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2025年3月18日(火曜日)午前10時
1 知事発言
皆さん、おはようございます。
3月18日火曜日のね、定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
(1)県内で発生した高病原性鳥インフルエンザについて
それでは、まずですね、まず私の発言ですが、これ、一昨日か投げ込みは、鳥インフルエンザは。ということでございますが。鳥インフルエンザにつきまして、資料提供させていただいておりますが。まずはですね、愛知県の家きん農場で確認された高病原性鳥インフルエンザに係る移動制限区域の解除がですね、3月9日にありまして、そして3月16日にはですね、この監視強化区域の解除の検査ということになりました。3月17日月曜日の午前0時をもって監視強化区域も解除ということでございます。これによりまして全ての制限が解除されましたと、いうことでありまして、とりあえず一区切りということでございます。
最後の確認が1月31日でございますので、これで1か月半となりました。全国的にも2月1日が最後でございますので、この冬といいますかね、とりあえず一山越えたというか、一区切りしたかなというふうには思っておりますが、引き続きですね、約70億円の予算をもう既に2月議会初日に議決をいただいておりますので、農家へのですね、資金提供、そしてまた経営再開に向けての補助などですね、この鳥インフルエンザ13例、残念ながら愛知県で発生をいたしました。過去最多の186万羽のですね、殺処分、防疫措置ということにもなりました。これをしっかりとですね、引き続き抑え込んでいって、また、農家に寄り添った、この養鶏農家に寄り添った対応をですね、しっかりとやっていきたい。そしてもって経営再開に向けていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
(2)☆愛・地球博20祭☆ 「愛・地球博記念館特別展示」について
(【知事会見】☆愛・地球博20祭☆ 「愛・地球博記念館特別展示」が3月25日(火曜日)から始まります! - 愛知県)
続きましてですね、発表事項にまいります。
まず、1点目でございます。「愛・地球博20祭(にじゅっさい)」、愛・地球博記念館の特別展示であります。
愛知万博20周年の記念事業であります愛・地球博20祭の一環として、この愛・地球博記念館の展示物を大幅に入れ替えます。20年前の写真や映像を中心に、愛知万博を知らない子供たちでもその意義や成果を楽しく学べる特別展示を、この3月25日スタートからですね、開催いたしますので、よろしくお願いいたします。
この特別展示では、「自然の叡智(えいち)」をテーマに掲げた愛知万博の様々な取組や、各パビリオンなどについて解説するパネル展示の他、今なおといいますかね、ジブリパークの一環として存続をする「サツキとメイの家」に焦点を当てたコーナー、万博会場で活躍したロボットたちと一緒に撮影できるフォトスポット、万博開催当時にテレビで全国放送された短編アニメーション作品「モリゾーとキッコロ」などもお楽しみいただけます。
資料1ページの下段を御覧ください。
開催期間は、愛・地球博20祭の会期と同じく、3月25日から9月25日までであります。開館時間は、午前9時から午後5時まで。公園なのでね、9時―5時ということでございます。入館料は無料であります。
初日の3月25日は、公園内の体育館で愛・地球博20祭のオープニングセレモニーを開催いたします。この日のみ開館時間は午後1時、午前中にセレモニーやりますから、それ終わってから、午後1時に見ていただくということにいたします。
次にですね、資料2ページの「5 特別展示の概要」を御覧ください。記念館の建物平面図であります。
まず、入口を入って、「1ロビー」では、航空写真とジオラマで愛知万博開催当時の公園の様子を、現在の愛・地球博記念公園と見比べながら確認をしていただきます。
そして、「2ギャラリー1」では、愛知万博の理念と成果について、当時の写真を用いたパネルで詳しく解説をいたします。
でもって、隣の「3貴賓室」では、愛知万博当時、国内外の賓客をお迎えした部屋の様子を、当時のままの姿でお楽しみをいただけます。
