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環境放射能調査の概要

ページID:0369553 掲載日:2023年1月18日更新 印刷ページ表示

 愛知県では、1960年より科学技術庁(現在は原子力規制庁)委託事業として、環境放射能調査を行っています。また、東日本大震災の発生を契機に独自の調査を行っています。現在、環境調査センター等で行っている調査内容の概要をご紹介します。

1 全ベータ放射能調査*

 環境調査センターに設置した雨水採取器により、定時降水(午前9時から翌日の午前9時までの降水(雨水))を降雨ごとに採取し、そのうちの100mLを直径1インチのステンレス皿に濃縮後、プラスチックシンチレーション測定装置で全ベータ放射能を測定しています。

 *全ベータ放射能調査:環境中のベータ線放出核種の濃度を測定する。核種の判定はできないが、簡便に放射能を測定できる。

全ベータ

2 ガンマ線放出核種調査

以下の試料について、ゲルマニウム半導体検出器でガンマ線放出核種を測定しています。

ゲルマニウム半導体検出器
ゲルマニウム半導体検出器の写真

1 大気浮遊じん

 環境調査センターに設置したハイボリュームエアサンプラーにより、午前9時から翌日の午前9時までの24時間、月に2回、3か月で10,000m3の大気中に含まれる浮遊じんを採取して1試料とし、年に4回測定しています。

ハイボリュームエアサンプラー
ハイボリュームエアサンプラーの写真

2 降下物

 環境調査センターに設置した大型水盤(面積:4,960cm2)により、1か月分の降下物(雨水及びちり)を採取し、採取した全量を濃縮して、プラスチック製の容器に蒸発乾固させ、毎月1回測定しています。

大型水盤
大型水盤の写真

3 陸水

 犬山市内の木曽川の名古屋市上水道取水口で水道水の源水を、環境調査センターで水道の蛇口水を、それぞれ年に1回測定しています。

名古屋市上水道取水口​
名古屋市上水道取水口

その他

 表面から0‐5cmと5‐20cmの深さの土壌、伊勢湾の表面海水と海底土、野菜の大根とほうれん草、海産生物のきす、あさり、わかめをそれぞれ年1回測定しています。

 また、独自調査として、環境調査センター東三河支所において大気浮遊じんを年4回、降下物を毎月1回、伊勢湾・三河湾等の公共用水域5地点において年6回測定しています。

3 空間放射線量率調査

 環境調査センターをはじめ県内5か所に設置したモニタリングポストにより通年連続で空間放射線量率を測定しています。

【モニタリングポスト設置場所】

  • 環境調査センター(名古屋市北区辻町字流7-6)
  • 環境調査センター東三河支所(豊橋市富本町字国隠20-8)
  • 西三河県民事務所(岡崎市明大寺本町1丁目4)
  • 一宮市木曽川町大気測定局(一宮市木曽川町黒田北宿二の切247-1)
  • 新城設楽建設事務所設楽支所(北設楽郡設楽町田口字川原田6-18)
モニタリングポスト
モニタリングポストの写真