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2024年2月19日(月曜日)午後2時

ページID:202402019 掲載日:2024年3月5日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 それではですね、今日は午前中ですね、2月19日ですね、午前中、10時20分から本会議ということでございましたので、定例会見はですね、午後ということにさせていただきました。それでは、始めさせていただきます。

(1)映画『君たちはどう生きるか』のアニー賞及び英国アカデミー賞受賞に係る愛知県知事コメントについて

 まずはですね、大変うれしいニュースが入ってきましたのでコメントを申し上げたいと思います。

 宮﨑駿(みやざき はやお)監督のですね、映画『君たちはどう生きるか』のアニー賞及び英国アカデミー賞受賞ということで、昨日今日とですね、そうしたニュースが飛び込んでまいりました。もうこれは既に皆さん御案内のとおりでございますが、まず、映画『君たちはどう生きるか』が、2月の17日、アメリカ時間ね、アメリカ・ロサンゼルスで行われた第51回のアニー賞におきまして、絵コンテ賞とキャラクターアニメーション賞を受賞されました。また、18日、現地時間ですね、ということなので、今日の朝ですかね、日本時間としてはね。イギリス・ロンドンで開催された第77回英国アカデミー賞におきまして、日本作品としては初めてアニメ映画賞を受賞をされたということで、大変うれしく思っております。ジブリパークの整備を進めている愛知県としては大変有り難く、うれしく感じる次第であります。今後、ジブリパークにおきましても『君たちはどう生きるか』にちなんだ展示をお届けできるというふうに思っておりますので、そのときを楽しみにしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 ということで、まずはですね、コメントを出させていただきました。

 次は、3月10日のね、アメリカのロサンゼルスでのアカデミー賞ということで、ノミネートされておりますので大いに期待をしたいというふうに思っております。アカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞しますと『千と千尋の神隠し』以来ということだと思いますが、大いに期待したいというふうに思っております。

(2)愛・地球博記念公園における「魔女の谷のみえる展望台」の利用開始及びお披露目会の実施について

【知事会見】愛・地球博記念公園における「魔女の谷のみえる展望台」の利用開始及びお披露目会の実施について - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 それではですね、発表事項に参ります。

 まず、第1点でございます。愛・地球博記念公園における「魔女の谷のみえる展望台」の利用開始及びお披露目会の実施について申し上げます。

 愛・地球博記念公園におきましては、ジブリパーク「魔女の谷」の開園に合わせて、ジブリパークの外に公園施設として「魔女の谷のみえる展望台」の整備を進めてまいりました。この度、3月16日土曜日午前10時からオープンすることといたしましたので、展望台の概要、利用方法についてお知らせをいたします。

 資料の1ページの下段を御覧をいただきたいと思います。

 まず、上の写真でありますが、この展望台は、ジブリパークのチケットを持っていなくても、来園者の皆様が「魔女の谷」全体を上から一望できて、エリア内にいるときとは一味違った雰囲気を感じながら記念撮影ができるように、「魔女の谷」の北側にある丘の南斜面に整備をいたしました。

 そして、次に下の写真ですが、地上より約20メートル高い場所に整備をしたデッキ上には、空に向かって舞い上がるような写真が撮れるフォトスポット「夏の翼」を設置をしております。

 ということで、それがこちらとこちらね。これはもう写真でいいんだな、実際にできたもののね。ということでございます。これが実際にできたものの写真ということでございます。ということでございますね。

 資料の、続いて2ページを御覧ください。

 この展望台へは歩いて登っていただきますが、一部園路に勾配が急な区間があるため、バリアフリー経路として、8人乗りのですね、「スロープカー」も整備をいたしております。

 どんどこ森のところにですね、トトロの木造のところに行くところに、あれは歩いて上がる、階段というか、歩いて上がってもらってまた下がるとき、上がってもいいんですけれども、「スロープカー」がありますけれども、同じようにですね、「スロープカー」をつくらせていただきましたということでございます。

 また、「スロープカー」で登った丘の頂上の広場は、かつて愛知万博の閉幕セレモニーの時にモリゾーとキッコロが森へ帰っていった丘であることから、上の写真のとおりモリゾー・キッコロに似せたデザインの「ベルモニュメント」を設置をいたします。「スロープカー」のデザインも、下の写真のとおり、モリゾー・キッコロをモチーフといたしております。