「4アーカイブ」では、愛知万博に出展した企業館や外国館などのパビリオンについて解説をいたします。
こちらでは、さらに、万博当時に昭和初期の建築手法を用いてリアルに再現した「サツキとメイの家」の建築工程を解説したパネルなどもお楽しみをいただけます。
「5ギャラリー2」では、日本政府館や愛知県館などのパビリオンについて解説をいたします。
「6ギャラリー3」では、万博会場で活躍したロボットたちと一緒に撮影できるフォトスポットを設置をいたします。
最後の「7シアター」では、万博当時の様子を映像で振り返っていただくとともに、当時テレビで全国放送された短編アニメーション作品「モリゾーとキッコロ」のうち3作品をお楽しみいただきます。
次に、「6 取材申込」です。
メディアの皆様には、展示初日の3月25日の朝、午前9時半に始まるオープニングセレモニーの前に、午前8時から午前9時まで、要は、オープニングセレモニーの前にね、お昼のニュースに間に合うようにね、撮っていただくということにいたします。ちょっと早いですけどね、その時間に取材・撮影の時間を設定させていただきますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。
ということでございますが、要はですね、今回の特別展示は、万博が20周年となりましてね、今の30歳以下の方は、もちろん20歳以下の方は生まれておられませんのでね、あれですけど、当時やっぱりあれですね、5歳6歳、小学校ぐらいの方はね、覚えておられるかもしれませんけどね。いや、うちの子供なんか、行っても、覚えてないと言いますからですね。行ったことは分かってるけど、何があったかは覚えとらんということでございますから。そうなりますとね、やっぱり改めてね、そうした当時の写真をふんだんに用いた解説パネルや、そうした資料をね、やっぱり展示をして、また見てもらうということと、御家族でも楽しんでいただけるように、開催当時、万博会場で活躍したロボットたちと一緒に撮影を楽しめるフォトスポットなども設けたいということでございます。20年前にテレビ放映されたモリゾーとキッコロのアニメ作品も見られるようにいたします。
ということでですね、今回の展示物はですね、この愛・地球博記念館というのは、当時の迎賓館を改修して2007年の3月、万博終わって1年半後にですね、開館をして。なので、これで18年間開館しておりますが、私も何回かというか、あんまり行ってないか。何回か行きましたけれども、基本、内容は替わっていないと。一回替えましたね、一回、ちょっと前のやつが古くなったんで替えたんですけども。それはちょうど10年前の10周年のときに少し替えましたけど、基本、展示内容一緒なので、20年経ちますのでね、やはりそれは今風に入れ替えようと。
これまではですね、この2005年の愛知万博を訪れたことのある大人向けの展示内容であってね、展示物が置いてありまして、見たことがある人が、ああ懐かしいなと思ってもらえる展示でありましたが、その背景や意図などについてはね、解説するパネルがなかったということなんで、今回は、そうじゃなくて、初めて見る人にもこういうもんだったということで内容を入れ替えるということがメインでございます。ですから、万博をね、全く知らない人にも、ああ、なるほど、こういうのがあったんだと。やっぱり20年経ちますのでね、という内容にさせていただきました。
特にですね、今の子供たちに、実は昔、昔と言うと怒られますけど、当時こういうことがあったんだよということを見てもらうということにいたしました。ということで、ほとんど全て入れ替えたと言っても過言ではありません。という内容でございます。
それともう一つですね、モリゾーとキッコロのアニメ作品でありますが、これは、そういえばこれ、何か流れとったなと思いましたけれども、NHKでね、1年間にわたって、このモリゾーとキッコロの短編アニメーション作品はですね、第1シリーズが26本、第2シリーズが26本で、52本ということは、1年間延々とやったということでありまして。
