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愛知県には、自動車産業や電池開発に関わる企業・大学・研究機関が集積しています。この地域の強みを生かして活発に研究・技術開発を行い、電池イノベーションの創出を図るため、産学行政が参画する「あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム」(会長:愛知県知事。以下、コンソーシアムという。)を2024年12月11日に設立しました。
この度、コンソーシアムの取組の一環として、公益財団法人科学技術交流財団及び公益財団法人日比科学技術振興財団との共催により、「酸化物型固体電池の開発動向」についてのセミナーを開催します。
今回のセミナーでは、名古屋大学大学院工学研究科の入山 恭寿教授から酸化物型固体電池の開発動向について御講演いただくほか、酸化物型固体電池に取り組む企業によるショートプレゼンを実施します。また、会員企業・機関によるポスターセッションや交流会を実施します。
つきましては、本セミナーの参加者を募集しますのでお知らせします。
AiBC 第4回セミナー チラシ [PDFファイル/770KB]
2026年1月27日(火曜日)午後1時30分から午後5時30分まで(開場:午後1時)
セミナー・ポスターセッション: 午後1時30分から午後4時10分まで
交流会: 午後4時20分から午後5時30分まで
会場及びオンラインのハイブリッド開催
【留意事項】
・オンライン参加の場合、Web会議システムを使用します。インターネットに接続でき、動画視聴可能なパソコン又はスマートフォンが必要です。
・オンライン参加時の通信費及び通信機器代は自己負担となります。
STATION Ai (愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号)
1階 イベントスペース(セミナー・ポスターセッション)
M3階 大会議室(交流会)
13時30分~13時35分 主催者挨拶
13時35分~14時25分 講演「酸化物型固体電池の開発動向」
名古屋大学 大学院 工学研究科
教授 入山 恭寿 氏
14時25分~14時45分 ポスターセッション及び休憩
14時45分~15時55分 酸化物型固体電池に取り組む企業によるショートプレゼン
【プレゼン企業】
・日本ガイシ株式会社
結晶配向セラミックス正極板を使用した半固体電池「EnerCera(エナセラ)」の技術と用途
・日本特殊陶業株式会社
LLZO(ランタンジルコン酸リチウム)系酸化物固体電解質の開発とその応用
・FDK株式会社
酸化物系全固体電池「SoLiCell®(ソリセル)」の開発
・JFEテクノリサーチ株式会社
酸化物系全固体電池の実用化を加速する試作・評価サービス
15時55分~16時10分 ポスターセッション及び休憩
16時10分~16時20分 会場移動
16時20分~17時30分 交流会
・あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム 会員
・公益財団法人科学技術交流財団 研究交流クラブ 会員
・その他、電池産業及び酸化物型固体電池に関心のある方
(コンソーシアム会員、研究交流クラブ会員に限らず参加可能)
会場80名(申込先着順)、オンライン200名
セミナー及びポスターセッションについては無料。
交流会について、公益財団法人科学技術交流財団の研究交流クラブ会員は無料、その他の方は、2,000円の参加費が必要となります(当日支払い、現金のみ。)。
事前申込みが必要です。以下のURLから申込フォームにアクセスして、お申込みください。
【申込用URL】
https://forms.office.com/r/w0DVR0Bhsr?origin=lprLink
2026年1月20日(火曜日)午後5時
あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム 会員
公益財団法人科学技術交流財団 研究交流クラブ 会員
10社・機関程度
応募多数の場合、事務局にて選定します。
無料。ポスターの製作及びパーテーションへの貼付けに必要な資材・用具は、各社・機関にてご準備ください。
事前申込みが必要です。以下のURLから申込フォームにアクセスして、お申込みください。
【申込用URL】
https://forms.office.com/r/3iX7T5vKCG?origin=lprLink
2026年1月13日(火曜日)午後5時
あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム(事務局:愛知県)
