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知事からのメッセージ(2025年3月12日)
(はじめに(愛・地球博20祭の開幕に向けて))
愛知県では、2005年に開催された愛知万博から20年となる今年3月25日から9月25日までの185日間、愛・地球博記念公園において、愛知万博20周年記念事業「愛・地球博20祭」を開催します。
2月22日には、名古屋鉄道株式会社にご協力をいただき運行する、愛知万博のキャラクター「モリゾー・キッコロ」が車両全体にあしらわれた「愛・地球博20祭トレイン」の出発式を開催しました。
「愛・地球博20祭トレイン」は、閉幕の9月25日まで、名鉄各線で運行されます。
また、3月11日からは、「愛・地球博20祭」に協賛いただいている日本郵便株式会社にご協力をいただき、「愛・地球博20祭」の開催を記念した「54市町村ご当地モリゾー・キッコロデザインオリジナルフレーム切手」の販売が開始されました。
オリジナルフレーム切手は、「愛・地球博20祭(つなぐ)」「愛・地球博20祭(あしたへ)」「愛・地球博20祭(地球の樹)」の3バージョンあり、愛知県内の郵便局で販売されています。
間もなく「愛・地球博20祭」が開幕します。
楽しいイベントが盛りだくさんの「愛・地球博20祭」に、ぜひお越しください!
イベントの詳細は、「愛・地球博20祭」の【公式Webサイト】をご覧ください。
(あいちの花)
3月のあいちの花は「スイートピー」です。
甘い香りと飛び立つ蝶のように見える可憐な花びらが特徴のスイートピーは、「門出」の花言葉を持ち、卒業式や入学式など新たな門出を祝う花として、人気があります。
愛知県は、産出額全国シェア第4位で、主に田原市と豊橋市で生産されています。
スイートピーを贈って、新たな旅立ちを祝ってみてはいかがでしょうか。
(中部国際空港代替滑走路事業着工式典)
2月22日、中部国際空港にて「中部国際空港代替滑走路事業着工式典」に出席し、代替滑走路工事の安全を祈念して、鍬入れを行いました。
2021年12月に、東海三県一市、経済界、空港会社で取りまとめた「中部国際空港の将来構想」の第一段階となる代替滑走路の整備は、開港以来実施できていない現滑走路の大規模補修、滑走路閉鎖リスクといった課題解消や、空港の完全24時間化につながります。
私が会長を務める「中部国際空港第二滑走路建設促進期成同盟会」では、これまで、地域の皆様とともに、国への働きかけや機運醸成の取組を進めてまいりました。
こうした地元の熱意が通じ、開港20周年の節目に着工の日を迎えられたことを、大変嬉しく思います。
中部国際空港が、当地域の空の玄関口として、その役割を十分に発揮していけるよう、今後もしっかりと取り組んでまいります。
(中部国際空港開港20周年記念式典)
2月22日、中部国際空港にて「中部国際空港開港20周年記念式典」に出席しました。
2005年の愛知万博の開催に合わせて開港した中部国際空港は、中部地域の経済発展と交流促進に大変重要な役割を果たしてまいりました。
今後も、地域一丸となって、航空ネットワークの拡大などにしっかりと取り組み、中部国際空港の更なる飛躍につなげてまいります。
(あいちパラスポPARK)
2月22日、ドルフィンズアリーナにて、障害者スポーツの体験・交流イベント「あいちパラスポPARK」を開催しました。
会場では、車いすバスケットボールやパラバドミントン、ボッチャなどのパラスポーツの体験イベントや、パラアスリートのトークショー、義足体験などを実施しました。
こうしたイベントを通じて、多くの方にパラスポーツの魅力に触れていただき、パラスポーツへの理解が深まっていくことを期待します。
(「愛知県医療療育総合センターと国立大学法人東海国立大学機構における連携・協力の推進に関する協定」の締結式)
2月25日、愛知県公館にて、名古屋大学と岐阜大学を運営する東海国立大学機構の松尾機構長と「愛知県医療療育総合センターと国立大学法人東海国立大学機構における連携・協力の推進に関する協定」の締結式を行いました。
愛知県医療療育総合センターでは、障害者医療と療育の拠点として、長年にわたり、障害やその原因となる疾患の研究・診断・治療を行っています。
また、2015年に名古屋大学と連携協定を締結してからは、障害児者医療に従事する医師の育成・確保に向け、連携して取り組んできました。
今後、東海国立大学機構と締結した新たな連携協定に基づき、ダウン症候群などの希少疾患や未診断疾患のメカニズム解明等の共同研究や、研究者の相互交流、人材育成の相互支援など、幅広い分野で連携を進めてまいります。
