応急仮締切は・・・・

一面の泥海と化した市街地や永々と築いた美田を一瞬のうちに失った被害地域を一刻も早く救わんと、昼夜の別なく怒涛のごとき濁流との戦いを続け、遂に名古屋市南部を10月5日、最難の山崎川七条町湾を10月7日に成功させたのをはじめ各地区を完了させ、最後に県下でもっとも困難を極めた海部南部地区を11月21日AM10:30に完了させた。
その費用は約23億円であり、使用した資材は土(石)俵793余俵、石材14万m3、木(杭)材1.7万m3、板材9万m3、鋼材類247ton、土砂はポンプ船を瀬戸内海はじめ全国から27隻をあつめ166万m3を吹溜め、26万m3を陸上採取した。これらの作業に従事した職員関係は延16,216名、労務者延712,664人であった。
陸海空自衛隊は尾西作戦をはじめとして人員68,619人、ダンプカアー3,670輌、、建設重機械1,032台、舟艇2,612隻の機動力の出動があり、また、消防団、地元民、青年団、婦人会、一般有志、学生の出動は118,606人の多きを数えた。

費用・人員資材

↑万感胸に迫る!! 最後の仮締切(11月21日)
↑尾西作戦引き渡し式 ↑庄内川締切成功