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知事からのメッセージ(2025年8月25日)
(はじめに(戦後80年を迎えて))
今年8月15日、我が国は戦後80年という大きな節目を迎えました。
愛知県では、8月2日に「戦後80年平和シンポジウム」を開催し、昨年12月にノーベル平和賞を受賞された日本原水爆被害者団体協議会の金本代表理事に、「ノーベル平和賞受賞とこれから」と題して基調講演をいただきました。
また、8月15日には、ウインクあいちで「愛知県戦没者追悼式」を執り行いました。
追悼式では、私から式辞を述べた後、参列者一同で黙祷を捧げ、全国戦没者追悼式の天皇陛下のお言葉を拝聴しました。続いて、献花を行い、戦没者のご冥福をお祈りしました。
あらためて、戦争により亡くなられたすべての方々と、今日にあっても決して癒されることのないご遺族の皆様の深い悲しみに対し、心から哀悼の意を表します。
現在、私たちが享受している平和と豊かさは、かつての戦争により尊い命を失われた方々、被害に遭われた方々、そしてその苦しみを背負いながら生き抜いてこられたご遺族・ご家族の皆様の、数えきれないご苦労のうえに築かれたものであることを決して忘れてはなりません。
戦後、我が国は、平和憲法、国民主権、基本的人権の尊重を柱とする日本国憲法を持ち、平和国家の建設を新生日本の国是として掲げ、ただひたすらに平和への道を歩み、アジアを始め世界の国々とともに、平和で豊かな社会を作り上げてまいりました。
これからも、平和国家として歩みを進め、国際社会との友好と協力を大切にしていく必要があります。
戦争のない世界、原水爆の脅威のない世界は、全人類の悲願です。
愛知県としても、引き続き、平和に関する様々な取組を進め、一人でも多くの皆様が、戦争が残した教訓や平和の大切さを学び、平和を希求する豊かな心を育むことができるよう、しっかりと取り組んでまいります。
(あいちの花)
8月のあいちの花は、「紅ハス」です。
紅ハスは、紅色の花を咲かせるハスの品種群の総称で、観賞用として親しまれているほか、仏教においては「清らかさ」や「悟り」の象徴とされ、極楽浄土に咲く花としてお盆の供花に用いられています。
愛知県では、主に愛西市で生産されています。
皆様も、紅ハスを飾って、夏を感じてみてはいかがでしょうか。
(夏祭り)
夏休みもいよいよ終盤に差し掛かりました。
この夏も、県内各地で様々な催しが開催され、私も、ユネスコ無形文化遺産に登録された「須成祭」、安城の夏の風物詩「安城七夕まつり」、川面に浮かぶ流し万灯が幻想的な「西尾・米津の川まつり」、450年以上の歴史を誇る「三河一色大提灯まつり」など、各地のお祭りに出かけました。
どのお祭りも、地域の魅力と活気に溢れ、多くの皆様で賑わっていました。
(愛・地球博20祭「ナイトファンタジー」とジブリパークの夜間営業)
8月2日と8月9日、愛・地球博記念公園で開催した「愛・地球博20祭」のイベント「ナイトファンタジー」に参加しました。
「ナイトファンタジー」は、盆踊りや光るドローンショー、縁日屋台など、夏の夜を楽しむイベントです。
2日に参加した「サマモリ盆踊り」のクライマックスでは、歌手の荻野目洋子さんに、愛知の盆踊りで定番の名曲「ダンシング・ヒーロー」をご披露いただき、大変盛り上がりました。
また、9日は、「サマモリ盆踊り」に参加したほか、ドローンショーを観覧しました。ドローンショーでは、「鬼滅の刃」の主人公の妹「禰津子」の声を務める、愛知出身の人気声優、鬼頭明里さんのナレーションのもと、ドローンが様々な形を夜空に描きました。
さらに、夜間営業するジブリパークにも足を運び、ジブリパークの新たな魅力を発見することができました。
(全国都道府県対抗日本拳法大会)
8月3日、名古屋市千種スポーツセンターで開催された「第23回全国都道府県対抗日本拳法大会」の開会式に出席しました。
大会には全国の都道府県を代表する33チーム・214名の選手が出場し、熱戦が繰り広げられました。
(世界コスプレサミット2025)
8月3日、オアシス21で開催された「世界コスプレサミット2025」のオープニングステージに出席しました。
私も「ドラゴンボール」のピッコロ大魔王に扮して、会場の皆様と一緒に「Cosplay Everywhere!」と掛け声をあげ、開会を宣言しました。
