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2024年3月11日(月曜日)午後2時

ページID:20240311 掲載日:2024年4月3日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 それではですね、本日は、3月11日月曜日午後2時でございます。定例会見を始めさせていただきます。今日は午前中はですね、2月県議会の委員会がございましてね、先ほど午後1時から補正予算等の早期議決案件のですね、本会議ありまして、ということで、午後というこの時間にさせていただきました。

 まず、冒頭、お断りをしておきますが、本日、3月11日でありまして、皆さんもいろんな特集を組んでおられますが、東日本大震災からちょうど13年ということでございまして、大震災が発生をした午後2時46分に庁内で一斉に黙禱(もくとう)を行います。それまでにこの会見が終わればそれで私どもも黙禱させていただきますが、もし仮に会見中ということでありますとですね、この会見中でありますと、その2時46分に黙禱の庁内放送が流れますので、大変恐縮でありますが、そのときには皆さんも御一緒にですね、黙禱を是非お願いを申し上げたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

(1)映画『君たちはどう生きるか』の「アカデミー賞長編アニメーション賞」受賞に係る愛知県知事コメントについて

 それではですね、まずはですね、今日の発表事項等を申し上げますが、まずはですね、今日、午前中に大変うれしいニュースが飛び込んでまいりました。

 スタジオジブリさんのですね、宮﨑駿(みやざき はやお)監督の久方ぶりのですね、長編アニメ映画『君たちはどう生きるか』がですね、今日ですね、現地時間では3月10日であります、日本時間の11日午前に行われました、アメリカ・ロサンゼルス、ハリウッドで行われましたアカデミー賞の授賞式におきまして、『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション賞を受賞したということで発表がありました。2003年ですね、受賞は2003年でありますので、21年ぶりということでございますが、『千と千尋の神隠し』に続いての2回目の受賞ということで、まさに快挙だというふうに思っております。

 ということで、もう既に私のコメントはですね、お手元にお配りをさせていただいておりますのでですね、御覧をいただいているかと思いますが、改めて申し上げますと、本日、映画『君たちはどう生きるか』が3月10日アメリカ・ロサンゼルスで行われました第96回アカデミー賞におきまして、2003年の『千と千尋の神隠し』以来、日本作品として2度目の快挙となる長編アニメーション賞を受賞されたということで、心からお祝いを申し上げたいというふうに思います。私ども愛知県、ジブリパークの整備を進めてまいりました。大変喜ばしく思っております。

 そして、また、今週というのは大変意味がありましてね、3月16日のこの土曜日に魔女の谷エリアがオープンをしてフルオープンと、5エリアフルオープンとなります。そして、さらにですね、ちょうど2月からこの3月まで1か月ぐらい、1か月もなかったな、2週間ぐらい中のメンテナンスさせていただきましたが、その折にですね、ジブリの大倉庫において、『君たちはどう生きるか』に登場するアオサギとかペリカンとかですね、インコとかそういったものも作っていただきました。もう内覧会でね、皆さん御案内かと思いますが、そうした展示も登場いたしますので、是非、今回の快挙と併せましてね、多くの皆さんに御覧をいただきたいというふうに思っております。

 併せまして、また、私の方からですね、私の名前で宮﨑駿監督と鈴木敏夫(すずき としお)プロデューサーには同文のですね、祝電も送らせていただきました。アカデミー賞の御受賞おめでとうございますということと、ジブリパークも今週いよいよフルオープンということで併せてうれしい限りですという文面でございます。併せましてね、私の方からのお祝いのお花も贈らせていただいておりますので、併せて申し上げたいというふうに思います。大変うれしいニュースでございました。

 併せてね、山崎(やまざき)監督、ゴジラもね、視覚効果賞ということで、ダブル受賞ということでね、これは大変うれしいことだなというふうに思います。心からお祝いを申し上げたいと思います。ありがとうございました。

(2)「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2024」の結果について

 続いてですね、もう一つ、昨日行われました「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2024」でございます。

 昨日、日曜日ね、3月10日日曜日に、私、午前9時からの名古屋ウィメンズホイールチェアマラソンと9時10分からの名古屋ウィメンズマラソンのスターターを務めさせていただきました。大変なですね、すばらしいレースであったというふうに思います。完走したアスリートの選手、そしてまた、完走した多く御参加いただきました皆様に心から感謝とお祝いを申し上げたいというふうに思っております。