 「ベルモニュメント」ね、これが、モリゾー・キッコロに似せた「ベルモニュメント」を設置をいたします。

 これ、鳴らせるんだな、これ。鳴らせるんだな。鳴らせるということで、写真を撮ってもらうということがメインですけど、ここも、写真撮ってもらえますし、ここ、鳴らせますし、写真撮ってもらえますし、そしてこれがモリゾー・キッコロの8人乗りの「スロープカー」ということで、これもね、これ、公園施設ですけど、これも楽しんでもらえるんじゃないかなと。上に行きますとね、「魔女の谷」エリアが一望に見えますしね、写真も撮れるということなので、楽しんでいただけるんじゃないかなというふうに思っております。

 続きまして、利用方法についてでありますが、基本無料ですね、公園施設ですから無料といたしますが、土日休日などは多分混むんだろうなと思いますのでですね、整理券を出すということといたしまして、中学生以上の方は1人1回の入場につき150円といたしまして、小学生以下は土日休日等にかかわらず無料といたします。ただし、平日でも混雑状況によっては安全確保のため入場を制限いたしますが、この場合の入場は無料ということでございます。

 要は土日にそうした整理券を出して、何かあってもいけませんのでね、やはり秩序立ってと言いますかね、安全を確保するという意味でそういう形にいたしますが、そのとき当然人を配置しますのでね、その人件費の一部ぐらいは少し御負担いただければ有り難いなということでございます。

 土日休日等の入場につきましては、午前9時から30分ごとで、時間ごとの入替えは行いません。ですから、9時から30分刻みで整理券を出して、それで上がっていただいて、まあ大体30分ぐらいで入替えしていただけたら有り難いなということでございます。

 1回につき25名が一度に眺望でき、最初の入場枠は午前9時から、最後の入場枠が日没時間の関係でオープン時の3月は午後3時半から午後4時までというふうにいたします。

 土日休日等の入場には整理券が必要でありまして、入場時間の30分前から購入ができます。券売機は既に設置している「猫の城遊具」付近の2台、そして、北口案内所内の1台で購入できます。購入した整理券には入場時間が記載されておりまして、展望台の入り口でスタッフに提示をしてください。なお、整理券のネット予約はできません。ですから、券売機で買っていただくと。だから、行った後の30分以上後のところからが買えるということですね。そういうことでございます。

 でもって、資料の3ページを御覧ください。

 なお、3月12日、これ、火曜日ですね、午前8時45分からメディアの皆様向けのお披露目会を開催をいたします。メディアの皆様には、お披露目会終了後に展望台の上で撮影する時間も用意いたしますので、是非、取材にお越しください。

 愛・地球博記念公園にお越しの際は、森の中を散策しながら歩いて展望台に登りまして、「魔女の谷」を上から眺めていただいて、お帰りはモリゾー・キッコロの「スロープカー」で降りていただくなど、多くの皆様に公園の新しいスポットをお楽しみいただければというふうに思っております。

 ということで、この展望台のところには、ここにありますようにね、この3ページにあるように、園路はありますのでですね、こう、ぐにゃぐにゃ曲がりながら、山登りになりますけどね、園路の中、森の中を歩いて登っていただいて、またそこの展望台に来て見ていただくということですが、やはりね、バリアフリー動線、つくらないけませんのでということで、この「スロープカー」も整備をしたということですから、両方楽しんでいただけたらいいかなというふうに思いますね。ということで、お楽しみをいただきますようにお願いをしたいというふうに思っております。

 ということで、先ほど申し上げましたように土日休日等は混雑が予想されますので、出入口に監視員を常時複数配置するといった対応が必要ということで、その人件費の一部を頂ければということですかね。ということでございます。なお、平日を無料とすることで、結果として利用の分散化にも寄与するかなというふうに思っております。