公益財団法人科学技術交流財団
公益財団法人日比科学技術振興財団
○ 第4回セミナー及びあいち次世代バッテリー推進コンソーシアムに関すること
愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
次世代バッテリーグループ 石原、柴田、青木
電話:052-954-6702 メール:san-kagi@pref.aichi.lg.jp
○ 研究交流クラブに関すること
公益財団法人科学技術交流財団 研究交流クラブ担当(戸館)
電話:0561-76-8325 メール:club@astf.or.jp
名古屋大学大学院 工学研究科 教授。高安全・長寿命な酸化物型固体電池に向けた高性能な固体電解質開発等に取り組む。JST「革新的GX技術創出事業 (GteX)」において、チームリーダーを務めるほか、NEDO「次世代全固体蓄電池材料の評価・基盤技術開発(SOLiD-Next)」等、多数の国プロに参画。
独自のセラミック技術を有し、自動車排ガス浄化用をはじめとする各種産業用セラミック製品、電子電気機器用セラミック製品、特殊金属製品などを製造、販売。電池分野では、セラミック技術を生かした超薄型・高性能リチウムイオン電池「EnerCera」を商品化。
セラミックスを基盤とする部品メーカーであり、世界トップシェアを誇るスパークプラグやセンサのほか、半導体関連部品、医療機器、産業用セラミック部品など幅広い分野で利用される製品を製造、販売。電池分野では、トップクラスのイオン伝導性を有する酸化物系固体電解質の開発に取り組む。
70年以上にわたって電池と電子の技術を蓄積し、家庭から産業用まで様々なシーンに不可欠な製品(電池およびエレクトロニクス関連の素材・部品とそれらの応用製品)を製造、販売。電池分野ではリチウム電池、アルカリ乾電池の1次電池、ニッケル水素電池の充電池のほか、高電圧、高エネルギー密度、高い安全性等の特長を有する酸化物系全固体電池「SoLiCell®」の開発に取り組む。
ナノ領域から大型構造物までの幅広い対象において、分析・試験設備を用い、信頼性の高い解析・評価技術を提供。電池分野では、電池の試作から電池特性評価・試験、電池材料の分析・解析までの一貫受託体制を構築。
1 設立目的
産学行政が連携して、バッテリーに係る研究・実証、人材育成、研究・実証・製造拠点等の集積を進めることにより、セラミックス等の地域の強みを生かした活発な研究・技術開発による電池イノベーションの創出を図る。
2 当面の重点分野
(1)セラミックスの集積を生かした次世代バッテリー「酸化物型全固体電池」の開発加速化支援
(2)次世代電池や既存二次電池の技術革新のための産学官共同研究開発チームの組成支援
(3)知の拠点あいちに電池開発研究・評価の人・モノ・情報が集まる拠点化の検討
3 組織構成
会 長:愛知県知事
アドバイザリーボード委員:
(企業)(株)デンソー、トヨタ自動車(株)、日本ガイシ(株)、日本特殊陶業(株)、パナソニック エナジー(株)、古河電池(株)
(大学)名古屋大学2名、東京都立大学
(研究機関等)(国研)物質・材料研究機構、(一財)電気安全環境研究所
(アナリスト)デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
(行政)中部経済産業局、愛知県経済産業局
会員数:190者(大学・研究機関等 28機関、企業等 156社、行政 6機関)※2025年11月末時点
事務局:愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
4 設立
2024年12月11日
5 コンソーシアムの活動内容
(1)バッテリーに係る研究・実証、人材の育成、研究・実証・製造拠点等集積に関する事業の協議・実施
(2)会員の取組発信(ウェブページ、展示会等)
(3)バッテリーに関するセミナー、企業見学会の開催
(4)会員相互の交流、マッチング支援
(5)ワーキンググループでの重点分野に係る個別事業の計画、実行 等
〈入会について〉
会員については、電池の製造開発や利活用に関心のある企業や大学、団体等の方々を対象として、随時募集中です。(会費無料)
入会方法についてはあいち次世代バッテリー推進コンソーシアムWebページをご覧ください。
愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
次世代バッテリーグループ
担当:石原、柴田、青木
電話:052-954-6702
メール:san-kagi@pref.aichi.lg.jp