最初はですね、2004年の4月3日から、NHK、中部・東海地区7県で先行放送されまして、開幕の半年前となる2004年の9月20日からは、NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」の時間帯に全国放送、26本、半年やったということなんで、オープニングの前の1年間、26本、26本、52本。最初は東海北陸の7県で、最後の後半は、9月から3月まではですよ、全国放送、教育テレビ「おかあさんといっしょ」のところで26本、これでもかといってやったと。確か、何かそういうのがあったなというのは覚えております。そのうちの3本選んで今回は見ていただくということでございます。
やっぱり当時も、万博、人来るかという話はあったなと思いますけどね。これ大丈夫か、これというのは。私は国会議員でありましたけども、本当に人来るかという声は結構東京方面ではありましてね。なので、その危機感から、アニメーション、短編アニメをね、延々と流したと。その前に1年間やってるとは思いませんでしたけども、頑張ってやったということかなというふうに思っております。
いずれにしても、今回、3月25日から9月25日でありますが、評判がよければですね、会期が終わった後も、残せるものはそのまま展示すればいいかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
それが1点目。
(3)県営都市公園における「寄附ベンチ」の募集開始について
(【知事会見】県営都市公園で「寄附ベンチ」の募集を開始します! - 愛知県)
続きましてですね、二つ目です。県営都市公園における寄附ベンチの募集です。
愛知県では、県営都市公園の利便性向上を図り、より親しみやすく愛着あふれる魅力的な場所にするため、新年度から、県民や企業等の皆様からの寄附により、新設又は更新するベンチの募集を開始をいたします。
資料の1ページ、「対象公園」を御覧ください。
2025年度は、県が管理する11都市公園のうち、愛・地球博記念公園を除く10都市公園で募集をいたします。
寄附の募集は、4月1日から開始をし、募集対象は、県内在住、県内在勤の方、また県内の企業、団体の皆さんを想定をしております。
資料2ページ、「寄附ベンチの名称」を御覧ください。
県が管理する11都市公園は県内全域に所在をしておりまして、公園ごとにコンセプトが異なり、それぞれの地域の特色がありますので、公園ごとにベンチの名称をつけております。
例えば、油ヶ淵水辺公園は、「龍のともしびベンチ」と名づけております。これは、油ヶ淵の湖畔、現在の碧南市油渕町に住んでいた母子の伝説。具体的には、息子の漁の安全を祈る母のために、淵の主である龍が娘の姿に化けて油を買いに来て岬を照らしたという伝説をイメージした内容でございます。
それぞれにね、公園にふさわしい名前をつけて、そのベンチを寄附ベンチということで募集をいたします。ということでございます。
続いて、寄附ベンチについてでありますが、資料3ページ、「5 寄附ベンチのタイプ」です。
イラストのとおり、公園ごとに様々な種類のベンチをそろえておりまして、ベンチには寄附者の名前とメッセージを記したプレートを取り付けます。県民や企業の皆さんから、寄附の募集に併せて、心に残る人生の節目や思い出、公園への愛着や大切な人への想い、企業や団体の社会貢献活動の証といった心温まるメッセージを募りまして、それぞれのマイルストーンとして残していただくことを考えております。
寄附額は、御希望のベンチの価格に御希望の設置数を乗じた総額となります。
応募方法その他詳細につきましては、添付した「愛知県ベンチ寄附事業」にて御確認ください。
最後に、4ページです。
今回御協力をいただく一般社団法人公園施設業協会では、以前から、ハーティー・スポンサーシップ事業と称して、多くの自治体と共同で寄附によるベンチ設置事業に取り組んでおります。
当該事業の仕組を活用して今回の協働事業が実現をしたものでありまして、県としては、今後とも県営都市公園が県民の皆様にとってより親しみやすく、愛着あふれる魅力的な場所となるように取り組んでまいります。
ということでございまして、これがちらし、ということでございます。これを御覧いただき、これはあれですね、これ具体的なものが出ておりますね。ベンチのタイプもね、手すりがある・なし、それから、背もたれがある・なしとかね、かまど、スツールとか収納ベンチとか、いろんなタイプがありますので、それぞれ御希望、指定をしていただいて、御寄附いただければ設置をするということでございます。よろしくお願いいたします。