また、夕方には、「世界コスプレサミット2025」ワールドコスプレチャンピオンシップの表彰式に出席し、優勝したアメリカ代表のお二人にお祝いの言葉を贈りました。
今年も、世界41の国・地域から総勢82名のコスプレイヤーの皆さんが出場し、大いに盛り上がりました。
(道の駅マチテラス日進 開駅記念式典)
8月4日、愛知県が日進市と一体となって、県道瀬戸大府東海線沿いの日進市本郷町に整備を進めてきた、県内19番目の道の駅となる「マチテラス日進」の開駅式典に出席しました。
「マチテラス日進」は、物産販売や観光情報の発信、防災拠点としての機能を持つほか、屋外遊具広場や木育プレイルームも充実するなど、子どもから大人まで多くの皆様が楽しめる施設となっており、日進市の魅力をさらに高め、地域の交流と賑わいを生み出す拠点として期待されています。
道の駅「マチテラス日進」が多くの皆様に末永く親しまれる施設となり、地域の更なる発展につながることを祈念します。
(愛知県小中学校長会との懇談)
8月4日、加藤会長始め愛知県小中学校長会の役員の皆様と、「未来へ輝く『進化する愛知』のための人づくり」や「『教育立県あいち・人財創造あいち』の実現に向けた学校教育」などをテーマに懇談しました。
今後とも、校長会の皆様とともに、愛知の教育の充実にしっかり取り組んでまいります。
(歌舞伎役者 尾上菊五郎氏・菊之助氏の訪問)
8月4日、今年5月に、八代目・尾上菊五郎、六代目・尾上菊之助をそれぞれ襲名された歌舞伎役者のお二人がおみえになり、襲名報告と襲名披露公演となる今年10月の御園座での「第五十一回吉例顔見世」への意気込みをお聞きしました。
この度のご襲名、誠におめでとうございます。
「第五十一回吉例顔見世」の公演は、10月11日から10月26日まで行われます。
公演のご盛会とお二人の今後益々のご活躍を祈念いたします。
(バークレー・スカイデック連携プログラム)
愛知県では、昨年12月にアメリカ・カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)と「スタートアップ支援における連携協力に関する覚書」を締結し、双方のスタートアップ・エコシステムの更なる発展に向け、様々な取組を進めていくこととしています。
8月4日、連携協力の一環として、UCバークレーのスタートアップアクセラレーター「バークレー・スカイデック」のトップ講師陣をSTATION Aiにお招きして、スタートアップ等の事業成長を加速させる短期集中プログラム「SkyDeck-Aichi Startup Bootcamp」を開催しました。ブートキャンプは、スカイデックの講師陣による事業戦略やリーダーシップなどに関する講義、プレゼンテーションに関するアドバイスなどを通じて、参加者の事業成長を後押しします。
参加者の皆様には、「SkyDeck-Aichi Startup Bootcamp」で得られる知識やネットワークを原動力として、それぞれの事業を大きく成長させていかれることを大いに期待しています。
(大阪・関西万博の訪問)
8月5日と8月22日、現在開催中の「大阪・関西万博」を訪問しました。
5日は、「インドネシア」、「タイ」、「スペイン」、「韓国」、「オーストラリア」、「ドイツ」、「インド」、「トルコ」、また22日は、「中国」、「ベトナム」、「ポルトガル」、「フィリピン」、「ペルー」、「ブラジル」、「カナダ」、「UAE」、「カタール」といった、愛知県と友好提携やMOUを結ぶなど、愛知と深い繋がりのある国や地域のパビリオンを訪問しました。
このほかにも22日には、空飛ぶクルマのデモフライトを行っている「モビリティエクスペリエンス」やパソナグループの「PASONA NATUREVERSE」、「NTT」、三菱グループの「三菱未来館」など、日本企業が出展するパビリオンを訪問しました。
また、愛知県が県内企業や大学などと一緒にブース出展した「ロボット&モビリティステーション」も訪問しました。
2日間の訪問で、各国・各地域の特性や最先端の取組、未来の社会の姿などについて理解を深めることができました。
引き続き、それぞれの国や地域としっかり連携・協力して、愛知のさらなる発展につなげてまいります。
(愛知県産業立地セミナー2025IN大阪)
