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2022年9月12日(月曜日) 午前10時

ページID:202200912 掲載日:2022年9月26日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 皆様、おはようございます。9月12日月曜日のですね、午前、定例会見を始めさせていただきます。

 今日はですね、朝の9時から、県庁の本庁舎玄関前でですね、自殺予防啓発セレモニーをですね、やらせていただきました。

 この9月10日から16日までの1週間が自殺予防啓発週間ということでありますので、関係団体の皆様にですね、啓発グッズをお渡しをして、自殺予防の啓発ということでですね、させていただいたということでございます。

 取材に来られた方もおられたかと思いますが、何とぞよろしくお願いを申し上げます。

 それでは、今日はですね、発表事項2点でございます。

(1)県政150周年記念 第48回愛知県公文書館企画展の開催について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/kobunshokan20220912.html

 まず1点目、県政150周年記念 第48回愛知県公文書館企画展の開催についてであります。

 愛知県自治センター7階にある愛知県公文書館では、毎年、所蔵資料の中からテーマに沿った資料を選定し、企画展を開催をいたします。

 今年は、1872年、明治5年に現在の愛知県が誕生してから150周年でありますので、今回の企画展は「県政150周年記念 愛知県のはじまりと県庁のあゆみ」と題して開催をいたします。

 毎年やっておりますけれども、ここのところですね、企画展では、去年はですね、「明治・大正の流行(はや)り病(やまい)-祈祷(とう)から予防・衛生対策へ-」ということで、(新型)コロナ感染症ということにちなんでということですね。2020年、一昨年は「史料で読む幕末維新の一大事」、それから3年前はですね、「写真で見るあいちの地震・台風-伊勢湾台風60年-」ということで、そういうテーマでさせていただいております。今年はやはり県政150周年ということでございます。

 展示内容としては、愛知県の誕生から戦後までの歩みを、当時の文書(もんじょ)、写真、肖像画など、約50点の様々な資料を用いて紹介します。

 主な資料としては、愛知県の初代の知事、当時は知事ではなく権令(ごんれい)と呼ばれておりましたが、初代権令井関盛艮(いせき もりとめ)の肖像画を展示します。この資料は、ふだん常設展においてパネルで展示しているものですが、今回の企画展では、現物を御覧をいただけます。

 また、1878年から1926年、大正15年まで、愛知県と町村の間に郡役所というのが設置されておりましたが、その文書のうち、宝飯(ほい)郡役所が開庁する際に寄せられた祝詞(しゅくし)を貼った巻物や、役所間の定期的な文書のですね、往復に用いられたと思われる定飛脚箱(じょうびきゃくばこ)を展示をいたします。

 ということでございますが、展示内容は四つでありましてね。一つは、「愛知県のはじまり」ということで、明治4年、1871年に廃藩置県がありまして、尾張に2県、三河に10県、合計12県が置かれた後、1年半をかけて、今のね、愛知県域となったということが一つ。二つ目がですね、「郡役所の設置と廃止」で、郡役所というのは、明治11年からあって、大正15年、1926年にですね、(府県と)町村との間、段々段々、町村がこう、市も一部できましたけど、町村が大きくなってですね、郡役所をやると金を出さないといかんので、その会費が嫌だということで、もうなくてもいいということで、やまった(廃止された)ということですね。といった様子。それからまた三つ目が、「愛知県庁舎の変遷」と。最初は名古屋城内にありましたが、ぐりぐりと変わって、今、4回の移転を経て、現在の本庁舎に至ったということです。これは昭和13年ですね、ここができたと。四つ目が、「『官選知事』から『公選知事』へ」という、そういう資料をですね、出させていただく。そういう四つのテーマでございます。

 開催期間は、10月3日から12月2日でありまして、土日・祝日は休館日。休館でありますが、11月3日の文化の日並びに愛知県が誕生した11月27日日曜日及びその前日26日土曜日は、臨時開館をいたします。

 開催初日の10月3日午後1時15分からオープニングセレモニーを開催します。

 愛知県の歩みを振り返る今回の企画展により、県政150周年を盛り上げていきたいと考えております。ふだんは見られない資料も展示しますので、是非多くの県民の皆様に御来館をいただいて、本県の歴史により一層興味を持っていただければと考えております。

 ということで、これが資料でございますが、1ページの写真は、この今の県庁舎を造っている建築中のものですね。これは南から撮ったあれだね、写真だね。名古屋市役所のね、塔が見えますもんね。ということでございます。

 それから、3ページがその(展示)資料の一例ですね。初代愛知県権令の肖像画。それから、宝飯郡役所の開庁祝詞、定飛脚箱。それから4ページが愛知県庁舎で、これは明治33年に今の芸文センターの辺にあったものですね。それから最初の公選の様子といったようなものでございます。

 それから、このちらしということでございます。

 ということでございますので、また多くの方に、御関心のおありの方はお越しをいただければ有り難いというふうに思っております。

(2)MaaSの社会実装に向けた2022年度実証実験の実施について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/2022maas-jisshi.html)

