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2024年12月23日(月曜日)午前10時

ページID:0569876 掲載日:2025年2月21日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 おはようございます。本日はですね、12月23日月曜日のですね、定例記者会見始めさせていただきます。

 早いもので、定例記者会見は最後か。

 最後ね、ということでございまして、今年1年、大変ねお世話になりました。ありがとうございました。

(1)県内の交通事故死者数の状況について

 バックボードは交通安全。12月はね、飲酒運転根絶月間ということもあり、交通安全でございます。交通事故防止をお願いをいたしております。

 今私の手元に来ているのが12月19日木曜日までの集計でございますが、愛知県内の交通事故死者数は、今年、19日木曜日時点で136人の尊い命が失われております。御冥福をお祈りしたいと思います。

 そして、今のところワースト2位ということでございまして、ワースト1位の東京都との差が6人ということでございまして、なかなか厳しい状況でございます。年末、あと1週間余りでございますが、県警察、また行政挙げてですね、交通安全に取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(2)2024年を振り返って~愛知県政10大ニュース~

 それではですね、お手元の資料、今日は2点でございますが。まずはですね、いつも年末最後にですね、2024年を振り返って、「愛知県政10大ニュース」というのをまとめさせて発表させていただいております。また御覧をいただければと思います。

 これも県のサイトにアップをしてですね、御覧をいただければと思いますが、私どもずっとですね、県政なので、事件だとか政治の何か、選挙があったとかそういう話ではないのでですね、少し大くくり的にですね、まとめさせていただいているということで御理解をいただければと思います。

 その中で、皆さんがこれかなといって関心のあるところをつまんでいただければ有り難いかなと思いますので、そんなことでですね、御覧をいただきながら、ちょっとお聞きをいただければというふうに思います。

 まず10項目ですが、一つはね、何といってもジブリパークのフルオープンと。全5エリアフルオープンということでございます。

 ここにありますように、3月ですけどね、「魔女の谷」のフルオープン、「(APM)ネコバス」の運行開始、「魔女の谷のみえる展望台」のオープン、それから「秋のどんどこ祭り」の開催。でもってですね、11月にはですね、この「魔女の谷」がテーマパーク・アミューズメント業界の世界的な賞、アメリカのね、「Thea Awards(ティア・アワード)」の「Immersive Land(イマーシブランド)賞」を受賞をしたということでございます。これはたしか、東京ディズニーシーの新しいエリアと併せてでしたかね。投資額が全然桁が違うので、そういう意味ではですね、この魔女の谷エリアが非常に内容的にも評価されたということで、有り難いことでございます。

 二つ目。何といってもですね、今年はジブリパークのフルオープンとやっぱりこれですね。日本最大のスタートアップ(支援)拠点、「STATION Ai」のグランドオープンということでございます。

 これは、どちらも、日本国内はもとより、世界水準のものだということでですね、どこに出しても恥ずかしくないことだなというふうに思っております。

 10月31日にグランドオープンし、現時点でスタートアップ(約)500社、パートナー企業(約)240社が集積をいたしております。シンガポール国立大学の拠点、「BLOCK71 NAGOYA(ブロックセブンティワン ナゴヤ)」もですね、開設。また、この11月、12月でですね、リバースピッチ、セミナー、シンポジウム、フォーラムなどでジャスト100本のですね、イベントがふた月で行われていると。私も15回行きましたけども、ほぼ挨拶とかですけどもね。大変にぎわっております。

 例えば、Googleの「Startup School(Aichi)」、それからトヨタのリバースピッチというか、ビジネスコンテスト、「e-Palette(イーパレット)ビジネスコンテスト」。また、NVIDIA(エヌビディア)が登壇した「Startup Innovation Day(スタートアップ イノベーション デイ)」。また後ほど申し上げますが、UCバークレーのウィンネット代表が登壇をした「GLOBAL TALK(グローバル トーク)」といったものもございました。