8月5日、ホテルグランヴィア大阪にて、「愛知県産業立地セミナー2025 IN 大阪」を開催しました。
関西圏の企業の皆様に愛知の立地環境や優遇施策等を紹介し、愛知での新規立地・事業拡大に繋げていただくことを目的としたセミナーで、今年も多くの皆様にご参加いただきました。
このセミナーが、今後、多くの関西圏の企業の皆様に愛知で事業展開につながることを大いに期待します。
(文部科学省への要請)
8月6日、文部科学省にて武部副大臣と面談し、全国知事会文教・スポーツ常任委員会の委員長として、学校における働き方改革を加速するため、教職調整額10%の確実な実施と財源措置、教職員定数の改善や中学校35人学級の確実な実施などを要請しました。
教育環境の充実に向け、今後も国にしっかりと働きかけてまいります。
(国の施策・取組に対する愛知県からの要請)
8月6日と7日の2日間、鈴木法務大臣、平デジタル大臣、福岡厚生労働大臣、内閣府の伊東地方創生担当大臣と坂井防災担当大臣らと面談し、外国人材を円滑に受け入れるための制度設計、デジタル技術を活用したアナログ規制の見直しの支援、診療報酬の前倒し改定や全国一律の補助制度、国際戦略総合特区設備等投資促進税制の期限延長、愛知県が名古屋空港に整備する「基幹的広域的防災拠点」への支援など、来年度の政府予算の概算要求に向けた国への要請活動を実施しました。
引き続き、必要な支援や協力をしっかりと働きかけてまいります。
(小池東京都知事との面談)
8月6日、東京都庁にて、小池知事と面談し、STATION AiとIGアリーナについて、意見交換を行いました。
愛知県では、昨年12月に東京都と連携協定を締結し、様々な分野で連携・協力を進めています。
引き続き、日本の成長・発展に向け、しっかりと連携してまいります。
(アルマッリ駐日カタール大使との面談)
8月7日、経団連会館にて、アルマッリ駐日カタール大使と面談しました。
愛知・名古屋2026大会に続く、2030年のアジア競技大会はカタール・ドーハで開催されます。
愛知・名古屋2026大会を成功に導き、カタール大会へ繋げていくため、相互に連携・協力して両大会を大いに盛り上げてまいります。
(2028年技能五輪国際大会日本組織委員会の設立)
愛知県では、2014年からおよそ10年にわたり、厚生労働省や中央職業能力開発協会を始め、関係企業・団体の皆様と技能五輪国際大会の招致に取り組んでまいりました。
そうした中、昨年9月に「2028年技能五輪国際大会」の開催地が日本・愛知に決定し、現在、開催に向けて準備を進めているところです。
8月7日、大会の準備・運営を担う「2028年技能五輪国際大会日本組織委員会」を設立しました。
続いて、経団連会館にて開催した「設立時理事会」と「第1回理事会」では、日本経済団体連合会の筒井会長が組織委員会会長に、私が会長代行に、それぞれ就任することが決定しました。
「2028年技能五輪国際大会」は、2028年11月15日から11月20日までの6日間、Aichi Sky Expoで開催します。
「2028年技能五輪国際大会」の開催に向け、組織委員会の一員として、関係の皆様と一丸となって全力で取り組んでまいります。
(尾張教育懇談会)
8月7日、名古屋観光ホテルにて、尾張地区の教育行政・学校関係者の皆様が一堂に会する「尾張教育懇談会」に出席し、人づくりに向けた愛知県の取組や、次期教育振興基本計画、中高一貫校・フレキシブルハイスクール・夜間中学の開校など愛知の教育の取組についてお話ししました。
今後とも、子どもたちが安心して学び、成長できる環境づくりに、より一層取り組んでいただきますようお願いいたします。
(ドノスティカップ2025出場選手の訪問)
8月8日、7月にスペインで開かれた世界最大級のクラブ対抗国際サッカー大会ドノスティカップ2025(12歳以下男子)に、「レアルマドリード・ファンデーション・フットボールスクール・ジャパン」の選抜メンバーとして出場した、レアルマドリード・ファンデーション・フットボールスクール愛知豊田・長久手校所属の今田龍希選手、山本竣太選手、吉田賢生選手が結果報告に来てくれました。
世界各国から900ものユースチームが参加し、世界の強豪クラブも注目する大きな大会での経験を活かして、これからもそれぞれの夢に向かって頑張ってください!
