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研究報告第44号-002

ページID:0059259 掲載日:2015年6月2日更新 印刷ページ表示

トマトモザイクウイルス抵抗性遺伝子(Tm-2a)に連鎖したDNAマーカーの開発

キーワード

トマト、トマトモザイクウイルス、Tm-2a、DNAマーカー、制限酵素

摘要

トマトモザイクウイルス(Tomato mosaic virus)抵抗性遺伝子(Tm-2a)に連鎖するDNAマーカーの開発のため、抵抗性遺伝子Tm-2a、Tm-2 及び罹病性遺伝子tm-2 の塩基配列を比較して、3つの遺伝子を増幅するプライマーセットを設計した。

このプライマーセットを用いたPCRにより約670 bpの断片が増幅された。この断片を制限酵素AflⅡで切断処理したところ、Tm-2aを保有する品種では約320 bpと約200 bpに特異的な断片を検出し、Tm-2aを保有しない品種では約520 bpに特異的な断片を検出した。また、Tm-2aのヘテロ接合品種では約520 bp、約320 bp及び約200 bpの3つの断片を検出した。この結果、ホモ接合体及びヘテロ接合体を判定できる共優性マーカーを開発することができた。

次に、開発したDNAマーカーの正確性を確認するために生物検定を行った。トマトモザイクウイルスを「桃太郎8」のF2個体に接種し、抵抗性と感受性を判定した結果、DNAマーカーによる検定結果と一致した。これにより、トマト育種で利用できるトマトモザイクウイルス抵抗性遺伝子(Tm-2a)に連鎖したDNAマーカーの実用性を確認した。

著者

福田至朗:環境基盤研究部

黒柳悟:環境基盤研究部

高橋麗子:環境基盤研究部

浅見逸夫:環境基盤研究部

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トマトモザイクウイルス抵抗性遺伝子(Tm-2a)に連鎖したDNAマーカーの開発

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