 それから、券売機はキャッシュレス対応もしておりますので御安心をいただければと思います。

 それから、券売機は、日本語のほか、英語、中国語、簡体字、繁体字ね、そして韓国語にも対応をいたしております。

 何でこの「夏の翼」を置いたかということでございますが、展望台がある丘の反対側、「魔女の谷」の南側のところはですね、春の女神の丘というのがあるわけでございます。これは、9月にこれを発表した時にね、申し上げましたが、ちょうど南側の丘はですね、名古屋駅方面の眺望が楽しめることができる場所でありまして、愛知万博のときに、大勢の来場者でにぎわう会場からしばし離れて、森の静けさに包まれながら、大地の塔といった巨大なパビリオンやキッコロ・ゴンドラを見渡せるビューポイントとして大変人気を博したところだそうです、その南側のところはね。そこが春の女神の丘と呼ばれているので、こっち側は「夏の翼」という形で名前をつけて、実際にこの翼を造って展望台で写真も撮れるようにしたということでございます。

 で、この春の女神の丘というのは、春の女神というのはギフチョウの愛称でもありましてね、別称と言いますかね。五、六センチの小型のアゲハチョウですね、それがよくここの丘に舞うということなので春の女神の丘というふうに名付けられております、ということでございます。

 お披露目会ということでいいんだね。

 なお、お披露目会の来賓には、NPO法人どんぐりモンゴリ、皆さんも御案内をすると。これは、そこでですね、モリコロパークで、ドングリから苗木を育てて植樹をしていただいておりまして、「魔女の谷」の斜面もこの人たちがドングリを植えて整備しておりますので、このときには御案内をするということもさせていただいております。というのが1点目。

(3)愛・地球博記念公園のジブリパーク「魔女の谷」開園に伴う公共交通機関及び臨時駐車場の利用について

【知事会見】愛・地球博記念公園のジブリパーク「魔女の谷」開園に伴う公共交通機関及び臨時駐車場の利用について - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 続きましてですね、これもジブリパーク絡みですが、愛・地球博記念公園のジブリパーク「魔女の谷」開園に伴う公共交通機関及び臨時駐車場の利用についてであります。

 愛・地球博記念公園では、3月16日土曜日にジブリパーク「魔女の谷」が開園します。開園後は県内外から多くの来園が予想され、特に土日休日は公園駐車場の混雑による周辺道路の渋滞が予想されますので、御来園の際はリニモや直行バスなどの公共交通機関の御利用をお願いいたします。

 なお、愛知県では、3月16日の土曜日から5月6日月曜日の土日休日の20日間は、無料の臨時駐車場を3か所で開設をし、臨時駐車場と愛・地球博記念公園を結ぶ無料のシャトルバスを運行することといたしましたので、車でお越しの際は是非御利用ください。

 臨時駐車場の場所につきましては、1ページの1に記載のとおり、名古屋方面からお越しの場合は愛知学院大学、豊田方面からお越しの場合は名古屋商科大学、瀬戸方面からお越しの場合は愛知県陶磁美術館を用意をいたしております。なお、シャトルバスは、午前8時から午後6時30分まで、10分間隔で運行いたします。

 臨時駐車場の開設日のうち、1ページの3の表の中で四角で囲った3月24日日曜日と4月29日の祝日につきましては、愛知学院大学が利用できませんので御注意をいただきたいというふうに思っております。

 また、2ページの5に、公共交通機関の詳しい情報のほか、臨時駐車場の詳しい情報やシャトルバスの乗降場所を掲載しているWebページのアドレスと二次元コードを載せていますので御参考としてください。

 最後に、3月の「魔女の谷」開園により、いよいよ愛・地球博記念公園にジブリパーク全5エリアが開園いたします。しばらくは、公園駐車場が大変混雑することが予想されます。また、周辺道路の渋滞も予想されますので、時間に余裕を持ってお越しをいただきますとともに、公共交通機関及び臨時駐車場の御利用を是非ともお願いをいたします。

 ということでございまして、別紙の1が臨時駐車場のね、この3、4、5の土日祝日ね、でございます。あと、場所、3ページが地図ですね。ということでございます。

 でもって、4ページはこの万博公園の駐車場ということでございまして、公園内、現在ですね、この北の1、2、それから東、それから西、南の駐車場、それから、混雑時にはですね、通常はサッカーなどで使用する多目的広場の臨時駐車場ということで、全部で6か所用意をいたしておりまして、この台数でございまして、これを全部足しますと3,120台。3,120台がございますということで、なお、北の1の駐車場、一番公園の北ですな、リニモを降りたところ。ここはですね、一番、ここ、使われていますので、早い時間に満車になりますので、比較的東の駐車場が、やっぱり道を挟んでいるということもありましてね、あんまり皆さん、何かあんまり、認識、頭にないのかもしれませんが、ここは大体空いているので、ここを是非お使いくださいということでございます。