なおですね、愛・地球博記念公園はですね、これはもうジブリパークの開園に向けて園内を整備しておりまして、その際にベンチも新設又は更新をしておりますし、愛・地球博記念公園内に15か所、ジブリの忘れ物というか、ジブリのグッズというか、そういう映画に出てくるやつもね、こんなトウモロコシが置いてあったり、帽子が置いてあったり、剣が置いてる、何かそんなものもベンチにつけてありますので、そこはちょっと対象外ということでございますが、あとの10か所ね、募集をしたいということでございます。
対象ベンチごとに対象公園と募集数を決めております。
この寄附ベンチは、愛知県内では既にですね、公園は、県の公園っていうのは大規模な広域公園でありますけれども、各市では、地域の公園でね、基本、地域の皆さんが楽しんでいただける公園、規模的には小さいけれどもたくさんあるということなんで、もう既にですね、愛知県内では、名古屋市、半田市、知多市、尾張旭市の4市がこうした寄附ベンチをね、もう既に実施をしております。名古屋市は2012年からだから、もう10年以上前ですね、にやっているということで、愛知県も、そういう御要望というかね、そういう声もあったので、遅ればせながら実施をするということでございます。
中にはね、ベンチだけじゃなくて、遊具も対象と、寄附で遊具を作るってところもありますが、あんまり実績も多くないので、今回は私ども県としては、とりあえずベンチでまずやってみて、その状況を見てみたいなというふうに思っております。
(4)地方独立行政法人 愛知県美術館機構の理事長予定者の決定について
(【知事会見】地方独立行政法人愛知県美術館機構の理事長予定者について - 愛知県)
続きまして3点目でございます。地方独立行政法人愛知県美術館機構の理事長予定者の決定について申し上げます。
愛知県では、愛知県美術館と陶磁美術館を、2026年4月、来年4月から、2館一体として地方独立行政法人とするということを決め、今準備を進めております。
その理事長予定者をですね、これは決定をして準備を進めていくということに、これは手順がそうなってるのか、これ。ということだな。ということなので、この度ですね、予定者を決定をさせていただきました。
とにかく来年4月からスタートするのに、スタートしてから、はい、あんたやってねっていうわけにはいきませんので、いろいろそのトップの方と相談しながらやっていくということでですね、予定者を決めるということに手続的にはなっておりますのでですね、今回お願いをさせていただいたということでありまして、中部電力の会長であります勝野哲(かつの さとる)氏を地方独立行政法人愛知県美術館機構の理事長予定者として、来年4月1日に正式に選任をすることといたしました。
これまで勝野氏は中部電力で東京支社長、経営戦略本部長、社長執行役員などを歴任をし、多様な経験を積まれております。長年役員として会社経営に携わられ、民間企業の第一線で御活躍されておりまして、勝野氏のこれまでの経験、経営能力、優れたリーダーシップは同機構の理事長に適任であると判断をいたしまして、法人のかじ取りをお願いをするものでございます。
なお、同機構の設立に向けた中期目標の作成や組織体制の整備に当たり、理事長予定者である勝野氏を2025年4月1日から愛知県顧問として任用し、準備の段階から大所高所からの御意見をいただくことといたしております。
今後は、勝野氏と協力をし、これまで以上に本県の文化芸術を豊かで魅力的なものにしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
ということで、資料の方には、勝野氏のですね、これまでの経歴等々について資料に添付してありますので、御覧をいただきたいというふうに思っております。
なお、この県美術館と陶磁美術館のですね、2館一体運営で地方独立行政法人とするというのは、もう既にそういう内容をですね、ちょうど1年前、2024年4月にですね、愛知県文化施設活性化基本計画におきまして発表させていただいております。
でもって、今、公募しておりますが、芸文センターと芸術劇場、コンサートホール、これを、美術館だけ除いて全館一体運営ということで、今、コンセッション、民間事業者を募集をしておりますが、その中で県美術館と陶磁美術館を併せてですね、一体運営しましょうと。それも地方独立行政法人にするということで1年前に考え方は公表させていただいておりますのでですね、それに従って今準備を着々と進めてるということでございます。ということで、準備をしっかりと進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
