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知事からのメッセージ(2025年4月2日)
(はじめに(新年度の始まり))
2025年度がスタートしました。
今年7月には、アジア最大級・世界最先端のスマートアリーナ「IGアリーナ」が、いよいよグランドオープンを迎えます。
大相撲名古屋場所をこけら落としとして、12月にはフィギュアスケートのグランプリファイナルも開催されます。
スポーツやコンサート、エンターテインメントの新たな拠点として、魅力的なコンテンツを続々と提供し、愛知をさらに盛り上げてまいります。
また、グローバル化の進展やデジタル技術の急速な発展、SDGsの推進など、世界の潮流に対応していくため、引き続き、「STATION Ai」を核として、次世代モビリティや環境・カーボンニュートラル、デジタルヘルス、農業、スポーツなど、愛知発のイノベーション創出に向けた取組にも果敢にチャレンジしてまいります。
そして、愛知の成長・発展の推進力となる「ジブリパーク」、「STATION Ai」、「IGアリーナ」を起点として、世界中からたくさんの人と最先端の技術・サービスを呼び込み、愛知をさらなる成長に導く、ダイバーシティに富んだ「世界と大交流する愛知」を創り上げてまいります。
さらに、喫緊の課題である人口減少・少子化対策を始め、愛知が先頭に立って取組を進めている「休み方改革」のほか、社会インフラ整備や農林水産業の振興、教育、女性の活躍、医療・福祉、環境、雇用、多文化共生、防災、東三河地域の振興など、県民の皆様の生活と福祉の向上、次代の愛知を担う「人づくり」にも全力を注いでまいります。
引き続き、すべての県民の皆様が豊かさを実感できる「日本一住みやすい愛知」、すべての人が輝き、未来へ輝く「進化する愛知」の実現を目指し、全力で取り組んでまいりますので、一層のご理解・ご支援をよろしくお願い申し上げます。
(あいちの花)
4月のあいちの花は、「カラー」です。
独特な花の形と伸びやかで美しい茎が特徴のカラーは、白や黄、紫などの花色があり、特に白は、結婚式のブーケやフラワーアレンジメントに使用する花として人気があります。
愛知県では、愛西市と豊橋市で生産されています。
皆様も、「カラー」を飾って、暮らしに彩りを加えてみてはいかがでしょうか。
(「災害時におけるペット用資機材の優先供給及びペットの飼養管理補助に関する協定」の締結式)
3月13日、株式会社コーワペッツコーポレーションの服部代表取締役と「災害時におけるペット用資機材の優先供給及びペットの飼養管理補助に関する協定」の締結式を行いました。
今後は、協定に基づき、災害時におけるケージ等の優先供給や避難所でのペットの飼養管理の支援等を行っていただきます。
家族の一員であるペットとの迅速な避難につながる、ペット同行避難の体制構築に向け、引き続き、しっかり取り組んでまりいます。
(「第4回高校生まちづくりコンテスト」の観光庁長官賞受賞)
3月13日、今年2月に開催された「第4回高校生まちづくりコンテスト」で最高賞となる観光庁長官賞を受賞した、猿投農林高校の田中井咲さん(環境デザイン科3年)と山内結菜さん(同科1年)が受賞報告に来てくれました。
猿投農林高校の皆さんは、「造園という武器で持続可能なまちづくり」をテーマに、豊田市小原地区で産業廃棄物を利活用した「水車の見える公園」を制作されました。
これからも、豊かな想像力と「造園」という専門分野を活かしながら、地域を盛り上げていただくことを期待しています。
(「ゴムノイナキカップ愛知レディスオープンゴルフトーナメントMIRAI QUEENS」の表彰式)
3月13日、東名古屋カントリークラブで開催された「ゴムノイナキカップ愛知レディスオープンゴルフトーナメント MIRAI QUEENS」の表彰式に出席しました。
愛知・中部地区の若手女子プロゴルファーの育成と地域のゴルフの振興を目的に創設された大会で、今回、初めて開催されました。
今後、この大会から多くの若手選手が羽ばたき、国内外で活躍されることを期待しています。
(ジャック・アタリ氏の「愛知県イノベーション・アドバイザー」就任式)