(県・市懇談会)
8月8日、アイリス愛知にて、「県・市懇談会」に出席しました。
懇談会では、県内38市長の皆様から、「医療・福祉サービス事業者の安定的な運営の確保」や「港湾の機能強化」など、16のテーマについてご提案いただき、意見交換を行いました。
今後も、県と市の連携を深め、愛知の更なる飛躍に繋げてまいります。
(連合愛知からの政策要望)
8月8日、可知会長始め連合愛知の皆様から、労働人口減少への対応、教育環境の整備・充実、防災・減災対策、価格転嫁・適正取引の実現など、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けた要望をいただきました。
いずれも愛知県の発展、県民生活の向上にとって重要な課題です。要望の趣旨を踏まえ、しっかりと検討してまいります。
(日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会出場選手の訪問)
8月8日、8月15日から北海道で開催された第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会に出場した、「名古屋フットボールクラブEAST」の選手の皆さんがおみえになり、大会への抱負を聞かせてくれました。
全国大会での経験を活かし、これからもそれぞれの目標に向かって、頑張ってください!
(あいち女性の活躍促進会議)
8月8日、愛知県庁正庁にて、経済・労働団体、企業、大学、国の機関に参加いただき、「あいち女性の活躍促進会議」を開催しました。
引き続き、「女性が元気に働き続けられる愛知」の実現を目指し、関係機関の皆様と連携しながら、女性の活躍促進にしっかりと取り組んでまいります。
(愛知県地域婦人団体連絡協議会の訪問)
8月8日、愛知県地域婦人団体連絡協議会の皆様から、アスパ(発酵合成型有機肥料)を使った生ごみ減量や外国人と一緒に行う防災教室など、各地区婦人会の活動を報告いただきました。
日頃から、地域活性化にご尽力いただき、感謝申し上げます。
今後も、地域の絆づくりにお力添えをお願いいたします。
(あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会)
愛知県では、2050年カーボンニュートラルを実現するため、全国から革新的な脱炭素プロジェクトのアイデアを募集・選定し、事業化に向けた支援を行っています。
昨年12月には、株式会社レボインターナショナルと株式会社NTTデータによる「地産地消SAFサプライチェーン推進プロジェクト」を選定しました。
「SAF(Sustainable Aviation Fuel)」は、使用済食用油や植物原料など、再生可能な原料から製造するクリーンな航空燃料で、従来の燃料と比べて60~80%のCO2削減効果があることから、その重要性が一層高まっています。
8月8日、「地産地消SAFサプライチェーン推進プロジェクト」の事業化支援を始め、当地域でのSAFサプライチェーン構築に向けた取組を推進していくため、「あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会」を設立し、第1回会議を開催しました。
引き続き、協議会の皆様と一体となって、しっかり取り組んでまいります。
(三河教育懇談会)
8月8日、岡崎ニューグランドホテルにて、三河地区の教育行政・学校関係者の皆様が一堂に会する「三河教育懇談会」に出席し、県のプロジェクトの紹介や、次期教育振興基本計画、中高一貫校・フレキシブルハイスクール・夜間中学の開校といった愛知の教育の取組についてお話しました。
今後とも、きめ細かな教育を実施していただくとともに、子どもたちが安心して学び、より一層成長できる環境づくりに取り組んでいただきますよう、お願いいたします。
(県消防操法大会)
8月9日、豊田市柳川瀬公園で開催された「第70回愛知県消防操法大会」の開会式に出席しました。
消防操法大会では、ポンプ車操法部門で刈谷市消防団が、小型ポンプ操法部門で美浜町消防団が、それぞれ優勝しました。
優勝した消防団の皆様、おめでとうございます!