なおですね、やはり愛知県美術館、そして陶磁美術館、ともに県の施設でもありますが、そのトップである理事長さんはですね、県の出身というか、県のOBというよりも、やはり地元の経済界からお願いできたら、というふうに思いまして、選任をし、お願いいたしました。勝野さんは地元愛知県の出身で、地域への理解も深いと。でもって中部電力で社長、会長をお務めになっておられるということで、適任であるということで打診をしたところ、快くお受けをいただいたということでございまして、心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。
任期は、4年間を予定をいたしております。勤務形態は、非常勤を想定をしておりますが、折々にね、またよくよく御相談をして進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
なお、1年前の今日発表というのは、やはり設立準備段階から、地方独立行政法人法に基づいて、県が、この地方独立行政法人につきましては中期目標の設定だとか様々、これから法人の組織体制なども作っていきますので、それも全て相談をしながらですね、やっていきたいということで、1年前の発表ということにさせていただいたということでございますので、よろしくお願いをいたします。
はい、私からは以上です。
2 質疑応答
(1)石破首相の商品券配布問題について
【質問】 国会では、石破総理の商品券問題が追及されていますが、そのことに対する知事の受け止めと、あともう1点、一部の議員からは、慣例だったというような声も上がっていますけれども、以前、自民党の国会議員だった知事の、御自身が初当選されたときの経験とかも踏まえて、その慣例だったというところについて聞かせてください。
【知事】 まああれですね、総理大臣及び閣僚及び党幹部の方がですね、若手議員の皆さんと会食をしながら意見交換をし、自身の経験を語られるということはね、いいことだと。それは党派を問わずですね、やはり先輩議員から後輩の議員、特に若手、新人議員に対してね、いろんな経験を、経験談、成功したこととか失敗したこととかね。
特に議員さん、国会議員はやはり選挙を平均3年に1回ぐらいはやっぱり衆議院の場合はあるわけですから。その選挙をね、乗り切って、乗り越えていくためにはこういうことが必要だよねとか。地域によって違いますよ、日本全国事情が違いますのであれですが。でもって、時代とともにね、そういういろんな選挙活動とか政治活動、後援会活動、やり方変わってきます。きますけれども、基本はフェイス トゥ フェイスね、やっぱり握手とね、挨拶ということでね、やっていくという、ところは変わらないと思います。そういったことを経験談をお話をして、何といいますかね、指導といいますかね、指導・教育とまで言いませんが、そうした懇談の場を設けるということは私はいいことだと思っておりますが。会食以上のね、お土産というか、地元の物産とか、何かお菓子とかね、お土産ぐらいのもんならいいと思いますが、やはり少し、10万円の商品券ていうのはちょっと、社会的な常識というかね、規範をちょっと超えてるんではないかというふうに思ってニュースは拝聴をいたしました。拝聴いたしました。
なので、私も国会議員をやっていた折はですね、そういった会食の場、私、ほぼ15年近くおりましたが、基本はやはり、年も若かったし、30代でならせていただきましたし、最初の期数のね、1回2回ぐらいの若手のときはですね、やはり先輩諸公からいろいろなお話をお聞きをする場もね、ありました。ありましたんですが、その会食の後、手土産ということでお菓子とかね、そういったものをいただくということは、それは間々ありましたけれどもですね、あれだけの、ああいう高額の商品券っていうのはあんまり記憶にないなというふうには思いますね。ということでございます。
なので、これが法に触れるかどうかっていうのは、ちょっと私では判断できません。これから国会でもまだ議論になるということだと思いますので、そこでね、事実関係も含めて、やはりしっかりとね、国会審議の中でね、事実関係含めてやり取りをしていただくということではないかなというふうに思っております。
