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2025年6月17日(火曜日)午前10時
1 知事発言
おはようございます。6月17日火曜日午前10時の定例記者会見を始めさせていただきます。
(1)☆愛・地球博20祭☆「地球大交流フェスタ」の開催及び「鈴木敏夫とジブリ展」特製シールがもらえるスタンプラリーと協力施設で特典を受けられる特別キャンペーンの実施について
(【知事会見】☆愛・地球博20祭☆「地球大交流フェスタ」を開催します!! - 愛知県)
(【知事会見】「鈴木敏夫とジブリ展」特製シールがもらえるスタンプラリーと協力施設で特典を受けられる特別キャンペーンを実施します! - 愛知県)
まず、1つ目です。☆愛・地球博20祭☆「地球大交流フェスタ」の開催及び「鈴木敏夫とジブリ展」特製シールがもらえるスタンプラリーと協力施設で特典を受けられる特別キャンペーンの実施についてであります。
2005年の愛知万博では、当時、国内の国際博覧会としては最大となる121か国と4つの国際機関が参加し、様々な催事が行われ、世界各国の歴史や文化、風土などが紹介された他、地域を挙げた幅広い国際交流を推進する「一市町村一国フレンドシップ事業」などが実施されました。
愛・地球博20祭では、こうした国際交流の理念や成果を継承するため、世界の歴史や文化などを楽しみながら学ぶとともに、地球規模の課題の解決について考えるイベント「地球大交流フェスタ」を7月に開催をいたします。
資料の1ページを御覧ください。
「1 開催日時」ですが、7月5・6と12・13の土日、午前10時から午後5時まで、会場は愛・地球博記念公園です。
次に、2ページを御覧ください。
「3 イベント」の内容です。
まずは、1週目、7月5・6土日の開催内容です。
大芝生広場で、「1 世界の音楽と食の広場 Global Rhythms&Food Plaza(グローバル リズムス アンド フード プラザ)」として、世界の民族音楽や舞踊を披露するステージイベント、世界のグルメを味わうことができるキッチンカーが出店いたします。
また、「2 世界の街角 Corners of the World(コーナーズ オブ ザ ワールド)」として、県内市町の国際交流協会が一市町村一国フレンドシップ事業や姉妹都市に関する展示・ワークショップなどを行う他、企業や団体等による国際交流・国際理解を深める出展を行います。
続いて、3。今年、愛知県とオーストラリア・ビクトリア州及び中国・江蘇省との友好提携45周年を迎えましたので、5日土曜日午前10時から、大芝生広場の特設ステージで、ビクトリア州政府駐日代表、在名古屋中国総領事などをお招きし、私も出席してセレモニーを行います。愛知県としては、海外との姉妹提携といいますか友好提携、姉妹提携はこの2つが初めてということでございました。
次に、4です。こちらは6日日曜日のみですが、愛知県が誇る様々な伝統芸能の実演などを行う「あいち伝統芸能はじめてフェス2025」を実施します。
続いて、地球市民交流センターでは、世界の国々の文化や音楽に触れられるイベントや、世界の子供たちの自然環境に対する考え方を学び、自分たちが住む地球について考えるワークショップなどを行います。
次に、4ページを御覧ください。
6日日曜日は、特別企画「人類史的視点からの未来共想」として、ゴリラ研究の世界的権威で霊長類学・人類学者の山極壽一(やまぎわ じゅいち)さんと、探検家・医師である関野吉晴(せきの よしはる)さんによる対談などを行います。
下段に移りまして、2週目となる7月12・13、土日は、地球市民交流センターを会場として、愛知万博当時に話題となった書籍「世界がもし100人の村だったら」をテーマにしたイベント「『もし100』ディスカバリーラボ」を開催いたします。
まず、「世界がもし100人の村だったら」の編著者である池田香代子(いけだ かよこ)さんによるトークショーを12土曜日に開催します。発刊当時を知る親世代から子供たちの世代へ、未来のためにどう生きるかを投げかけ、ともに答えを導き出す機会を作ります。
また、カードゲーム等を通して、多様性や格差など世界の現状を理解し、グローバルな視点を身につけるワークショップや、「世界がもし100人の村だったら」の内容を2025年版にアップデートしたパネル展示などを行います。
6ページは、12・13、土日に、地球市民交流センターにおいて、この「地球大交流フェスタ」と同時に開催するイベントの情報を記載しております。
7ページは、会場の位置図でございます。
そして、最後の8ページは、このイベントのキービジュアルであります。
