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結核のこと(西尾保健所)
結核のこと
結核について知ってほしいこと
- 結核ってどんな病気?
結核菌という細菌が体内に入り増えることで起こる病気です。結核は空気感染で、結核菌の混ざったしぶきが咳やくしゃみと一緒に空気中に飛び散り、それを吸い込むことで感染します。
- 感染と発病の違いは?
結核に感染しても、必ず結核を発病するわけではありません。結核菌に感染しても発病するのは10人に1~2人といわれています。発病は感染してから2年くらいの内に発病することが多いですが、感染の数年~数十年後に結核を発症することもあります。免疫力が菌の増殖を抑えているため、免疫力が弱まっているとき(お年寄り、過労、栄養不良、他の病気による体力低下等)は注意が必要です。
西尾保健所管内では、令和元年の1年間に新たに22人が発病し、そのうち4人(18%)が結核菌を排出している患者さんでした。
- どんな症状がでるの?
初期の症状はかぜと似ていますが、せき、痰(たん)、発熱(微熱)などの症状が長く続くのが特徴です。また、体重が減る、食欲がないなどの症状もあります。
- 結核の予防のためには?
〇免疫力が低下しないように規則正しい生活を心がけましょう。
栄養バランスのよい食事と十分な睡眠、適度な運動などが大切です。
〇住民検診や職場の健康診断を受けましょう。
定期的に胸部エックス線検査を受け、発病の有無を確認することが大切です。
〇かぜのような症状が2週間以上続くようなら、病院を受診しましょう。
他の人への感染を防ぐため、早期発見、早期治療が重要です。