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2024年2月13日(火曜日)午前10時

ページID:202402013 掲載日:2024年2月29日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 皆さん、おはようございます。

 2月13日、3連休明けのですね、火曜日、午前10時の定例会見を始めさせていただきます。

(1)令和6年能登半島地震について

 発表事項の前に、まずですね、令和6年能登半島地震について、1週間のですね、私ども愛知県の支援状況等についてまとめてありますので、御覧をいただき、お聞きをいただきたいと思います。

 地震の発生から6週間が経過をいたしました。被災地では、応急仮設住宅の建設、水道・道路などのインフラ復旧、災害ボランティア活動など、復旧・復興に向けまして懸命な取組が進められております。しかしながら、今もなお多くの被災者の皆様が長期にわたり厳しい避難生活を余儀なくされております。本県といたしましても、現地への職員等の派遣や、本県の高齢者福祉施設等での被災者の方々の受入れなど、引き続きしっかりと被災地に寄り添った支援を継続してまいります。

 お配りした資料に基づいて、先週の会見以降の主な取組について説明をいたします。

 まず、職員等の派遣でございます。

 こちらの資料ですね、資料のかたまりの最初の2枚は被災状況ということでございますので、A3のですね、このA3の横長のやつで一覧表にしてあります。

 まず、3ページから御覧ください。

 1「応急対策職員」につきましては、2月10日から第7次隊の5人を派遣をし、延べ32人の派遣ということで、あとはですね、基本、アンダーラインのとこだけが変わったところでございます。ということで、2の緊急消防援助隊愛知県大隊、一番たくさん派遣しておるところでございますが、ここは変わっておりません。それからですね、DMAT(ディーマット)も80隊、変わっておりません。

 それから、6のですね、DCAT(ディーキャット)、「災害派遣福祉チーム」につきましては、11日から第6班の3人を派遣し、第8班まで31人の派遣ということでございます。

 そして、次のページの5ページの11「愛知県警察災害派遣隊」では、広域緊急援助隊交通部隊、緊急災害警備隊、防犯カメラ設置チームを再び派遣をいたしまして、合計延べ638人でございまして、1週間でですね、これで141人か、141人増えておりますね。20人と117人と4人ですね。特にこの緊急災害警備隊、警ら部隊、警ら隊ですね、泥棒さん対策です。こういうときに行くと。それはそうですね、避難所に行ってあれしているから、わーっと行って取っていくと。けしからん話でございます。まさに火事場泥棒ってそういうことかなと。言葉どおりだと思いますが、これの派遣の要請が強く来ているので、これを派遣する。

 もちろんもう一つは、上の交通整理ですね、これもやはり道路が行き止まりとかなんとか、まだ全部開けていないわけですから、交通整理しないと渋滞も起きますしね。これからボランティアさんがたくさん来ますので、ボランティアさんも金沢から4時間かけるとかね、3時間かけるとかという話ですから、やはり交通整理が必要なので、その両部隊はまだこれからもと言うか、むしろこれで増えたということでございます。それが特徴ということですね。

 それから、12「対口支援」では、2月10日に避難所運営等の支援員として第6次、30人を派遣をいたします。また、家屋の被害認定業務について、第5陣で県内各市町村から25人を派遣をしていただいているということでございます。

 続きまして、被災者の受入れ。1は、「高齢者福祉施設利用者等の受け入れ」では、本県の医療機関で受け入れた68人のうち42人が高齢者福祉施設、二次ということで高齢者福祉施設に移られております。県営住宅は合計31戸に入居いただいております。

 その他の支援でありますが、2「義援金」でございますね。8ページですね。2「義援金」につきましては、県民・事業者の皆様から現在までに729件2,485万円余の義援金をお寄せいただいております。温かい御支援に心から感謝申し上げます。

 引き続き被災地のニーズをしっかりと把握をし、早期の復旧・復興に向けて積極的な支援に取り組んでまいります。

 ということでございます。でありますが、一応数値等は大分ですね、1週間でも、警察の関係はまだこれからもずっとこの規模で送らなければいけないと思いますが、あと基本は大きく変わりませんので、こうした形で1週間分まとめてのですね、会見で申し上げるのは一応今日で一区切りとさせていただいて、資料は提供するのか。