 今年はですね、これ、実行委員会の方からも既に発表されておるのかな、かとは思いますが、今年は出走者がですね、名古屋ウィメンズで1万5,421人、ホイールチェアマラソン11人、名古屋シティマラソンは9,628人で、総合計2万5,060人と、去年が2万745人でありましたので、大分戻ってきているというふうに思っております。完走者は2万4,319人で97.0パーセントという、完走ということでございました。通常、マラソンは6時間ですけど、このウィメンズは7時間にしてありますので、完走を、最後は走るというよりも一生懸命歩いているということかもしれませんが、ティファニーのペンダントというのもありますので、ということで、多くの皆さんに完走していただいているということに感謝を申し上げたいと思います。

 ということと、なおですね、救急搬送された方、11件ありましたが、いずれも軽度で、重篤な事案による搬送はなかったという報告を受けております。

 ということで、また来年にもまた続けてね、また引き続きしっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

(3)「令和6年能登半島地震」災害義援金の受付期間の延長及び配分について

(【知事会見】「令和6年能登半島地震」災害義援金の受付期間の延長及び配分について​ - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 それではですね、まずは2点発表をいたします。

 まず一つ目でございまして、「令和6年能登半島地震」災害義援金の受付期間の延長及び配分についてであります。

 本日で東日本大震災の発生から13年が経ちました。犠牲となられた多くの方々に哀悼の意を表しますとともに、御遺族、今もって避難生活を余儀なくされている皆様に改めて心よりお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。被災地では今もなお地域の皆様の御尽力により復興に向けた取組が進められており、心から敬意を表します。

 本県においても発災時から支援を継続しており、依然として778人もの方、これ、2月29日現在ですが、本県で避難生活を送られておられます。引き続き支援をしっかりと行ってまいります。これは東北地方、多くはやはり福島からという方でございますが、しっかり支援をしてまいります。

 また、能登半島地震の発生から約2か月半が経過をいたしました。改めてお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます。被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

 本県では、1月4日から愛知県被災地域支援対策本部を設置をし、緊急消防援助隊やDMAT(ディーマット)の派遣、物資の提供や本県への被災者の受入れなど、全庁を挙げて支援を実施してまいりました。被災地では、応急仮設住宅の建設も進み、少しずつですが、復旧・復興の動きが前進しております。愛知県からも昨日から新たに応急仮設住宅建設支援のため、県職員3名を派遣しております。今後も息の長い支援を継続していく必要があると考えます。

 こうした中で、1月4日から受付を開始しておりました、「令和6年能登半島地震災害義援金」につきましては、3月8日金曜日までの2か月間で合計4,000万円を超える金額をお寄せいただいております。皆様の温かい御支援に厚く感謝申し上げます。

 当初、義援金の受付期間は3月15日までを予定しておりましたが、皆様からの御支援の状況や被災地における大変厳しい被害の状況を踏まえまして、6月28日金曜日まで約3か月間延長することといたしました。

 これまでにお預かりをした義援金につきましては、第一次配分として2月の6日火曜日に、特に被害の集中している石川県へ1,000万円をお届けをしております。第二次配分につきましては、延長後の受付期間の終了を待つことなく、6月28日の終了を待つことなく、当初の受付期間である3月15日までにお寄せいただいた義援金を速やかにまずは被災県へお届けをいたします。

 なお、義援金の受付方法につきましては、これまでと同様、「キャッシュレス決済」、「口座振込」、「現金持参」の3種類です。引き続き皆様の温かい御支援、御協力をよろしくお願いをいたします。今後も被災地の復旧・復興に向けまして、引き続き様々な支援に全力で取り組んでまいります。

 ということでございまして、今申し上げたことが資料に載っております。資料の2ページにですね、1が受付期間の延長でございます。これまでの状況、金額は4,000万円を超えましたということが3に書いてありますので、よろしくお願いをいたします。

 なお、今日、こうした発表をいたしますので、今まではずっとWebページでしばらくしておりましたが、これまでのですね、支援状況等についてまた、これはWebページに出ておりますが、改めてまた資料でもお配りをさせていただいておりますので、御覧をいただければというふうに思っております。

 でもって、基本的にですね、御覧をいただければ、でございますが、緊急の救助活動とかですね、救援活動、例えば消防でありますとかDMATとかですね、災害健康のDPAT(ディーパット)とかですね、そうしたことなどについて、例えばあと、ドクターヘリとかですね、医療コンテナとか、様々な応援業務などはですね、緊急のものはもう一応活動は終了ということでございまして、今後は様々な復旧・復興等について、引き続きですね、行政関係を中心にですね、御要請に応じましてしっかりと、人員の派遣等を中心にですね、続けていければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。

 なお、警察はですね、また引き続き、これは継続中ということでございます。当初の緊急救助活動ということでありませんがね、警ら活動と交通の整理とかそういったものは要りますのでね。ということで、これは状況に合わせて引き続きそうした形での支援を、復旧・復興支援をしていきたいというふうに思っております。

