ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 知事記者会見 > 年別一覧 > 2023年 > 2023年9月19日(火曜日)午前10時

本文

2023年9月19日(火曜日)午前10時

ページID:20230919 掲載日:2023年10月4日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 おはようございます。今日は9月19日火曜日、3連休でありましたのでね、昨日は敬老の日ということで3連休で、明けて火曜日午前10時の定例会見を始めさせていただきます。

(1)知事の中国・杭州渡航について

【知事会見】知事の中国・杭州渡航について - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 それでは、発表事項でございます。

 まずはですね、私の中国・杭州渡航について申し上げます。

 9月の22日の金曜日から25日の月曜日まで、杭州アジア競技大会の開会式などに出席するため、中国の杭州を訪問いたします。杭州は2019年5月に渡航して以来、約4年ぶりの訪問となります。

 渡航日程を御覧ください。

 22日午後、関空から行かないとけませんので、アジア大会に合わせて造った杭州蕭山(しょうざん)国際空港に直接参ります。この時間で参ります。そして、用務は23、4の土日ということでございます。

 土曜日の夕方は、杭州アジア大会組織委員会が主催するレセプションに出席をします。これは、次回大会の組織委員会の会長、また開催都市の代表として招待をされました。杭州アジア大会組織委員会、またアジア大会の主催者であるOCAの関係者にお会いをしてしっかりと連携を強化をしてまいります。そして、レセプションに引き続いて、その後、夜にメインスタジアムで行われる、「杭州オリンピック・スポーツセンタースタジアム」で行われる開会式に出席をいたします。これも招待されての出席ということであります。

 翌日の24日の夕方には、アジア大会の前身として、日本、中国、フィリピンにより1913年に始まった極東選手権競技大会から110周年となるのを記念するイベントがOCA主催で開催されます。こちらも招待されておりますので出席をいたします。こういう大会があるというのは私も知りませんでしたけどね、この案内が来るまでは。ということでございます。

 また、期間中、アジア競技大会関係者との面談、そしてできるだけ多くの競技会場等を訪問し、実際の大会運営の様子をしっかりと見聞きしたいと考えており、2026年の愛知・名古屋大会の準備に生かしてまいります。

 以上、4日間の訪問ですが、実りのある渡航にしてまいります。

 基本、23、4、土日でそうした行事というかね、開会式に関係するもの、OCAの関係の行事参加ということでございます。翌日は、ホテル、5時ぐらいに出ないかんな。ということで帰ってまいります。

 なおですね、杭州アジア競技大会、アジアパラ大会の閉会式にも、フラッグハンドオーバーセレモニーがあります。旗を引き継いでこなければいけませんので、出席を予定しておりまして、詳細が固まりましたら改めて発表いたします。

 アジア競技大会の閉会日は10月8日、そしてアジアパラ大会の閉会日は10月28日ということでございまして、旗をもらう、これは必須でありますので、頂きたいと思います。逆に、これ、行かなきゃ、おまえ、けんか売っているのかって話になりますから、それはとてもできませんので、とにかく行って頂いてこないかんということでございますので、よろしくお願いいたします。

 なおですね、現地で出席されるOCAのラジャ・ランディール・シン会長代行でありますとか、杭州大会の組織委員会の主席は、中国政府の国家体育総局長ですね、これは高志丹(こう したん)さん、そして浙江(せっこう)省長、王浩(おう こう)さん、主席が2人いるということでありますが、前にも、4年前面会、対談したことありますが、替わっていますので、またお会いできればと思っております。

 そしてですね、またこの合間を縫いまして、もう既に競技は開会式前から球技等時間かかるやつはもう始まっていますのでね、一部始まっていますので、そちらで、愛知県の関係、ゆかりの選手が出場される競技などを少し考慮しながら、施設運営などを視察をしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。

 最初、計画したときに、私ども、愛知・名古屋大会組織委員会でもレセプションをと思ったんですが、これ、OCAと相談したところ、それは閉会式前にやった方がいいんじゃないかと、こういうことでありましたので、今度は閉会式前に、次はうちですよということで、また来てねということでやる。これはいつもやる国際儀礼でございますので、それはしっかりやっていきたいというふうに思っております。

 それとですね、外務省を通じまして現地、浙江省を管轄するのは上海にある日本総領事館でありますが、そこに情報等確認をいたしておりますけれども、現時点でアジア競技大会に関して中国側の対応に特段の変化はない。処理水の関係がありますので、我々もそこは大分8月から神経質になりまして、情報は常に確認しておりますが、特段の変化はないということでございますね。情報等によりますと、中国政府も大分これはもうちょっと抑え込みかかっているということでありまして、8万人のスタジアムでやる開会式及び大会で、オリンピックをしのぐ規模のですね、選手団で、2万人近い。東京が1万5,000人ぐらいだったのでそれよりもっと多いですね、選手団という規模の大会でですよ、そういうことがあってはいかんということになるんだろうと思いますのでね。そういう意味で、私ども、粛々とやっていきたいというふうに思っております。