(取引適正化・価格転嫁促進シンポジウム)
愛知県では、適正な取引と適切な価格転嫁ができる社会の実現に向け、県内の行政機関、経済団体、労働団体、金融団体の皆様と連携して取組を進めており、2023年2月には、こうした皆様と一緒に、「適正な取引・価格転嫁を促し地域経済の活性化に取り組む共同宣言」を発出しています。
2月25日、共同宣言の発出から2年を迎えるにあたり、STATION Aiにて、「取引適正化・価格転嫁促進シンポジウム」を開催しました。
シンポジウムでは、新たに公正取引委員会中部事務所と国土交通省中部運輸局にも参画いただき、下請け法等に基づく行動の促進や価格転嫁につながる「休み方改革」の推進などの項目を追加した、新たな共同宣言を発出しました。
今後も、適正な取引と価格転嫁の実現に向け、しっかり取組を進めてまいります。
(愛知・名古屋2026大会公式アンバサダー委嘱式)
2月26日、愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会公式アンバサダーの委嘱式を行いました。
公式アンバサダーに就任いただいた、名古屋市出身の木村柾哉さんがリーダーを務めるアイドルグループINI、田原市出身のタレント・大久保佳代子さん、豊橋市出身の俳優・松平健さん、名古屋市出身の俳優・武井咲さんには、大会のPR等にご協力いただきます。
皆さんには、愛知・名古屋で開催されるアジア最大のスポーツと平和の祭典「愛知・名古屋2026大会」の魅力を存分に発信していただき、大会を大いに盛り上げてもらいたいと思います。
(「2025年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・トリノ」出場選手の訪問)
2月26日、3月8日に開幕した「2025年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・トリノ」のアルペンスキー競技に出場している大原鈴菜選手がおみえになり、大会に向けた抱負をお聞きしました。
4年に1度の祭典を楽しんでいただき、練習の成果を存分に発揮されることを期待しています!
(にっぽん城まつり)
3月1日と2日の2日間、吹上ホールにて、愛知のお城観光の魅力を発信する「にっぽん城まつり2025」を開催しました。
会場では、全国から集まったお城の紹介やお城のスペシャリストによるトークショー、武将隊や忍者隊による演武、東海3県の酒蔵が集う「にっぽん酒まつり」などが行われ、多くの皆さんに楽しんでいただきました。
今後も、「お城」「武将」「街道」などの観光資源を掛け合わせ、愛知の「歴史観光」を推進してまいります。
(リニモ開業20周年記念式典)
3日2日、愛知県立大学で開催された「リニモ開業20周年記念式典」に出席しました。
2005年の愛知万博開催を契機に誕生したリニモは、万博閉幕後も、尾張地域と三河地域をつなぐ重要な路線として、沿線住民の皆様の生活を支えるとともに、ジブリパークへのメインアクセスとして、多くの皆様にご利用いただいています。
今後も、安全で快適な運行に努めていただき、リニモが地域の発展を支える路線として、多くの皆様に親しまれていくことを期待しています。
(小牧基地航空祭祝賀会)
3月2日、航空自衛隊小牧基地で開催された「小牧基地航空祭祝賀会」に出席しました。
小牧基地の皆様には、県営名古屋空港における航空管制業務や、防災拠点での訓練への参加など、県民の皆様の安全・安心のため、日々ご尽力いただいています。
この日は、特別に基地が一般開放され、航空機や自衛隊車両の展示、ブルーインパルスの展示飛行などが行われ、大変多くの方が来場し、小牧基地を身近に感じていただく機会となりました。
引き続き、「安全・安心なあいち」の実現にお力添えをお願いいたします。
(RALLY三河湾2025)
2月28日から3月2日までの3日間、蒲郡市、岡崎市、豊川市、幸田町を舞台に、今年の全日本ラリー選手権開幕戦となる「RALLY三河湾2025」が開催されました。
今年は3日間で85,000人を超える方が来場し、大変盛り上がりました。
3月2日には、ラグーナ蒲郡で開催された閉会式に出席し、昨年に続いて見事総合優勝に輝いた、愛知出身のドライバー勝田範彦選手とコ・ドライバーの保井隆宏選手に、優勝トロフィーとあいちの花の花束、三河木綿の半纏をお贈りしました。
今後も、この地域が日本を代表するモータースポーツの中心地となるよう、関係者の皆様と一緒になって大会を盛り上げてまいります。
