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渥美外海観測結果

ページID:0385435 掲載日:2025年3月5日更新 印刷ページ表示

水温の変動

 2月27、28日に、調査船海幸丸により渥美外海の観測を実施しました。なお、沖合のA4、A12は荒天のため欠測となりました。湾口部では平年差+0.20℃で平年並みとなっています。沖合域では平年偏差+0.35℃で平年並みとなっています。

 2月27日の人工衛星画像によると、黒潮は、大蛇行流路を継続し、潮岬沖北緯31度付近から大王崎沖北緯33.5度へ向かって北上し、野島崎へ向かって流れるA型流路となっています。2月19日に潮岬沖の南下部の一部が切り離され、最南下位置が1月に比べて北上しました。渥美外海周辺の海況は、御前崎沖に黒潮と接するように冷水渦(反時計回り)が分布しており、この渦の影響で静岡県境付近に南向きの流れがみられます。また、海面水温の分布から志摩半島付近にも南向きの流れがみられ、渥美外海は東向きに流れていると考えられます。

渥美外海観測点

観測定点

                                                                              

水温平年差の変動

湾口部0m(A1)におけ2月の水温平年差の変動  ※水温平年差は過去30年平均値との差

 湾口部表層水温の平年差

沖合域水深200m(A4, A12, A19の平均) における2月の水温平年差の変動 ※水温平年差は過去50年平均値との差

沖合域200m水温の平年差

渥美外海の海況

 水温と塩分の海面分布と鉛直断面図から、湾口部(A1~A10)に内湾系の低温かつ低塩分と外海系の高温かつ高塩分の水塊がぶつかる熱塩フロントがみられます。また、鉛直断面図によると、渥美外海の沿岸から沖合域(A10~A19)では、水深200m以浅の等温線が沖へ向けて高くなっており、東へ流れていたと考えられます。​

 

海面水温

水深100mにおける水温の水平分布図

水深200mにおける水温の水平分布図

水深10mにおける塩分の水平分布図

水深100mにおける塩分分布図

鉛直水温

鉛直塩分

鉛直密度

鉛直クロロフィルa濃度

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