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活動報告

令和2年度普及・公開事業の紹介

名古屋市教育委員会へ遺物の貸出を行いました

 

 総務調査課の城ヶ谷です。

 9月11日名古屋市教育委員会へ遺物の貸出を行いました。貸出遺物は朝日遺跡から出土した古墳時代の土器・玉類・木製品・骨角器などです。

 朝日遺跡は東海屈指の弥生時代の大集落として有名ですが、人が住み始めたのは縄文時代後期からです。弥生時代中期前葉には三重の濠で囲まれた区画を擁する巨大集落が出現しますが、中期後葉には各地で砂の堆積が確認されるなど、洪水にみまわれ大きな被害を受けたと想定されています。弥生時代後期には環濠集落復活しますが、やがて衰退し、弥生時代の終わりから古墳時代の初め頃、おおよそ3世紀前半代には、人も減り散在的に竪穴建物が営まれる程度になります。そして、いつしか人の活動は途絶えてしまいます

 朝日遺跡に再び人の活動が見られるのは5世紀になってからです。この頃、朝日遺跡では住居跡は見つかっていませんが、小規模な円墳が築かれており、土師器須恵器などが出土しています。古墳時代の朝日遺跡ではどのような光景が見られたのでしょうか。

 今回お貸しした遺物は令和2年9月24日から12月13日まで名古屋市守山区体感!しだみ古墳群ミュージアムで開催されている秋の企画展示「古墳時代の朝日遺跡」で展示されています。ぜひご覧になってください。

体感!しだみ古墳群ミュージアム ← ここをクリック

 壺玉

      壺口縁部に施され「弧帯文」                     滑石製勾玉と碧玉製管玉

県立岡崎高等学校の生徒のみなさんが施設見学に来てくれました

 総務調査課の城ヶ谷です。

 8月18日に県立岡崎高校の先生、生徒のみなさんが進路学習の一環で、施設見学に来てくれました。

  最初に「遺跡の調査について」というテーマで、考古学の方法と考古学の基本である土器・陶磁器の発達について講義をしました。そのあとランダムに置いてある縄文時代から江戸時代までの各時代の出土土器・陶磁器を実際に手に取って、時代順に並べるという演習に取り組んでもらいました(写真右上)。なかなか難問でしたが、真剣なまなざしでチャレンジしていただきました。

 次の施設見学では、展示室の他に一次整理室で設楽町から出土した縄文土器の接合作業を見てもらいました(写真左下)。細かな作業にみなさんは驚いたようでした。

 最後に考古学実習では、それぞれ選んだ朝日遺跡出土の弥生土器の拓本を採ってもらいました。初めての経験で最初は戸惑っていた様子でしたが、回を重ねるごとにきれいに採れるようになりました。

 短い時間でしたが、みなさん熱心に、かつ楽しそうに取り組んでいただけました

 今回は考古学から歴史を学ぶという取り組みでしたが、「日本史の授業でやったところがつながって、より深く学ぶことができました。過去の人が生きていた証を見たようにも感じて、今までよりも親近感(?)を感じました。」とか「日本史の勉強にも活力が入りそうです。」といった感想が聞かれました。これからもいろいろなことに興味を持って、自らの「学び」を広げていって欲しいと思います。

講座風景 演習

講義:土器はどのようにして発達してきたか         本物の土器を前に興味津々です。 

施設見学実習                                          たくさんの縄文土器!どのように復元するの?       実習:拓本にチャレンジ!!

公益財団法人瀬戸市文化振興財団へ遺物の貸出を行いました

 

 総務調査課の城ヶ谷です。

 8月11日公益財団法人瀬戸市文化振興財団埋蔵文化財センターへ遺物の貸出を行いました。貸出遺物は名古屋市名古屋城三の丸(なごやじょうさんのまる)遺跡、清須市清州城下町(きよすじょうかまち)遺跡、岡崎市滝町古窯(たきちょうこよう)から出土した陶磁器です。

 日本における磁器生産17世紀初めに九州有田で始まったとされています。それに対して瀬戸では約200年後の19世紀初め、加藤民吉が九州からその製法を持ち帰ったことにより、磁器生産が始まったということです。史料ではそれ以前にも染付(磁器)の生産を行っていたという記録があるようですが、この時期の窯跡の調査例が少なく、実態はよく分かっていません。今回の展示は瀬戸における磁器生産の成立と展開をテーマとしたものだそうです。

