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病害虫図鑑 カキ円星落葉病

ページID:0271928 掲載日:2020年4月1日更新 印刷ページ表示

1 病原菌
 学名 Mycosphaerella nawae Hiura et Ikata(糸状菌 子のう菌類)

2 被害の様子
 発病部位:葉のみ。まれにへたに発生する。
 9月上旬頃から発病し始め、9月中旬から下旬にかけて急激に落葉する。病斑の周辺には黒い輪ができ、中央部は褐色をした丸い病斑となる。落葉が激しい場合 果実肥大が不良となり、早期着色し軟果する。

3 病原菌の生態
越冬場所:落葉病斑内部で菌糸や菌糸のかたまりで越冬する。

生活史

子のう胞子の発芽最適気温:20~25℃。侵入には10~22℃が適する。
7月から8月が高温のときほど初発は遅れる。

4 発生しやすい条件
・5月中旬~6月に降雨が多いと発病多い。
・樹勢の弱った木に発病しやすい。

5 防除対策
・落葉のみで菌糸は越冬するので、伝染源である落葉の処理。
・主要感染期(5月中旬から6月下旬)に薬剤防除を徹底する。

カキ円星落葉病