【防災安全局長】 はい。ホームページで出していきます。

【知事】 すみませんね、ホームページに出させていただきますので、記者クラブに資料配布という形はもう今日で一区切りというふうにさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 だから、週初めにあれか、1週間分まとめてホームページに出すということね。毎日か。毎日変えるから、それを見て。

【防災安全局長】 毎日ホームページで出していきます。

【知事】 ということでよろしくお願いを申し上げます。

 それとですね、ちょっとあれですが、石川県さんの発表資料ですが、住家被害がもう6万棟ということでありますので、これはですね、改めて大変な被害だということだと思います。これまたしっかりとですね、私ども支援をしてまいりたいというふうに思っております。

 それから、能登半島地震における災害対応、私ども愛知県、警察、それから市町村の皆さんの職員の派遣状況ですが、消防隊も含めてですが、これまで、延べで4,184名を派遣をいたしております。引き続きしっかりとやってまいります。

(2)愛・地球博記念公園におけるAPMネコバスお披露目セレモニー等の開催について

【知事会見】(変更)愛・地球博記念公園におけるAPMネコバスお披露目セレモニー等の開催について - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 それではですね、発表事項を2点申し上げます。

 まずですね、1点目、愛・地球博記念公園における「APM(エーピーエム)ネコバス」のお披露目セレモニーの開催でございます。愛・地球博記念公園におきまして、これ出すの、パネルを出してください。なかなかいい質感だな、これは。

 ということでございまして、これが、前にもね、9月にもこの、ものはお示ししてありますが、これはもう写真だな、実物のね。物ができたものの写真をちょっと結構鮮明ですな、これはね。

【都市・交通局長】 9月11日のものと一緒です。

【知事】 一緒か。あの時も1台できているからね。それを大きくしたもので、またこれはデータは差し上げるのね。

【都市・交通局長】 9月11日のものと一緒で、またお披露目の時にお渡しします。

【知事】 はい。また必要であれば、データは差し上げます。

 ということでございますが、愛・地球博記念公園において、ジブリパーク外の新たな公園施設として、トヨタ自動車株式会社、MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)株式会社、豊栄(ほうえい)交通株式会社及び株式会社スタジオジブリの民間企業4社と愛知県が連携をして、「APMネコバス」の運行準備を進めてまいりました。この度、ジブリパーク「魔女の谷」の開園に合わせまして、3月16日の土曜日から運行を開始いたします。関係者の皆様の御尽力に感謝申し上げます。

 運行開始に先立ちまして、2月の27日火曜日、午前10時30分からお披露目セレモニーを開催いたしますので、お知らせします。

 資料の2ページを御覧ください。

 1ページが今のことでね、27日のお披露目、出席者は私と4社の代表の方々、2ページでセレモニー当日のスケジュールでございます。御覧ください。10時半からセレモニーを開催をいたしまして、MONET Technologies株式会社から運行内容やチケット購入方法の詳細、そして、トヨタ自動車株式会社から車両外装の装飾や機能ですね、どうやって造ったかと、樹脂は樹脂でもちょっと光沢を抑えた樹脂とかですよ、椅子にちょっとネコバス、ファーがちょっと付いているとかね、いろいろ細部にこだわって造っているということを説明をいただけると思います。それから、株式会社スタジオジブリからデザインや乗ったときの乗車特典など、各民間企業のアピールポイントをお伝えをさせていただいて、「APMネコバス」の運行開始に向けた機運を盛り上げてまいります。

 そして、メディアの皆様には、セレモニー終了後の午前11時35分から午後1時50分まで、実際に試乗していただく時間を用意をいたしております。ということでございますので、奮って御参加をいただきたいというふうに思っております。