国民の皆様の前にね、そのことを事実関係含めて御説明をしていただく。それは、報道されたように、総理自身も、石破総理自身も認めておられますから、その御本人のね、石破総理御本人の言葉で国会及び国民の皆さんにね、説明をするということではないかというふうに思っております。
はい、以上です。
(2)全国知事会 文教・スポーツ常任委員会と文部科学省との高校授業料無償化に関する意見交換会について
【質問】 高校授業料の無償化施策についてお聞かせください。
先日の全国知事会の会合では、参加した知事から公立高校への影響を懸念する声が多数上がりました。改めて、大村知事のですね、この国の取組、施策についての評価をお聞かせください。
【知事】 これは先週ですね、3月14日金曜日、夕方4時45分からかな。私はその日ちょっと東京に行く用がありましたので、そこでオンラインでね、都道府県会館におきまして、各参加の、文教・スポーツ常任委員会のメンバーの皆さんとオンラインでつなぎ、ですから、それと文科省のね、審議官ともオンラインでつないで、この高校無償化について文科省からの説明、それから意見交換というのをさせていただきました。
まずはですね、この三党合意におきまして、自民、公明、維新の三党合意で2026年度からですね、高校無償化、私学も含めての所得制限なしでの高校無償化が実施をされるということに方針が決定をされました。一部は、この25年度、新年度からも実施をされるということでありますが、政治合意からスタートということでありますので、具体的な内容がね、やはりまだ、全貌が明らかになってないということもありまして、私ども全国知事会の方からですね、文科省にはですね、早く現状を説明してほしいということと、実際に実施することになりますとね、小中高、高校までの教育は、基本、私ども県の所管といいますかね、対応になります。大学以上は国が所管するということになりますので。そういう意味では、全国ね、各県の皆さん非常に関心も高いので、状況を説明をしてもらって、意見交換をする場を作ろうということでさせていただいたわけでございます。
その場合も、折に私も申し上げましたが、私の所感としてはね、いわゆるこの高校無償化につきましては、従来から、教育の機会均等、所得の多寡にかかわらずね、子供たちに教育の機会を提供するという観点から、全国知事会としても、この公立、私立、私学も含めた高校教育の無償化、高校の無償化ということにつきましては、全国知事会としてもかねてから要望を行ってきたものでございます。
従いまして、今回のこの所得に関係なく公平な教育を受けられる機会を提供する高校の無償化につきましては、全国知事会としては、これはもう賛成であるということを申し上げさせていただいておりますし、14日もそのように私からも申し上げさせていただきました。
ただね、その時に、幾つかの課題もあるということを申し上げまして、各県出席した知事さん本人や代理の方からもですね、一つは、やはり都市部と地方との格差が広がるのではないかということへの懸念。というのは、私立学校というのは、私学はやはり都市部に多いもんですからね。ということでそういった懸念でありますとか、併せてですね、そういうことになりますと、やはりもう既に多くの方から言われておりますが、公立高校離れということでね、同じ学力レベルの学校であれば、やはりあれですね、施設やそうした面でもですね、とかアクセスなんかもいい、そういった都市部の私学にですね、私立学校に人気が集中してですね、公立高校離れが起きるのではないかと。それがひいては職業関係のですね、公立高校、工業、農業、商業といったね、そうしたところの公立離れが更に起きるのではないかという懸念がなされました。
私からはですね、それに加えてやはり、今回、公立ももちろん所得制限なしでありますから、公立も私立もですね、当然無償化ということになりますとね、財源負担という話があります。なので、この財源負担については、これは国が決めたんだから国の方でね、やっぱりしっかり手当てしてもらわないかんと。財源の面ではやはり国がしっかりやって。地方にね、負担を転嫁するのではなくて、国の責任で財源確保してやってちょうだいね、ということは、私からも強く申し上げさせていただきました。