 名古屋城三の丸遺跡や清州城下町遺跡の出土品には江戸時代後期の資料が豊富にあります。なかには名古屋城三の丸遺跡の武家屋敷地から出土した中国清朝の磁器(写真右上、写真下)もあります。写真右上の小椀は白磁碗で、毛彫りで唐草文を刻し、その上に緑色顔料を施した上品なものです。写真下は鶴の文様を描いた染付の蓮華(れんげ)です。どんな人が使っていたのでしょうか。

 お貸しした遺物は10月17から愛知県陶磁美術館陶芸展示室(ギャラリー)で開催される「磁器生産の成立と展開-江戸後期の瀬戸窯と美濃窯-」でご覧になれます。

清洲城下町遺跡 清朝白磁

染付白磁   写真左上:梱包を待つ清州城下町遺跡出土遺物

          豊富な種類の陶磁器が揃っています。

   写真右上:名古屋城三の丸遺跡出土白磁碗

   写真下 :名古屋城三の丸遺跡出土染付蓮華

 

朝日遺跡出土遺物への取材がありました

 

 総務調査課の城ヶ谷です。

 8月13日、ライターの譽田亜紀子さんが朝日遺跡出土遺物の取材に来られました。朝日遺跡出土遺物は11月22の「あいち朝日ミュージアムオープンに向けて移動の準備が進んでいますが、梱包前であったため、見ていただけました。
 譽田さんは赤彩(せきさい)土器や円窓(まるまど)付土器、装飾品等をご覧になり、県文化財室の担当者に熱心に質問をされていました。特に関心を示されていた壺形土器(写真右)は弥生後期の北区画の環濠のすぐ外側の溝から出土したものです。肩の部分しか残っていませんが、赤と黒の丸の模様を交互に配したデザイン性の高いものです。このような黒っぽい模様を使った土器は朝日遺跡でもほとんどありません。

 今回の記事は月刊誌『ひととき』11月号に掲載されるそうです。なお、この雑誌はJR東海道新幹線グリーン車の座席に1ヶ月搭載されるということです。機会があれば、ご覧になってください。

遺物撮影風景壺形土器

         遺物撮影風景                       朝日遺跡出土壺形土器

朝日銅鐸の三次元写真計測が行われました

総務調査課の城ヶ谷です。

 7月20日、朝日遺跡から出土した国指定重要文化財朝日銅鐸三次元写真計測などが行われました。

 本センターが所蔵している朝日遺跡出土遺物は国指定重要文化財を含め、全て、令和2年11月22日にオープンするあいち朝日遺跡ミュージアム」(清須市)に移管されます。現在は、移管に向けた準備を行っていますが、オープンを前にあいち朝日遺跡ミュージアムの展示等の準備も着々と進められています

 今回はミュージアムで使うレプリカやジグソーパズル等を製作するため、計測や調査が実施されました。日頃は収蔵庫に厳重に収蔵されている朝日銅鐸が計測のために久々に登場しました。

 また、これと併行して、朝日遺跡出土巴形銅器のレプリカ制作のための色合わせなども行われました。巴形銅器とは弥生時代から古墳時代にかけて見られる青銅製装飾金具の一つです。この独特の形は南海産のスイジガイ(水字貝)に起源があるとされていますが、スイジガイは沖縄や先島諸島では古来から魔除けとして、家の玄関や門などに飾られているということです。

どちらもできあがりが楽しみです。オープン後、ミュージアムでご覧ください。

 銅鐸銅鐸の計測
     朝日銅鐸             三次元写真計測を行っています

巴形銅器色合わせ
      巴形銅器                   慎重に色を調べています               

県立大府東高等学校で出前授業を行いました

 総務調査課の城ヶ谷です。

 7月15日に県立大府東高等学校出前授業を行いました。
 3年生普通科の総合的な探究の時間「考古学入門~実物の土器に触れ、歴史を読み取る~」で「ものつくり大国あいちの源流~土器から歴史を読み取る~」というテーマで授業を行いました。授業の後半では実際に遺物を手に取って年代を考える実習をしていただきました。
 この「総合」の時間では、付近の神社や遺跡等を調べたり、踏査したりして郷土の歴史を考古学の視点から探求されているということです。授業ではとても熱心に取り組んでいただけました。今回の出前授業が、今後の皆さんの探究活動に少しでも役に立てれば幸いです。
 業後、遺物を台車に載せて帰ろうとした時、廊下で生徒の皆さんがたくさん集まってきてくれて、土器をお見せしました。なかなか実物を見て触ることは無いと思われますので、ちょうどいい機会でした。