 ということは、森の中を走るんだな。乗っていただくのね。その時には写真を撮れるの。

【都市・交通局長】 外観は撮れます。

【知事】 あの中は駄目なの。

【都市・交通局長】 走っているときは撮影は御遠慮いただく。

【知事】 駄目なのか。駄目だって。だそうでございますので、すみませんね。本当に乗ってもらうということだな。乗って楽しんでいただくということでございますので、よろしくお願いをいたします。

 また、セレモニー開始前の午前9時半から午前10時半までの間ですね、停車している「APMネコバス」を撮影する時間も別途用意をいたしますので、是非取材をいただければと思います。

 なお、この車両は、公園施設として愛知県が借り受け、県から必要な許可を受けたMONET Technologies株式会社さんが豊栄交通株式会社と協力して運行するものでございます。モノづくり愛知を舞台に民間企業4社とコラボをいたしまして、世界で唯一のネコバスをですね、走らせるプロジェクト。愛・地球博記念公園でしか見ることができない貴重な車両でありまして、この万博公園の更なる魅力向上につながるものとして大いに期待をいたしております。

 ということでございます。

 ということで、3ページにその場所ですね、ここでやりますよということで、地球市民交流センターの下でね、受付か。実際に猫の城遊具のところから乗っていただくということでいいんだな、これ。

【都市・交通局長】 地球市民交流センターは荒天の場合ですので。

【知事】 荒天か。ああ、そうか。

【都市・交通局長】 上の方です。赤い方。

【知事】 晴れの方が上の、猫の城遊具のところだね。ということでございます。

 これはですね、ネコバスと言いますかね、ですから、この「APMネコバス」を走らせるアトラクションはですね、これはジブリパークではありません。県の公園事業の一環ということでございます。これはですね、ジブリパークのある公園にですね、ネコバスが走ったら楽しいなと、是非実現できないかなという話をですね、かねてから私からもさせていただいておりまして、それにお応えをいただいたということでございまして、宮﨑駿(みやざき はやお)監督のね、珠玉の名作、『となりのトトロ』に出てくるトトロとですね、ネコバス、この三十何年、最初はあれ1988年だからもう36年経つのか。なんですが、こういう形で実現するのは世界で私どもだけ、オンリーワンでございますので、是非ですね、お楽しみにしていただければというふうに思っております。

 先ほど申し上げました、スタジオジブリさんはですね、デザインや乗車特典という、乗った場合の特典と書いてありますが、これ、乗車いただいた方には、宮﨑駿監督が書き下ろしをしたネコバスが描かれた記念乗車券を差し上げるということでございますので、私もまだ見ておりませんが、乞う御期待と。試乗会にはないんだな、それは。

【都市・交通局長】 試乗会では発表はさせていただきます。

【知事】 試乗した人にはお渡しはしないと。まあいいや、そこはよく考えておきます。物は見せるということだそうでございます。ということでございます。

 それからですね、2月の27日にセレモニーをやって、3月16日の運行開始まではですね、トレーニングをやりますのでね、内覧会とかでできるだけ乗っていただいて、やっぱり運行スタッフもやっぱりトレーニングしませんとね、ぶっつけ本番というわけにいきませんのでね、これね。外周道路を、公園の管理道路ですね、ふだん一般の方に入っていただけない外周道路を1.8キロか、ぐらい走る。ですから、大体10分ぐらいのアトラクションになります。あの外周道路、本当に何回も私は行っていますが、良くてね、外の建物が見えないんですよ、森の中、森の中。愛知駅伝をやるでしょう、12月に。あそこでも走るのかな、あそこは。本当に、さすが万博をやったときの管理道路で造っただけあってね、本当にきれいな道路でございますが、ちょっと一般のお客さんに自由に来て入っていただくと、何かあっても、また人を付けて管理せないけませんので、管理道路は管理道路でね、管理車両が走っていますので止めてありますが、今回はそういう形で使わせていただくということでございます。

 ですから、逆に言うと、このネコバスしか走りませんから、一般の方、お客さんと交錯することはないので、なので、それで安全が保たれるということになりますね。ということでございます。

