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2025年3月4日(火曜日)午前10時
1 知事発言
皆さん、おはようございます。
3月4日火曜日ですね、定例記者会見を始めさせていただきます。
昨日までは、県議会本会議の一般質問でございます。明日からはですね、今週3日間議案質疑ということで、70人ぐらい立つのかな。ということでございますが、今週はずっと本会議ということで、今日は谷間でございますので、定例会見ということでございます。よろしくお願いいたします。
(1)JAF全日本ラリー選手権「RALLY三河湾2025」の開催結果について
さて、発表事項の前にですね、この金、土、日というか、土、日ね、行われておりました「RALLY三河湾2025」でございますが、私も最終日、日曜日の午後3時にですね、3時過ぎに、ラリーの最後、KIZUNAコースで拝見をいたしましたが、その後、表彰式に参りましたけれども。今年はですね、RALLY三河湾3日間、レースは2日間ですが、8万5,000人ということで、過去最多の入場者数ということでありました。天気もよかったのでね、暖かかったし、大変ね、多くの皆さんにお越しをいただいて、盛大だったということでございます。
総合優勝は、勝田範彦(かつた のりひこ)選手。お父さんの方ね。でございました。コ・ドライバーは保井隆宏(やすい たかひろ)選手ということでございました。心からお祝いを申し上げたいというふうに思っております。
ということで、また来年もね、春はRALLY三河湾、秋はラリージャパンということで、しっかりね、モータースポーツ盛り上げていきたいというふうに思っております。
さて、それではですね、発表事項にまいります。
(2)☆愛・地球博20祭☆ 未来共想フォーラムの開催及びエッセイ作品の募集について
(【知事会見】☆愛・地球博20祭☆ 未来共想フォーラムの開催及びエッセイ作品の募集について - 愛知県)
「愛・地球博20祭(にじゅっさい)」の記念事業等について申し上げたいと思います。
資料を御覧ください。愛・地球博20祭、未来共想フォーラムの開催とエッセイ作品の募集でございます。
まず1点目、未来共想フォーラムの開催及びエッセイ作品の募集でございます。
資料のですね、1ページを御覧ください。
愛・地球博20祭では、愛知万博のテーマでありました「自然の叡智」の理念の継承・発展を目的としたフォーラムや企画を、「地球大交流・未来共想プロジェクト」として、会期を通じて実施をいたします。
このプロジェクトの皮切りとして、未来共想フォーラムI「愛・地球博20祭前夜祭」を開催をいたします。愛知万博、愛・地球博20祭に関するエッセイ作品を本日から募集いたします。
プロジェクトのオープニングである未来共想フォーラムI「愛・地球博20祭前夜祭『愛・地球博とわたし』」は、愛・地球博20祭開幕直前の3月23日、日曜日午後1時より、名古屋国際センターで開催をいたします。
フォーラムでは、ペルーの民族音楽などが披露される他、愛知万博を体験した9名のパネリストによるトークショー、東ティモールのアーティストなどによる講話やライブ演奏などを行います。ということがまず1点。
そして、2ページを御覧ください。
フォーラム参加者を100名募集をいたします。公式Webサイトの応募フォームよりお申し込みください。なお、フォーラムはオンラインでのライブ中継も行うということでございます。
ということで、参考がそのプロジェクトのスケジュールということで、フォーラムI「愛・地球博20祭前夜祭『愛・地球博とわたし』」ということでございますね。はい、よろしくお願いします。
続きまして、「2 エッセイ募集『愛・地球博とわたし』」についてであります。
本日より、「愛・地球博とわたし」をテーマとしたエッセイ作品を募集します。エッセイは、愛知万博に関するテーマと愛・地球博20祭に関するテーマの2部門において募集します。両部門ともタイトルは自由、文字数は500字から1,000字であります。
募集期間はそれぞれ異なりますので、御確認の上、御応募いただきたいと思います。応募作品は、愛・地球博20祭公式Webサイトに掲載をいたします。
また、優れた作品は愛・地球博20祭のイベントで発表するとともに、発表作品の執筆者には3万円相当の副賞の贈呈を予定します。
フォーラムの参加、エッセイコンテストともに、是非多くの方からお申し込みをお待ちをいたしております。
なお、3ページには、「地球大交流・未来共想プロジェクト」の概要を記載しております。フォーラムII以降は、今後、順次お知らせをいたします。
ということで、こういう形でフォーラムとかワークショップとかね、フェスタと。こういったことがありますので、よろしくお願いをいたします。