3月13日、愛知県のスタートアップ支援やイノベーション創出の取組に対する助言・指導をいただくため、「知の巨人」と称されるフランスの世界的な経済学者ジャック・アタリ氏に、「愛知県イノベーション・アドバイザー」に就任いただきました。
また、就任式に続いて、アタリ氏とオンライン対談も行い、「命の経済」の観点から見た愛知のイノベーション・プロジェクトの取組や、ディープテック領域のスタートアップを育成・集積するためのポイント、外国人起業家の集積や女性起業家の育成に向けた取組手法などについてお尋ねし、今後の方向性や視点、効果的な方策等を助言いただきました。
今後も、アタリ氏から助言・協力をいただきながら、全世界に愛知県の取組を発信し、様々な立場や文化を持った方々をこの地域に呼び込み、「STATION Ai」がアジアのイノベーション・ハブとなるよう、しっかりと取組を進めてまいります。
(株式会社ワーク・ライフバランス 小室社長との面談)
3月14日、株式会社ワーク・ライフバランスの小室社長と面談し、自治体や民間企業への勤務間インターバル制度の導入や男性の育児休暇の取得促進などについて意見交換を行いました。
勤務間インターバル制度は、職員の生活時間や睡眠時間を確保するため、終業時刻から次の始業時刻の間に一定時間以上の休息時間(インターバル)を設ける取組で、愛知県では、4月から、勤務間インターバル制度を開始しました。
今後も、働き方改革や休み方改革を一層推進し、仕事のやりがいと生活の充実の好循環を生み出し、持続可能な社会の実現を目指してまいります。
(亀田製菓株式会社 ジュネジャ代表取締役会長兼CEOとの面談)
3月14日、亀田製菓株式会社の東京オフィスにて、インド出身のジュネジャ代表取締役会長兼CEOと面談し、スタートアップやイノベーション、IT分野での連携や人材交流の促進など、愛知とインドの交流・連携の強化について意見交換を行いました。
インドには141社の県内企業が進出するなど、愛知とインドは大変深い繋がりがあります。
今後とも、愛知とインドの交流・連携の更なる発展に向け、お力添えをよろしくお願いいたします。
(全国知事会 文教・スポーツ常任委員会)
3月14日、私が委員長を務める「全国知事会 文教・スポーツ常任委員会」のWeb会議を開催し、いわゆる「高校無償化」について文部科学省と意見交換を行いました。
参加した知事からは、私立高校の授業料への支援拡充による生徒の公立高校離れ、特に、農業高校や工業高校等の専門高校離れに繋がることを懸念する意見などが出されました。私からは、国が責任を持って財源の確保や制度の周知を行うとともに、公立高校や専門高校に対する支援をしっかりと拡充していくよう求めるとともに、合わせて拡充される奨学金給付についても、早期に具体的な内容を明らかにするよう申し上げました。
高校無償化は、進学を希望するすべての子どもたちが家庭の所得水準にかかわらず質の高い教育を受けることができるという点で、意義のある取組だと考えています。
今後も、国と緊密に情報共有を図りながら、現場である地方の声をしっかりと伝えてまいります。
(西尾市 ゼロメートル地帯広域防災活動拠点の開所式)
3月15日、西尾市にて、「ゼロメートル地帯広域防災活動拠点(西三河南部地域・西尾市)」の開所式を開催しました。
浸水区域に残された人々をボートやヘリコプターで救助し、浸水区域外へ救出するための拠点で、愛西市の拠点に続いて、県内2か所目の供用開始となりました。
南海トラフ地震等の大規模災害時に適切に運用し、円滑な救出・救助活動ができるよう、しっかり取り組んでまいります。
(あいちトップアスリートアカデミー2024修了式)
3月15日、岡谷鋼機名古屋公会堂にて、「あいちトップアスリートアカデミー2024修了式」を開催し、アカデミー生122名に修了証をお渡ししました。
アカデミー修了生の皆様には、今後、愛知から世界へと羽ばたくトップアスリートとして大いに活躍されることを期待しています。
(あいちアール・ブリュット優秀作品表彰式及びアティックアート贈呈式)