 内覧会の時もですよ、有料のプレ運行も実施をしてトレーニングをするということにしたいというふうに思っております。プレ運行の時はですね、全国一般招待をした方に実際にそこで券を買っていただいてですね、乗っていただくという予行演習をしたいというふうに思っております。実際はですね、実際に公園の中に設置する券売機でチケットを買っていただいて、乗車していただくということに、そういう枠組み、スキームにしております。でありますが、料金も含めまして運行内容の詳細は2月27日のセレモニーで運行事業者さんから説明をいただくということでございます。

 なお、この「APMネコバス」の運行自体は運行事業者さん、MONET Technologies株式会社さんですね、独立採算で行うということになっております。ただ、トヨタさんが造った車両5台を愛知県が借り上げて、その中で。ですから、借り上げる費用は県が払うということでですね、新年度の予算にも入れております。取りあえず契約をいたしまして、リース料は2年間の支払い額は、5台でですね、2年間で総額約1億5,400万円でございます。1台当たりの支払い額が年間1,500万円ということになります。これは通常のですね、あれが。資料を頂戴。一般の車の借り上げの。一般の車両よりもちょっと高いぐらいということでございます。資料頂戴。ということでございます。まあいいや、後でちょっと出てきますからね。ということでございます。

 これがまず以上でございます。

(3)「あいちトップアスリートアカデミー」2024年度アカデミー生の募集について

【知事会見】「あいちトップアスリートアカデミー」2024年度アカデミー生を募集します - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 続きましてですね、「あいちトップアスリートアカデミー」2024年度アカデミー生の募集について申し上げます。

 愛知県では、オリンピック・パラリンピックやアジア競技大会・アジアパラ競技大会などの国際大会で活躍できる地元出身の選手を発掘・育成するため、2019年度から「あいちトップアスリートアカデミー」を実施をしております。この度、第6期となります2024年度アカデミー生の募集を開始をいたします。募集するのは、コースは、「キッズ・ジュニア」、「ユース」、「パラアスリート部門」の三つのコースです。これはこれまでと変わっておりません。

 ということで、そのうちですね、「キッズ・ジュニア」につきましては、アカデミー生の潜在的な運動能力を引き出し、適性に合った競技種目に導くコースであります。キッズは、小学新4年生、5年生を対象に40名程度、ジュニアは小学新6年生から中学新2年生までを対象に60名程度を募集をいたします。ですから、足して100名ですね。「ユース」は、より適性が高い競技に転向するコースでありまして、中学新1年生から大学生年代までを対象に30名程度を募集をいたします。「パラアスリート部門」は小学新4年生以上の障害のある方を対象に、陸上競技やボッチャなど6競技で(各)2名程度を募集をいたします。

 募集期間は、「キッズ・ジュニア」と「パラアスリート部門」は2月の15日から3月25日まで、「ユース」は2月15日から4月25日までとなります。

 各コースの活動期間は、2024年7月15日から2025年3月中旬までとなります。「キッズ・ジュニア」では、幅広い競技の体験が活動の中心となります。また、「ユース」と「パラアスリート部門」では、種目ごとの専門的なトレーニングを実施をいたします。

 各コースの指導者は、競技団体の指導者や、スポーツを専門に研究する大学教授等に務めていただきます。例えば、陸上競技のオリンピック出場選手や、ホッケーの元日本代表監督、ハンドボールの日本リーグに参戦するチームの監督・現役選手の皆様から、専門的な知識に基づく直接指導を行っていただきます。

 また、全てのコースで、スポーツ教養として、スポーツ栄養学やメンタルトレーニングなど、アスリートに必要な知識を学びます。スポーツ教養の講師は、中京大学を始めとした本県の連携大学等からお招きをいたします。

 アカデミー生の選考会は、4月28日日曜日以降に県内5か所で体力測定等を行い、スポーツ能力に優れた未来のトップアスリート候補を選考いたします。

 応募方法の詳細は、県競技・施設課のWebページ「アカデミー生募集」を御覧ください。

 愛知から世界へ羽ばたくアスリートの活躍は、県民の皆様に元気を与えます。愛知県では、「あいちトップアスリートアカデミー」を通じて、未来のトップアスリートを目指す皆さんを全力でサポートをしてまいります。是非多くの皆さんの参加をお待ちをいたしております。