 それから、「あいち創業館」をオープンいたしました。

 来年2月には、「TechGALA Japan(テックガラ ジャパン)」というスタートアップカンファレンスが行われます。

 そして、国内外との連携ですが、京都大学イノベーションキャピタルと協定。IMT Atlantique(アイエムティ アトランティック)、フランスと協定。刈谷イノベーション(推進)プラットフォームと協定。カリフォルニア大学バークレー校と協定ということでございました。

 それから、東京都とこうしたスタートアップ、イノベーション分野を中心に連携、協力協定をこの12月17日、結ばせていただきました。先週ですね。

 それがSTATION Aiでありました。

 そして三つ目、その絡みとも言えますが、愛知発のイノベーションを次々と創り出しました。

 モビリティはね、これ、ドローンで大型の荷物を佐久島から一色漁港とかですね、新城の豊川上流を使って運んだとか、そういったこともやらせていただいております。

 それから、スポーツ、デジタルヘルス、農業、環境と、イノベーションプロジェクトをやっております。

 自動運転の社会実装ということで、3か所ですが、公道としては、名古屋のモード学園のスパイラルタワーのところから鶴舞、STATION Aiまでを今現在3月までやっております。

 それから、ロボットの社会実装でございます。名古屋の栄で公道をですね、こんな箱型のロボットがてけてけてけっと公道と歩道を歩いてというか動いてですね、物を運んでいるということも今もやらせていただいております。

 そしてですね、続いてSDGs、持続可能ということで、水素・アンモニアの社会実装。

 カーボンニュートラルの社会実装、実現ということで、洋上風力、次世代バッテリー、それから「(矢作川・)豊川カーボンニュートラルプロジェクト」の一環として、矢作川流域のですね、上下水道の連携協議会、一体化を目指した上下水道。これは9市1町、西三河全域が入っていただいております。

 続いてですね、五つ目が、2025年、愛知万博20周年に向けた取組。山田外美代(やまだ とみよ)さんに応援サポーター第1号。それから「愛・地球博20祭(にじゅっさい)」というふうに決めましたと。

 六つ目、海外連携・国際交流ということで、コロナで3年間なかなか十分交流できませんでしたので、今年は、まずアメリカではですね、インディアナ州、テキサス州、ケンタッキー州を訪問をし、MOU、協定のアップデートもさせていただきました。それから、ポルトガル、スペイン・マドリードと協定を結びました。インドネシアも訪問し、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州とも連携について合意。中国、清華大学、上海交通大学と包括交流に関する覚書の更新。それから10月には日豪経済会議ということで、盛りだくさんの内容でございました。しっかりと連携をしてまいります。

 それから、スポーツでございます。七つ目。

 アジア・アジアパラ(競技)大会の開催準備。「ホノホン」、「ウズミン」といったキャラクターも決めさせていただき、準備も進めております。

 それから、IGアリーナもですね、名称もネーミングライツで「IGアリーナ」と決定。また、来年12月にはフィギュアスケートのグランプリファイナルの開催決定。「(名古屋)ダイヤモンドドルフィンズ」のホームアリーナも決定ということでございました。来年のですね3月末には完成、竣工いたします。その後、6月から実質供用して、7月の名古屋場所に備えていきたいと思います。

 そして八つ目、芸術・文化振興で、「国際芸術祭『あいち2025』」の準備をどんどん進めております。フール・アル・カシミ監督が、イギリスのArtReview(アート レビュー)誌での「Power100」で、2024、今年、世界のアート界に影響を与えた人物ナンバーワン、第1位に選ばれたということでございます。

 ちなみに、「Power100」の中、100位の中に、国際芸術祭あいち2025と2022に参加した方、6名入っているということでございまして、来年のこの芸術祭が楽しみでございます。