消防団の皆様には、今後も、県民の皆様の生命と財産を守るため、ご尽力をいただきますようお願いいたします。
(中日いけばな協会創立50周年記念式典)
8月10日、マリオットアソシアホテルにて、「中日いけばな協会創立50周年記念式典」に出席しました。
1975年に設立された「中日いけばな協会」が、半世紀の節目を迎えられましたことに心からお祝い申し上げます。
協会の皆様の今後更なるご活躍を祈念いたします。
(ミュージック・アウトリーチ・ツアー)
8月12日から3日間、愛知県芸術劇場にて、NPO法人じぶん未来クラブ主催のミュージック・アウトリーチ・ツアーが開催されました。
この催しは、音楽を通じて次世代の育成に取り組む米国の団体「HEART Global」の若者と日本の子どもたちが一緒に歌とダンスのショーを創り上げる教育プログラムです。
8月12日、ワークショップに取り組んでいる子どもたちと「HEART Global」のキャストの皆さんを激励しました。
子どもたちには、仲間やキャストの皆さんとの貴重な経験を活かし、今後も様々なことに積極的にチャレンジしていただきたいと思います。
(ジャック・アタリ氏との対談)
8月17日、県のスタートアップ支援やイノベーション創出の取組に対する助言や指導をいただくため、今年3月から「愛知県イノベーション・アドバイザー」に就任いただいている、フランスの世界的な経済学者ジャック・アタリ氏にSTATION Aiへお越しいただき、対面で対談を行いました。
3回目となる今回の対談では、1回目と2回目のオンラインでの対談を振り返りながら、「「命の経済」とスタートアップの使命」、「起業家を育てる社会とは」、「なぜ愛知からグローバルな挑戦が必要なのか」の3つのテーマについて助言をいただきました。
対談を通じて得られた知見を、愛知県の取組に活かすとともに、関連企業とも連携しながら、引き続き、スタートアップ施策を推進してまいります。
(丸紅株式会社の大本代表取締役社長の訪問)
8月18日、丸紅株式会社の大本代表取締役社長が挨拶におみえになりました。
丸紅の皆様には、2023年6月に愛知県と締結した協定に基づき、海外工業団地における県内企業への優遇措置を始め、県内企業の海外展開支援にご協力いただいており、感謝申し上げます。
引き続きのお力添えをよろしくお願いいたします。
(株式会社名古屋銀行のアジア・アジアパラ競技大会基金等への寄附感謝状贈呈式)
8月18日、「アジア・アジアパラ競技大会基金」と「あいち森と緑づくり基金」に多額のご寄附をいただいた「株式会社名古屋銀行」様に感謝状を贈呈しました。
アジア・アジアパラ競技大会基金には今年1月に続き2回目、あいち森と緑づくり基金には初めてのご寄附をいただき、心から感謝申し上げます。
いただいたご寄附は、アジア・アジアパラ競技大会の推進と、あいち森と緑づくり事業の取組にしっかりと活用してまいります。
(県町村議会議長セミナー)
8月18日、KKRホテル名古屋にて、「愛知県町村議会議長セミナー」に出席し、IGアリーナやアジア・アジアパラ競技大会、インフラ整備、カーボンニュートラル、福祉・教育施策など愛知県の取組について講演しました。
今後も、町村議会議長の皆様と力を合わせ、しっかりと取り組んでまいります。
(駐日モンゴル大使館のウールド参事官の訪問)
8月19日、モンゴル大使館のウールド・ムンフバット参事官が挨拶におみえになりました。
愛知とモンゴルは大学間の交流が盛んで、県内10大学がモンゴルの大学と交流しています。
また、愛知県でも、これまでモンゴルから奨学生4名を受け入れるなど、両地域は人材育成を通じた交流を進めています。
愛知とモンゴルの友好交流の今後益々の発展を祈念いたします。
(国の施策・取組に対する愛知県からの要請)
8月19日、愛知県公館にて、広沢名古屋市長と一緒に、赤澤経済再生担当大臣と面談し、国が来年度中の設置を検討している防災庁の愛知・名古屋への設置について要請しました。
また、米国関税措置の見直しに向けた粘り強い交渉を行うことや、関税措置の影響を受ける中小・中堅企業を始めとした全ての事業者への支援等の万全な措置を講じることなどを要請しました。