授業風景実習
  各時代の土器について概説しました。           手に取ってじっくり観察していただきました。

幸田町郷土資料館へ遺物の貸出を行いました

 総務調査課の城ヶ谷です。

 7月9日、幸田町郷土資料館へ遺物の貸出を行いました。貸出遺物は名古屋市名古屋城三の丸(なごやじょうさんのまる)遺跡・東海市烏帽子(えぼし)遺跡を始め5遺跡から出土したガラスに関わる遺物です。勾玉

 国内でガラス製品が出土するのは弥生時代からです。この頃は大陸からもたらされた製品を加工していたものと思われます。飛鳥時代になると国産ガラスの製造が始まり、寺院や仏像の装飾に大量のガラス製品が使われるようになりました。しかし、平安時代には徐々に衰退し、室町時代末には国産ガラスの製造が見られなくなりました。
 その後、しばらく製造が途絶えていましたが、16世紀、南蛮人の渡来とともに西洋の文物が流入し、江戸時代初期には長崎再び国産ガラスの製造がおこなわれるようになりました。やがて大阪、京都、江戸などにも生産が広がっていきます。江戸時代のガラスは“ぎやまん”“ビードロ”と呼ばれ、装飾品や容器などが生産されました。
 名古屋城三の丸遺跡からも(かんざし)や(こうがい)などのガラス製装飾品が出土しており、今回の展覧会でも一部が展示されます。

 ガラスは原料を溶解する際に一緒に加える成分により、様々な色に発色します。その色の変化や                                         
透明な輝きは当時の人々を魅了したものと思われます。                                                   
                                                                   ガラス製勾玉(烏帽子遺跡:古墳時代)                                                                                                                                          
                                                        チラシ                                 染付                                                                                                                              また、割れた陶磁器を補修するのにガラスを使っています(写真右:中央から右下へ補修の痕跡が見えます)。大切な鉢だったのかもしれませんね。

 今回貸し出した遺物は7月18日(土曜日)から始まる幸田町郷土資料館夏季企画展示 「ガラス・Glass・がらす」で展示されます。この展覧会では弥生時代から近世にいたる各時代のガラスに関わる遺物が展示されます。
 涼しげなガラスを見ていると、しばし暑さも忘れられるのではないでしょうか!
                                      
染付鉢(名古屋城三の丸遺跡:近世)
→ 展覧会は終了しました                                                            
                                                   

月縄手遺跡出土遺物の三次元計測調査が行われました

 総務調査課の城ヶ谷です。

 5月26日、南山大学人文学部中尾准教授と中川研究員が月縄手遺跡出土の弥生時代前期の甕形土器(かめがたどき)などの三次元計測に来られました。
 月縄手遺跡は名古屋市西区比良に所在する弥生時代から古墳時代を主体とする遺跡で、弥生時代前期遠賀川式土器(おんががわしきどき=弥生時代前期の水田稲作伝播の指標とされる土器)を主体とする土器群が見つかり、注目された遺跡です。

 今回の調査は、文部科学省科学研究費助成事業新学術領域研究「出ユーラシアの統合的人類史学:文明創出メカニズムの解明」の一環で、各地の考古遺物を三次元レーザースキャナーで計測し、そのデータをもとにデータベースを作成されるということです。
 そして、そのデータベースをもとにして文明創出メカニズムのモデルを構築するとともに、データベースを一般公開することで、さまざまな研究を促進することに寄与するということです。

 以前は土器の厚みを測るのに、測点を取ったり、キャリパーという道具を使ったりしながら、苦労して測っていましたが、三次元レーザースキャナーを使うと短時間で正確に測定することができるということです。
 これらのデータを活かして、様々な研究が進展することを期待したいと思います。

弥生土器三次元計測

 写真 月縄手遺跡出土甕形土器(左) 

三次元レーザースキャナーで遺物を計測しているところ(右)

 

 

 

 

 

 

 

 

平成31年度・令和元年度普及・公開事業の紹介

「体感!しだみ古墳群ミュージアム」講座の皆さんが見学に来られました

 総務調査課の城ヶ谷です。

 2月28日、名古屋市「体感!しだみ古墳群ミュージアム」講座『発掘調査ってなに?-室内整理編』受講生の皆さんが見学に来られました。

 今回の講座は発掘調査が終了した後、出土遺物がどのようにして整理され、保存・活用されるかを学ぶという内容で、(公財)愛知県埋蔵文化財センター職員の方から、発掘調査や整理作業の工程などについて、講義と説明を受けました。
 館内で整理作業、保存処理を行っている様子や収蔵庫などを見学した後、整理作業体験として、拓本実習を行っていただきいただきました。
 発掘調査は現場が終わってからも、報告書作成まで地道な作業が続いていきます。
講義風景説明

   整理作業の方法などについての講義          発掘調査による石器出土状況の説明

見学実習
  木製品の保存処理室で、保存状況を見学        拓本実習 きれいに採れました!