 ちなみに、今年、瀬戸で地域展開事業をね、実施いたしました。来年、名古屋と瀬戸で開催です。

 それから、観光振興、MICE(マイス)でございますが、「あいちの歴史観光(推進)協議会」も作りました。また、「(愛知)『発酵食文化』振興協議会」も発足。また、「愛知県『休み方改革』プロジェクト」が「ジャパン・ツーリズム・アワード」で最高賞、国土交通大臣賞を9月に受賞をいたしました。しっかりと広めていきたいと思います。

 それから、MICEでは、「SMART MANUFACTURING SUMMIT(スマート マニュファクチャリング サミット)(BY GLOBAL INDUSTRIE( バイ グローバル インダストリー))」、それから来年の「ツーリズムEXPOジャパン」の発表、「AXIA EXPO(アクシア エキスポ)(2024)」、それから「(第60回)アジア開発銀行年次総会」、2027年の誘致をですね、発表いたしました。

 そして最後にですね、「すべての人が輝くあいち」ということで、ダイバーシティ、多様性を認め合い、誰一人取り残されることのない社会づくりで、「ファミリーシップ制度」を4月に開始。

 そして、後ほど申し上げますが、5月、「カスタマーハラスメント防止対策に関する協議会」を設立をいたしました。

 それから、特別支援学校として、4月、「岡崎特別支援学校」の移転新築開校。中高一貫校の導入。

 それから、技能者の育成ということで、技能五輪全国大会・アビリンピックでもですね、全国大会では20年連続「最優秀技能選手団賞」を獲得。「2028年技能五輪国際大会」の開催決定。

 それから、少子化・人口問題対策としては、「愛知県・市町村人口問題対策検討会議」を5月に設立をし、全国知事会に「少子化の観点から結婚や子どもの法的保護等を巡る現状と課題について考える研究会」を8月に設立をいたしました。また、婚活イベントや結婚サポートセンター「あいマリ」なども開設をいたしております。

 それからですね、10以降のこと。それ以外にもたくさんございましたので、また御参考に見ていただけますと、防災ですね。安全・安心なあいちの実現に向けた取組ということで、防災。能登半島地震へ6,000人規模のですね派遣をさせていただいて、しっかりと支援をいたしました。

 岡崎警察署の移転建替え。

 それから、愛知県2機目のドクターヘリを藤田医大に導入いたしました。2月1日からでございましたが、能登半島地震を支援するということで、もう1月初頭から。1月の2日にですね、相談があったので、もうとにかくすぐ出ろと、いいと。お金は後で、予算は後で段取りすると言ってですね、実際は1月5日にもう飛んでいただきました。なので、1月分はですね、国から金が来ないという立てつけになってますけど、とりあえず県が出して、いいわ、国に請求書を回すでと、こう言って、とにかく飛んでもらいました。

 あれ、よかったんですね。愛知医大の1機。やっぱり1機だと、1機が行っちゃったときに、本当にこっちでドクターヘリ、年間ですよ、1機のときでも年間350回ぐらいは平均出動していますので、ほぼほぼ毎日なんですね。なので、1機だけだとですね、こっちでコール来たときにいいかという話がどうしても逡巡しますけど、2機だとですよ、1機行っていて、こっち1機いればですね対応できるので。そういう点では、このタイミングで導入できてよかったなというふうには思っております。なんで、交代交代でフルにドクターヘリ活動をしていただきました。

 ですから、実際にそこで患者さんを乗せて医療行為をやったというよりも、能登から金沢の方にどんどん運ぶと。それも、医師、看護師を乗せて運びますから、その間も経過観察しながらね、運ぶことができたということは大変よかったというふうに思っています。

 次に、農林水産業の振興ですね。

 10月にはJAグループ愛知と包括協定。また、うずら卵の消費拡大を実施ということで、この12月、うずら卵の水煮のですね斡旋販売も職員でやりまして、私も買わせていただきました。なかなか100個詰めの袋ってそう簡単に食えないんだよね。この数日、週末からうずらの卵何十個食ったかなと。あれね、 6個で確か卵1個分なんで、別に、10個ぐらい食っても別にそう、どうってことないので、皆さんも是非ね食べていただきたいというふうに思っております。

