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急速な高齢化や環境問題など様々な地域課題の解決を図るため、県内の市町村においては、スマートシティ※1の実現がこれからのまちづくりの重要なテーマとなっています。
そこで、愛知県では、こうしたスマートシティの取組を広げていくため、県内市町村を対象に、ICT等の先端技術を持つ民間事業者等の方と連携することを条件※2として、スマートシティの取組のモデルとなる事業を今年3月から公募し、5月に3市町(刈谷市、日進市、幸田町)を選定しました(2023年5月23日発表済み)。
今回、県内市町村のスマートシティの取組を更に加速するため、6月に追加公募を行い、岡崎市、春日井市、蒲郡市、大府市の4市を選定しましたのでお知らせします。
事業名 |
リアル空間&仮想空間の回遊促進事業 |
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コンソーシアム |
岡崎市、株式会社一旗(ひとはた)(名古屋市西区)、西日本電信電話株式会社東海支店(名古屋市中区) |
取組内容 | 大河ドラマ館からまちなかへの⼈流波及策として、まちなか各所にある歴史的な建物や石碑などで、二次元コードを読み込むことで当時の映像などが再生されるARを提供し、回遊を促進する実証実験を行う。併せて、1645年頃の岡崎城を復元したメタバースでも、同様のARコンテンツやここでしか買えない岡崎のセレクトアイテムを販売するwebサイトを活用し、仮想空間での回遊を促進する実証実験を行い、リアル空間と仮想空間の連携・相乗効果創出の検討を行う。 |
事業名 | 交通結節点スマート化による移動にやさしいまちづくり事業 |
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コンソーシアム 構成団体 |
春日井市、名古屋大学、大日本印刷株式会社(東京都新宿区)、一般財団法人計量計画研究所(東京都新宿区) |
取組内容 |
高蔵寺駅やバス停、病院などの高蔵寺ニュータウン内の交通結節点に、交通ICカード1枚で各種モビリティサービスを予約できる機能を実装したモビリティポートを設置し、高齢者でも、デマンドタクシーや、電動自転車・電動シニアカーのシェアサービスを気軽に利用し、ニュータウン内を移動できる環境の機能実証を行う。併せて、デジタルバリアフリーマップを作成し、車椅子利用や歩行に負担のないルートの情報発信を行うことで、移動に不安を抱える住民でも気軽に出歩けるまちづくりを目指す。 |
事業名 | 社会教育施設を起点とした、学習者のための DeSoc※3構築 |
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コンソーシアム 構成団体 |
蒲郡市、株式会社 DAOWORKS(岐阜県岐阜市)、SunnyDAO(岐阜県岐阜市) |
取組内容 |
「生命(いのち)の海科学館」(蒲郡市)のコンテンツを活用し、標本の魅力を引き出すクイズや、イベントへの参加などの学習に対して、ブロックチェーンを活用したデジタル報酬を付与する取組を実施する。併せて、メタバースを活用し、VR上でのコミュニケーションの場を作ることで、学習者が継続的に横のつながりを持ち、お互いを高めあえる学習者コミュニティの形成を目指す。 |
事業名 |
おぶちゃん連絡帳(電子@連絡帳)を活用した市民の健康長寿への取組み ~市民と医療介護専門職間の「骨折・二次性骨折予防」情報連携~ |
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コンソーシアム 構成団体 |
大府市、国立長寿医療研究センター(大府市)、株式会社インターネットイニシアティブ(東京都千代田区) |
取組内容 |
大府市内の医療介護関係者の多職種連携ICT ツールである、「おぶちゃん連絡帳」により、患者の退院情報、治療経過の情報を共有するとともに、患者本人や家族も参加することができる機能を活用し、患者本人の生活環境の情報を医療関係者に提供することで、切れ目のないケアを患者に提供し、二次性骨折※4予防に取り組む。 |
2023年8月:事業内容の詳細について協議後、契約締結、モデル事業実施
2023年度末:県内市町村向け成果報告会を開催
スマートシティの取組のモデルとなるような事業を県が提案市町村に委託して実施し、成果報告会等の開催により、その成果を県全体に横展開する(2022年度より実施)。
市町村(代表者)と民間企業等とのコンソーシアム
公募により予算の範囲内で選定(外部有識者を含めた選定委員会を開催)
愛知県政策企画局企画調整部企画課
企画第三グループ
電話:052-954-6472
メール:kikaku@pref.aichi.lg.jp