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令和元年度 活動報告

平成31年度・令和元年度普及・公開事業の紹介

 

県立瑞陵高等学校で出前授業を行いました

 

総務調査課の城ヶ谷です。

 7月3日に県立瑞陵高等学校出前授業を行いました。2年生普通科2クラス、3年生食物科1クラス、約120名の生徒の皆さんに参加をしていただきました。

 普通科は、2クラス合同で2時限分の時間を使って、1時限目は「ものつくり王国愛知の源流」というテーマで、古代から近世にかけて愛知県のやきもの発達史の学習をしました。2時限目は「考古学への招待」ということで遺跡の調査や考古学の方法についてお話をし、持参した古墳時代から近世までのやきものを見てもらいながら、質問を受けました。

食物科は、「うつわの歴史」というテーマで、うつわとしての愛知県のやきものの発達過程を文化や食生活様式の変遷とからめてお話するとともに、やきものを見てもらいながら、質問等を受けました。

どのクラスも、生徒のみなさんの真剣な表情意欲的に取り組んでいただける態度が印象的でした。今回の出前授業が少しでも皆さんの役に立っていただければと思っています。

講義風景遺物を見ながら

 

 

 

朝日遺跡出土人骨の調査がおこなわれました

総務調査課の城ヶ谷です。

 6月24日、国立科学博物館篠田謙一副館長と国立歴史民俗博物館藤尾慎一郎教授が朝日遺跡(あさひいせき)出土人骨の調査に来られました。

 今回の調査は、文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「ゲノム配列を核としたヤポネシア人の起源と成立の解明」の一環で、先史日本における人骨のDNAと炭素14年代をもとにしたヤポネシア人の起源に関する研究のためのものだそうです(ヤポネシア人とは、日本列島人の意味だということです)。

 近年急速に発達したゲノム解析技術により、どのようなことがわかってくるのでしょうか、また、朝日遺跡で暮らしていた人たちはどのような特徴を持っていたのでしょうか、今後の研究成果が期待されます。

調査風景

奈良県立橿原考古学研究所研究員の方が志賀公園遺跡の遺物調査に来られました

 

 総務調査課の城ヶ谷です。志賀公園遺跡出土土器

 6月10日、11日奈良県立橿原考古学研究所研究員の方が志賀公園遺跡(しがこうえんいせき)の遺物調査に来られました。

 志賀公園遺跡は名古屋市北区中丸町から平手町にかけて所在する弥生時代から江戸時代にかけての遺跡です。そのなかで、今回は古墳時代中期の土器を調査されました。

 古墳時代には土師器(はじき)と呼ばれる赤褐色で素焼きの焼き物と、須恵器(すえき)と呼ばれる灰色で硬質の焼き物が使われていました。土師器は弥生土器の系譜を引くもので、古墳時代の始めから使われていました。これに対して須恵器は5世紀頃、古墳時代中期に朝鮮半島から窯(かま)を構築する技術などが伝わり、誕生したとされています。  

 名古屋市東部の丘陵地帯に所在する猿投窯(さなげよう)は、日本で須恵器生産が始まって間もなく、東日本では最も早く須恵器生産を開始した窯場と考えられています。志賀公園遺跡からは、猿投窯で須恵器生産が始まった頃の初期の須恵器、土師器がまとまって出土しています。古墳時代中期の焼き物の組み合わせを表す貴重な資料です。 

  右の写真:志賀公園遺跡出土古墳時代中期の土師器・須恵器 (公益財団法人愛知県埋蔵文化財センターHPより)

公益財団法人瀬戸市文化振興財団へ遺物の貸出をおこないました

総務調査課の城ヶ谷です。

 5月16日、公益財団法人瀬戸市文化振興財団埋蔵文化財センターへ遺物の貸出をおこないました。貸出遺物は清須市(はさま)遺跡、名古屋市西区月縄(つきなわて)遺跡から出土した土師器です。 

 今回貸し出した遺物の中に「S字状口縁台付甕(えすじじょうこうえんだいつきがめ)」(通称、S字甕)と呼ばれる台の付いた甕があります(写真右下)。甕の口縁部を横から見るとSの字を描くように段が付いていることからこのように呼ばれています。