 それから、産業首都あいち。

 「H3ロケット」の成功。JAXAのね、H3の責任者ね、岡田さんという方はね、愛知県出身の方ですからね。岡崎高校だな、彼はね。講演も何回かねしていただいたことがありますがね、1回目の失敗を経て、2回目で成功して男泣きに泣いていたというのが非常にね、印象深いところかなというふうに思います。

 それから3月、「トヨタテクニカルセンター下山」が全面運用です。

 それから、製造品出荷額(等)は、直近、2022年で過去最高更新をいたしまして、(約)52兆4,000億ということでございました。まだまだ伸びているということでございます。日本全体が伸びているわけじゃありませんから、ほぼ横ばい。ちょっと今円安で、日本回帰でちょっと増えているかもしれません。ほぼ横ばいで、愛知がぐっと。2011年が37兆円でしたからね。実に15兆4,000億伸びたんで、10数年で。これはもう異次元で伸び方をしているということでございます。第2位の大阪が20兆、第3位の静岡が19兆、第4位の兵庫と神奈川が18兆ですから、愛知の52兆がいかに大きいかということだと思います。

 それから、DX。

 あいち県民の日、あいちウィーク。

 それから、スポーツでね、テニス、小田凱人(おだ ときと)選手、坂本怜(さかもとれい)選手の優勝。

 それから、パリパラリンピックの大活躍。

 ゴルフで、杉浦悠太(すぎうら ゆうた)選手がね、今年初めてプロ登録して日本プロを取ったと。去年はだからアマチュアでダンロップフェニックスを取ったんだな。すごいことですね。若い才能が花開くというのは素晴らしいことだと思います。

 ラリージャパン。

 それから、何といってもレジェンド藤井聡太(ふじい そうた)七冠の活躍。この間、竜王もね、4連覇ということでございますので、大いに活躍をしていただきたいというふうに思っております。新年も大いなる活躍を期待したいと思います。

 これがまず1点目でございます。

(3)「愛知県カスタマーハラスメント防止条例検討会議」の設置及び第1回検討会議の開催について

 (【知事会見】「愛知県カスタマーハラスメント防止条例検討会議」を設置し、 第1回検討会議を開催します - 愛知県)

 続いてですね、先ほど申し上げました「愛知県カスタマーハラスメント防止条例検討会議」の設置及び第1回検討会議の開催について申し上げます。

 愛知県では、5月にですね、このカスタマーハラスメント防止対策に関する協議会を立ち上げまして、議論を重ね、11月に取りまとめを行いました。

 協議会の取りまとめとして、カスタマーハラスメントを防止し、労働者等が安心して働くことができる職場環境を整備するとともに、事業者が円滑に業務を遂行できる環境を実現するためには、顧客等の権利に留意しつつ、何人も、あらゆる場所や状況においてカスタマーハラスメントを行ってはならないことを条例の制定により明確化することが有効であるとされました。

 協議会の取りまとめを具現化し、カスタマーハラスメントを防止するため、県として「カスタマーハラスメントを許さない」という強いメッセージを発信するとともに、防止対策の実効性を高める枠組みを作ることが重要です。

 このため、本県では、経済団体、労働団体、消費者団体、有識者及び行政機関を委員とする「愛知県カスタマーハラスメント防止条例検討会議」を新たに設置し、条例制定に向けて検討してまいります。

 1月20日月曜日に開催する第1回検討会議では、条例骨子案や運用指針案等について意見交換を行う予定です。

 顧客、労働者など全ての方が対等の立場で、お互いを尊重し、カスタマーハラスメント防止対策を進めるため、本検討会議の中で委員の皆様からの御意見を伺いながら、条例の制定に向けてしっかりと取り組んでまいります。