ということで、カラー刷りのちらしが二つ、こうありますので、また御覧をいただきたいと思います。
(3)☆愛・地球博20祭☆ フラワーピクニックの開催について
(【知事会見】☆愛・地球博20祭☆ フラワーピクニックの開催内容が決定しました! - 愛知県)
続きまして、二つ目です。愛・地球博20祭「フラワーピクニック」の開催です。
愛・地球博20祭のオープニングイベントとして、国内最大級の花イベント「フラワーピクニック」を開催をいたします。このちらしです。
8日間で約500のテントやフードトラックが出店をし、日本一の産出額を誇る愛知の花をPRをいたします。
「1 開催概要」でございます。開催日は3月25日から30日まで、春休み期間中ですね。そして、4月5日から6日、5、6ということでございます。
「2 イベント内容」です。愛・地球博記念公園を三つのエリアに分けまして、「(1) 大芝生広場」では、「フラワーマルシェ」として、花の生産者団体による切り花や鉢物の販売に加え、若者を中心に人気のマルシェSOCIAL TOWER MARKET(ソーシャル タワー マーケット)とタイアップし、花にまつわる雑貨やアクセサリーを扱う店舗が一堂に会します。また、会場内には、愛知産の食材を使ったメニュー、御当地グルメなどを提供するキッチンカーも出店をいたします。
資料の2ページを御覧ください。
「(2)西エリア芝生広場」では、「フラワーキッチン」として、花を使ったメニューを提供するフードトラックが出店をいたします。監修に人気インスタグラマーの「とよスイーツ」を迎え、見た目もかわいく、食べてもおいしい多彩なメニューを楽しんでいただいて、愛知が食べられる花エディブルフラワーの生産が盛んであることをPRをいたします。
次に、「(3)地球市民交流センター」では、花を使った雑貨作りや寄せ植え、フラワーアレンジメントなどの体験教室を実施します。受講には予約が必要です。講座の詳細及び予約方法はWebサイトで御案内をいたしておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。
ということで、フラワーピクニック、春まつり2025ということでございます。よろしくお願いいたします。
次のね、2ページでございますが、このほか、大芝生広場及び西エリア芝生広場では、イベントをにぎやかに盛り上げる各種コンテンツを実施をいたします。生花を使った巨大ケーキや、フルーツをかたどったフォトスポットを設置をするほか、様々な国の歌や踊りなど国際色豊かな民族音楽、愛知県立芸術大学の学生グループなどによる演奏を行うステージを開催をいたします。
続いて、3ページ。イベント期間中には様々なミニイベントを実施します。参加には予約が必要です。こちらの詳細及び予約方法はWebサイトで御案内をいたします。
4ページを御覧ください。フラワーピクニックの期間中に同時開催しているイベントになります。「モリコロパーク春まつり」なども開催されます。御参加いただきたいと思います。
最後、5ページを御覧ください。フラワーピクニックのキービジュアルとなっております。キービジュアルにもあるとおり、桜の見頃となる時期であり、お出かけには心地よい季節となりますので、皆様是非フラワーピクニックにお出かけをいただきたいと思います。ということでございますので、よろしくお願いをいたします。ということですね。
私からは以上です。
2 質疑応答
(1)閉校した愛知中央美容専門学校の再開断念に関する一部報道について
【質問】 今朝、一部報道で、小牧の美容学校が経営を断念へという報道があったんですけれども、知事としての何か、受け止めがあればお願いします。
【知事】 昨年5月に突如閉校いたしまして、学費の返金などでですね、問題になっておりました小牧の美容学校、愛知中央美容専門学校ということでございますが、これにつきましてはですね、私も今朝報道を拝見をいたしまして。再建計画が頓挫ということで、学校を運営するこの組合が閉校後体制を一新をいたしましたが、運営資金を調達をできなかったと見られるという報道でありましたですね。
これはですね、私ども愛知県には昨日だな、3日、この学校関係者から私どもの担当課にですね、学校再開に係る経費が調達できなかったということで、学校の廃止に必要な申請書の提出をしたということでありますが、書類に不備がありましたので、これ直してね、ということで、書類は受理はしなかったということが事実関係ということでございますね。
これにつきましてはですね、去年の生徒さんですね、のうち85名の生徒さんには授業料の返還が完了をいたしております。なお、あと2名は連絡が取れないということでございますので、一応授業料の返還はできたということと、あと、転籍の希望者、転籍の希望者はですね、全部で80名の方はもう去年の5月中にですね、転校ができてるということでございますので。そういう意味では、生徒さん、子供たちへの対応はできたかなということでございますが、今回、再開を目指したということでありますが、経費が調達できなかったということで断念ということで。
