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病害虫図鑑 ナシうどんこ病

ページID:0271886 掲載日:2020年4月1日更新 印刷ページ表示

1 病原菌
 学名 Phyllactinia mali (Buby) Braun (糸状菌 子のう菌類)

2 被害の様子
・葉の裏に白い粉をふったような円形の病斑ができる。ひどく発病すると病斑は葉の裏面全部に拡がり早期落葉する。
・秋になると白い病斑の中に黄白色の細粒状の子のう殻(径224~273μm)ができる。この粒は次第に色が濃くなり、最後に黒くなる。

3 病原菌の生態

病原菌の生態

成熟した子のう殻は被害落葉上あるいは葉から離脱し、枝幹に付着した状態で越冬する。

4 発生しやすい条件
・前年に多発すると病原菌の越冬量が増えて、その年の発生が多くなる。
・前年の落葉を放置すると病原菌の越冬量が増えて、その年の発生が多くなる。 

5 防除対策
・前年の落葉を深く埋めるなどの処理をする。
・発生初期であれば防除が容易であるので、多発する前に薬剤防除する。

ナシうどんこ病