3日16日、愛知芸術文化センターにて、「あいちアール・ブリュット優秀作品表彰式」を開催し、「あいちアール・ブリュット展」の公募作品706点の中から、優秀作品に選ばれた30点の作者お一人お一人を表彰しました。
また、「あいちアール・ブリュット展」の展示作品の中から企業のノベルティグッズに採用された、原画作者42名の皆様をお招きし、「アティックアート贈呈式」を開催しました。
今後も、障害のある方の社会参加をしっかりと応援してまいります。
(常滑窯業試験場 水素工業炉完成記念式典)
3月17日、常滑窯業試験場にて、「水素工業炉完成記念式典」を開催しました。
水素を燃料とする工業炉の導入は、公設試験場としては全国で初めてです。今月から、2つの水素工業炉を活用して、企業からの依頼試験や技術相談を実施し、企業における工業炉の脱炭素化を促進してまいります。
今後も、様々な分野で水素とアンモニアを利活用するプロジェクトを推進し、カーボンニュートラルの実現と産業競争力の強化を図ってまいります。
(愛知県立大学・愛知県立芸術大学学生の訪問)
3月17日、大学での研究成果を活かして優れた社会活動を実践された愛知県立大学の学生の皆さんと、展覧会や音楽コンクールで優秀な成績を収められた愛知県立芸術大学の学生の皆さんがおみえになりました。
皆さんの今後の更なる活躍を期待します。
(ボーイスカウト「富士スカウト章」受賞者の訪問)
3月17日、2024年度にボーイスカウト最高位「富士スカウト章」を受章された、日本ボーイスカウト愛知連盟のスカウトの皆さんが受章報告に来てくれました。
将来の愛知・日本を支え、社会をリードする人材として、今後更なる飛躍を遂げられることを期待しています。
(あいちモビリティイノベーションプロジェクト プロジェクトチーム会合)
3月17日、STATION Aiにて、「あいちモビリティイノベーションプロジェクト」の「第4回プロジェクトチーム会合」を開催しました。
会合では「愛知県次世代空モビリティ災害対応チーム」を設置し、災害時に次世代モビリティを円滑に活用できる体制構築に向けて取り組んでいくことを決定しました。
引き続き、プロジェクトチーム一丸となって、「空と海がつながる新しいモビリティ社会」の実現に向けた様々な取組を強力に進めてまいります。
(愛知の産業グローバル化を支える留学生の訪問)
3月17日、「愛知の産業グローバル化を支える留学生」第10期生の皆さんが、大学院修了と就職の報告に来てくれました。
皆さんは、4月から、県内企業で社会人としての新たな一歩を踏み出されました。
愛知のグローバル化を支える存在として、また、愛知・日本とそれぞれの母国との架け橋として、活躍いただけることを期待しています。
(あいち商業・地域貢献活動大賞表彰式)
3月18日、「あいち商業・地域貢献活動大賞表彰式」を開催しました。
この賞は、昨年度中に施行した「商業者等による地域貢献活動の推進に関する条例」の理念を広く周知し、商店街や大型店舗などの商業者と地域が連携する地域貢献の活動を表彰するもので、4件・10団体の皆様に私から賞状を授与しました。
皆様の素晴らしい活動を様々な機会を捉えて広く周知し、県内各地で活発に地域貢献活動が展開されるよう取り組んでまいります。
(アジア開発銀行・財務省関係者の訪問)
3月18日、第60回アジア開発銀行年次総会の開催地決定に向けた会場等の視察のため来県された、ジュスベコワ官房長始めアジア開発銀行の皆様が挨拶におみえになりました。
2026年のアジア・アジアパラ競技大会に続く、2027年のアジア開発銀行年次総会の開催は、愛知・名古屋が2年連続で国際的な注目を集めるとともに、アジア各国との結びつきを強化するチャンスになります。
愛知・名古屋での開催が正式決定された暁には、名古屋市や地元経済界と一丸となって準備を進めてまいります。
(大樹生命ヒーローズカップ決勝大会準優勝選手の訪問)
3月18日、今年1月に横浜で開催された小学5・6年生のラグビー全国大会「大樹生命ヒーローズカップ決勝大会」で準優勝した「春日井ラグビースクール」の皆さんが、報告に来てくれました。
全国の強豪が集まる中での準優勝、おめでとうございます。