(「あいちデジタルヘルスプロジェクト」と「ウェルネスバレー推進協議会」の懇親会)
3月3日、STATION Aiにて「あいちデジタルヘルスコンソーシアム」の会員の皆様や、STATION Aiパートナー拠点で、健康長寿の一大拠点の形成を目指す「ウェルネスバレー推進協議会」の皆様との懇親会に出席し、ご挨拶を申し上げました。
当日は、あいちデジタルヘルスプロジェクトの進捗状況の報告や、ウェルネスバレー推進協議会の取組に関するピッチやパネルディスカッションなどが行われました。
今後も、「あいちデジタルヘルスプロジェクト」と「ウェルネスバレー推進協議会」相互の連携を図りながら、それぞれの取組を一層推進していくことで、県民の皆様の健康長寿の実現とヘルスケア分野のイノベーション創出を図ってまいります。
(あいち国際女性映画祭2025アンバサダーの訪問)
3月4日、今年9月11日から15日までの5日間、ウィルあいちにて開催される「あいち国際女性映画祭2025」のアンバサダーを務める、映画監督の三島有紀子さんが、映画祭のPRにおみえになりました。
「あいち国際女性映画祭」は、世界各国の女性監督の作品や女性に着目した作品を集めた国内唯一の国際女性映画祭で、今回で30回目を迎えます。
「あいち国際女性映画祭2025」が大いに盛り上がることを期待します。
(バンコク都派遣訪問団とテキサス州派遣訪問団の訪問)
愛知県では、タイ・バンコク都やアメリカ・テキサス州と締結している相互協力の覚書等に基づき、それぞれの地域と高校生の相互派遣を行っています。
3月4日、バンコク都派遣訪問団とテキサス州派遣訪問団に参加する県内高校生の皆さんが、3月20日からの訪問に先立って挨拶に来てくれました。
訪問先では、同世代の高校生との交流やそれぞれの地域の歴史や文化を学ぶ様々なプログラムに参加されます。
今回の訪問を通じて、文化や習慣などを体感し、国際感覚を磨いていただくことを期待しています。
(名豊道路全線開通記念国道23号蒲郡バイパス開通式典)
3月8日、蒲郡市民会館にて、「名豊道路全線開通記念 国道23号蒲郡バイパス開通式典」に出席しました。
着工から約半世紀の歳月を経て、愛知にとって悲願であった名豊道路が全線開通を迎えたことを大変嬉しく思います。
名豊道路は、名古屋市と豊橋市を結び、名古屋港や三河港へのアクセス性を飛躍的に高めるなど、本県の主要な東西軸として大変重要な道路です。名豊道路の全線開通は、物流の効率化や地域間の連携促進、さらなる産業立地など様々な効果を生み出すものと期待しています。
今後も名豊道路の全線開通の効果を最大限に活かし、最先端の技術・サービス・人材を国内外から愛知に呼び込み、新たなイノベーションを創出する取組を加速させていくことで日本の成長をリードしてまいります。
(マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2025)
3月7日から9日までの3日間、「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2025」を開催しました。
3月9日には、名古屋ウィメンズホイールチェアマラソンと名古屋ウィメンズマラソンのスターターを務めました。
今年の「名古屋ウィメンズマラソン」、「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン」、「名古屋シティマラソン」の出走者は27,180人、ボランティアは6,811人、沿道観衆は約25万人と、大変多くの皆さんにご参加・ご協力いただきました。
今後も、愛知・名古屋に春を告げる風物詩となった「世界最大の女子マラソン」が、さらに素晴らしい大会となるよう、取り組んでまいります。
(「災害時における地域安全の確保等に係る警備業務の実施に関する協定」の締結式)
3月10日、 愛知県警備業協会の小塚会長と「災害時における地域安全の確保等に係る警備業務の実施に関する協定」の締結式を行いました。
今後、協定に基づき、避難所の警備や帰宅困難者の誘導・整理、物資拠点での車両誘導など、災害発生時における地域の安全確保にご協力いただきます。
県民の皆様の安全・安心の確保に向け、お力添えをよろしくお願いいたします。
(東日本大震災から14年を迎えて)
3月11日、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から14年を迎えました。
犠牲となられた方々に対しまして、改めて哀悼の意を表するとともに、被害にあわれた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