 でもって、まずはですね、私ども、リニモを始め公共交通機関で御来場いただくようにお願いしておりまして、この今回の臨時駐車場3か所はですね、ジブリパークがオープンした一昨年の11月、12月の2か月と、去年のゴールデンウイークだな、これ、用意しましたが、そこまでは至らなかったんだね。使ってはいただけましたが、そんなにいっぱいいっぱいにはならなかったということでありまして、やっぱりリニモで来てくださいねというのが結構浸透したんだろうなと思いますけれどもね。ただ、今回はフルオープンでありますのでね、なかなかそれでもって前回のようにですね、渋滞なしということにもならんかなという感じがいたしますので、前回と同じように臨時駐車場3か所用意をさせていただいたということでございます。

 別紙の3は、万博公園へのアクセス、リニモ、鉄道、御参考までにということでございます。それから、バスのアクセスが別紙の4ということでございまして、こうした形でのバスアクセスがありますよということで、こうした資料もまたWebページに載っけていきたいというふうに思っております。

 今回ですね、ジブリパークはチケット予約制ということでありますが、これから3月16日オープンなのでもう春休みになり桜も咲きですね、行楽シーズンだということもあります。でもってフルオープンでありますので非常に関心も呼ぶだろうということでありまして、チケットがなくてもですね、万博公園は楽しめますしね。さっき言った「魔女の谷のみえる展望台」なんかも造りますとね、ここでも見て、写真撮れますし、グッズショップはジブリパークの中というか、外にも、北口の方にもありますのでね、グッズも買えますので、そうなるとですね、春休み、試しに行ってみようかという方もおられるのかなということと、スポーツ施設の利用も増えると。また、公園内での散策、ピクニックを楽しむ方、御家族、御友人連れも多いかと。それから、春休みとかね、あとゴールデンウイークなんかは、全日本うまいもの祭りとか、ああいう大型のイベントも予定されておりますので、通常の土日休日よりも来園者が多いということが想定されます。

 従いましてですね、公園の駐車場不足への備えと、公園に向かって集中する交通を分散させて公園周辺での渋滞を抑制することなどを目的といたしまして、今回、臨時駐車場とシャトルバスをまた復活をさせるということでございます。

 ということでありますので、今回も御協力いただきました愛知学院大学さんと名古屋商科大学さんには大変お世話になります。心から御礼を申し上げたいというふうに思っております。

 ということでですね、やはり地元の長久手及びその関係の地域の皆様方の市民生活へ支障を生じないようにですね、我々としてはしっかりと準備をせないかんということで今回も準備をさせていただいたということでございますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。

 それが2点目ということでございます。

(4)「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」への愛知県パビリオン出展について

【知事会見】「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」に愛知県パビリオンを出展します! - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 そして、3点目でございます。「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE(スマート・マニュファクチャリング・サミット・バイ・グローバル・インダストリー)」への「愛知県パビリオン」の出展についてであります。

 3月13日から15日までの3日間、Aichi Sky Expoにおきまして、ヨーロッパ最大級の総合的な産業展示会「グローバル・インダストリー」の日本版である「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」、略して「SMS(エスエムエス)」が初開催されます。

 「SMS」の詳細は、主催者のGLイベンツが2月の7日に既に発表しておりますが、私からも改めて御案内をいたします。「SMS」では、2月16日現在、国内外の企業・団体243社が参加し、日欧の公的な経済団体やモノづくりに関連する幅広い業種の企業・スタートアップによる製品・技術等の展示、基調講演やパネルディスカッションなどが行われます。具体的な出展者やプログラムなどは、記者発表資料の6、7ページ及び主催者が作成した別添1のリーフレットを御覧ください。

