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研究報告第46号-004

ページID:0081266 掲載日:2015年6月2日更新 印刷ページ表示

播種期の違いが硬質小麦品種「ゆめあかり」の品種特性の発現に及ぼす影響

著者:片岡幸次1)・伊藤幸司1)・橋詰 一2)・吉田朋史1)・野々山利博1)・中嶋泰則3)
摘要:愛知県農業総合試験場ではパン・中華めん用硬質小麦品種「ゆめあかり」を開発し、2014年5月に品種登録された。今後、県内で「ゆめあかり」を普及させていくためには、収量・品質安定化に向けた栽培法の確立が急務である。
 本研究では「ゆめあかり」の栽培法確立に資するため、播種期の違いが品種特性の発現に及ぼす影響について調査を行った。2010年~2012年に、試験場内において、これまで本県における中生品種の播種適期とされている11月中旬播種を標準に、早播、やや早播、やや遅播、遅播、極遅播の区を設定し生育・収量・品質調査を行った。その結果、標準播の11月中旬播種が品種特性を最大限に発揮できる播種適期と考えられた。また播種期の許容範囲は、11月上旬から11月下旬と判断され、「農林61号」に比べ、播種期は10日程度早いことが判明した。
 適期播種できなかった場合の改善策としては、やや早播の場合は、幼穂形成期、穂揃期での増肥、遅播の場合は、播種量を増やすことが有効であると考えられた。

キーワード:硬質小麦、パン、中華めん、ゆめあかり、播種期、品種特性

本研究の一部は日本作物学会東海支部第143回講演会(2012年10月)において発表した。
本研究は農林水産省農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業「食料自給率向上と高品質安定生産を実現する小麦・大麦品種の開発と普及促進事業」により実施した。
1)作物研究部 2)作物研究部(現園芸農産課) 3)作物研究部(現企画普及部)

全文:播種期の違いが硬質小麦品種「ゆめあかり」の品種特性の発現に及ぼす影響

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問合せ

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電話: 0561-62-0085

E-mail: nososi@pref.aichi.lg.jp

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