 ということでございまして、資料にありますとおりでございます。今私が申し上げたとおりでございますので、奮って御応募いただければというふうに思っております。

 ちなみにですね、これまでの実績でございますが、これ、2019年度からやっておりますので、19、20、21、22、23で、24が6期目ということでございます。19年度しょっぱなはですね、2,000名強の応募があって127名が合格ということでございますが、2020年はコロナでですね、「ユース」だけ募集して13名合格、2021年度はコロナ明けでございましたが、このときは94名が合格、2022年度から大体本格復帰して、このときが1,127名の応募で117名の合格。去年、2023年度は1,017名の応募で121名が合格ということで、大体こんな感じかなと。ですから、定員が132プラスアルファですからね、パラアスリート(含め)。なので、その内数で合格をしていただいて、1年頑張っていただくということでございます。

 なお、これまでですね、実績としては、2023年度、去年はですね、1期生、19年度の1期生の方の3名がですね、国民体育大会、国体とインターハイに出場し、入賞しております。22年度は、去年ですね、1期生の2名が国体とインターハイに出場して(インターハイで)入賞していると。などなどですね、それから、パラアスリート部門では、23年度は、陸上競技3名と水泳1名が全国障害者スポーツ大会、かごしま大会に出場し、優勝と入賞していると。22年度も、陸上競技3名と卓球1名が全国障害者スポーツ大会、とちぎ大会に出場し、優勝と入賞していると。卓球1名は全日本パラ卓球選手権大会に出場し、入賞しているということで実績を上げていただいているということでございますので、また奮って御応募いただければというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。

(4)愛・地球博記念公園におけるAPMネコバスお披露目セレモニー等の開催について

 先ほど申し上げましたことでございますが、支払い額、ネコバスの車両を借り上げる支払い額の水準につきましては、これがですね、今回の車両はネコバスの意匠、造形を施した特別な車両でありまして、保守管理にも特別な配慮が必要となりますので、比較をいたしますとね、車椅子の利用も可能な大型ワンボックスカーの1日当たりのレンタカー代が大体ですね、相場で、ハイエース、グランドキャビンというやつですが、1日3万円ぐらいなので、それを若干上回る1台当たりが4万2,000円という形で計算をいたしております。まあ妥当なところではないかなというふうに思っております。

 というのは、これ、我々は触れませんのでね、これ。さっき申し上げたように、2年間5台で予算がね、1億5,400万というふうにしてありますけれども、これ1台を造るのに今言った1億5,400万じゃできませんよ。もっともっとしますよ、これ1台で。試作って安くないですよ。全部手作りですから。全部の素材を特別に造って、このためだけにやって、汎用性と言うか、量産しませんので、それは数億円は1台かかっているはずなんですが、そんなものは秘中の秘なので、我々が聞いてもしようがないので。メーカーさんが言うわけないんですけれども。なので、大型ワンボックスカーが1日大体3万円ぐらいだとして、これで1台当たりが4万2,000円か、1日ね、ということで、それを借り上げて、あと運行を独立採算でやっていただくと。

 ですから、これは公園事業の一環としてやっているということでございます。だから、ジブリパーク社の予算とか会計とかそちらではなくて、公園でやると。ただ、そうは言ってもですよ、ジブリパークと愛・地球博記念公園一体となってね、あれします。だから、猫の城遊具も、今回、「魔女の谷」エリアを見晴らす展望台も、あれも公園事業なんでね。あと、ベンチにいろいろ、ジブリの忘れ物とかといってね、ドングリだとかなんとかっていろいろ置いてあるじゃん。あれも公園事業でありますし、あと、料亭稲本(いなもと)の楼門、稲楼門(とうろうもん)を造ったのも、あれも公園事業でございますので、公園事業とそうしたジブリパーク。あちらで入場料を取るわけにいきませんのでね、そういったもので。なので、ジブリパークと公園事業で造ったものとで一体、融合してですね、楽しんでいただくという新たなですね、なんと言いますかね、官民ハイブリッドの新たなタイプの公園だなというふうに私は申し上げているんですけどね。