 S字甕は弥生時代後期から古墳時代前期にかけて、おおよそ2世紀から4世紀ごろ、伊勢湾沿岸部を中心に分布するこの地方独特の甕です。 

 ちなみに…奈良県桜井市纒向(まきむく)遺跡邪馬台国の候補地の一つで、初期ヤマト政権の中枢であったとされる遺跡です。纒向遺跡からは関東から瀬戸内にかけて列島各地の土器がたくさん出土することが知られていますが、その中で圧倒的に多いのが東海地方の土器であるとされています。東海地方の土器のなかでも目立っているのが、このS字甕です。どのような背景で纒向遺跡からいくつも出土するのでしょうか!? ただの甕とは思えません…        

作業風景S字甕

         作業風景                 S字状口縁台付甕(廻間遺跡出土)

お貸しした遺物は5月18日から瀬戸蔵ミュージアムで開催されている「古代TOWNわかみや~古墳時代に栄えた矢田川流域の集落~」でご覧になれます。

 

                瀬戸蔵ミュージアムちらし       

瀬戸蔵ミュージアム企画展 新出土品展

「古代TOWNわかみや~古墳時代に栄えた矢田川流域の集落~」

  場所:瀬戸蔵ミュージアム(瀬戸市蔵所町)

  期間:令和元年5月18日(土曜日)~8月25日(日曜日)

  休館日:5月27日(月曜日)、6月24日(月曜日)、7月22日(月曜日)

 

   瀬戸蔵ミュージアム ← ここをクリック

 

 

 

豊田市郷土資料館の学芸員さんが資料の借用にみえました

 総務調査課の岡田です。

 5月14日に豊田市郷土資料館の学芸員さんが資料の借用にみえました。

 借用されたのは、昭和20年に長興寺蔵(豊田市)の織田信長像を修理した際の愛知県の公文書です。

 借用された公文書は豊田市美術館で開催される「修復記念特別公開 よみがえる織田信長像」(6月1日土曜日から6月16日日曜日まで)で展示される予定です。

昭和20年の愛知県公文書綴りから織田信長に関する資料を探しています

修復記念特別公開 よみがえる織田信長像ポスター ← ここをクリックしてください

(【お知らせ】のページにジャンプします)

豊田市郷土資料館のホームページ ← ここをクリックしてください

 

春の特別開館をおこないました

 総務調査課の城ヶ谷です

 4月13日(土曜日)・14日(日曜日)の2日間、「春の特別公開2019」にあわせた特別開館をおこない、600名を超える来館者がありました。多数の皆様のご来館ありがとうございました。

 特別開館日は、朝日遺跡出土の国指定重要文化財の展示や(公財)埋蔵文化財センターによる「やとみ新発見展"2019」の展示の他に火起こし体験、輪投げ、キネクトゲーム、壺釣りなどのイベントをおこないました。海翔高校ボランティア部のみなさんにもお手伝いをいただき、笑顔の絶えないイベントとなりました。火起こし体験では、子供たちが真剣に取り組み、「火起こしマスター」に認定された時のうれしそうな表情が印象的でした。

 秋には「秋の特別公開2019」を開催します。今回とは別の朝日遺跡出土の国指定重要文化財の展示を行います。秋にもイベントを用意してお待ちしています!

展示 輪投げ

火起こし1 火起こし2

上左:朝日遺跡出土国指定重要文化財の展示と「やとみ新発見展"2019」  右:輪投げ

下:火起こし体験 リズムよく回せば、まもなく煙が出てきます。ガンバレ!

 

近鉄ハイキング参加のみなさんを当センターに迎えました。

 調査研究課の岡田です。

 4月3日(水曜日)に近鉄弥富駅スタートの近鉄ハイキングが行われました。当センターは5番目の立ち寄りポイントになっており、341の方を迎えることができました。朝日遺跡出土の国指定重要文化財を展示した「春の特別公開2019」や(公財)埋蔵文化財センター主催の「やとみ新発見展“(やとみしんはっけんでん)」の展示を見てもらうことができ嬉しく思っています。展示物を見て「設楽の山奥からこのような土器や石器が出土するのだね。」という人、「初めて来た。こんなにすばらしい物が弥富にあるなんて知らなかった。」という人もおられました。みなさん満足してもらえたようで何よりです。

朝日遺跡出土国指定重要文化財の有段口壺が展示してあります

4月3日は「春の特別公開2019」の開始日でもありました。

たくさんの方が展示物を見ています

341名もの多くの方に見ていただきました。

 

「春の特別公開2019」は4月14日(日曜日)まで開催中です。是非お越しください。

 *ただし4月6日(土曜日)、4月7日(日曜日)は閉館日です。

詳細は当webページの「お知らせ」で確認してください。

 

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