県立長久手高等学校で出前講座を行いました

総務調査課の城ヶ谷です。

 2月5日に県立長久手高等学校図書館文化講座出前講座を行いました。

 講座では「あいちのやきもの~考古学からみたやきものの発達史~」というテーマで約70分講義と演習を行い、1・2年生の生徒、先生方約30名の皆さんに参加をしていただきました。

 生徒の皆さんは今日の講座のテーマにあわせて、事前学習に取り組み、市内の窯跡や遺跡などについて調べ、何枚もポスターを作成されていました。また、関連する図書が工夫して展示されており、生徒の皆さんの熱心な取り組みに大変驚きました。

 今回は愛知県の焼き物生産の流れを概説するとともに、地元で出土した興味深い須恵器についてお話をしました。それは、長久手市市ヶ洞1号窯・丁子田窯から出土した7世紀後半代の須恵器で、「五十戸(ほとぎのさと)=瓫(ほとぎ)とは器を表す言葉、また、当時は「五十戸」と書いて「さと」と読んだようです)」という文字がヘラで書かれています。実は同じ文字を刻んだ須恵器が奈良県明日香村にある石神遺跡からも出土しています。石神遺跡は飛鳥時代の迎賓館のような役割を果たしていた遺跡と考えられており、7世紀後半にはこの地域から飛鳥中枢部に須恵器が運ばれていたことがわかります(『愛知県史』資料編4飛鳥~平安より)。しかし、このこともすでに調べられていて、ポスターに書かれていたので、感心しました。

 いろいろなことに興味を持って調べることは、とても大切なことだと思います。今回の講座が生徒の皆さんに何らかのかたちでお役に立てれば幸いです。

講座見学
 愛知県の焼き物生産の流れについて説明しました。  各時代の焼き物を手に取って見てもらいました。

県立海翔高等学校で出前授業を行いました

 総務調査課の城ヶ谷です。

 1月29日に県立海翔高等学校出前授業を行いました。

 2年生普通科普通コースの生徒約60名の皆さんに「愛知県やきもの発達史~ものつくり大国あいちの源流~」というテーマで授業を実施しました。

 愛知県は古代以来、現代にいたるまで常に焼き物生産の中心地でした。授業では、考古学の視点から愛知県における各時代のやきものの発達過程について説明しました。遣唐使の派遣、平清盛の日宋貿易、千利休の佗茶、豊臣秀吉の朝鮮出兵など歴史上の様々な出来事が、愛知県のやきもの生産にも大きな影響を与えています。そんなお話もしました。

 授業の後半には、愛知県内から出土した縄文時代から江戸時代までの土器・陶磁器を実際に手に取って観察し、時代を考えてもらいました。時代を当てるのはなかなか難しかったと思いますが、皆さん熱心に取り組んでいただきました

 今回の出前授業が、少しでも皆さんの役に立っていただければ幸いです。

授業風景説明
  各時代のやきものについて概説しました。       県内には各時代たくさんの窯がありました。

中京大学で出前講義を行いました

 総務調査課の城ヶ谷です。

 11月19日に中京大学八事キャンパス出前講義を行いました。

 内容は「あいちやきもの発達史~ものつくり大国あいちの源流~」というテーマで、遺跡調査の方法と実際について紹介した後、考古学の視点から愛知県のやきもの発達史について講義を行いました。

 講義の終盤には全員に、持参した縄文時代から江戸時代までの土器・陶磁器を実際に手に取って観察し、時代順に並び替えるというアクティビティーを行ってもらいました。

 講義後のアンケートでは「愛知県が常にやきもの生産の中心地であったとは知らなかった。」「身近な遺跡の話なので興味が持てた。」などの意見が多く見られ、興味を持って聞いていただけたようです。
 また、アクティビティーは少し難しかったようですが、「本物の土器に触ることができ、いい経験になった。」「土器を並び替えるという方法が面白かった。」などの声が聞かれ、概ね好評でした。

