一日のスタートである朝ごはん。朝忙しくて朝ごはんを抜いてきたら、何だか頭がぼ~っとして、体もだるい。そのようなことはありませんか。
朝ごはんをなぜ食べた方がよいのか、どんな朝ごはんが望ましいのかなどについて、考えてみましょう。
夜、私たちが寝ている間にも、脳は活動しています。
しかし、脳のエネルギーとなる「ブドウ糖」は、体には余り蓄えておけないため、朝起きたときの脳は「ガス欠」状態です。
朝食でエネルギーを補給しないと、頭が働かず、勉強にも仕事にも集中できません。中学生の学力テストでも、朝食を食べている人ほど点数が高いという結果が出ています。
朝食を食べているあなたも、献立の内容まで気にしていますか?
朝食を食べているといっても、牛乳だけ、菓子パンだけなんてことはありませんか?
ごはんやパンなどの主食は、炭水化物の供給源となる食べ物です。炭水化物は分解されるとブドウ糖になり、脳や体のエネルギーになります。同じくエネルギー源となる脂質に比べて、分解・吸収が早いため、元気な一日のスタートには主食が最適です。
また、野菜などの副菜、肉や魚などの主菜を組み合わせた朝食ならばベストですね。
愛知県の第4次食育推進計画「あいち食育いきいきプラン2025」では、朝食欠食の改善に加えて、成長期である小中学生においては献立内容まで踏み込んで、目標を立てています。
あいちの目指す食育
●朝食を毎日食べる習慣がある小中学生の割合
93.2%〔2020〕 → 98%以上〔2025〕
●朝食を毎日食べる習慣がある高校生の割合
86.0%〔2020〕 → 91%以上〔2025〕
●朝食を欠食しない若い世代の割合
89.1%〔2020〕 → 91%以上〔2025〕
忙しい朝に、朝食を作るのは大変・・・という方は多いと思います。
そんな時は、事前にちょっと準備しておけば手早く作れますよ。
例えばこんな工夫を
愛知県では、毎年、小学生を対象とした朝食の献立コンテストを開催しています。
2023年度に実施した「あいちの味覚たっぷり!わが家の愛であ朝ごはんコンテスト」では、「地元の食材や郷土料理を取り入れた家族の愛を感じる愛であ朝ごはん」をテーマに献立を募集し、
県内の小学生から7,464点の応募があり、その中から最優秀賞1点、優秀賞2点、優良賞7点、佳作90点を選定しました。
コンテストの結果はこちらからご覧ください。
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/hoken-taiiku/asagohankontesutohonsenkekka.html)
手早くできるレシピ、旬の食材の使ったレシピなど、朝食のレシピが数多く掲載されています。
令和6年度の朝ごはんコンテストの献立を2024年8月30日まで募集しています。詳しくはリンク先をご覧ください。