(2)作品展「あいちアール・ブリュット展10周年記念美術館」の開催について

【知事会見】作品展「あいちアール・ブリュット展10周年記念美術館」を開催します! - 愛知県 (pref.aichi.jp)​)

 続きましてですね、二つ目です。

 作品展「あいちアール・ブリュット展10周年記念美術館」の開催についてです。

 愛知県では、障害のある方の社会参加と障害への理解促進を図るため、障害のある方のアート作品を展示する「あいちアール・ブリュット展」を2014年度から開催しております。「あいちアール・ブリュット展」が今年度で10周年を迎えることを記念して、作品展「あいちアール・ブリュット展10周年記念美術館」を開催をいたします。

 記者発表資料の1ページを御覧ください。

 期間は、10月17日から22日までの6日間で、名古屋市民ギャラリー矢田の第1展示室において開催をいたします。作品展「あいちアール・ブリュット展10周年記念美術館」では、「あいちアール・ブリュット展」で複数回優秀作品に選ばれた方の作品、芸術的な才能で企業に雇用された方の作品を展示をいたします。

 記者発表資料の2ページを御覧ください。

 「あいちアール・ブリュット展」10周年記念事業として、作品展以外にも様々なイベントを予定をいたします。まず、10月21日土曜日午後1時半から3時半まで、名古屋市東文化小劇場におきまして、10周年記念式典及び記念公演を行います。招待者限定のため一般の方は参加できませんが、記念式典では、作者や「あいちアール・ブリュット展」に貢献された皆様をお招きし、これまでの活躍をたたえてまいります。

 また、記念公演では、2017年度に開催いたしました「あいちアール・ブリュット展」でもダンスパフォーマンスを披露いただきました愛Wish(あいウィッシュ)プロジェクトによる舞台を予定をしておりまして、式典に参加いただきました作者に芸術活動のインスピレーションを高めていただきます。

 記者発表資料の3ページを御覧ください。

 愛知県文化施設での展示は、愛知芸術文化センター及び愛知県図書館におきまして、陶芸などの立体作品や絵画作品の展示を行います。また、商業施設等での展示は、アーバンネット名古屋ネクスタビルを始め各施設に御協力をいただいて、まちなかでもアール・ブリュット作品を見ていただけるよう県内3か所で展示を行います。

 10周年記念美術館や県文化施設・商業施設での展示については、いずれも入場無料でありまして、是非多くの皆様に御覧をいただいて、障害のある方の「芸術のチカラ」を直に感じていただきたいと思っております。ということでございますので、よろしくお願いをいたします。

 なおですね、昨日、私もこの名古屋市民ギャラリー矢田のですね、この展示室で、今年、2023年度の「あいちアール・ブリュット展」をですね、拝見をいたしました。今年は700点をちょっと切れる応募数ということでございましたが、大体700点からそれ以上でほぼ、ずっとここのところ、安定をしてですね、多くの皆さんに出展をいただいております。それからまた、優秀作品が展示部屋にありましたが、見事なものだなと思いますね。

 それから、アティックアートといって、その作品を、企業さんに購入していただいて、それをティッシュボックスとかクリアファイルとかですね、あとこういう封筒とかですね、いろんなものに使っていただく、そういうアティックアートも展示されておりましたので、今のアティックアートは去年の作品を使って、ノベルティグッズを作ったというものでありますので、今年の優秀作品は、これから購入いただいて、来年、制作するということで、3月かな、たしか発表するのはね。ということで、そういうサイクルで来ておりますのでですね、お願いをしたいと思っております。

 こんなことですね、これが、「あいちアール・ブリュット展10周年記念美術館」、大変すばらしい作品ばかりでありますので、また是非皆さんもね、御覧をいただきたいと思います。

 ちなみにですね、これまでですね、愛知県においてはですね、アート雇用というのを推奨しておりまして、取り組んでおりまして、障害のある方が絵を描くことを仕事として一般企業に広報担当などで、在宅勤務、パート雇用も含めてですね、雇用していただくというアート雇用に取り組んで、こういった形のことができますよ、お願いできませんか、ということでお願いをしておりまして。アート雇用はですね、2016年度にですね、2名就職して以降順次増えて、今年の9月現在で12の企業さんで22名の方が雇用をしていただいているところでございます。

