ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 知の拠点あいち実証研究エリア > 非常時における太陽光発電とマグネシウム空気電池を併用したトレーラーハウスの実用化実証研究

本文

非常時における太陽光発電とマグネシウム空気電池を併用したトレーラーハウスの実用化実証研究

ページID:0243428 掲載日:2019年6月3日更新 印刷ページ表示

実証研究実施者

アミテック株式会社 

内容

 本実証研究では、電力として太陽光発電を軸に補助電力としてマグネシウム空気電池を併用した電源自立型のトレーラーハウスをエリア内に設置し、その安全性・稼動性について実証しています。

 具体的には、災害時の被災地対策として、当該ハウス内に最低限の家電製品を搭載し、発災後インフラ復旧に要すると仮定される3日分の電力を賄えるか、行政機能復旧のために、例えば簡易的な行政書類等を発行できる最低限の電力を賄えるかについての検証となります。またIoT機器で電力使用量等を「見える化」し、効果的に運用できるようにしています。

外観

原理

 マグネシウム空気電池は、マグネシウムを負極物質、空気中の酸素を正極物質とし、水や海水を投入して発電させる電池です。大容量かつ長期間保存可能で、非常時に水を入れるだけで、電力を供給することができます。マグネシウムは海水に溶けやすく、原子が放出する電子の量も多いため、発電効率が向上します。

 このマグネシウム空気電池と太陽光発電を組み合わせ、そこにHEMS機器を導入することで、災害時、系統からの電力供給が途絶えた場合においても、トレーラーハウス内に電力を安定的・効率的に供給することが可能となります。

原理イメージ

夜間イメージ