 ということでございまして、資料を御覧いただきながらお聞きをいただきたいというふうに思っております。

 国内外の155社が出展するスマートマニュファクチャリングエキスポでは、六つのカテゴリーを設けて、国内からは、トヨタ自動車、ブラザー工業、ヤマザキマザックなどのモノづくり企業、中部電力ミライズや東邦ガスなどのインフラ関連、ドコモビジネス、KDDI、ソフトバンクといった通信関係の企業など、この地域や日本を代表する企業125社が出展をいたします。また、フランスのダッソーシステムズ、スイスのストーブリなどの欧州を始めとする海外企業30社が出展をいたします。各社が製造業のスマート化などに資する製品・技術等の展示を行うものでございます。

 そして、続いて、スマートファクトリー&ロジスティックスデモンストレーターでは、国内外の4社、4社がですね、参加をし、フランスのEXOTEC NIHON(エグゾテック・ニホン)による倉庫内の搬送やピッキングの自動化に資する3次元立体走行型自動搬送ロボットの実演、KDDIによるデジタル空間を活用して大型で搬入の難しいものをあたかも目の前にあるように見せるバーチャル展示など、最新機器の実演やデモンストレーションを行うものでございます。

 そして、国内外のスタートアップ55社が参加するイノベーションショーケースにおきましては、国内からは「PRE-STATION Ai」のメンバースタートアップを中心とする33社が参加し、海外からは愛知県とMOUを締結するアメリカ、フランス、イスラエル、シンガポール、中国の5か国などからスタートアップ22社が出展をし、当地域のモノづくり企業などとの交流やマッチングを行うものでございます。

 また、ビジネスサミットですね、7ページですけれども、におきましては、日欧を代表する企業に加えまして、日欧産業協力センター、NEDO(ネド)、JETRO(ジェトロ)といった公的機関などの登壇者46名が、製造業のスマート化、デジタル技術、イノベーションなどをテーマとした基調講演やパネルディスカッションを行います。記者発表資料の7ページなどで主なプログラムを紹介しておりますが、ダッソーシステムズ、フィリップ・ゴドブ代表取締役社長や、ユニコーン企業であるEXOTEC NIHON、立脇竜(たてわき りゅう)取締役社長など、この地域の他の展示会ではあまり登壇されない方も講演などを行う予定でありまして、「SMS」の特徴的なプログラムの一つとなっております。

 さらに、県内のモノづくり企業の工場を見学していただく合計6コースの来場者向けスマートファクトリーツアーを行うことも「SMS」の特徴の一つであります。三菱電機、日進工業、ヤマザキマザック、デンソー、デンソーウェーブ、東邦ガスの水素ステーションを見学いただくツアーを企画をし、本県のモノづくり企業の技術などを体験する機会を提供してまいります。

 この「SMS」におきまして、愛知県では、出展者の中で最大規模の約2,500平米を有し、企業やスタートアップの出展、講演やパネルディスカッションなどのステージイベントを行う「愛知県パビリオン」を出展いたしますので、お知らせをいたします。別添2のリーフレットを御覧ください。別添の2だからこちらだね。この愛知パビリオンというやつですね。

 「愛知県パビリオン」では、県内の中小企業を中心とした企業79社及び「PRE-STATION Ai」のメンバースタートアップなど20社が、自社の製品・技術等の展示を行うほか、本県と地域の関係者等で連携して取り組む「あいちデジタルアイランド」や「あいちロボットトランスフォーメーション」の取組を紹介するブースも出展をいたします。

 また、「愛知県パビリオン」の中には特設ステージを設け、3日間を通して、製造業系ユーチューバーものづくり太郎さんや、マスメディアに多数出演されているハロルド・ジョージ・メイさんによる基調講演に加え、本県と地域の関係者で連携して取り組む「あいちモビリティイノベーションプロジェクト」や「中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議」による講演・セミナー、愛知ブランド企業によるパネルディスカッション、出展企業によるプレゼンテーションなどを行います。

 そして、この「SMS」の開催に合わせて、「友好交流及び相互協力に関する覚書」を締結するフランス・オクシタニー地域圏のデルガ議長、オーベルニュ・ローヌ・アルプ地域圏、略してAuRA(オーラ)地域圏のボキエ議長が愛知県に来訪することになりましたので、お知らせをいたします。