 それからですね、今回のアール・ブリュット展10周年記念美術館は、これまでに2回優秀作品に選ばれた方、それからアート雇用をされた方など約90名の作者にお声掛けをし、作品を展示できるよう現在調整中ということでございます。

 10周年記念事業については、この10周年記念誌及び記念動画を作成をいたしまして、この取組実績をアピールをしたいというふうに思っております。記念誌は、この「あいちアール・ブリュット展」、10年間の軌跡などを掲載をいたします。記念動画は、「あいちアール・ブリュット展」の10年間の取組などを数種類の動画にまとめて広く情報発信をするということでございまして、しっかりと進めていきたいと思います。

 2014年度から始まりまして、今年で10年目ということですが、14、15、16とやって、2016年度が一つのエポックといいますかね。2016年12月に第16回全国障害者芸術・文化祭のあいち大会を開催いたしまして、もちろんアール・ブリュット展もやりましたので、その年に大きくやって、そして盛り上げて、ずーっとこれで10年間続けてきたということでございます。

 愛知県の取組は、このアート雇用でありますとかね、あと、同じく2014年度から芸術系大学の教員さんなどが障害者支援施設などを訪問して、利用者の創作活動を支援する出前講座を開催しているということで、そういう作品の広がりが多いということで、愛知県、芸術系大学がですね、三つだったかな、ありますので、そうした先生とか学生さんがね、出前行ってやっていただくということで、その裾野を広げているということでございます。

 なので、最近、昨日見まして、もともと絵画が多いのは当然なんですが、愛知県の特徴として、陶芸、焼き物が結構多いと。やっぱり手で練ってあれするというのはいいことだと思います。焼き物はやっぱりですね、愛知県は焼き物の産地なので、そういう陶芸のですね、専門の先生方等も結構いますので、そういった方々が指導していただけるので、実はそれぞれの福祉施設で窯(かま)を持っているところも結構あるということで、焼き物が多い。最近また習字が増えてきているということなのでね。いろんなバリエーションが増えていくというのはいいことでありますので、そうした形でまた広がっていっていただければありがたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(3)大韓民国慶尚南道との友好交流及び相互協力に関する覚書の締結及び「エアロマート名古屋2023」への県内航空宇宙関連企業の出展について

【知事会見】大韓民国慶尚南道との友好交流及び相互協力に関する覚書の締結について - 愛知県 (pref.aichi.jp)

【知事会見】「エアロマート名古屋2023」に県内企業39社とともに出展します! - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 続きましてですね、3点目、最後の発表ですが、資料を御覧ください。

 大韓民国慶尚南道(けいしょうなんどう)との「友好交流及び相互協力に関する覚書」の締結及び「エアロマート名古屋2023」への県内航空宇宙関連企業への出展についてということです。

 この度、韓国の慶尚南道と「友好交流及び相互協力に関する覚書」を締結することになりました。昨年2022年9月に、本県と慶尚南道、そして駐名古屋大韓民国総領事館の共催で「日韓航空(宇宙)フォーラム」を開催をした際、慶尚南道のキム経済副知事と意見交換をさせていただいて、覚書締結の提案を向こうからいただきました。その後の実務者レベルでの協議を経て、この度、「友好交流及び相互協力に関する覚書」を締結することで合意に至りました。

 慶尚南道は、航空宇宙、造船、自動車などのものづくりが盛んな地域で、産業構造も本県と類似をしております。特に航空宇宙分野においては、韓国航空宇宙産業の中心地であり、完成機メーカーであるKAI(カイ)グループをトップに、多くのサプライヤーが集積しているという共通点があります。また、スタートアップ分野に関しても、慶尚南道では、本県と同様、スタートアップ企業の育成を強力に推進していると伺っており、今後連携が期待できます。

 今回の覚書につきましては、「エアロマート名古屋2023」の開催に合わせ、9月26日に行うレセプションパーティーにおいて慶尚南道キム経済副知事の出席の下、締結式を執り行う予定であります。この覚書締結を機に、航空宇宙産業及びスタートアップ支援などを相互に有益であると認める各般にわたる分野において、地域レベルの関係を一層強化し、両地域の更なる発展につなげてまいります。

 次に、「エアロマート名古屋2023」についてです。

 「エアロマート名古屋2023」は、9月26日火曜日から28日木曜日までの3日間、名古屋市内で開催される日本最大規模の国際的な航空宇宙産業に関する商談会であります。当地で5回目の開催となる「エアロマート名古屋2023」では、国内外の大手航空宇宙関連メーカーのバイヤーが多数参加し、活発なビジネス交流が見込まれております。本県では、航空機の需要回復期において、県内企業がこの機会を最大限活用し、新たな受注を獲得していただくため、先の5月補正予算において、出展料を全額支援するとともに出展支援枠を拡充をいたしました。

