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病害虫図鑑 ブドウ黒とう病

ページID:0271920 掲載日:2020年4月1日更新 印刷ページ表示

1 病原菌
 Elsinoë ampelina (de Bary) Shear(糸状菌 子のう菌類)

2 被害の様子
 発病部位:新梢、果実、葉、巻ひげなどの若い組織は侵されやすい。最初、黒褐色円形の小斑点を生じ、後に拡大して中央部が灰白色に、周辺部が鮮紅色~紫黒色の陥没した病斑となる。 

3 病原菌の生態
 越冬場所:結果母枝や巻ひげなどの病斑組織内部で菌糸の形態で越冬する。

 生活史

 ブドウ黒とう病果発育適温:25~30℃
 胞子形成・発芽適温:20~25℃

4 発生しやすい条件
・萌芽期から梅雨明けまでの感染期に降雨が多いと多発する。4月から5月の連続降雨は発病を著しく助長する。
・組織が軟弱・徒長気味は発病多い。
・品種による耐病性の差は大きく、欧州種やその交雑種は弱く、米国種は強い。

5 防除対策
・第一伝染源である罹病結果母枝や巻きひげを除去する。
・発芽直前および展葉2~3葉期から梅雨期に薬剤散布する。
・風通しをよくする。

ブドウ黒とう病

ブドウ黒とう病