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研究報告第45号-005

ページID:0069960 掲載日:2015年6月2日更新 印刷ページ表示

超微粒ミスト稼働下での夏期の遮光がバラ切り花の収量・品質に及ぼす影響

著者:二村幹雄 1)・池内都 2)・和田朋幸 3)・平野哲司 3)

摘要:ヒートポンプによる23℃での夜間冷房と昼間の超微粒ミスト噴霧との組合せ処理を前提として、夏期における外部遮光がバラ切り花の収量・品質に及ぼす影響を調査した。超微粒ミストにより夏期昼間のガラス室の気温は、遮光条件でおよそ28℃、無遮光条件でおよそ30℃に制御できた。無遮光条件であっても、超微粒ミストの温室で育ったバラでは花弁や葉に焼け症状がみられなかった。超微粒ミストによって気孔開度はより大きく、孔辺細胞も大型化した。無遮光条件では光合成有効光量子束密度が遮光条件の2倍量であり、スタンダード品種「アサミ・レッド」の7~12月の切り花収量は遮光条件と比べて46%増加した。超微粒ミストがあればバラ切り花生産に夏期の遮光は不要であることが示唆された。

キーワード:遮光、超微粒ミスト、気孔開度、孔辺細胞、光合成有効光量子束密度

本研究の一部は園芸学会平成24年度春季大会(2012年3月)において発表した。
本研究は「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業(課題No.21013)」により実施した。
1)園芸研究部(現東三河農業研究所)  2)園芸研究部(現企画普及部)  3)園芸研究部

全文:超微粒ミスト稼働下での夏期の遮光がバラ切り花の収量・品質に及ぼす影響

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