なお、愛知県では、米国の関税措置を受け、中小・中堅企業等を支援するため、緊急対策パッケージをとりまとめ、中小・中堅企業対策を総合的かつ迅速に実行しているところですが、8月12日、資金繰り支援の一環として、今年10月1日から0.2%引上げとなる予定であった、「愛知県中小企業融資制度」の融資利率をすべてのメニューで据え置くこととしました。
さらに、赤澤大臣には、今年7月から第2期が開始した「グローバル拠点都市」に対する国の支援プログラムについて、選定された各地域が持つスタートアップの創出・育成に係るノウハウを生かした内容としていただくよう要請しました。
引き続き、必要な支援や協力をしっかりと働きかけてまいります。
(最低賃金の引上げに関する意見交換)
8月19日、赤澤経済再生担当(賃金向上担当)大臣からの申し出により、最低賃金の引上げに関して意見交換を行いました。
大臣からは、最低賃金の引上げに対する政府の考えについて説明があり、現在の全国の状況や引上げの必要性等への理解を求める強い発言がありました。
私からは、最低賃金は生活給を保証する側面があることから、昨今の物価上昇を鑑みると、適正な水準に引上げがあって然るべきと申し上げました。
一方で、最低賃金の引上げには、持続的な成長はもとより、中小企業・小規模事業者への支援が重要であるとお伝えしました。
その上で、愛知県では、労務費を含む適切な価格転嫁の推進のほか、デジタル化・DXの促進、ロボット導入支援などの生産性向上施策に強力に取り組んでいることを大臣に説明し、政府には、ぜひ、こうした支援施策の強化をお願いしたいと申し上げました。
翌20日には、臨時記者会見を開き、最低賃金の引上げに関する私の所感を申し上げました。
今後も、国と連携し、支援施策も活用させていただきながら、中小企業・小規模事業者等が賃上げしやすい環境づくりを強力に推進してまいります。
(八村塁選手の訪問)
8月20日、NBA「ロサンゼルス・レイカーズ」で活躍されている八村塁選手が挨拶におみえになり、8月18日から今日までの3日間にわたってIGアリーナで開催された、八村選手主催のバスケットボールキャンプ「BLACK SAMURAI 2025」などについて、お話を聞かせていただきました。
「BLACK SAMURAI 2025」は、日本のバスケットボール界の発展を目指すプロジェクトです。
世界を目指す中高生約150名が参加した育成キャンプや指導者・コーチ向けのプログラムのほか、キャンプの選抜選手による試合や八村選手のトークセッションなどのスペシャルイベントも行われました。
キャンプに参加した子どもたちから、八村選手に続いて、世界の舞台で活躍する選手が生まれることを期待しています。
また、八村選手には、IGアリーナ初のバスケットボールイベントとして、素晴らしいイベントを開催していただき、感謝申し上げます。
八村選手の今後更なる活躍を期待しています。
(少年の主張愛知県大会)
8月20日、中区役所ホールにて、「少年の主張愛知県大会」の開会式に出席しました。
47回目となる今回は、県内240校33,831名の応募の中から選ばれた14名の中学生の皆さんが、社会や世界に向けての意見、未来への希望や提案などをテーマに自分自身の言葉で発表しました。
発表された皆さんはもちろん、大会に応募いただいた皆さん、そして会場で発表を聞いた皆さんにとっても、この大会が、物事を論理的に考える力や、自らの主張を正しく伝え理解してもらう力を身に付け伸ばしていくきっかけとなることを期待します。
(リニア中央新幹線建設促進愛知県期成同盟会)
8月20日、アイリス愛知にて、私が会長を務める「リニア中央新幹線建設促進愛知県期成同盟会」の総会を開催し、リニアの早期全線整備に向け、地元自治体や経済界が一致団結して強力に運動を展開していくことを決議しました。
引き続き、一日も早い全線開業に向け、全力で取り組んでまいります。
(SKE48の訪問)
8月20日、2011年から「LOVEあいちサポーターズあいち広報大使」に就任いただいているSKE48の皆さんを代表して熊崎晴香さん、野村実代さん、大村杏さんが挨拶に来てくれました。
SKE48の皆さんには、今年度も「LOVEあいち・スペシャルコラボ」として、県の行事等に参加し、愛知をPRしていただきます。
これからも一緒に愛知を盛り上げていきましょう!