愛知県では、発災直後から支援対策本部を立ち上げ、被災地の復旧・復興と被災された皆様の生活再建に全力で取り組んできました。
愛知県内では、現在も700人を超える方が避難生活を送られています。
引き続き、愛知県被災者支援センターによる戸別訪問や健康相談など、きめ細やかな支援を行ってまいります。
また、愛知県においても、東日本大震災や能登半島地震などの教訓を踏まえ、今年度内に「次期愛知県地域強靱化計画」と「あいち防災アクションプラン」を策定するとともに、基幹的広域防災拠点とゼロメートル地帯の広域防災活動拠点の整備など、防災・減災に向けた取組をしっかりと進めてまいります。
(連合愛知からの春闘要望)
3月11日、愛知県庁講堂にて、 連合愛知の可知会長から官公部門の春闘要望をいただき、官公部門労組の皆様と意見交換を行いました。
日頃から、公務員や教職員の生活・福祉の向上にご尽力を頂き、深く敬意を表します。
引き続き、連合愛知の皆様と一層の連携を図ってまいります。
(金融懇談会)
3月11日、愛知県庁正庁にて、「金融懇談会」を開催し、この地域の金融機関の皆様と「物価・人件費・金利上昇等に直面する中小企業の事業拡大に向けた稼ぐ力の向上を促していくための金融機関の役割と取組」をテーマに意見交換を行いました。
今後も、金融機関の皆様と一体となって、中小企業支援に取り組んでまいります。
(「あいち森と緑づくり基金」への寄附に対する感謝状贈呈)
3月11日、愛知県公館にて、「あいち森と緑づくり基金」に多額のご寄附をいただいた「株式会社十六銀行」様に、感謝状を贈呈しました。
十六銀行様からいただいた「あいち森と緑づくり基金」へのご寄附は、昨年に続き2回目となります。
いただいたご寄附は、県内の森林や里山林、都市の緑を整備・保全する「あいち森と緑づくり事業 」の取組にしっかりと活用してまいります。
(愛知県専修学校各種学校連合会主催「知事賞等合同授与式」)
3月12日、名古屋ガーデンパレスにて、 愛知県専修学校各種学校連合会主催の「知事賞等合同授与式」に出席し、専修学校等を優秀な成績で卒業された129名の皆様に知事賞を、また、各種学校の教員資格認定者32名の皆様に認定証をそれぞれ授与しました。
皆様のますますのご活躍を期待しています。
(愛知県スポーツ協会表彰式)
3月12日、ウインクあいちで開催された「愛知県スポーツ協会表彰式」に会長として出席し、愛知県のスポーツ振興に多大な貢献をされた523名の個人と3つの団体の皆様を表彰しました。
皆様のご功績、ご尽力に敬意を表します。
今後も「スポーツ王国あいち」を盛り上げて頂きますようお願いいたします。
(おわりに(愛知県産のとり肉とタマゴの消費拡大に向けたPR))
今年1月に愛知県内の13の農場で連続的に発生した鳥インフルエンザについては、2月15日に全ての防疫措置が完了し、3月9日には、移動制限も解除され、家きんの移動も可能となりました。
引き続き鳥インフルエンザへの警戒は必要ですが、県内で発生した13事例については、これで一区切りとなります。
今後は、経営再開支援や売上減少による損失相当額の助成など、農家に寄り添った支援を行うとともに、畜産関係団体等の皆様と一体となり、愛知県産のとり肉とタマゴの消費拡大に向けたPR活動に取り組んでまいります。
3月11日には、愛知県議会議事堂にて、直江県議会議長、新海副議長と一緒に、愛知県産のとり肉とタマゴを使用した「親子丼」と「うずら卵の小鉢」を試食し、安全性とおいしさをPRするとともに、あいちのとり肉とタマゴの生産者を応援しました。
また、愛知県と畜産関係団体で設立した「あいちのとり肉・タマゴ消費拡大実行委員会」では、消費拡大に向けたPR活動として、3月22日と23日の2日間、 イオンモール常滑にて、「あいちのとり肉・タマゴ応援フェア」を開催します。
3月22日には、私もフェアに参加し、愛知県産のとり肉とタマゴの安全性とおいしさをアピールするほか、「とり肉・タマゴ応援宣言」を行い、応援消費を呼びかけます。
ぜひ、たくさんの方にお越しいただき、あいちのとり肉とタマゴ、生産者の皆さんを一緒に応援していただきたいと思います!
愛知県は、採卵鶏の飼養戸数が全国1位で、「名古屋コーチン」や日本一のうずらの産地です。
引き続き、鳥インフルエンザの被害を受けた農家を全力で支援するとともに、安全でおいしい愛知県産のとり肉とタマゴをしっかりと応援してまいります。
皆様も、ぜひお召し上がりください。
2025年3月12日
愛知県知事 大村秀章