 ということで、資料でございますが、今申し上げたとおりでございます。1月20日開催をいたします。このカスタマーハラスメントの条例化に向けてですね、検討を進めるという検討会でございます。3ページがそのメンバーでございまして、経済、労働、消費者、有識者、行政ということで、こういう委員の皆さんに入っていただいて御意見をいただき、まとめていきたいというふうに思っております。

 ということで、これ、検討会議は2回程度開催をする予定でありまして、第1回目にですね、骨子案といいますかね、ポイント、論点整理を示して、その上でですね、御意見をいただいて、その後、条例の骨子案を策定をして、2025年2月から1か月程度パブリックコメントを実施をして、ちょっと年度内には間に合いませんので、2025年、年度が明けた4月ぐらいにですね、第2回の検討会議を開催をし、条例案を固めていきたいというふうに思っております。

 なのでですね、そういたしますと、その上で次の議会に速やかにといいますと、6月議会かなというふうに思っております。それが一つの目安といいますかね、目標にしてまとめていきたい、取り組んでいきたいというふうに思っております。

 実際ね、現時点で私ども愛知県が7月に実施した調査では、過去3年間に勤務する職場でカスタマーハラスメントを経験したことがある労働者が37.1パーセントということでありまして、「威圧的な言動」、「精神的な攻撃」、「継続的な執拗な言動」の順に多くなっております。労働者は、「怒りや不満、不安を感じた」、「仕事に対する意欲が減退した」などといった悪影響を被っていると。

 一方で、調査対象企業のうち63.7パーセントの企業が、カスハラに関して実施している取組は特にないと回答しております。ということでですね、これはですね、その理由としては、いわゆる「迷惑行為と正当なクレーム要求とを区別することが難しい」、「適正な対処の目安が分からない」。要は、線引きが難しいということでありますが、こうした条例化することによって、こうした点は駄目ですよということを明らかにするということは意義があることかなということだと思っております。

 ということでですね、これまで協議会ではですね、カスハラへの対応の考え方としてはですね、顧客等の権利に留意しつつ、何人もあらゆる場所、状況においてカスタマーハラスメントを行ってはならないということを明確に示す必要があり、そのためには条例制定が有効であるという御意見が強くあったということでございます。

 なのでですね、県に加えて、事業者、労働者、顧客の全ての皆さんがね、やはりそうした防止対策に取り組む。カスハラは駄目ですよ、ということと、防止対策に取り組むということをね、しっかりと位置づけていければというふうに思っているところでございます。

 国におきましてもですね、マニュアルを作成、公表を2022年しておりますが、現在は、今日の報道などで、法制化も考えるというようなこともありましたですね。そうした動きともね、軌を一にしてですね、我々としては、先ほど申し上げたスケジュールで少し早めにですね、対応をしていければというふうに思っているところでございます。

 ちなみに、東京都さんではね、10月に「東京都カスタマーハラスメント防止条例」を制定をして、来年4月に施行するということになっておりますので、そこはしっかり参考にさせていただいて、私ども愛知県としてね、独自のカスタマーハラスメントの防止対策を入れ込んだ条例を作っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(4)新型コロナウイルス及び季節性インフルエンザの感染状況について

 もう一つですね、申し上げます。

 これは、毎週木曜日の午後3時にですね、インフルエンザとコロナについて数値を発表させていただいておりますので、既に資料はお配りをさせていただいておりますが。一つはですね、新型コロナウイルス感染症の定点医療機関、愛知県195の医療機関の1医療機関当たりの報告数が、これは1週間でいいんだな。

【政策調整課長】 1週間です。

【知事】 1週間ね。

 これが4.99人となりまして、前の週が3.78人でありますので、1.32倍ということで、3週連続で前週を上回りましたが、まだ4.99なんで。一番多かったときは42人というときがありましたんでね、これ。おととしの冬かな。

 いずれにしてもですね、まだ流行というところまではいかないということでございますが。一方でですね、季節性インフルエンザはその同じ医療機関で、1医療機関当たり1週間23.82ということでありますから、こちらはですね、前の週が10.25で、10人超えましたので、注意報となりました。次はですね、30人超えると警報ということになります。

