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研究報告第44号-008

ページID:0059297 掲載日:2015年6月2日更新 印刷ページ表示

夏期高温時の超微粒ミスト噴霧と夜間冷房がバラ切り花の収量・品質に及ぼす影響

キーワード

花弁焼け、超微粒ミスト、バラ、ヒートポンプ、夜間冷房、葉面積

摘要

夏期高温時における昼間の超微粒ミスト噴霧およびヒートポンプによる夜間冷房の温度が、無遮光のガラス温室で栽培した切りバラ「アサミ・レッド」および「インテロルトロ」の収量・品質に及ぼす影響を調査した。

昼間に超微粒ミストを噴霧すると、ガラス温室の気温は平均4~5℃降下した。相対湿度は65~70%に保つことができ、バラの葉温も4℃程度下がった。超微粒ミストの噴霧によりバラの花弁焼け・葉焼け症状は皆無であったので、「アサミ・レッド」で発生する焼け症状は、高温と乾燥が原因と考えられた。

超微粒ミストと夜間冷房を組み合わせた区は、対照(無処理)区および夜間冷房の温度20℃区よりも葉が大きく生育も旺盛で、切り花品質が向上した。超微粒ミストを昼間に噴霧すると、夜間冷房の温度は生産農家の慣行20℃よりも23℃で切り花の収量および品質が優れた。

夜間冷房の温度23℃区は、20℃区と比べて約3割の省電力となり、省けた電気代で超微粒ミストのランニングコストを賄うことが可能である。

著者

二村幹雄:園芸研究部(現東三河農業研究所)

山口徳之:園芸研究部(現園芸農産課)

池内都:園芸研究部(現企画普及部)

和田朋幸:園芸研究部

大石一史::園芸研究部(現企画普及部)

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夏期高温時の超微粒ミスト噴霧と夜間冷房がバラ切り花の収量・品質に及ぼす影響

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