まだ書類は、昨日何か持ってきたけど、不備があったんで受け取りはしなかったと。ですから、書類整えてまた持ってこられるということではないかなということでございます。
ですから、私学、専修学校でありますから、開設、それから学科の変更、それから廃止、これは私学審議会にかかりますのでね。書類をいただいて審議会にかけて、正式な手続を踏んでいくということになろうかというふうに思っております。
なので、大変残念ではありますけれども、一応、先ほど子供さんたちには、先ほど85名の生徒さんには授業料の返還は完了してると。80名の方はもう去年5月中に転校、転籍の手続は済んでるということなので、学生、生徒さんへの救済というか、対応はできてるかなというふうには思っております。
(2)株式会社恵の運営するグループホーム等の譲渡先法人の事業所指定について
【質問】 3月1日でグループホームの恵の施設について県内31か所の一括譲渡が終わって、新しいINNOVEL HEALTHCARE(イノベル ヘルスケア)というところに移ったかと思うんですが、県の受け止めとして、どのように今後監視を強めていくかを教えていただけますでしょうか。
【知事】 グループホーム恵のですね、関係につきましては、数年越しの事案ということでございました。なのでですね、関係の市とずっと協議をしてまいりましたし、まず、事実関係の把握と精査ということでありましたが、やってまいりました。そして、全国に展開しております、全国に波及いたしますので、厚生労働省とも十分ですね、情報共有しながら、相談しながら取組を進めてきたわけでございますが。
最初の出てきたね、事案が、入所者への給食費をですね、言葉悪いけど、ピンはねしてたということで、実際、多い少ないはあっても、平均して、その食費のね、3分の2を使っていなかったということで。入所していたね、障害を持った入所者の方がどんどんどんどん入ってるうちに痩せてったという、そういう話でね、御家族も非常に心配してたと。そういう極めて悪質な事案でありました。
なので、そうした実態の解明とですね、併せて、それを更に調べていきましたら、障害者のですね、障害者をこうした施設が引き受けて対応した場合には、いわゆる公金という形でですね、障害者福祉のですね、そうしたいわゆる報酬、医療でいえば診療報酬、これが出るわけでございますが、それもですね、実態がないものを申請をして受け取っていた。いわゆる交付金の詐取に当たります。そうしたことも出てきたということなので、その悪質性に鑑みて、私どもはですね、これは指定の取消し、そしてまた連座制の適用という形でですね、厳しく、毅然として対応してきたということでございました。
ただ、もちろん利用者の方に迷惑がかかってはいけませんので、それを事業譲渡されるところをね、一生懸命探してまいりましたが、こういう形で、基本、もう利用者の方がおられなくて廃業した施設も一部ありましたが、利用者の方がおられるところは全て事業譲渡で、これで完了したということであります。
なのでですね、私どもとしては、利用者の方がやはり引き続きですね、この障害者福祉サービスが得られるように全力を尽くしていきたい。これまでもやってきましたが、これからも全力を尽くしていきたいと思いますので、新たな事業譲渡先でですね、利用者の方がこの福祉サービスをきちっと受けてですね、この福祉サービスにね、御満足いただけるように、私どもとしてもしっかり、行政としてもそれはしっかりフォローをしていきたいというふうに思っております。
二度とこのようなことがないようにね、この施設はもちろんですが、他の施設におきましてもきちっとした対応ができるように、これは対応していきたいというふうに思います。
なので、ちょうど今2月議会中ですが、新年度の予算でね、やはりそうした障害者福祉関係のチェック、フォローの体制はね、予算も含めて、この人員も含めてですね、体制を強化することにいたしておりますので、またこれからもその障害者福祉事業、しっかりやっていけるように対応していきたいというふうに思っております。
以上です。
(3)県の動物愛護に関する施策の推進について
【質問】 動物愛護について、先週の議会で愛護センターの設備改善や野良猫の保護の民間連携などの話題が上がったんですけれども、知事は県の動物愛護について何を課題だと考えていらっしゃって、どのように取組を進めていくべきだとお考えでしょうか。
【知事】 動物愛護ですね、かつてはですね、今でもそうなんですが、やっぱりかつては田舎というか町部にね、いわゆる何ていいましょうか、野良犬・野良猫ですね。野犬、特に野犬対策ですね。