(南海トラフ地震現地調整会議準備会)
南海トラフ地震発生時に全国からの応援職員が迅速に被災地で活動できるよう、国や各県市等の対応を定めた国の「南海トラフ地震における応急対策職員派遣制度アクションプラン」が今年4月に施行されました。
このプランでは、全国で10県ある「重点受援県」の1つに位置付けられた愛知県に対して、福島県、青森県、宮城県、山形県、さいたま市の4県1市が、直ちに支援を行う「即時応援県市」として位置付けられており、愛知県が被災した場合に応急対策職員を派遣していただくこととなっています。
こうした中、8月20、即時応援県市、国、名古屋市等の皆様に出席いただき、「南海トラフ地震現地調整会議準備会」をオンライン形式で開催しました。
会議では、愛知県の地域特性や被害想定等の情報を共有し、アクションプランの実効性を高める実施要領の策定等について意見交換を行いました。
今後も、即時応援県市の皆様と平時からしっかりと連携を図り、予め応援・受援体制を明確化しておくことで、発災時にアクションプランの実効性を最大限高められるよう備えてまいります。
(「学生フォーラム日本大会2025」のPR)
8月20日、学生フォーミュラ会議の加古議長始め自動車技術会の皆様が、9月8日から13日まで、Aichi Sky Expoで開催される「学生フォーミュラ日本大会2025」のPRにおみえになりました。
学生フォーミュラは、学生が自作したフォーミュラスタイルのレーシングカーの国際競技会です。
昨年に続き、Aichi Sky Expoで開催される今大会には、12の海外チームを含む全86チームが出場し、ICV(ガソリンエンジン車)とEV(電気自動車)の2クラスで、マシンのデザインやコスト、性能などを競います。
学生フォーミュラを通じて、次代の自動車産業を担う技術者が育っていくことを期待します。
(株式会社JTBとのアジア・アジアパラ競技大会のパートナーシップ契約締結式)
8月21日、愛知県庁正庁にて、7月14日にアジア競技大会とアジアパラ競技大会のパートナーシップ契約を締結した、大手総合旅行会社「株式会社JTB」の山北代表取締役社長執行役員と、両大会のパートナー証明書に署名を行いました。
アジア競技大会とアジアパラ競技大会のTier2オフィシャルパートナーとなっていただいた、株式会社JTBには、大会関係者の宿泊などに携わっていただきます。
愛知・名古屋2026大会では、これまでの総合スポーツ大会とは異なり、選手村を建設せず、クルーズ船やホテルなどの既存施設を活用します。
株式会社JTBには、これまで培ってこられた知見やノウハウを発揮していただき、持続可能な新たな総合スポーツ大会のモデルの創造に向けて、お力添えをお願いいたします。
(せともの祭のPR)
8月21日、河村会長始め「大せともの祭協賛会」の皆様と瀬戸市立水野小学校、瀬戸市立水無瀬中学校の皆さんが、9月13日・14日に瀬戸市で開催される「第94回せともの祭」のPRにおみえになりました。
「せともの祭」では、恒例の「せともの大廉売市」や花火の打上げなど、様々なイベントが開かれます。
また、「せともの祭」の初日となる9月13日は、瀬戸市のまちなかを会場の一つとする国際芸術祭「あいち2025」の開幕日でもあります。
90年以上の歴史を誇る「せともの祭」とあわせて、国内最大規模の国際芸術祭「あいち2025」にも、ぜひ、お越しいただき、瀬戸市の魅力を体感してください!