 世界中を探してもこんなのはないって言うんだよね。最初、一昨年のオープンのときに、ニューヨーク・タイムズが去年の2月に大特集を1面でやってくれましたけれども、そのときにはアメリカのメディアとか、そういう新聞だね、ニューヨーク・タイムズとかロサンゼルス・タイムズとか、こんなのはないと、見たことがないと言って、もう絶賛をしていただきましたけれども、そういうことだと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)ジブリパークのフルオープンを迎えるに当たっての所感について

【質問】 今、ネコバスのところもありましたが、ジブリパーク、今日から長期休園で1か月お休みということで、1か月後のフルオープンということで、改めて知事の方からリピーターの方とかもこれからまたたくさん来るとは思うんですけれども、ジブリパークのフルオープンの魅力とかと併せてですね、御所感を伺えればと思います。

【知事】 去年6月にどのぐらい休んだ、あれ。メンテで。

【都市・交通局長】 あのときは1週間か2週間ぐらいです。

【知事】 2週間休んだか。1週間から10日か。やっぱりね、定期的にやっぱりメンテをやらないと。だから、ちょうど去年6月にですよ、オープンして、半年ではないな、11月だからあれか、7か月か8か月目ですね、8か月目で6月にちょっと、10日ぐらいだったと思いましたけれども、メンテをやってね、それはしようがないですよ。聞くとね、特に大倉庫の中に「子どもの街」ってあるでしょう。中にいろいろある。子供しか入れないネコバスだとかの、トトロのところとかね、あるでしょう。もう子供たちが楽しんでね、いろんなところが裂けているんです。子供は手加減知りませんので、あそこについているネズミが取れちゃうとかですよ。あと、トトロが、寝てるやつが引き剝がされちゃうとかですよ、もういろいろありますので、あれ、常にメンテしないとね、壊れちゃうんですね。それは壊れたままお見せするわけにいきませんのでね。ということで、今回2月なので、ちょうど1年、オープンして1年4か月、やはりちょっと、もう一回既存のやつもフルメンテをやりながら、補修をしながらですね、その間、今月末、基本は3月に入ってからですが、内覧会を今回も前回と同じようにしっかりやってですね、それも今回は、「魔女の谷」エリアだけじゃなくて、全体の5エリアが全部フルオープンした時にどうかということなので、「魔女の谷」エリアだけの内覧会ではなくて全部の内覧会になりますから、それでもってオペレーションがちゃんと粗相なくやれるかと、グッズショップも含めてね。最初はグッズは並ぶと思いますが、そんなことでやった上でですよ、今日発表したネコバスの運行も合わせて、3月16日にフルオープン、フルオープンということでございます。

 本当にですね、2017年の6月1日に記者発表してからですよ、実にですね、これで今日まででと言うか、フルオープンまで6年9か月か、3月だから。6年9か月でフルオープンということでございます。ただ、2017年6月1日の時点では、あの記者発表した紙切れ1枚しかなくてですね、コンセプトも十分、これからつくりますという話だったので、それからですね、5年4か月でオープンにね、1期オープンに持ち込んで、そして、6年9か月でフルオープンに持ってこれたということなので、そういう意味では本当に最短の期間でね、つくり上げられたというふうに思っております。

 そういう意味で、この間、ジブリさんを中心にですね、コンセプト及び中身をどんどん詰めていただいて、やっている間にまたこれを追加するとか、やっている間にまたこれをこうするとかという形の中でやってきましたので、当初のものからだんだん、だんだんいろんなもの、中身自体は膨らんできているのは事実であります。そういう意味でも、逆に言いますとね、ジブリさんの映画のコンテンツをこういうジブリパークという形でですね、形のあるものに膨らますことでまたつくり上げることができたということで、本当にですね、私自身もうれしく思っております。でもって、日本国内だけじゃなくて世界中のね、世界中のジブリファンの皆さんが本当に待ち望んでいたものだと思いますのでね、正にスタジオジブリさんのね、子供たちの夢からね、また、この万博公園の理念でもある、人、生き物、地球に対する愛とかね、そうした、何と言いますかねジブリさん、人間に対する愛だとか、家族愛とか、本当にいろんな要素が詰まっていると思いますけれども、それがこれでですね、2期オープン完成をし、ネコバスも運行する。ちょうど1か月後ね、3月16日土曜日にフルオープンするということで、本当に私は楽しみに思っております。

