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知多浄水場Q&A

ページID:0022508 掲載日:2014年1月27日更新 印刷ページ表示

知多浄水場Q&A

Q. 川から飲み水になるまでどれぐらいの時間がかかりますか?

知多浄水場の水は、長良川の取水口から弥富ポンプ場まで平均3時間、弥富ポンプ場から筏川取水場まで平均2時間、筏川取水場から知多浄水場まで平均9時間かかります。
さらに浄水場の着水井から浄水池まで平均6時間かかります。全部で平均20時間かかって飲み水ができあがります。(季節、時間帯によって変動します)

Q. 知多浄水場の取水量はどのくらいですか?

2003年度、2004年度をグラフにしてあります。
取水量グラフを参考にしてください。

取水量グラフ

Q. 浄水場でもらった水の缶詰は市販されていますか?

市販していません。浄水場のPR用に年間約150,000本作成し小学校の見学等で配布しています。

Q. 知多浄水場では電気代をどれ位使いますか?

年間で約2億円、1月で約1,700万円、1日で約55万円を使っています。

Q. 停電した時はどうなりますか?

もし雷や事故等で停電した時は、ポンプや機械は止まってしまいますが、浄水場の中にある浄水池や市町の配水池に水が確保されていますので断水にはなりません。

Q. 浄水場の仕事で大変な事はなんですか?

雨が降って浄水場で取水する水が濁った時でも、安心して飲めるきれいな水を各家庭に届けなければならない事です。

Q. 地震(東海地震など)の時は大丈夫ですか?

施設は耐震設計になっており、送水管路も耐震補強など考えられる手を尽くしていますので壊れにくい構造になっています。
地震(東海地震など)が予知された場合には、職員全員が集合し地震に備えます。また、予知無しに震度5強以上の地震が起きた場合にも、職員全員が集合し対応します。

Q. 知多浄水場では汚泥はどのくらい出るのですか?

年間5,000立方メートル程度が浄水場から浄水場外に搬出され、園芸用の土などにリサイクルされています。

Q. 沈でん池に他の形はありますか?

知多浄水場の沈でん池は、水が横方向に流れているので、“横流式沈でん池”と言います。この他に“高速凝集沈でん池”(丸い形をしているので通称“丸沈”と言います)があります。これは二重の円筒(中の筒は、下から水が外の円筒に流れ出る様になっています)になっており、中の円筒の中に原水を流入させ、外の円筒に流れ出る際、既に出来ているフロックに流入してくる原水中の泥を吸着させて水をきれいにし、フロックは底に、きれいな水は上昇して流れ出る仕組みになっています。それまでフロック形成に30分、沈でんに3~4時間かかっていた作業が1時間程度に短縮されましたが、傾斜板などの装置が発明され同程度の時間で水がきれいになるようになると、取扱いの難しさ・濁度の変化に弱いなどの理由から、ほとんど使われなくなりました。

Q. 傾斜板ってなんですか?

横流式沈でん池で水面と底の間に一枚の板を入れるとフロックの沈でんする距離が半分になります。つまり半分の時間で水がきれいになるわけです。その板を何枚か装備し、泥が底に落ちやすいよう斜め(傾斜させて)に配置したものです。

Q. 砂以外にろ過の方法はありますか?

セラミック膜(小さい穴がたくさんあいた細いパイプ)や中空糸膜を使った家庭用浄水器の大型の物でろ過する方法があります。

Q. 水には硬水と軟水がありますがその違いは何ですか?

水の中に含まれるカルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)の含有量で区別されます。これらは硬度とよばれており、単位はdH(ドイツ硬度)またはppm(アメリカ硬度)で表します。アメリカ硬度は、水1リットル中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を、炭酸カルシウム(CaCO3)の濃度に換算した重量(mg:ミリグラム)です。ドイツ硬度は、水100ミリリットル中の酸化カルシウム(CaO)の重量(ミリグラム)に換算したものです。ドイツ硬度とアメリカ硬度の関係は 1dH=17.8ppmで表されます。日本では、生活用水の80%が、80ppm以下の軟水です。

Q. 川の水に下痢を起こす目に見えない虫がいると聞きました。

クリプトスポリジウムという虫(原虫)です。体内に入ると下痢の症状を起こしますが、通常 3日~1週間で症状が無くなります。この虫は濁度を測ると濁りとして検出され、0.1以下であれば存在しないと言われていますので、ろ過池濁度が常に0.1度以下になるよう管理しています。

Q. 浄水場にはいろんな機械がありますが、故障したときはどうしていますか?

浄水場には、直径が180センチメートルもある大きな鉄管(水道管)や、出来上がった飲み水を送り出す大きなポンプ、あちらこちらにある池から中央管理室の横にある水質試験室まで水を送ってくるための小さなポンプ、水をかくはんするためのフラッシュミキサー、フロキュレーター、水質を自動測定するための水質計器、中央管理室に水位、流量、運転・停止の状態、現地の状況をテレビで監視するためのテレビカメラなど、その他にもとっても多くの機械があります。これらの機械は、24時間、365日いつも動き続けています。 使用している機械が故障したら、予備の機械に切替えして対応します。
また、故障した機械はすぐに修理をして直しますし、常に点検や整備をして故障しないように努めています。