併せましてね、併せましてやはり私からは、基本、何といいますかね、学校施設の整備についてはですよ、小中は国の補助があるんですよ、公立はね。高校はないんですわ、義務教育ではないから。だから、空調施設、例えばエアコン、空調施設なんかね、今愛知県、今年度から全部で145の公立高校のですね、体育館、武道場のエアコンをですよ、空調施設を4年間で全部整備すると。全部で292あるんですよ。これ全部やるとね、180億円かかる。これは小中はですね、2分の1の国の補助があるんですけど、義務教育だからといってね。公立高校は全部、全額県単独ですよ。
なので、そうした面での施設整備や、あとはですね、こういういわゆる職業学校というか専門学校、専門高校は、実験室とかですよ、体育館とか武道場以外に、やはり専門教育のためのですね、実験室とか、ちょっと大きな教室があるんですね。そういったところの空調設備とか、そういったところの機材とかね。工業高校だったら、大きな旋盤とかフライス盤の機械が要るんですよ。そうしたものの整備については国からお金出ませんので。そういったことにしっかりね、やっぱりこの際、そうした公立高校の支援をするというんであればね、やっぱりそうしたことの施設整備の支援、補助、財源確保、そうしたこともね、やってほしいということを併せて申し上げさせていただきました。
いずれにしてもね、意見交換の場、まず先週、14日金曜日が1回目でありましたから、これから何回も何回もやりながらですよ、しっかりと意見交換をしながら、情報共有、認識を共有してね、対策を考えていきたい、そういうふうに思っております。
【記者】 先ほどの、情報共有をされて、何度もやり取りをしながら対策を考えていきたいということでしたけれども、例えば知事会として、国への、例えば要望活動だったりとか、そういったことのお考えというのもあるのでしょうか。
【知事】 これはですね、要は、全国知事会、1年通じていろんな課題がありますから、予算要望や制度要望なりですね、要請活動というのは年がら年中やっております。やっておりますので、これ今回、文教・スポーツ常任委員会で意見交換やりました。また引き続きですね、ポイントポイント、今の段階では多分ですね、先週金曜日にやった以上のことは出てこないと思うので、これからいろんな制度設計ができてきた暁にはですよ、また折に触れてこうした意見交換の場を設け、そして、当然、予算が、当然無償化になれば財源どうするんだって予算も必要になりますし、公立高校への支援となりましたら、先ほど申し上げた財源の問題から、また施設整備の支援の課題等々もありますので、これは全国知事会として意見をまとめてですね、やはり国に、できるだけ前広にというか、先々とね、要望、要請をね、していきたい、そういうふうに思っております。
具体的には、まずは、大体いつも夏、7月末から8月の頭に全国知事会の総会ありますから、それに向けてですね、大体5月6月に各常任委員会とか特別委員会などを開いてですね、国への要望事項をまとめるんですね。なので、その段階ですから、今年の5月6月ぐらいにはまた何回かそうした委員会を開催してですよ、ですから、国の概算要求の前ですね、予算の概算要求の前に、我々知事会としての意見要望をまとめて、これはしっかり伝えていきたいというふうに思っておりますし、要請活動もね、これはしっかりやっていく必要があるというふうに思っております。
(3)石破首相の商品券配布問題について
【質問】 先ほどの石破総理の商品券の問題に関してなんですが、知事がおっしゃっていた、高額の商品券の記憶はないってことですけれど。お土産で、高額じゃないような金券、お金に近いようなものが配られたっていう御記憶ってありますか。
【知事】 お菓子とかね、そんなことじゃないでしょうかね。
【記者】 御本人に聞くべき話にはなるかと思うんですけど、これだけ高額な商品券を配っていた背景というか、どういう意図で配ってたと思いますか。
【知事】 それは分かりません。私が答える立場にはないと思いますけどね。
何でしょう、どうなんでしょうね。だからといって、別に派閥を作るとかそんな話じゃないからあれでしょうけど。本当にあれじゃないですか、あんな厳しい選挙でね、勝ち上がってきた皆さんに対する何か、ねぎらいというふうに石破総理自身が言っておられるので、そういうことかなというふうに受け止めてはおります。
それでは、以上といたします。
ありがとうございました。