 また多くの皆さんがね、わくわくしてね、わくわくして待ち望んでいると思いますので、また皆さんにすばらしいね、すばらしいジブリのね、楽しい世界をね、体感をしていたいただきたいというふうに思っております。

 本当に私自身も待ち遠しくて仕方ないという感じでありますので、また是非多くの皆さんにね、期待をして、あと1か月お待ちをいただきたいというふうに思っております。でもってね、大いに楽しんでいただきたい。ちょうど3月半ばなので、今年はどうも桜が早そうなのでね、もうその時期はもう桜がもう咲いているんだろうと思いますけれども、咲き出しているかな、と思いますが、是非桜が咲く中でのジブリパークのフルオープン、是非ね、お楽しみにしていただきたいと思っております。

(2)名古屋市教育委員会における団体等からの金品の授受に関する報道について

【質問】 週末に報道がありました名古屋市教育委員会が、教職員の団体から金品であったりとか、校長の名簿を受け取っていた問題について、知事の受け止めと、県内での自治体、あるいは県教委でも同様な事実がなかったかどうかなど、調査の御予定があれば教えてください。

【知事】 これはちょうど日曜日ですか、一昨日日曜日にですね、新聞に1面トップで報道されたということで私も拝見をいたしました。正直言って、驚きを持って拝見をいたしたということでございます。公正さが求められる行政においてですね、それも行政、特に教育の行政においてですね、それも人事に絡めてそうした、現金と商品券ということで、金券なので現金と一緒ですね。金券等がある意味上納されていたということというのはもう正直驚きしかありませんね。正に衝撃的なと言いますか、驚愕する以外のもの何物でもないというふうに思います。

 慣例としてやられていたと。これ、もう20年以上ということですか。ちょっと事実関係、これからね、名古屋市教育委員会さんが何か聞き取りをやり、これから調査をされてと言いますか、これから本格的に調査されるということでありますので、まずはね、その事実関係を、私も事実関係の把握と言うか確認をね、待ちたいというふうに思いますが、こういうふうに報道されて、名古屋市教委さんも認められておられますので、その事実があったことは間違いないと思いますが、正に衝撃であり、驚愕のことだというふうに受け止めております。あってはならないことだというふうに思います。公正さが求められる行政、それも教育の行政、それも人事の関係においてですね、こうした金品、金券がやり取りされているということはあり得ないことだというふうに思います。

 名古屋市教委さんを始めですね、関係の皆さんには、事実関係の把握をですね、速やかな把握を望みたいというふうに思います。その上でどういうふうに厳正に、どういうふうに対処されるか、それは処分権者である名古屋市教委さん等々のですね、対応を待ちたいというふうに思っております。

 それが一つ。

 でもって、併せてですね、こういった報道がありましたので、愛知県教育委員会ではそんなことはあるわけはありませんが、どうだったかということを確認したところですね、愛知県教育委員会におけるそうした金品の授受はないという報告を受けております。

 まずは県立学校ですね、愛知県教委の実際の直接の人事権等がある県立学校について、ですから、高校と特別支援学校ですが、これを遡ってですね、取りあえず今日の報告では、県教委の職員から少なくとも遡って15年全部調べたけど、そんなことはないということであったということでございます。私の方としてはですね、とにかくどこまで遡れるかというのは分かりませんが、とにかく可能な限りですね、もう一回ちょっと遡って調査をしろということは指示をさせていただいております。

