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研究報告第46号-003

ページID:0081265 掲載日:2015年6月2日更新 印刷ページ表示

4種のネオニコチノイド系農薬の黄色土での吸着・分解と有機物によるジノテフランの分解促進

著者:吉村幸江1)・大竹敏也1)・糟谷真宏1)
摘要:黄色土におけるネオニコチノイド系農薬4剤の挙動について、土壌吸着性と分解性の面から明らかにした。
 4剤ともに、黄色土に対する土壌吸着係数は黒ボク土より小さく、黄色土への吸着が弱いことを確認した。
 牛ふん堆肥施用量の程度により土壌炭素含量が異なる黄色土壌間において、イミダクロプリド、ジノテフランでの土壌吸着に顕著な差は認められなかった。
 黄色土中での推定半減期は、クロチアニジンが97日と4剤のうちで最長であり、次いでイミダクロプリドが85日、ジノテフランは72日であった。アセタミプリドは極めて短く、4日であった。また、牛ふん堆肥連用土壌では分解が促進され、半減期が短縮した。特に、ジノテフランの短縮は著しかった。有機物の添加により、ジノテフランの分解が速く進んだ期間の土壌バイオマス炭素量が高い値を示したことから、ジノテフランの分解促進には、土壌微生物相の発達が関与していると推察された。

キーワード:ネオニコチノイド系農薬、黄色土、土壌吸着性、土壌中半減期、土壌バイオマス炭素量

1)環境基盤研究部

全文:4種のネオニコチノイド系農薬の黄色土での吸着・分解と有機物によるジノテフランの分解促進

  • (46-3 [PDFファイル/1.48 MB])

    研究報告「4種のネオニコチノイド系農薬の黄色土での吸着・分解と有機物によるジノテフランの分解促進」の全文

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