これからも、それぞれの目標に向けて頑張ってください。
(愛知県立大学卒業式)
3月20日、「2024年度愛知県立大学卒業証書・学位記授与式」に出席しました。
卒業生・修了生の皆さんが、今後も様々なことにチャレンジし、世界を舞台に大いに活躍していただくことを期待します。
(FC商用車の導入に向けた総決起集会の開催)
3月20日、みなとアクルス水素ステーションにて、自動車・運送業界や水素事業者など関係者の皆様にお集まりいただき「FC商用車導入に向けた総決起集会」を開催しました。
愛知県では、2030年までにFC(燃料電池)商用車7,000台の導入を目標に掲げています。
今後も、水素社会の実現に向け、関係者の皆様と一丸となって、しっかり取り組んでまいります。
(全国知事会 少子化の観点から結婚や子どもの法的保護等を巡る現状と課題について考える研究会)
3月21日、私が座長を務める「全国知事会 少子化の観点から結婚や子どもの法的保護等を巡る現状と課題について考える研究会」をWeb形式で開催し、「子どもを産み育てやすい社会の実現」をテーマに意見交換を行いました。
今後も、研究会に参加いただいている30都道府県の皆様と一緒に、「子育て支援」や「諸外国における家族政策」などについて理解を深め、これからの政策を検討する際の論点などを整理してまいります。
(スマートシティモデル事業成果報告会)
3月21日、STATION Aiにて、「スマートシティモデル事業成果報告会」を開催し、今年度のモデル事業を実施した7市(豊橋市、岡崎市、春日井市、刈谷市、蒲郡市、常滑市、日進市)から、取組の成果について報告を行っていただきました。
引き続き、スマートシティにチャレンジする市町村をしっかりと支援してまいります。
(愛知県芸術文化選奨授賞式)
3月21日、愛知県庁正庁にて、「愛知県芸術文化選奨授賞式」を開催し、愛知県の芸術文化の向上・発展に貢献され、優れた業績を挙げられた皆様を表彰しました。
皆様の今後一層のご活躍を心より祈念します。
(矢作川・豊川カーボンニュートラル推進協議会)
3月21日、愛知県庁講堂にて、「矢作川・豊川カーボンニュートラル推進協議会」を開催しました。
今回の協議会では、西三河地域における上下水道一本化に向けた準備会の設立や、菱池遊水地への太陽光発電施設の設置など、「再生可能エネルギー」「省エネルギー」「CO2吸収量の維持・拡大」「新技術・新システム」の各分科会の取組状況を報告し、今後の進め方について意見交換を行いました。
引き続き、カーボンニュートラルの実現に向け、愛知がトップランナーとなって先進的な取組を推進してまいります。
(あいちのとり肉・タマゴ応援フェア)
3月22日と23日の2日間、イオンモール常滑にて、「あいちのとり肉・タマゴ応援フェア」を開催しました。
今年1月に発生した高病原性鳥インフルエンザは一区切りとなり、生産者を応援するため、愛知県産のとり肉とタマゴの消費拡大に向けたPR活動に取り組んでまいります。
皆様も、愛知県産のとり肉・タマゴを食べて、生産者を応援していただきますようお願いします。
(県立半田高等学校附属中学校、県立刈谷高等学校附属中学校の視察)
3月22日、4月に開校した「県立半田高等学校附属中学校」を視察しました。
また、3月25日には、4月の開校を前に「刈谷高等学校附属中学校」の内覧会を開き、関係者の皆様に新校舎をお披露目しました。
半田高校附属中学校と刈谷高校附属中学校は、中高一貫校の第一次導入校として、1学年2学級80人でそれぞれスタートしました。
子どもたちがこの学び舎で大いに学び、これからの社会をリードしていく「チェンジメーカー」として世界に羽ばたいていくことを期待しています。
(2月定例愛知県議会の閉会)
3月24日、2月定例愛知県議会が閉会しました。
今議会では、一般会計、特別会計、企業会計合わせて4兆4,444億余円の2025年度当初予算案等を始め、提出した99議案全てについて議決をいただきました。
36日間にわたり、県議会の皆様と建設的な議論を積み重ねることができました。審議経過を十分尊重し、適切に運用してまいります。
(自動車安全技術プロジェクトチーム会議)