グルメあり、体験あり、学びありと、子供から大人まで様々な世代の方々にお楽しみいただけるイベントになりますのでですね、是非会場にお越しくださいということでございます。
6ページの同時開催イベントはね、これは「あいち多文化共生タウンミーティング&ダンスワークショップ」と。これは場所が違うんだな、これは。いや、そんなことはない。地球市民交流センターね。そして、「あいち国際女性映画祭2025」のプレイベント、これも行うということでございます。
ということで盛りだくさんでございますので、よろしくお願いします。
8ページは、これか。これだね。「地球大交流フェスタ 愛・地球博20祭」。いかにも楽しそうなね、グローバルな、ワールドワイドな、そんなキービジュアルポスターになっております。
是非ね、この7月の、7月5・6と12・13、土日、土日ということでございますが、是非お越しをいただきますように、よろしくお願いをいたします。
梅雨が明けているのか。多分12・13はもう明けているような気がしますけどね。ちょっと明けますと暑くなりますが、是非暑さ対策をしながらですね、お越しをいただけたら有り難いというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
なお、こちらのお手元、これもお配りしてあるのね。
これは、7月・8月、「地球大交流フェスタ」7月ですね。8月が「地球を愛する学園祭」ということで、7月・8月の愛・地球博20祭のイベントのチラシということでございますので、また御覧をいただければというふうに思っております。
続いて、同じくこの絡みでございますが、「鈴木敏夫とジブリ展」特製シールがもらえるスタンプラリーと協力施設で特典を受けられる特別キャンペーンの実施です。
愛・地球博20祭の一環として、来月、7月12日土曜日から9月25日木曜日まで開催を予定をしております「鈴木敏夫とジブリ展」(愛知展)と連携をし、愛知展とともに楽しめる街なかイベントとして、「特製シールがもらえるスタンプラリー」及び協力施設で特典を受けられる特別キャンペーンを実施しますので、お知らせをいたします。
資料1ページ下段のですね、「1 特製シールがもらえるスタンプラリーの詳細」を御覧ください。
地図を参考に、愛・地球博記念公園や会場周辺市に8つあるスタンプ台を見つけて、台紙1枚に4種類のスタンプを集めて展覧会場へお持ちいただきますと、映画「千と千尋の神隠し」をイメージした特製シールと引き換えることができます。
特製シールは2パターンあり、ランダムにお渡しするため、選択することはできません。
これと、これが物だね。このパターンとこのパターンね。2枚ずつ入っているということでございますね。千と千尋の神隠しのシールと。油屋の「油」と書いて、そうか。こっちがハクと油だね。こっちが湯婆婆とカオナシか、ということでございます。
楽しそうですな、これ。シールはね。ありがとうございます。また後で、置いておきますので、また御覧ください。
資料2ページの「(3)スタンプ台設置場所」を御覧ください。
スタンプ台の設置場所は8か所で、名古屋市内は、栄の「中部電力MIRAI TOWER(ミライタワー)」と藤が丘中央商店街の2か所、瀬戸市内は「瀬戸蔵」、豊田市内は同市の「とよた子育て総合支援センター“あいあい”」、日進市内は「プライムツリー赤池」、長久手は長久手古戦場駅前のリニモテラス公益施設、愛・地球博記念公園内の「愛・地球博記念館」及びジブリパーク「ジブリの大倉庫」出口付近の3か所となります。
これらスタンプ台設置場所の営業時間や住所などの情報については、6月30日月曜日までに愛知展の公式Webサイトに掲載予定ですので、そちらで御確認をいただきたいと思います。
ということで、この8つのうち4つスタンプを押せばいいの。
【政策企画局長】 4つ。
【知事】 4つね。ということでございます。
スタンプ台の設置期間は、愛知展のスタートより、「鈴木敏夫とジブリ展」のスタートより10日ほど早い2025年6月30日から、夏休みが終わる8月31日までであります。
また、景品の引換会場は愛知展の当日券売場のある愛・地球博記念公園の体育館で、景品の引換期間は7月12日から9月25日までといたします。
なお、各スタンプ台設置場所の地図とスタンプ台紙を兼ねたリーフレットは、スタンプ台設置場所と体育館の計9か所で配布をしておりますので、そちらでね、お取りいただければと思います。
次に、資料2ページ下部の「2 協力施設で特典を受けられる特別キャンペーン」の詳細」を御覧ください。
スタンプ台周辺にある協力施設を利用し、愛知展のチケットを御提示いただきますと、各施設所定の割引サービスを受けることができます。なお、チケットを御提示いただくタイミングは、愛知展入場の前後どちらでも構いません。使った後でも、使う前でもいいですよということですね。