 昨年7月のドイツ・フランス渡航でリヨンを訪問した際に、私からボキエ議長に、地域圏でブースを出展していただいて、その際には議長も是非愛知にお越しをいただきたいと直接お誘いを申し上げました。また、デルガ議長には同様の依頼をお手紙でさしあげましたところ、両地域の企業さんに出展をしていただけることになりました。

 「SMS」の会期中、オクシタニー地域圏のペルフィグ副議長やAuRA地域圏のボキエ議長が、「SMS」のオープニングセレモニーなどの行事に御参加いただく予定であります。オクシタニー地域圏からは2社がブース出展し、AuRA地域圏からは7社がブース出展すると伺っております。こうした動きに併せて、オクシタニー地域圏に本社があるエアバス社の方が来場されます。オクシタニー地域圏の中心はツールーズ、エアバスの本社があるところですね。ということでございます。

 また、ジャン=エリック・パケ駐日欧州連合大使、フィリップ・セトン駐日フランス大使は、「SMS」のオープニングセレモニーへの参加を検討していただいております。

 「SMS」は、国際色豊かで幅広い業種の国内外の企業やスタートアップが一堂に会し、スマートマニュファクチャリングに関する各社の製品や技術等の展示、講演やパネルディスカッションなどが行われ、「愛知県パビリオン」を含め、見どころの非常に多いイベントとなっておりますので、是非3月13日から15日はAichi Sky Expoへお越しをいただきたいふうに思っております。

 ということで、この「SMS」の、こちらがあれですね、これが「SMS」のちらしでありまして、こちらが「愛知県パビリオン」のちらしであります。それぞれにですね、盛りだくさんなプログラムを用意をいたしておりますので、是非お越しをいただきたいというふうに思っております。これだけ国際色豊かな、グローバルなですね、産業展示会、交流会、商談会というのは、この地域ではなかなかそうは、東京以外ではあまりそうはないのかなというふうに思っておりますので、またこれはいい機会にできればというふうに思います。

 これはですね、GLイベンツが、ヨーロッパでですね、「グローバル・インダストリー」というヨーロッパ最大の産業展示会をパリとリヨンで1年交代でやっておりまして、これはですね、もともと2018年に、当時のマクロン経済・金融大臣ですね、まだ大統領になる前の金融・経済大臣時代に提唱した総合的な産業展示会で、2018年パリで第1回が開催され、以降、パリとリヨンで一回一回交代ということで、向こうは10万平米の展示面積でですね、2,300社が出展をしてということで、規模が、もちろんヨーロッパでやっていますからね、巨大な規模でありますが、それの海外版を私どもと組んでやるということでございますので、多くの皆さんにお越しをいただければ。大体、今243社参加ですが、大体250社ぐらいが出展、スピーカーなどの形で参加をし、国内外から1万5,000人以上の方の御来場を見込んでいるところでございます。多くの皆さんにお越しをいただければありがたいというふうに思っております。

 今回お越しをいただける、まずはオクシタニー地域圏でございますが、2018年の6月にですね、キャロル・デルガ議長が来県をした際にですね、「友好交流及び相互協力に関する覚書」、MOUを結ばせていただき、記念レセプションも行わせていただきました。その後ですね、エアロマート名古屋2019にまた、キャロル・デルガ議長、オクシタニー地域圏の企業さんもお越しをいただき、続いてエアロマート・ツールーズ2022に私どもが企業も出展をし、エアロマート名古屋2023にもまたオクシタニーの企業さんが出展をしていただくということで、相互交流を今、航空、宇宙の関係でね、進めているところでございます。

 それから、AuRAのですね、ローラン・ボキエ議長さんとは、私が2022年5月に訪問した際にですね、MOUを調印をいたしました。その後ですね、22年9月はムニエさんという副議長さんが御来県をされ、23年3月にはですね、リヨンで開催された「グローバル・インダストリー」に「AICHI-JAPAN」ブースを出展をし、愛知県内企業9社も出展をしていただきました。そして、2023年7月私はまたこのAuRA、リヨンを訪問をいたしまして、また面談をし、その折にですね、今年の3月の「SMS」にまたお越しいただけることを御案内をしたということでございまして、そういった形で関係が続いているということでございます。