3月24日、愛知県議会議事堂にて、「第23回自動車安全技術プロジェクトチーム会議」を開催し、2025年度の取組などについて意見交換を行いました。
このプロジェクトチームは、企業・大学・行政機関で構成し、ITSなどの自動車安全技術の研究開発や実証実験等の取組を通じて、悲惨な交通事故の抑止を目指しています。
引き続き、自動車安全技術の高度化や普及に向け、関係者一丸となって取り組んでまいります。
(中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議)
3月24日、愛知県庁正庁にて、「中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議」を開催し、2030年の水素・アンモニアサプライチェーンモデル確立に向けた取組や今後の活動方針などについて意見交換を行いました。
水電解による水素供給事業や碧南火力を起点としたアンモニアサプライチェーンの構築など、今後、先行して実施していく取組について、水素社会推進法に基づく国の支援を得ながら、2030年までの事業開始に向け、着実に取組を進めるとともに、燃料電池商用車の普及拡大についても積極的に推進するなど、水素・アンモニア社会の実現に向け、地域を挙げて全力で取り組んでまいります。
(こうなん藤まつりのPR)
3月25日、キャラバン隊の皆様が4月12日から5月3日まで曼陀羅寺公園で開催される「こうなん藤まつり」のPRにおみえになりました。
「こうなん藤まつり」は、今年で60回を迎えます。
期間中は、記念コンサートやマジックパフォーマンス、江南鼓藤舞の太鼓演奏、パンまつりなど様々なイベントが開催されます。
皆様、ぜひお出かけください!
(「花の王国あいちサポート企業」認定証贈呈)
3月26日、愛知県公館にて、あいちの花を使った取組を積極的に進める、「花の王国あいちサポート企業」に新たに認定した、「愛知ダイハツ株式会社安城店」様、「イオンモール株式会社イオンモールナゴヤドーム前」様、「フラワーショップdress」様に認定証を贈呈しました。
今後も、「花の王国あいち」の応援をよろしくお願いします。
(あいちシルバーカレッジ卒業式)
3月27日、岡谷鋼機名古屋公会堂にて、高齢者の生きがい・健康づくりと地域の担い手養成を目的とした「あいちシルバーカレッジ」の卒業式に出席しました。
卒業された皆様には、地域の担い手として、ご活躍いただくことを期待します。
(愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会理事会)
3月27日、愛知県庁講堂にて、「愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会 理事会」を開催し、2025年度の事業計画や予算、競技会場設営・運営業務委託契約の締結、アジア競技大会の競技会場の変更など、7つの議案を審議しました。
このうち、競技会場設営・運営業務については、フランスの総合イベント会社「GL events」の子会社「GL events Japan」と契約することを説明し、議決をいただきました。
また、これまでに仮決定していたアジア競技大会の競技会場について、バスケットボールを「愛知国際アリーナ(IGアリーナ)」、ブレイキンを「愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)」、レスリングを「名古屋市稲永スポーツセンター」に、それぞれ変更することを説明し、議決をいただきました。
あわせて、今回の理事会では、開閉会式の実施プラン、アジアパラ競技大会の宿泊施設計画や競技プログラム、パートナーシップ契約の締結状況、大会公式グッズを販売する公式オンラインショップの開設など、16項目について報告を行いました。
愛知・名古屋2026大会の開幕まで1年半となりました。
大会の成功に向け、引き続き、国を始め大会関係者の皆様と連携して、しっかりと取組を進めてまいります。
(あいち自治体水素社会実装推進協議会)
