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2011年度新規採用職員入庁式訓示(4月1日)

ページID:0386049 掲載日:2022年3月24日更新 印刷ページ表示

平成23年度新規採用職員入庁式訓示

  皆さん、御入庁おめでとうございます。愛知県知事の大村秀章でございます。本日晴れて愛知県の職員となられましたことを心からお祝いを申し上げます。学平成23年度新規採用職員入庁式訓示校を卒業されたばかりの方、民間企業での職業経験等をお持ちの方、顔ぶれは多種多様、様々でございますが、こうして意欲あふれる皆さんを仲間としてお迎えできることをうれしく思っております。

   今日の皆さんの入庁式にあたり、愛知県議会から日高議長さんにも御臨席いただき、祝辞をいただくことになっております。大変ありがたいことでございます。ありがとうございます。
 
  さて、皆さんの県職員としてのスタートにあたりまして、まず、私からお話をさせていただきたいと思います。私も去る2月15日に知事に就任させていただきましたが、県民の皆様方の期待の大きさ、そしてその責任の重大さを痛感しているところでありまして、今日新たに愛知県職員の皆さんとともに日本一元気な愛知をつくっていくために、皆さんとともにまい進していきたいと思っております。 
 
  現在はまさにグローバルな、世界的な大競争の時代でございます。地域も世界の中で闘っていかなければなりません。そのためにも愛知県にある経済力、産業力、文化力、地域力、そうしたものをすべて集めて世界に発信していくとともに、全国、全世界から人と企業を集めて、呼び込んでいく改革を断行していかなければなりません。そのために、私は愛知県と名古屋市を一つにする「中京都の創設」を唱え、また、「平成の楽市楽座」という大胆な経済産業活性化策を唱えさせていただいております。こうしたことで経済を活発化し、財政を豊かにし、その果実で福祉、医療、教育、住民サービスを更に前に進めていく、そういった好循環がある愛知をつくっていきたいと思っております。皆さんと同様、私も就任したばかりでございまして、ともに希望を持って、将来を見据え、新たな愛知をつくっていきたいと思っております。どうかこの愛知の新たな1ページをつくるために、皆さんの若い力をぜひお貸しいただきたいと思っております。柔軟な発想とあふれる若いエネルギーが愛知の元気の源になると確信をしております。どうか愛知の新時代という幕開けの時に、愛知県職員になられたことを誇りに持っていただき、前進をしていただきたいと思っております。
 
  さて、県政の守備範囲は皆さんが想像する以上に幅広く、仕事内容も多種多様ということでございます。それぞれの職務に御精励いただくことはもちろんでございますが、一つだけ申し上げますと、今まさに私ども愛知県が全力で取り組んでいるのは、3月11日東北関東地方を襲った大地震の震災地域への支援対策でございます。被災地の1日も早い復興を願い、「支援対策本部」を全国に先駆けて立ち上げ、ありとあらゆる分野で支援を行わさせていただいております。県の職員の皆さんにもどんどん現地に行っていただき、物資も送り、そして、被災者の方を受け入れ、そして、関東地方の人も企業も受け入れていく、そういった方向を打ち出して今取り組んでいます。まさに愛知の総合力、愛知県の総合力が試されていると考えております。皆さんがこれから携わることになる仕事はまさに様々でありますけれども、どの仕事も愛知県政を進めていく上で大切な仕事ばかりでございます。それぞれの職場で自分に与えられた仕事を、責任感を持って精一杯頑張っていただきたいと思っております。
 
 「天地人」という言葉があります。物事を成し遂げるのに天の時、地の利、人の和、これが必要だというふうに使われます。もう一つ、今日は皆さんに申し上げたいと思います。それぞれの皆さんの職場職場でそれぞれの皆さんの熱い思いを県政にぶつけていただくために、それぞれの持ち場でしっかりと頑張っていただく、その皆さんの仕事ぶり、そしてこれからの皆さんの生き様をみんな見ております。必ずそれは報われるということになると思います。それをいう言葉として、「天知る、地知る、人ぞ知る」があります。皆さんのまわり、そして県民の皆様が皆様の努力を必ず分かっていただいて、そこに和ができ、そして県政が前に向いていくと確信をいたします。天も知ります、地も知ります、しかし人ぞ知る。人間が一番皆さんの努力を、県民の皆さんが分かっていただけることを胸に置いて、しっかりと職務に精励していただきたい。お願いを申し上げたいと思います。
 
  そして、最後に皆さんが今日ここまで立派になられ、そして、愛知県職員としてこれから働いていただくことになりました。これも今日まで皆さんのご家族、そしてまた恩師、先輩、友人、多くの方々に支えていただいていると思います。どうかその皆さんへの感謝をしっかり胸に抱いて、全体の奉仕者たる公務員、県職員として頑張っていただきたいと思っております。
 
  そして、もう一つだけ。これからは昨日までの環境とは大きく変わってくると思います。慣れるまでは大変かもしれませんけれども、最初の1か月はだいぶ疲れるんじゃないかと思いますが、ぜひ健康には十分気をつけていただいて心身ともに常にフレッシュな状況において、そして職務にまい進していただきたいと思っております。
 
  まさに皆さんの希望に胸膨らませる今日の入庁式、心から歓迎の意を表し、これから皆さんと一緒にスクラムを組んで、頑張っていきたいということをお誓い申し上げ、私からのお祝いの言葉、メッセージとさせていただきます。どうか皆さんよろしくお願いいたします。