 ちなみにフランスのメディアによりますと、マクロン大統領は、次の大統領選は出れませんので、その次の大統領候補を何人か挙げられていますが、このデルガさんもボキエさんも、2人とも候補に挙がっているという方でございまして、デルガさんは、オランド政権のときの閣僚だな、だから、昔でいう社会党の流れをくんで、ボキエさんはこちらの保守政党の流れをくんでということで、どちらかというと左、右という感じでございますが、両方ともお越しをいただけるということでありますので、大いに楽しみにしたいというふうに思っております。

 私からは以上でございます。

2 質疑応答

(1)「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」への愛知県パビリオン出展について

【質問】 「SMART MANUFACTURING SUMMIT」の開催目的について改めてお伺いしたいと思います。

 今回の展示会で、モノづくりのデジタル化において、欧州の企業、とりわけヨーロッパの企業からどういった点を吸収したいのか、愛知にとって期待したい点はどういったところかを改めて教えていただけますでしょうか。

【知事】 いろんな、何と言いますか、分野、ジャンルがあろうかと思いますが、先ほど申し上げました、資料のね、6ページ、7ページが開催概要になりますけれども、そのうちの、まずはですね、スマートマニュファクチャリングエキスポということで、最新の製品、技術等の展示ということで、オートメーション、最先端テクノロジーと材料、デジタル・エコシステムズ、エネルギー、サステナブル・マニュファクチャリング、モビリティと、こういったもので、日本企業はもちろん日本なのでね、多いので、125社と、ヨーロッパ中心に30社ですけれども、是非そうしたところでまた、スタートアップもね、大変多くのスタートアップの皆さんにお越しをいただくことになっておりますので、是非そこをですね、マッチアップと言いますかね、交流をしていただいて、新たなビジネスを生み出していくことを期待をしたいというふうに思っております。

 

【質問】 例えばどういったところ、どういった点が日本にはない点であったり、ヨーロッパの企業から吸収できると期待できそうでしょうか。

【知事】 何と言いますか、ない点というのはあれでしょうけど、得意不得意というのはそれぞれの企業さんであると思いますが、特にフランスの企業、多いのはやはりデジタル関係とかですよ、エネルギー関係とかね、そういったところで、フランスの企業が得意の分野、ありますので、そういった面でやはり、商談会なり意見交換なり、そうしたマッチアップがね、できれば有り難いのではないかなというふうに思っております。ちなみに、「グローバル・インダストリー」のね、パリで行われたやつ、私は、何年前かな、コロナの前だったかな、あれへ行きましたけどね、弾丸ツアーでね。0泊2日とかいうので行って、朝6時に着いて夜11時には帰ってきたという、飛行機に乗ったという弾丸ツアーで一回行ったことがありますけれども、そこの、パリ郊外のですね、10万平米使った「グローバル・インダストリー」の大きなやつにですね、一番最大のブースを出展していたのがヤマザキマザックとファナックでしたね。とにかく、そういう精密機械というか、工作機械というか、やっぱりヨーロッパには非常にお客さんが多いんだということを言っておられましたので、もう既に日本企業も相当たくさん出ているということでありますから、むしろ今回は日本において、フランス企業の皆さんにも来ていただいてね、交流していくということは、それぞれの企業さんなり産業界のね、産業の発展にとっても、私は大変望ましいことではないかなというふうに思っております。

(2)愛知県営水道事業の料金改定(案)について

【質問】 今日、議会が開会しました。提出された条例案の中で、県水道料金の値上げ、水道料金の値上げの条例案が今回出されたと思います。今回、物価高とか電気料金の値上がりに伴うというのが主だと思いますが、地震の関係で水道の安定化というのがこれから重要になってくる中で、耐震化とか含めて、県の水道安定化に向けて、今回の値上げも含めてですね、どういう姿勢で県として取り組みたいか一言お願いできますでしょうか。