3月28日、みよし市の愛知県トラック協会中部トラック研修センターにて、「あいち自治体水素社会実装推進協議会」の設立総会を開催しました。
この協議会は、愛知県と県内市町村が水素の利活用に率先して取り組み、水素需要の創出や水素の社会実装につなげていくことを目的としています。
今後も、水素社会の早期実現に向け、地域一丸となってしっかり取り組んでまいります。
(県・市町村人口問題対策検討会議)
3月28日、愛知県庁講堂にて、「愛知県・市町村人口問題対策検討会議」を開催しました。
愛知県では、喫緊の課題である人口問題に対応していくため、昨年5月に会議を立ち上げ、「農業水産業の振興」「地域交通の確保」「空き家の活用」を検討議題として、市町村と一緒に施策の検討を進めています。
今回の会議では、3つの検討議題のワーキンググループ(WG)における昨年度の活動と今年度の取組や、「地域産業の振興」を検討議題としたWGを新たに立ち上げて検討を進めていくことについて報告し、会議に参画いただいている市町村の皆様と意見交換を行いました。
今年度は、引き続き、3つのWGで各事業の進捗確認やフォローアップを行っていくとともに、「地域産業の振興」を新たな検討議題としたWGを早期に立ち上げ、地域の実情に応じた具体的な施策を市町村の皆様と一緒に検討してまいります。
引き続き、市町村の皆様と連携・協力して人口問題対策に取り組み、県内各地域が活力を維持し、安心・快適に暮らせる社会づくりを進めてまいります。
(あいちロボット産業クラスター推進協議会)
3月28日、愛知県議会議事堂にて、「あいちロボット産業クラスター推進協議会第12回委員会」を開催し、委員の皆様と、専門人材の育成などロボット産業の更なる発展に向けた今後の方策等について意見交換を行いました。
ロボットを「作り」「使う」世界的な先進地を目指し、しっかり取り組んでまいります。
(2025年度被災地派遣者激励会)
3月28日、愛知県公館にて、「令和6年能登半島地震」及び「東日本大震災」の復興支援のため、4月から被災自治体に長期派遣する県職員19名に辞令交付を行い、被災地の1日も早い復興に向け、それぞれの業務に全力を尽くしていただきたいと激励しました。
被災地の1日も早い復興に向け、引き続き全力で支援してまいります。
(「IGアリーナ」完成引渡式)
3月29日、ついに竣工を迎えたIGアリーナにて、「IGアリーナ完成引渡式」を開催しました。
IGアリーナは、7月13日からの「大相撲名古屋場所」でグランドオープンを迎えます。
また、プレオープンには、ハンス・ジマー氏の初来日公演やオープニングイベントを開催するほか、オープン後も、フィギュアスケートグランプリファイナルなど魅力的なイベントを次々と開催し、オープニングイヤーを盛り上げてまいります。
愛知に誕生する世界トップレベルのグローバルアリーナ「IGアリーナ」に、ぜひご期待ください。
(ASIA esports EXPO)
3月29日、Aichi Sky Expoにて、初めて開催された「ASIA esports EXPO」で、愛知・名古屋eスポーツ活性化推進委員会の名誉顧問として挨拶しました。
eスポーツプレイヤーが出場するエキシビジョンマッチや各種ゲーム体験などが行われた「ASIA esports EXPO」には、3月29日と30日の2日間で1万人を超える方が来場し、大変盛り上がりました。
人気上昇中のeスポーツは、2026年の愛知・名古屋アジア競技大会でも正式競技として実施されます。
引き続き、ここ愛知からeスポーツを大いに盛り上げてまいります。
(陶磁美術館リニューアルオープン記念式典)
3月30日、愛知県陶磁美術館にて、「リニューアルオープン記念式典」に出席しました。
今回のリニューアルを機に、これまでの常設展を「愛陶コレクション」と名付けて内容を一新し、お手持ちのスマートフォンで作品解説を聞きながら鑑賞できる「ポケット学芸員」を導入したほか、キッズコーナーを新設するなど、より一層快適に鑑賞いただける空間に生まれ変わりました。
今年9月に開催する国際芸術祭「あいち2025」の会場の1つとなる陶磁美術館から、愛知が誇る陶磁文化の魅力をこれまで以上に広く発信してまいります。