 なので、先週1週間の数字は今週の水曜日の夕方までに集計をして、木曜日の午後3時に発表いたしますので、これが、23.82が30を超えますとね、警報というのを出さざるを得ません。

 ただ、感染症なので、このトレンド、1桁から、10、24、普通でいけば30は超えますので、警報になる可能性は非常に高いということでございまして。そのときにはですね、やはり私からある程度メッセージも出さざるを得ないかなと、年末年始を控えましてね、ということでございます。それはちょっと今検討しているところでございます。そういかなければいいんですけれども。

 なので、現状ではですね、インフルエンザの注意報の発令中でございまして、感染防止対策の徹底をお願いを申し上げます。マスクの適切な着用と手洗いの励行、それから室内での適度な温度調節、換気。手洗いと手指消毒ですね。一緒です。感染症防止対策は手洗いと手指消毒。手からうつりますから。ワクチン御希望の方は早めの接種をお願いいたします。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)「愛知県カスタマーハラスメント防止条例検討会議」の設置及び第1回検討会議の開催について

【質問】 知事から発表いただきましたカスハラの新たな検討会議について、メンバーは、この協議会から何か変更があったりしますか。

【労働局長】 消費者団体だけ増えています。

【知事】 消費者団体の方が増えている。

【労働局長】 はい。

【知事】 それだけ。

【労働局長】 はい。

【知事】 だそうです。

 あとは一緒。

【労働局長】 一緒です。

【知事】 一緒だそうです。

【記者】 吉田さんだけが増えているという。

 分かりました。ありがとうございます。

(2)アジア・アジアパラ競技大会に対する国への財政支援等の要請について

【質問】 今日の午後に東京に行かれて、アジア大会の議連に参加されるかと思うのですけれども、繰り返しの質問になってしまうかもしれないですけど、国に対して、改めてどういう財政的な支援を求めていくのかという点と、現時点でどれくらいの、予算を見積もっているのかという点を、改めて伺ってもよろしいでしょうか。

【知事】 今日ですね、夕方ですね。今、国会開会中というのと、あと、予算編成を今やっておりますので、皆さん忙しいのでですね、朝か夕方かということなので、今回はですね、私の日程というよりも、彼らの日程で、今日の夕方5時過ぎだな。5時15分ということになりましたので。そこでアジア大会・アジアパラ大会のね、議員連盟の会合をやっていただいて、現状報告ということと、国の財政支援のですね、これもずっと去年から。去年からずっとね、要請いたしておりますが、改めてさせていただくということにいたしております。

 なおですね、今ちょうど国の予算編成の真っ最中でございますが、先週の金曜日に、来年度のですね令和7年度予算編成大綱が与党でですね、決定をされましたが、そこにはですね、アジア大会・パラ大会の開催への支援という言葉が初めてね、初めて明記をされました。これは一歩前進ではないかなというふうに思っております。なので、そうしたことについてね、含めて、また引き続きですね、財政支援も含めた、この開催への支援を求めていきたいというふうに思っております。

 なお、全体の予算、経費等につきましてはね、今まだ積み上げているところでありますから、この途中段階でね、全体のこの経費がこのぐらいということを、という数値も持ち合わせておりませんし、途中段階のことを言って、何か意味があるかということになりますので、そこは今現段階では、まだ全体をですね、申し上げる、全体予算このくらいというか、経費はこのくらいというのを申し上げる段階ではないというふうに思っております。

【記者】 改めてなんですけど、今回、今、積み上げている最中ということなんですけど、かなり結構大型の事業ですから、納税者の方への説明もあるのかなと思うんですけど、いつぐらいにまでに予算を見積りを出したいというのは、時期的な目安はありますでしょうか。

【知事】 いや、それは今のところ特に。このぐらいという目途を持っているわけでありません。

 今日は以上とさせていただきます。ありがとうございました。