 でありますが、行政文書の保存期限というのは、特にこういう会計とか予算の関係というのは5年なんですね。これは法律で決まっておりますので、そういうことでたまたま今の職員が15年前に、その職員が来て以降全部の、もうその時には、その時点ではこんなことはなかったということと、ずーっとその後もですね、チェックしたけれどないと、そんなことはあるわけがないと、こういうことでございましたが、更に可能な限り遡って確認をすべしということを申し上げたところであります。

 また、今御指摘の、今日はちょっと休み明けの朝なので、でありますが、今ありましたほかの市町村教育委員会ですね、これについてもですね、至急、これはですね、調べたいと言いますかね、問合せと言いますかね、事実関係の把握、問合せをし、調べたいというふうに思っております。

 まず、県の教育委員会ではそういうことはないということであったということは申し上げたいと思います。

 

【質問】 先ほどの件と関連しまして、過去15年に遡って調べられたということなんですけれども、何か帳簿と言いますか、そういう記録のようなものを調べられたということでしょうか。

【知事】 ですから、今申し上げたように帳簿は5年なんですよ、保存期間は。特に会計、予算関係。だから、その前はないんですが、その職員が15年前に赴任してからずっと、その時から、その時点でもないし、その後もないということと、教育委員会の中を確認したのか。中を確認したんだな。中を確認して、ないということであります。なので、現段階で残っている書類なりなんなりで全て調べて、ないということでありますが、いま一度ですね、どこまで遡って、ただ、書類がないのでね、昔のものは。なのでありますが、いま一度、もう一回、基本全部チェックするということで、調べるようにと、チェックするようにということは指示をいたしました。

 それから、市町村教育委員会さんの方にはですね、こういった案件について、そちらの方でこういうのはありましたかと聞くのも変ですけど、どういう形でのあれはあれですが、県内全ての市町村教育委員会さんについても、こんなことがあったかどうかについてはですね、チェックをしたいというふうに思っております。

(3)「令和6年能登半島地震」災害廃棄物の愛知県での受入れについて

【質問】 能登半島地震の災害ごみの関係なんですが、福井県の方が手を挙げられたということで、ちょっと愛知県は遠過ぎるので、そういう受入れというのはなかなか現実的ではないと思うんですが、どのようにお考えでしょうか。

【知事】 それはまずあれじゃないですか、石川県さんの同じ北陸とか、あと隣県というところで声をかけたということで、その一部を受け入れるというふうにお聞きをいたしております。私ども、今から何年前、3年前でしたか、長野県の集中豪雨があって新幹線車両が一部浸かったという、千曲川(ちくまがわ)のね、あのときも相当災害廃棄物が出ましたので、その時は私どもの愛知県のそうした廃棄物事業者の皆さんが相当行ってですね、現地で分別をし、そして、一部こちらに持ち帰って処分をしたということがございます。なのでですね、向こうの受入れ態勢が整って、御要請をいただければね、こちらはもう愛知県内の廃棄物事業者の皆さんもスタンバイしております。というのは、同じ中部圏域でですね、東海だけじゃなくて北陸も含め中部圏のそういった廃棄物事業者さんで協議会というかネットワークをつくっているんですね。なので、もう彼らも状況はよく分かっているので、そういう意味では、いつでも行って分別をして、より分けてということをですね、もうスタンバイしているというふうにもう聞いております。

 それと、私がちょっとお聞きしたのは、あの石川県北部の能登地域、あちらの方にですね、廃棄物処分場は結構あるというふうに聞いておるんですが、ただそこがですね、通常では使えるのが、やっぱり地震で、あれだけの大きな地震になると、結局最終処分場という形であっても壊れている可能性があるのでですね、要は水が漏水しないようにシートとかそういった形でやっていればあれですけれども、そこのところをまたチェックしながらなので、どれだけのものを持ち出さなきゃいかんのかということも含めてですね、もうちょっとこれが落ち着いてきて、相当多くのそういう処理の応援の人数がね、入れるようにならないと、やみくもに行っても迷惑をかけますので、そういうことがあればいつでも対応できるように、もう準備というかスタンバイはできております。なので、そうした要請をですね、計画的な要請をいただければ、いつでも対応できるようにやっていきたいというふうに思っております。

 ありがとうございました。