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結核対策について(西尾保健所)

ページID:0273904 掲載日:2025年1月1日更新 印刷ページ表示

結核について

結核ってどんな病気?

 結核菌という細菌が体内に入り増えることで起こる病気です。結核は空気感染で、結核菌の混ざったしぶきが咳やくしゃみと一緒に空気中に飛び散り、それを吸い込むことで感染します。

 また、結核というと肺の病気(肺結核)というイメージが強いですが、結核菌は体のどこにでも感染します。肺以外で発病する結核には、リンパ節結核、結核性脊椎炎(脊椎カリエス)、腸結核などがあり、これらを肺外結核といいます。

感染と発病の違いは?

 結核に感染しても、必ず結核を発病するわけではありません。結核菌に感染しても発病するのは10人に1~2人といわれています。発病は感染してから2年くらいの内に発病することが多いですが、感染の数年~数十年後に結核を発症することもあります。免疫力が菌の増殖を抑えているため、免疫力が弱まっているとき(お年寄り、過労、栄養不良、他の病気による体力低下等)は注意が必要です。

どんな症状がでるの?

 初期の症状はかぜと似ていますが、せき、痰(たん)、発熱(微熱)などの症状が長く続くのが特徴です。また、体重が減る、食欲がないなどの症状もあります。

結核の予防のためには?

免疫力が低下しないように規則正しい生活を心がけましょう。

 栄養バランスのよい食事と十分な睡眠、適度な運動などが大切です。

「せき」「微熱」「だるさ」など、かぜのような症状が2週間以上続くようなら、病院を受診しましょう。

 高齢者の場合、症状がはっきりしないこともあるため、食欲がない、普段より元気がないなど「なんとなくいつもと違う」ときには注意が必要です。

乳幼児は、必ずBCG接種を受けましょう。

 BCGは子どもの結核を予防するためのワクチンです。予防接種法において「定期接種」に指定されており、生後5か月~8か月に1回接種することが推奨されています。一度接種すれば、その効果は10~15年程度続くと考えられています。

定期健康診断を受けましょう

早期発見のために

 職場の健康診断や、住民健診などで1年に1回は胸部エックス線検査を受け、早期発見に努めましょう。

感染症法上の健康診断(胸部エックス線検査)について(65歳以上の方)

 65歳以上の方は「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症法)により、1年に1回は健康診断を受けることが義務付けられています。
(感染症法第五十三条の二、感染症法施行令第十二条)

 必ず健康診断(胸部エックス線検査)を受けましょう。

各市町で実施している胸部エックス線検査に関する情報

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