 続きまして二つ目です。MaaS(マース)の社会実装に向けた2022年度の実証実験の実施についてです。

 愛知県では、ジブリパーク開園により、国内外から多くの来訪者が想定される名古屋東部丘陵地域を中心に、MaaSを先導的に実装する取組を2020年度から進めております。

 その一環として、昨年度に引き続き、スマートフォンやタブレット端末向けの経路検索ができるアプリケーション「my route(マイルート)」を活用した実証実験を2022年9月15日から2023年2月15日まで実施をいたします。

 実証実験では、「my route」を通じて経路検索、デジタルチケットの予約・決済、地域・観光情報や混雑情報などのサービスを提供することで、県民・来訪者の円滑かつ効率的な移動の実現を目指します。

 まず、経路検索では、鉄道、バスなどの公共交通だけでなく、マイカーやカーシェアなども組み合わせた様々な移動経路を提案します。特に本県ならではのサービスとして、道路渋滞の緩和に資するパーク&ライドの経路提案を、昨年度に続いて実施する豊田スタジアムに加えまして、愛・地球博記念公園を目的地とする方に対しても行います。

 さらに、経路検索にも対応するシェアサイクル「カリテコバイク」のポートをリニモ沿線に4か所設置することで、沿線の周遊観光を促進します。

 次に、デジタルチケットについては、昨年度からの愛知環状鉄道の1日乗車券に加え、新たにリニモ、なごや観光ルートバス「メーグル」、名鉄バスの3種類を設定し、利用者の更なる利便性の向上を図ります。

 リニモのデジタルチケットについては、MaaS間連携の一環として、名古屋鉄道のMaaSアプリ「CentX(セントエックス)」と同時導入予定です。その際は、交通事業者の業務円滑化のため、チケット券面の共通化及び取扱手順の統一化を図ります。

 また、地域・観光情報については、11月、12月に愛・地球博記念公園で開催の「あいち市町村フェア」や沿線の商業施設を、リニモを利用して訪問した方を対象とした期間限定のデジタルクーポンの提供や周遊観光につながる情報発信などを行います。

 最後に、混雑情報については、リニモ藤が丘駅、愛・地球博記念公園駅、八草駅にセンサーを設置し、リアルタイムの混雑情報を提供いたします。

 スマートフォンやタブレット端末をお持ちの方であれば、アプリをダウンロードの上、会員登録することで、どなたでも無料で御利用いただけます。是非多くの方に御登録いただいて、実証実験に御参加をいただければというふうに思っております。

 ということで、今申し上げたのがこの資料でございます。ということで、また御覧をいただければというふうに考えております。ということでございますね。

 これがちらしということですね。ちらしのカラーの裏面が、「my routeでできること!」ということで、いろんな移動手段を組み合わせたルートが分かりますよと、デジタル乗車券が購入できます、おでかけスポットが検索できます、混雑情報が分かるということでございますので、多くの皆様に御利用いただき、御参加いただき、MaaSの運用による移動のですね、社会実装に向けた取組、こういうのが普通になってくるということでありますので、それを進めていければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(3)保育所等におけるバス送迎に当たっての安全管理に関する緊急点検について

 それではですね、私からちょっと何点か補足いたしますが、一つはですね、今般ですね、静岡県牧之原市の認定こども園における送迎バスで子供さんを置き去りにしてですね、亡くなるという大変痛ましい事件が起きました。

 このことを踏まえですね、送迎バスを有する全ての園、幼稚園、保育園、認定こども園に対しまして、この送迎バスの運行についての緊急点検をですね、実施するということで、させていただくということにいたしました。

 私ども愛知県としては、本日中にですね、今日月曜日、12日、本日中に、幼稚園や市町村に通知をいたします。いわゆる民間、行政、それぞれ全てのところにですね、通知をさせていただくということでございます。

 ちなみに、緊急点検を実施する施設の数は、私立の幼稚園で336、保育所、認定こども園でですね、2,403ということ。これでいいね、数字はな。いいね、数字。

 ということでございまして。点検事項といたしましてはね、安全管理マニュアルの整備、それからまた、登園管理システムの普及、送迎バスの安全装置改修支援などの、そうした御意見になってますかね。そういう現行の実態、運行の実態をですね、調査をさせていただくという形にいたします。

 なおですね、そうした項目などにつきましては、これは全国一斉にやるということでありますので、政府の中で関係府省会議を設置をして、そこの中でですね、対策は作っていくというふうに聞いております。なので、私どもとしては、こうした現状の把握をですね、至急やっていくということにさせていただくということにいたします。