多くの皆様にご来館いただき、新しくなった陶磁美術館の魅力を存分にお楽しみいただきたいと思います。
(国の南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ報告書の公表)
3月31日、国から、南海トラフ巨大地震の「被害想定の見直し」と「今後実施すべき防災対策」を取りまとめた、「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ報告書」が公表されました。
報告書では、愛知県内全域で震度6弱から震度7の強い揺れが発生し、最大22mの津波の到達が想定されています。
県内の死者数は最大19,000人とされ、国が10年前に実施した被害想定と比べ、約4,000人減少しています。
一方、建物の全壊・焼失棟数は401,000棟となり、約13,000棟の増となっています。
また、これまでの対策の効果は一定程度あるものの、強い揺れや津波が広域で発生することにより、甚大な被害が発生するものと評価しています。
さらに、報告書では、社会全体の防災意識の醸成や発災後の被災者の生活環境の確保など、今後実施すべき対策についても改めて示されています。
愛知県では、こうした対策を先取りする形で検討を進め、今年度策定した「愛知県地域強靭化計画」と「あいち防災アクションプラン」に盛り込むとともに、基幹的広域防災拠点やゼロメートル地帯広域防災活動拠点の整備など、防災・減災力の向上に向けた取組を進めています。
あわせて、2026年6月頃の公表に向けて取り組んでいる県独自の被害予測調査を踏まえ、今後必要となる取組などを明らかにし、防災・減災対策の一層の強化を図ってまいります。
県民・事業者の皆様におかれましては、住宅の耐震化や十分な備蓄の確保、実効性のあるBCPの作成など、それぞれが取るべき対策に着実に取り組んで頂きますようお願いいたします。
(新規採用職員入庁式)
4月1日、愛知芸術文化センターにて、「2025年度新規採用職員入庁式」を開催しました。
新規採用職員469名に辞令を交付し、健康に留意して、笑顔で、前向きにそれぞれの職務に邁進していただくよう激励しました。
愛知を大いに盛り上げていくため、これからの皆さんの活躍を期待しています。
(おわりに(「愛・地球博20祭」の開幕))
3月25日、愛知万博20周年記念事業「愛・地球博20祭」が、ついに開幕を迎えました。
開幕当日は、愛・地球博記念公園体育館にて、「オープニングセレモニー」を開催し、約500名の参加者の皆様と一緒に開幕をお祝いしました。
20年前の2005年3月25日に開幕した「愛知万博」には、121の国と4つの国際機関が参加し、2,200万人を超える方が来場しました。
愛知県では、これまで、愛知万博の理念や成果を受け継ぎ、愛知万博のレガシーとなる「ジブリパーク」の整備や、当時の会場で実証された燃料電池自動車やロボット技術の普及・拡大、カーボンニュートラルを始めとした環境イノベーションの創出に向けた取組など、様々な取組を進めてまいりました。
「愛・地球博20祭」では、『つなぐ 未来(あした)へ』をテーマに掲げ、愛知万博で生まれ、これまで発展させてきた理念や成果を、次代を担う若者や子どもたちに伝え、受け継いでまいります。
「愛・地球博20祭」が、世代を超え、明るい未来を創り上げるきっかけとなることを期待しています。
開幕後、最初の週末となった3月28日から30日には、2008年のスペイン・サラゴサ万博で上演されたミュージカルを2025年版にバージョンアップした「モリゾー&キッコロミュージカル」を始め、「モリコロパーク春まつり」や「フラワーピクニック」などのイベントが開催され、多くの皆様で賑わいました。
「フラワーピクニック」は、4月5日と6日も開催しますので、ぜひお越しください!
今後も、閉幕の9月25日まで、魅力あふれる様々なイベントを通じて、愛知万博の理念と成果を次の世代を繋げてまいります。
皆様、ぜひ、「愛・地球博20祭」に遊びに来てください!
【愛知万博20周年記念事業「愛・地球博20祭」Webサイト】
2025年4月2日
愛知県知事 大村秀章