野犬の場合は、猫ならいいかって、そういう問題じゃありませんけど、特に野犬の方が、大きな犬だとやっぱり人に危害を加えるおそれがありますしね。特に狂犬病は治りませんし、それを持ってる犬にかまれると人は死にますのでね、命に関わるので。なので、野良犬・野良猫、特に野犬対策をですね、保健所としてはしっかりやって、それを捕まえて駆除するというのは、かつて大きな役割、役目ということでございましたね。
なので、名古屋市内は名古屋市がやると、名古屋市以外は県が管轄するということで、県のいわゆる動物愛護センターにつきましては、豊田の少し人里離れた山の方に本所があって、あと、一宮と半田と豊橋と、県内4か所でね、対応していたわけでございまして。
かつてはですね、大変たくさんおったわけですね、野良犬・野良猫、野犬ですね。そうしたものを捕まえてきて、結局、譲渡といいますか、それを駆除という意味で処分をする。ですから、いわゆるガス室といったようなところでね、殺処分をして、それをまた焼却をして処分するということが目的とした施設でありましたが、今はですね、もうそうした多くの犬猫をいっぺんに殺処分して処理するという施設はありますけど、これも老朽化しておりましてね、それでもう使っておりません基本。基本っていうか、もう全然使っておりません。なのでですね、それは建て替えるというか、老朽化しているので、もうその施設は要らないということなので、そういう施設でないものを建て替えようということで、今、調査費をつけてこれから作ろうというふうにしております。
でもって、元々そういう性格でありましたので、町場からはちょっと遠いところにありましてね。あんまり交通の便がよくないので、そこに人が来て、見にきてねっていうわけにいかないんですね。なので、今はですね、その狙いとしては、そういった飼い主がいない犬猫につきましてはね、これを保護をして、保護した上でやはり譲渡する。とにかく殺処分ゼロを目指すということで、保護した犬猫をね、譲渡していくということが目標でありますので、今あるこの4か所はもう基本大分老朽化しておりますので、これは建て替えていくということでやっていきたい。
新しいところに移転しようということもちょっと考えましたがですね、なかなか言うは易く、実際はなかなか難しいと。やっぱり犬猫でありますので、いかに建物の中といっても、やっぱり鳴き声とかね、隣近所の方々からはまあちょっとうるさいんじゃないか、臭いがするんじゃないかということで、基本、迷惑施設の扱いになるとですね、なかなか新規立地って容易でないなということなんで、基本は現地建て替えでねやっていって。
どうしても野犬のですね、対応って要るんです。絶対に人に懐かない犬猫がいるんですよ、いるんです。なので、特に犬の場合は、大きくなった犬で懐かないやつをもらってくれっていうわけにいきませんのでね、それは残念ながら、最後はそうした犬等は殺処分せざるを得ないっていうのはあるんですけど、もう今ほとんどそういうのは数が減ってますので、施設的にはやっぱり県内4か所、名古屋市を除いてですけど。名古屋市は名古屋市がやりますから。ので、4か所、地域的にもバランスが取れるので必要だなというふうに思っておりますが。それはそれで確保するとして、それとは別に、やはり譲渡がしやすい、そうした場所にですね、譲渡のためのそうした施設は是非ちょっと考えたいなということで、この間ちょっとね、議会で答弁させていただきました。
なので、犬や猫、ちょっと何日か飼ってね、見にきた人に見てもらいながら、じゃあこの犬いただいていきますねと、この猫いただいていきますねというような、そうした施設は是非作りたいなというふうに思っております。
なので、保護犬・保護猫をね、扱ってといいますかね、管理して養ってね、譲渡につなげていく、そうした活動をしている。そうした地域猫の会とかね、そういった団体もありますので、そういった皆さんともしっかり連携しながらね、一匹でも多くのね、犬猫が新しい飼い主を見つけて幸せになってくれることをね、大いに期待をしたいというふうに思っております。
ちなみに、うちにも2匹猫がいますけれども、1匹は保護猫でございますから。こんなちっちゃな子猫で来たんですけど、1年でこんなに大きくなって驚いておりますけど。だから、氏素性は分からないのでね。多分シャムネコの掛け合わせだろうなと思うんですけども。私も子供の頃、家で猫飼っておりましたがね、犬も飼ってる時代もありましたけども、こんなに大きくなる猫って初めて見たと思いましたけどもね。かみつかれると痛いけどね。いいものでございますので、一人でも多くの方にね、保護犬・保護猫をね、是非引き受けていただく方が出てくるとありがたいなと、そんなふうに思っています。
それでは、今日は以上とさせていただきます。
今週は、明日からまたね、議会ありますので、また引き続きよろしくお願いします。
ありがとうございました。