 この商談会では、愛知県、名古屋市を始めとする地域の行政、支援機関、業界団体、大学等で構成する「あいち・なごやエアロスペースコンソーシアム」の出展ブースを確保し、県内航空宇宙産業のサプライヤー企業39社とともに「あいち・なごやパビリオン」として出展をいたします。加えて、出展企業の商談を全力でサポートするため、航空ビジネスの専門家による商談支援を行うとともに、海外企業や団体との交流機会の提供等を実施をしてまいります。

 今後も、これらの取組を通じて、日本最大の航空機産業の集積地である当地域のサプライヤーが大きく成長し、自動車に次ぐ第2の柱となるようにしっかりと支援をしてまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 ということで、二つ、今日は申し上げましたが、まずは韓国の慶尚南道さんですが、資料の2ページに地図がありましてね、日本から見て東側というか右側の方がこれ、慶尚道(けいしょうどう)、左が全羅道(ぜんらどう)ということでございまして、ちょっと文化が違いますよね。昔、新羅(しらぎ)の国と百済(くだら)の国といったかな、という感じでありまして、ちょうどこの慶尚道は慶尚北道(ほくどう)、南道となっておりまして、そこの慶尚南道と北道の、この右下のところにこの釜山(ぷさん)があり蔚山(うるさん)がありということで。そこに、蔚山にあれだね、ヒュンダイ自動車か、ということがあるので、愛知県からはですね、慶尚南道に進出している企業は7社、愛知県企業は進出しておりまして、自動車ですよね。デンソーさんとかね、住友理工さんとかね、林テレンプさんとか、そういった工場が実際ありますね。工場があるということで、7社が進出をし、ビジネスを行っているということでございます。そういう関係もございます。

 ということでございまして、慶尚南道とは、昨年9月に「日韓航空宇宙フォーラム」を開催いたしました。またですね、「エアロマート・ツールーズ2022」、また、「パリ・エアショー2023」において、情報交換やビジネスマッチングを目的としたミーティングを継続的に実施するなど、これまでも連携をしてきております。

 航空宇宙産業のサプライヤーが集積している慶尚南道との連携というのは、当地域の航空宇宙産業の発展にメリットがあると考えております。

 また、慶尚南道はスタートアップの育成を推進する「慶尚南道創業エコシステム革新戦略」を掲げて、2026年に向けて大規模な支援施設を整備を計画をしておられるということでもございます。ということなので、私も、2024年、来年10月にスタートアップの大拠点、「STATION Ai」をオープンしますので、そこともやはり連携ができるのではないかと思っております。

 私ども愛知県が友好提携、経済連携、相互協力といった、この3タイプのいわゆる「協定」を結んでいるところは20地域でございまして、今回で21地域目ということになりますので、よろしくお願いをいたします。

 というのが、この慶尚南道との関係ということでございますが、それからですね、「エアロマート名古屋2023」でありますが、県内企業39社と共に出展をいたしますということでございます。これに合わせて慶尚南道さんも来られるということでございますね。

 次の資料の1ページ、2ページということでありますので、また御覧をいただければというふうに思っております。

 今後ですね、慶尚南道さんとはですね、航空宇宙産業分野においては、来年10月に「2024国際航空宇宙展」が東京で開催と、12月に「エアロマート・ツールーズ2024」がフランスで開催ということなので、慶尚南道さんも出られると聞いておりますので、私どももそうしたこの展示会等には参加をし、双方の出展企業同士の交流を深めていきたいというふうに考えております。スタートアップでは、STATION Aiのプログラムなどを活用して更に連携強化をしていきたいと、こういうふうに思っております。

 それから、「エアロマート名古屋2023」においては、私ども愛知県は出展企業39社の出展料を全額支援するとともに、航空ビジネスに精通した専門家による商談前の事前サポート、会期中の商談支援、会期後の商談成立に向けたアドバイスなどを行うということにいたしております。

 なお、この2年前、前回のエアロマートは「エアロマート名古屋2021」、2年前でございましたが、「あいち・なごやパビリオン」には県内企業は57社出展をし、900件の商談が行われ、今年の1月にそのフォローアップ調査をいたしましたところ、33社から回答があって、58件が契約に至ったと、こういう報告がありますので、成果は出ているというふうに思っております。個別にまた、いろいろデータ等を調査いただけるということであれば、また部局にお問合せいただければというふうに思っております。

 私からは以上です。