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2016年度新規採用職員入庁式訓示 (4月1日)

ページID:0385969 掲載日:2022年3月24日更新 印刷ページ表示

平成28年度新規採用職員入庁式訓示

  皆さん、おはようございます。愛知県知事の大村秀章です。

   皆さん、本日は御入庁おめでとうございます。本日、晴れて愛知県の職員となられましたことを心からお祝い申し上げます。学校を卒業されたばかりの方、民間企業等で勤務経験がある方など、これまでの経歴は様々でございますが、こうして意欲に満ちあふれた元気一杯の皆さんが、今日から、我々の仲間として、愛知県庁で御活躍いただくことになるわけでございます。心から歓迎いたします。

   また、本日は、愛知県議会から、横井議長、杉浦副議長にもお越しいただきました。誠にありがとうございました。

   さて、皆さん、希望に胸を膨らませて、また、緊張の中で4月1日を迎えられたことかと思います。これからそれぞれの部署に配属されますが、すべてが大事な部署ですから、皆さんの能力、意欲を、そして若い力、バイタリティを大いに発揮し、それぞれの仕事に当たっていただきたいと、心から御期待を申し上げたいと思います。

平成28年度新規採用職員入庁式訓示  さて、愛知県に対して、皆さんはどういうイメージを持っていらっしゃるでしょうか。皆さんが思っている以上に、この愛知県は県としても大きく、750万人という人口以上の産業力、経済力があり、そして、それを超えるだけの力、多様性、ダイバーシティがあります。それを皆さんが、今日から仕事を通じて一歩一歩感じていただけるものと思っております。ぜひ、皆さんの目で、肌で感じていただいて、県民の皆様の福祉向上のため努力をしていただきたい、心からお願いを申し上げたいと思います。

   私ども愛知県は、昨年5月に国内外、特に海外に向けてのキャッチフレーズを作り、アピールしております。ハート・オブ・ジャパン、「Technology(テクノロジー)& Tradition(トラディション)」です。日本のセンター、中心にあるのが愛知であり、世界最先端の技術産業と、伝統文化を大事にしている、正に日本のハート、心、愛が私ども愛知だということを申し上げております。このキャッチフレーズを活用し、これから更に盛り上げていきたいと思います。愛知は日本一の産業力のある県です。世界初の燃料電池自動車(FCV)もスタートいたしました。日本初の国内産ジェット旅客機MRJの試験飛行も進んでおります。日本を代表するロケットも、この愛知で造り種子島で打ち上げているという、世界最先端、日本一の技術力・産業力があるところであります。そして、リニア中央新幹線も着工しております。今後10年、15年の日本を引っ張っていくプロジェクトがすべてこの愛知からスタートしております。こういった愛知の力を更に盛り上げ、その力を、県民の皆様の生活の豊かさにつなげていくということが、我々の仕事だと思っております。皆さんには、大いに活躍していただきたいと思っております。日本一の産業力を強化し、雇用を創り、若者や女性の働く場を創り、定着してもらい、そして安心して子どもを産んで育てていただけるよう、子育て、教育、医療、福祉などの施策を、ひとつずつきちんと積み上げていきたいと思います。産業、雇用、農林水産業、道路、港湾、河川、空港などのインフラ整備、防災対策、観光、スポーツ、医療、福祉、教育、人づくり、ありとあらゆる施策が愛知県政にはあります。そして、県民の皆さんから大いに期待を頂いていただいております。どうか皆さん、それぞれの部署で、それぞれの思いをぶつけて、しっかりと目標が達成できるように頑張っていただきたいと思います。

   さて、私は、常々申し上げておりますが、物事の真実は常に現場にあります。現場が動いて初めて仕事が動いていくということです。ぜひ、皆さんどんどん現場に、そして県民の皆様の中に入っていただいて、皆さんの若いみずみずしい感性で感じていただいて、それを県政の施策に、仕事に生かしていただきたい、心からお願いを申し上げたいと思います。

   県政の守備範囲は、皆さんが想像する以上に幅広く、仕事の内容は多種多様であります。それだけ皆さんが活躍できるフィールドが広いということです。どうか、県庁の中はもちろんですが、県庁の外、多くの県民や市民の皆様と触れ合い、そして様々な組織、国の組織も市町村も、そして多くの企業や団体など、様々な方々と意見交換を積み重ね、よりよい施策、仕事を進めていただきたい、心からお願いを申し上げる次第であります。

   また、今日から皆さんは県庁マンということで、環境も大きく変わることになると思います。環境の変化や緊張感で、最初はどうしても疲れるものですが、一生懸命頑張ることと無理をすることは違うことですので、無理はしないように、健康管理は自分でしっかり行ってください。そして、初めてのことばかりですので、仕事をどのように進めたらいいのか、分からないことばかりだと思いますが、そんなときは、職場の同僚や先輩、上司など、仲間の皆さんに聞いてください。人に聞くことは決して恥ではありません。素直に聞くという姿勢が大事だと思います。最初から全部分かっている人はいませんから、まずは聞いて、自分なりに解釈しながら、自分の仕事のやり方を作って、積み上げていただければと思います。ぜひ、健康に留意していただいて、そして、笑顔を忘れずに、笑顔で楽しく、前向きに仕事に取り組んでいただきたいと思います。皆さんの仕事の頑張りが、県民の皆様の幸せにつながっていくと思います。大いに期待をしたいと思います。

   皆さんは、今日から、我々の仲間、県庁マンでございます。 どうか、今日の愛知県庁に入庁された時の思いを、このまま変わらずに持ち続け、このフレッシュな気持ちで、皆さんの仕事、信ずる道にまい進していただき、大いにこの愛知県を、そして日本を盛り上げていただきたいと思います。皆さんの若さと活力、皆さんの力に大いに期待をし、皆さんがこれから素晴しい人生を、この愛知県庁で県庁マンとして歩んでいただくことを、心から御祈念、御期待を申し上げて、私からの激励の挨拶とさせていただきます。どうかこれからよろしくお願いいたします。