特別キャンペーンの実施期間は、愛知展の開催期間と同じく、7月12日から9月25日です。
協力施設及び割引等の内容は、7月上旬に開設される愛知展公式Webサイト内の特設ページでお知らせいたしますので、御確認をいただきたいと思います。
是非とも、「鈴木敏夫とジブリ展」と併せて、このスタンプラリーや特別キャンペーンにも御参加をいただいて、楽しいひとときをお過ごしいただきたいと思います。
資料の説明は以上でありますが、「鈴木敏夫とジブリ展」(愛知展)に関連いたしまして、愛・地球博記念公園の北口広場にあるカフェテリア「ロタンダ風ヶ丘」の方でも、愛知展開催期間中のコラボ企画を準備中ということでありまして、私の方から追加でお知らせをいたします。
「ロタンダ風ヶ丘」では、愛知展の開催に合わせて、カレーを中心とした特別メニューを提供いたします。2002年公開のスタジオジブリ作品「ギブリーズepisode2」で鈴木敏夫プロデューサーをモデルとしたキャラクターが「カレーショップ トシちゃん」のマスターとして登場することにちなんだ企画であります。
これ、短編のやつを並べたビデオですけどもね、短編作品、五、六分ぐらいのやつかな、そういうのを並べた短編作品集でございますが、そのepisode2がカレーショップ トシちゃんということでありましてね、ぐつぐつ煮立ったカレーの3倍辛い3辛、5辛、10辛だったかな。これを3人のね、ジブリのスタッフだなあれ、をモデルにしているんだな。それが食べてという、そういう楽しいものでございますが、それにちなんでですね。ロタンダ風ヶ丘というのは、いつもはおにぎりを売ってる。
【政策企画局長】 おにぎりと豚汁です。
【知事】 おにぎりと豚汁ですが、そのときだけちょっとさすがに、カレーを中でやると、建物の中が全部カレーのにおいがしますから、カレーとおにぎりというのはちょっとあれなんで、そのときだけはカレーショップにいたしますので。そのときだけしか食べられませんのでね、是非ともね、召し上がっていただけるといいかなと思います。
名古屋出身の鈴木プロデューサーを意識した「【元祖】味噌カツカレー!」1,500円や、カレーとよく合うラッシー500円などの特別メニューを、来週6月25日から愛知展の最終日の9月25日まで販売いたします。この期間中は、おにぎりや豚汁などの一部メニューの提供は休止ということでございます。
特別メニューの詳細は、本日、ジブリパークの公式Webサイトに掲載するということですので、そちらで御確認をいただきたいと思います。
なお、4月に発表させていただきましたように、「鈴木敏夫とジブリ展」とジブリパークとのコラボ企画としては、「ジブリの大倉庫」や「魔女の谷・もののけの里」とのお得なセット券を絶賛販売中ですので、そちらも是非御利用いただければと思います。
ということで、資料の方にもありますね。資料の3ページですね。「鈴木敏夫とジブリ展」とのチケットで、前売券とセット券と当日券ということでございます。
なので、こちらのポスターは、地球大交流フェスタのキービジュアルのポスターと、そして鈴木敏夫とジブリ展ということでございます。よろしくお願いをいたします。
ということで、愛・地球博20祭のね、愛知万博20周年ということで、着実に進めていきたいということでございますので、よろしくお願いをいたします。
ということで、大体今申し上げましたかね。愛・地球博20祭ずっと、3月25日からやってきましたがですね、特に、5月に開催した、県内54市町村があいちの魅力を発信する「集まれ!あいちの魅力博。」は、各市町村ね、様々な出し物を工夫していただき、ブースも大変にぎわったというふうに聞いております。また、地球の樹も幻想的な空間となっておりまして、皆さんの憩いの場所ともなっております。
4・5・6と、今月が過ぎますと、これでちょうど、もうすぐ折り返しということでありますね。あとは、7・8・9、夏と最後、9月のね、最終ということでございますが、是非ね、この愛・地球博20祭盛り上げていければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
また、「鈴木敏夫とジブリ展」のチケットは、5月の10日の土曜日から販売を開始をし、セット券がありますんでね、ジブリパークとのセット券があるので、同じく6月の10日から8月までのやつを販売を、だから7月・8月の販売をしております。また、今は8月末までのチケット販売をしておりますと。そのうち9月のやつ販売するんだね、ということでございます。
なおですね、7月のこの鈴木敏夫とジブリ展は、7月の12だったっけ。
【政策企画局長】 12日です。
【知事】 12から。