 なお、具体的にどういうふうにやっていくかということについて、現状ですね、緊急点検ではですね、本日から各所に通知をし、これについては今月中、9月30日までにですね、回答をお願いをしたいということでございまして。そうした運行の実態、それから対応ですね、そうしたものについて、例えば人数確認などのチェック体制をどういうふうにしているかとかですね、担任職員がちゃんと担当の子供が来て、例えば欠席だった場合は、実際その理由はどうだったかとかですね、送迎バスに同乗職員がいてどういうふうな対応をしているかとかですね。そういう体制、運行の体制、それからチェック、確認、乗り降りの確認、それから学級での確認、そうしたものをですね、対応していきたいということでございます。

 これは、調査項目はまた別途示すのか。改めて。

【県民文化局県民生活部学事振興課私学振興室長】 調査項目も、今日付けで全て出ます。

【知事】 これは国から示されるの。

【県民文化局県民生活部学事振興課私学振興室長】 はい。

【知事】 今日、通知が来るの。

【県民文化局県民生活部学事振興課私学振興室長】 はい。

【知事】 そういうことか。ということでございます。

 というのが1点ということでございます。

(4)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/​)

 それとですね、最後に、この土日もですね、新型コロナウイルス感染症の感染者さんは1週間前よりも大分減り、土曜日が6,568ということで、8,790の1週間前より2,200ぐらい減ったということですかね。それから昨日も、昨日は5,193ということでありますので、昨日も1,000幾つ減っているのかな。ということでございまして、着実に減少傾向になっております。

 今日は月曜日なので、多分少ないんだろうとは思いますけれども、引き続きですね、新型コロナ感染症は、状況を注視しながら、感染防止対策をしっかりお願いをし、また、ワクチン接種ですね、新たなオミクロン株対応の2価ワクチンが、今月半ば以降といいますかね、下旬にはやってまいりますので、今月の下旬ぐらいから打てる体制になりますので、ワクチン接種をね、引き続きお願いをし、また進めていくと。そういう体制をしっかり組んでいきたいというふうに思っております。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 新型コロナの関連で、改めて、今日、三重県の「BA.5対策強化宣言」が解除されますが、愛知県は、このところの推移を見て、どんなふうにお考えでしょうか。

【知事】 「BA.5対策強化宣言」はですね、私どもは、今月末、9月30日までということにしておりますが、減少傾向が定着してきたと、着実に減少しているということではありますが、ありますがですね、(過去)7日間平均の新規陽性者(数)は、一番多かった1万5,900から、今7,000を切るところまで来ましたがですね、まだ6,000の後半と、7,000近いということでありますので、とてもとても収まったというふうにはまだ遠いというふうに思います。

 確か今年の、だから第7波が始まる前のですね、6月ぐらいでは、もう500か600ぐらいになったら少しいろんなものを考えますかと言っていたんですよね。桁がちょっと違いますのでね。まだ7,000近いという状況ですから、これはやはり、引き続きやはり警戒をしていかなきゃいかんということでありますし、やはりワクチン接種をですね、また引き続き強く推奨しながら、その体制を組んでしっかりやっていきたいというふうに思っております。

 なので、今の状況からすればですね、私どもとしては、9月30日までにですね、どこまで落ち着いていくかということかなと。

 今のこの何千という状況でありますとね、9月30日で本当にこの宣言、「BA.5対策強化宣言」をやめられるかという、そういう話もあると思いますよ。なので、もうとにかく、更に更にこの状況がね、感染状況が落ち着いてもらいたい、減ってもらいたい、そういうふうに思っております。

 

【質問】 解除するには、桁が1,000を下回るような、その辺が目安なのでしょうか。

【知事】 それは分かりません。

 傾向としてね、傾向として、明らかに第6波までと違って、今回は、多くの方、ほとんどの方は軽症でありですね、無症状の方、無症状の方はないんだな。今回、症状は出るけど軽いという方が圧倒的に多いということでありますが、重症にならないということでね。一番の直近でいっても25人とかですね、重症の方がですね。これだけ感染者が出て25人と。そういう状況でありますので、医療の現場といいますかね、医療の関係はですね、何とか持ちこたえていると。医療現場の皆様の御努力によってですね、何とか踏みとどまって、持ちこたえているということでありますが、いずれにしても、多くの方が軽症だということでありますので、その数値が1,000だとか2,000だとかということではなくて、減少傾向と併せて、やはり医療の状況ですね、医療の状況を見て、総合的に判断をしたいというふうに思っております。

 なのでですね、これだけ感染者が減ってきてもですね、入院患者さんはほぼほぼ、コロナ病床で千二、三百人で、あんまり減らないんですね。というか、今まで我慢してもらっていた方が、ベッドが空いたからって、どんどん入ってくれ入ってくれと、こうなりますから、基本的にはそう簡単には減っていかないと。やはりもうちょっと、この入院状況がもっともっと改善されないとね、これはなかなか容易ではないんではないかというふうに思います。

 なので、新規陽性者と、あと、医療の状況、入院状況を総合的に判断して、決めていきたいというふうに思っています。

 何とか9月30日で一区切りにできたらいいかなというふうには思っていますけどね。