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県営水道の水質管理について
県営水道(愛知県水道用水供給事業)では、「水質検査計画」、「水安全計画」及び「水質管理計画」を定め、水質管理の充実を図っています。
ここでは個々の計画について、ご紹介しています。
水質検査計画
平成15年度に「水道法施行規則」が改正され、水質検査については各水道事業者が地域や水源の種別等を考慮して、水質検査の項目や頻度を定めた水質検査計画を策定することとなりました。
これにより、各水道事業者は毎年度、水質検査計画をあらかじめ定めて公表し、水質検査の適正化・透明化を図っています。
詳細については、「水質検査計画について」をご覧ください。
水道水の水質検査について
水道水の水質については、水質試験所及び各水道事務所において、水道法に定められた方法で定期及び臨時の検査を自らで実施しています。
水質検査に関する内容については、以下のコンテンツを参考にしてください。
工業用水の水質については、「工業用水の水質について」を参考にしてください。
水安全計画
水安全計画とは、食品業界で取り入れられているHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)の考え方を参考に、水源から蛇口までのあらゆる過程において、水道水の水質に悪影響を及ぼす可能性のあるすべての要因(危害)を抽出、特定し、それらを継続的に監視・制御することにより、安全な水の供給を確実にするリスクマネジメント手法です。
愛知県企業庁では、平成21年度に県内11か所の県営浄水場ごとに水安全計画を策定し、本計画を運用することにより、安全、安心な水の供給を確実にする水道システムの構築を目指しています。
水質管理計画
県営水道の供給水質は、水質基準はもとより、より質の高い水道水の供給を目指して設定されている水質管理目標設定項目の目標値も達成しています。
しかしながら、水源での油類や化学物質等の流出による水質汚染事故や、藻類の増殖によるかび臭物質等の異臭味障害の発生など、原水水質の汚染要因が多様化しています。
また、浄水水質においても、水道水質基準の逐次改正に伴う新たな項目の追加や、基準の強化への対応が必要であり、より質の高い水道水の供給が求められています。
よって、県営水道として水質管理をより充実したものとするため、水道水質に係る問題の解消に向けた総括的な対応策を水質管理計画として平成13年に策定し、水質基準の改正等、水道を取り巻く環境の変化等に対応して適宜改正しています。
問合せ
愛知県 企業庁 水道事業課
E-mail : kigyo-suiji@pref.aichi.lg.jp