苦境を脱するべく、壁に爪を立ててでも這い上がろうということで、皆さんと一緒にやってきました。そして数々の県独自の経済施策・対策を推し進め、V字回復を遂げて、今の日本一の産業力が更に発展し、愛知の県内総生産は大阪を抜いて全国第2位となったわけでございます。これをさらに前に向けていきたいというふうに思います。

 その中で、リニア中央新幹線、アジア競技大会、ジブリパークのオープン等々、愛知から国内外、世界に向けて発信するプロジェクトが次々とやってまいります。愛知にとっては、いよいよこの2020年代こそが、これまで蓄えた力を一気に発散する大きなチャンスだというふうに思っております。そのチャンスを着実に掴み取るために、また皆さんと一緒に頑張っていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

 そして、現在、今年の秋頃を目途に、愛知県の新たな総合計画となる「次期あいちビジョン」の策定作業を進めております。2040年頃の社会経済を展望し、2030年を目標に、愛知の目指すべき将来像と、これからの10年で、それを実現していくための政策の方向性を示していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 最後に、これも触れておかなければなりませんが、昨年は、交通安全に全力で取り組んでまいりました。多くの皆様の力をいただいて、なんとしても、交通事故死者数全国ワースト1位という残念な状況を脱却するということで、ストップ・ザ・ワーストを合言葉に取り組んでまいりました。その結果、2003年から16年続いた全国ワーストを返上することができたわけでございます。ただ、まだ、その中でも150名を超える方々の尊い人命が失われております。これはあくまでも、ひとつの通過点だと思います。交通事故及び交通事故で亡くなる方がゼロになるように、引き続き関係者とともに、全力で交通事故抑止・交通安全に取り組んでいきたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 これからも愛知県は、日本の成長エンジンとして、我が国の発展を力強くリードする存在であり続けたいと考えております。引き続き、「日本一元気な愛知」「すべての人が輝く愛知」、そして「日本一住みやすい愛知」の実現を目指し、職員の皆さんと「ONE TEAM」の精神で全力で取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたしします。

 今年1年が、2020年代のスタートの年にふさわしく、愛知がさらに飛躍・前進する1年になりますように、皆さんとともに、心をひとつにして、スクラムを組んで、全力で取り組んでいきたいと思いますので、この2020年の年も何卒よろしくお願い申し上げまして、私からの年頭の挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いします。ありがとうございました。