(4)職員の「休み方改革」の推進について

【知事会見】職員の「休み方改革」の推進について ~連続休暇の取得促進~​- 愛知県 (pref.aichi.jp)

 続きましてですね、2点目でございます。職員の「休み方改革」の推進について申し上げます。

 愛知県では、ワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による地域経済の活性化を目指し、経済界、労働界、教育界と共に、「愛知県『休み方改革』プロジェクト」に取り組んでおります。本プロジェクトを提唱する愛知県として、今年度の年末年始は出勤率3割程度を目安に最大12連休となる連続休暇の取得促進に取り組みました。その結果、12月28日、1月4日及び5日の3日間の平均出勤率は46.4パーセントという結果となりました。また、職員アンケートを実施したところ、8割近くが来年度の年末年始の取組の継続実施に賛成しており、ゴールデンウィーク及びお盆への取組の拡大については、半数が賛成するという結果になりました。ついては、この結果を踏まえ、今年度に引き続き、2024年度も職員の連続休暇の取得促進に取り組むことといたします。

 その概要ですが、一つ目は、「大型連休にあわせた連続休暇の取得促進」です。この取組は、今年度実施した年末年始の取組をゴールデンウィークとお盆にも拡大するものでありまして、職員の意見なども踏まえまして、半数を目安に休暇の取得を促進をいたします。取得のイメージとしては、参考資料の1のとおり、それぞれの期間に「休暇奨励日」を設けまして、各所属で例えば前半と後半に分けて交代で休暇を取得するような形を想定をしております。

 二つ目は、「あいちマイ・ウィーク・プランの実施」です。今年度に引き続き、「時期分散型」の連続休暇として職員が希望する時期に「マイ・ウィーク」を設定をし、7日間のうち5日間以上の連続休暇を取得をいたします。具体的には、土日祝日に加えまして、平日に2日以上の連続休暇を1年度に1回以上取得することとします。取組のイメージとしては、参考資料2のとおり、連続休暇の取得希望が多い時期であります7月と11月を「マイ・ウィーク推進月間」とすることで、休暇取得の機運を更に高めてまいります。

 来年度は初めて通年の取組となります。実施状況を更に検証の上、以降の取組につなげてまいりたいと考えております。

 ということでございまして、そうした形でまた職員の「休み方改革」をですね、進めていきたいと、めり張りをつけてですね、休みを取って、また年休の取得促進をして、そして、しっかりとね、仕事をしていただきたいということでお願いをしたいというふうに思っております。

 また、いろいろアンケートを取りますと、職員の満足度及びニーズは高いと。年末年始の休みをこうして奨励したことについて、8割が継続実施を希望しているということにも表れているのではないかと思います。また、ゴールデンウィーク、お盆への取組拡大は回答者の5割が賛成だということでございます。

 ということで、可能な限りでこうした連続休暇取りやすい環境の整備をして、めり張りのある仕事をね、しっかりとやっていただきたいというふうに思っております。

 当初はね、出勤が3割ぐらいでいいかと思ったんですが、結局、5割近く、46パーセント出てきたので、その辺が一つの目安なのかなという気はしますね。なので、今度、お盆とか、ゴールデンウィーク、お盆は「休暇奨励日」は5割ぐらいかなと、が目安かなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。

 まずは私からの発表事項は以上でございます。

2 質疑応答

(1)職員の「休み方改革」の推進について

【質問】 「休み方改革」のところなんですが、46パーセントということで、それで、次は半数という目安ですが、46パーセントぐらいが、皆さん積極的に取り組んでも、目安と言うか限界という感じでしょうか。

【知事】 だから、当初はですね、できるだけ年末年始休んでくれと、28日と1月4日、5日ね、今年はね、ということで、各業務内容とか職務内容等あれしましたところですね、県民の皆様に御不便をおかけしないということであると、3割出てくればね、何とかやれるということであったんですが、結果、それ以上に出勤されて、それはなかなか、それ以上に忙しいといったところは、しっかりけりつけてね、年末年始休みたいという方が多かったのではないかと思いますので。それで46パーセントということでありますので、ゴールデンウィークとか、新年度ね、お盆とか、それ以上にね、この休暇の奨励日は休んでいただいていいんですけれども、なかなかそうはいかないんであれば、この状況を見ると、自然体で5割ぐらいを目安というところがいい線なのかなという感じはしますね。これは結局、休みを強要するとか強制するものじゃありませんのでね、奨励するものなので、まずはその辺の自然体のところからいって、更に職場の中でね、やりくりをして、休む人がより増えてきたらそれはそれでいいということだと思います。