【知事】 私ども愛知県の企業庁がですね、県のやっている水道事業はですね、基本は河川の表流水で水利権を獲得をして、それでもって浄水場を整備をしてですね、愛知県内、11か所だったかな、浄水場を整備をして、でもって、名古屋市さんを除く県内、名古屋市さんは自分でね、古くから持っている水利権等で、水源を確保しておられますので、名古屋市さん以外のところの市町村にですね、自分で持っているところはあれですけれども、足らないところを県の企業庁が卸売する、卸をするということなので、ですから、ミックスして、市民にね、上水道を提供すると、こういう事業の枠組みになっております。

 例えば、ある市は自分でも、表流水のね、河川の表流水の水源を持っているけれども、足らないので合わせて売っているとか、あるところは地下水の水源を持っているので、尾張部は、地下水をくみ上げるのは、これはこれでございますが、三河部の岩盤のいいところは、それは地下水のですね、特に矢作川とか近いところは地下水が結構取れるところありますので、そういうのを混ぜながらやっています。

 なので、基本、水に色目はないとするとですね、愛知県の企業庁の水道事業というのは、愛知県民、基本500万人の方に何らかの形で御利用いただいていると、こういうことでございますが、なんですけれども、今の御質問ありますようにね、水道というのはやはり、県民、市民の生活にとってね、欠くことのできない、欠くべからざる事業でありますので、これ将来にわたってもですよ、継続的に、持続可能なサステナブルにしていかなきゃいかんということでありますので、常に常にやはり、浄水場なり配管についてはですね、これはリニューアルをしていかなきゃいかんということでございます。

 私どもの企業庁、読んで字のごとく企業会計でやっておりますから、独立採算でね、やっていますので、ここでもうけを出す必要はありませんが、やはりコストに見合う事業としてですね、やっていきませんと、また、一般財源なり一般会計を投入するということになりますと、結局その水を使っていない人の分までですね、税金投入することになりますから、基本は独立採算でやっていかないかんということでございまして、今回は、そういう意味ではですね、人件費もそうですけれども、電気代。特に電気代ですね、浄水場を維持するのには非常に多くのポンプとか電気とか要りますし、でもって、そうしたエネルギーですね、当然電気も使いますし、バッテリーのエンジンを回す場合もありますから、そうした油代、それからまた、配管をですね、定期的にリニューアルをしていかなきゃいかんということ、それから、今、豊橋浄水場でPFIで進めておりますが、古くなった浄水場、もうあれも50年を超えている、そうしたものはですね、やはり更新をしていかなきゃいかんと。更新をしないで壊れてしまうと使えなくなっちゃいますから、それはもう、その方が余計に迷惑かけるということでありますので、今回はですね、大変恐縮でありますが、そのコストアップした分をですね、それもいきなりではなくてちょっとならしながら、順次この御負担をお願いをしたいということでございます。

 これが、しかし、何年ぶりだ、これは。ちょっと今手元に資料がないんですけど、20年ぶりぐらいですかね。

【記者】 22年ぶり。

【知事】 20年以上ぶりということでございますので、これまでコストをですね、抑える努力はしてきたと思っておりますので、そうした点では是非御理解をいただければと思います。

 なお、これは将来先々もですね、水道事業を維持していくためにはやっぱりいろんな工夫をしなきゃいけませんので、そういう意味もありまして、新年度予算も立てておりますが、今日も議会でも発言させていただきましたが、西三河地区のですね、上下水道。上水道、下水道を一つの組織体にして、合理化、効率化をして、そういうリニューアル投資に耐えれるようなですね、事業体にしていきたい、そういったことも検討していきたい、そういうふうに思っております。

 ということでありますので、また、よくよく議会の皆様には説明をしていきたいというふうに思っています。

 

【質問】 補足で1点。今回直接関係ないかもしれないんですけれども、やはり効率的な運用をしっかり進めていくことで、今回、地震でかなり、石川の方、水道のダメージがありましたけれども、そういったところにも予算をしっかり付けていけるというような、長い目で見ればそういう狙いも出てくるのでしょうか。

【知事】 正におっしゃるようにですね、老朽化したものをですね、浄水場なり配管の老朽化したものを更新をしていくに当たっては、当然今はこうした設備の基準がありましてね。それは当然、耐震化の観点からの設備更新もいたしますので、そういった点では、こういう今回のような大きな地震にもね、十分耐え得るような、そうしたね、投資もしていきたい、そういうふうに思っています。

 今日は以上です。ありがとうございました。