 今回の出前講義が、少しでも皆さんの役に立っていただければ幸いです。

講義風景1講義風景2
 
左:最初は発掘調査の実際やエピソードについてお話ししました。     

右:古代から近世までのやきものの発達についての講義を行いました。

秋の特別公開2109を開催しました

 総務調査課の城ヶ谷です。

  今年度も11月5日(火曜日)から11月10日(日曜日)まで「秋の特別公開2019」を開催しました。

  今回は国指定重要文化財朝日遺跡出土品の中でも、最も優美とされる赤彩壺や勾玉・管玉の首飾りなどを展示しました。
 新聞にも取り上げていただき、県内外からたくさんの方に来ていただきました。

  ご来場ありがとうございました。
会場風景会場風景2         
        赤彩壺等を展示しました                              会場風景
資料管理閲覧室拓本体験       
  資料管理閲覧室では「石の道具の歴史」展示中          拓本体験~親子で楽しんでいただけました!

東海・北陸ブロック会議を開催しました

 総務調査課の岡⽥です。

 10⽉31⽇(⽊曜⽇)に「全国公立埋蔵⽂化財センター連絡協議会」の「東海・北陸ブロック会議」を開催しました。各加盟機関が協議事項、聴取事項を持ちより活発に意見交換しました。会議の最後に当センターの収蔵庫も見てもらいました。

会議の様子と収蔵庫の見学の様子です

左:会議の様子

右:当センターの収蔵庫視察

 翌⽇、11月1⽇(⾦曜⽇)は視察で「体感!しだみ古墳群ミュージアム」と「しだみ古墳群」(名古屋市守山区)を見学しました。名古屋市の学芸員さんに「展示の工夫」「運営の仕方」「古墳の管理の仕方」などを解説していただき、参加者の皆さんはメモをこまめに取られていました。

ミュージアムを見学している様子と屋外の古墳を見学している様子です

 2⽇間でしたが⼤変有意義な会であったと思っています。

県立高蔵寺高等学校の生徒のみなさんが施設見学に来てくれました

  総務調査課の城ヶ谷です。

  10月24日に愛知県立高蔵寺高等学校の先生、生徒のみなさんが社会見学の一環として、施設見学に来てくれました。

  最初に「遺跡の発掘調査について」というテーマで、遺跡の発掘調査の方法と遺跡の年代決定の基になる土器・陶磁器の発達史についてお話をしました。また、後で、土器・陶磁器を手にとって時代順に並べる実習もして頂きました。施設見学では実際に遺物の整理をしている一次整理室や科学分析室、収蔵庫などを見てもらいました。

  愛知県は古代から現代に至るまで、いつの時代も陶磁器生産の中心地であり続けました。このような歴史を持っている県は他には無く、大きな特色といえます。

 愛知県産の須恵器は品質が高く、高蔵寺高校の東600mほどの場所にかつて所在した白鳳から奈良時代の窯である高蔵寺2号窯、3号窯で焼成された須恵器が、藤原宮など飛鳥中枢部に運ばれていたことが文字陶片などから確認されています(『愛知県史』別編窯業1)。

 そんな事例を紹介しながらお話をしましたが、最後に書いていただいたアンケートでは「初めて知ることが多く、興味が持てた。」「実際に遺物に触れることができ、楽しかった」など嬉しいコメントをたくさんいただきました。短い時間でしたが、みなさん興味を持って取り組んでいただけたようです。今後、何かの形でみなさんの参考になれば幸いです。

挨拶風景講義風景
 
ようこそ埋蔵文化財調査センターへ 

講義:遺跡の調査と愛知県の陶磁史について 
 

 

施設見学の様子実習風景

 

 

施設見学:土器や石器の整理作業を実見しました。

実習:土器・陶磁器を時代順に並べてみるが…

尾張部の市町村の教育長の皆さんが見学に来られました

 総務調査課の城ヶ谷です。

 10月10日、隣の弥富市総合社会教育センターでおこなわれた尾張都市教育長会議に参加されていた各市町村の教育長の皆さんが当センターの見学に来られました。

 当センター伊奈所長による概要説明の後、2階の展示室や木製品等を収蔵している特別収蔵庫を見ていただきました。見学のなかでは各所で様々な質問が飛びだすなど、熱心にご覧いただきました。

概要説明

展示解説

  発掘調査の方法や実際について説明しました。       最新の出土遺物などをご覧いただきました。

 当センターでは出土文化財の活用として、出前授業や施設見学など普及啓発活動にも力を入れています。是非ご活用ください。 

 連絡先は総務調査課(電話:0567-67-4164 mail:maizobunkazai@pref.aichi.lg.jp

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