(県消防及び水防表彰式)
8月21日、昨年10月に豊田市で発生した建物火災において、屋内に取り残された家主の男性と2歳の男児を救出された谷元浩行さんと中條博規さんを「愛知県消防及び水防表彰規則」により表彰しました。
お二人の勇気ある行動に深く敬意を表しますとともに、心から感謝申し上げます。
(あいち・なごやフェスタ in EXPO)
8月22日から24日までの3日間、大阪・関西万博にて、名古屋市と共同で、2005年の愛知万博の理念継承・発展や愛知・名古屋の魅力発信などを目的とするイベント「あいち・なごやフェスタ in EXPO」を開催しました。
22日、大阪・関西万博のEXPOホール「シャインハット」にて、「あいち・なごやフェスタ in EXPO」のオープニングセレモニーを開催しました。
セレモニーでは、私と広沢名古屋市長が登壇し、大阪・関西万博の感想や、愛知万博の理念継承をテーマにトークを行いました。
また、愛・地球博記念公園で開催中の「愛・地球博20祭 地球を愛する学園祭」の会場と、EXPOホールを中継で繋ぎ、このイベントに参加する愛知教育大学の学生3名で構成する「henka.」の皆さんが考えた取組を紹介していただきました。
さらに、スペシャルゲストとして、世界的ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんにも登壇いただき、愛知・名古屋2026大会をテーマにトークを行った後、葉加瀬さんと大府市の「鈴木バイオリンEXPO祝祭バンド」の皆さんのコラボによる「祝祭交響曲」でセレモニーを締め括りました。
総勢100名での演奏は大迫力でした!
今後もこうした機会を活用しながら、愛知万博の理念や愛知・名古屋の魅力を広く発信してまいります。
(ドライバーマナー向上推進事業啓発イベント)
8月23日、名古屋駅前ナナちゃん人形横のイベントスペースにて、ドライバーマナー向上推進事業 啓発イベントに出席し、「ながらスマホ」や「あおり運転」等の危険運転の防止と、「交通安全スリーS運転」を広く呼び掛けました。
「ながらスマホ」や「あおり運転」は、極めて悪質な法令違反であり、重大な事故につながる大変危険な行為です。県民の皆様には、こうした行為を絶対にしないよう、お願いいたします。
(アートフェスタ-愛知県高等学校総合文化祭-)
8月23日、愛知芸術文化センターにて、「アートフェスタ-愛知県高等学校文化祭-」の「愛知県教育文化奨励賞表彰式」に出席し、入賞された生徒の皆さんに知事賞を授与しました。
受賞された生徒の皆さん、誠におめでとうございます。
今後も、若い世代の皆さんが文化芸術に親しみながら、感性を磨き豊かに成長することができるよう、しっかりと取り組んでまいります。
(外国人県民による多文化共生日本語スピーチコンテスト)
8月23日、愛知県図書館にて、「外国人県民による多文化共生日本語スピーチコンテスト」に出席し、最優秀賞を受賞された皆様に賞状を授与しました。
出場された皆様の日本語での心を込めたスピーチは、会場の皆様に多くの感動を与えました。今後も、夢と希望をもって、社会で大いに活躍されることを期待します。
(世界体操競技選手権大会出場の角皆友晴選手の訪問)
8月25日、今年10月にインドネシアで開催される「第53回世界体操競技選手権大会」に初出場する、常滑市出身の角皆友晴選手がおみえになり、大会への抱負を聞かせてくれました。
強豪揃いの国内選考を勝ち抜き、見事、平行棒と鉄棒での出場を掴み取りました。おめでとうございます!
日頃の練習の成果を存分に発揮していただき、金メダルを目指して頑張ってください!
(全日本中学生女子ソフトボール大会の準優勝チームの訪問)
8月25日、今月大阪府で開催された「第25回全日本中学生女子ソフトボール大会」で準優勝した「トリプルA」の選手の皆さんが結果報告に来てくれました。
全国の強豪がひしめく中、初出場ながら素晴らしい成績を収められました。
おめでとうございます!
今後もそれぞれの目標に向かって頑張ってください!
(おわりに(新型コロナウイルス感染症の感染拡大))
7月中旬以降、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大しています。
夏休みも終盤を迎えておりますが、これから旅行やイベントへの参加を予定されている方もいらっしゃると思います。また、来月から多くの学校で新学期が始まります。
今後の更なる感染拡大が懸念されることから、8月21日に、私から、感染防止対策の徹底をお願いするメッセージを発出しました。
県民の皆様には、場面に応じて、換気や手洗い、手指消毒を行っていただくとともに、熱中症に注意しながらマスクの効果的な場面での着用など、基本的な感染防止対策を心がけていただきますようお願いいたします。
2025年8月25日
愛知県知事 大村秀章