【政策企画局長】 12から9月25日。
【知事】 7月12から9日25日でございますので、これはメディア向けの内覧会をですね、この鈴木敏夫とジブリ展の愛知展、メディア向けの内覧会を、オープン前日の7月11日の金曜日に予定をいたしております。近日中に取材案内をさせていただきますので、是非ね、取材をしていただきたいと。取材をしながら、皆さん自身も楽しんでいっていただきたいなというふうに思います。
このジブリの展覧会というのは、各地ぐーっと回っていきますので、回っていく間にね、段々増えてくんですよ、中身が。これも入れたれ、これ入れたれといって。だから、前、何か、東京とかいろんなところで行った方もおありかもしれませんが、そのときより内容はつけ加わっておりますので。今回のやつは何だったっけ、レコードがつけ加わっているのか昔の。
【政策企画局長】 そうですね。音楽ですね。
【知事】 音楽のやつが。あれが全く新しいやつが。
鈴木敏夫さんの青春時代の音楽とかレコードだから、昭和30年代40年代か、高校生とか中学生。中高は、だから昭和30年代だな。昭和30年代の中高生とか40年代前半の大学生かな、その当時のやつが含めて、いろいろつけ加わっておりますので、すみませんね、参議院選挙期間中で皆さんも大変忙しいかとは思いますが、ちょっと気分転換も含めてお越しをいただいてもいいのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。私もちょっと、気分転換も含めて見にいきたいなと思っておりますけども。
それがちょっと1点目で、ちょっと長かったですが、1点目でございます。
(2)県内自治体のまちづくりに関する課題やニーズを発表するガバメントピッチイベントの参加者募集について
(【知事会見】県内自治体のまちづくりに関する課題やニーズを発表する ガバメントピッチイベントの参加者を募集します - 愛知県)
2つ目、また2つぱたぱたやります。
県内自治体のまちづくりに関する課題やニーズを発表するガバメントピッチイベントの参加者募集です。
愛知県では、今年度から、スタートアップの持つ先進技術やサービスなどを生かして、県内自治体のまちづくりを支援する取組を始めております。
資料1ページ御覧ください。
この度、自治体が、スタートアップ等に対して、まちづくりについての課題やニーズを発表し、その解決策を募る、いわゆる「ガバメントピッチイベント」を開催いたします。
これまでも、スタートアップや企業側から取組を発表するようなイベントは開催してきましたが、今回のような自治体が集まって課題やニーズを提示し解決策を募る「ガバメントピッチイベント」は、本県では初の試みとなります。
これまでね、いわゆるリバースピッチという形でね、企業さんがいろいろやってきた。例えば、去年、オープンすぐ、11月にね、トヨタ自動車さんがね、e-Palette(イーパレット)をどう使うかというやつをね、ビジネスアイデアコンテストをね、ビジネスコンテストをやったなど、いろいろ各企業さん、こういう解決策という、個別にもうぼんぼんやっておりますが。例えばその中でも、商店街がね、商店街の活性化策を提案してほしいというようなこともね、やっていますが、こういった自治体のですね。STATION Aiの前のPRE-STATION Aiのときに、南知多町のアイデアコンテストとかね、こうした活性化策などを募集したということもありますが、今回はですね、8つの県内自治体を一遍にですね、課題解決のですね、解決策を募るピッチイベントをやるということでございます。
このイベントは、7月14日月曜日の午後1時15分より、STATION Aiの1階のイベントスペースで開催します。オンラインでも御参加いただけます。このイベントに、スタートアップの皆さんはもちろんのこと、自治体の職員の方でスタートアップと連携したいと考えている皆さんも、是非御参加をいただきたいと思います。
資料の2ページを御覧ください。
今回、8つの市町が発表を行い、それぞれの課題やニーズがありますので、概要はここの表のとおりでございます。
このイベントの後には、応募いただいたスタートアップの皆様と各自治体を個別にマッチングして、その後、実証実験の実施に向けた支援も行う予定です。
斬新なアイデアや革新的な技術を持つスタートアップの皆様と一緒になって、まちづくりにおける様々な地域課題の解決につなげていきたいと考えております。積極的な御参加をお待ちをいたしております。
ということでございまして、これはですね、まずはオープニングがあり、1時15分からオープニング。ちょっと私も挨拶しまして、お願いもしますが、1時半からパネルディスカッションを、最初ね、先行事例を紹介するパネルディスカッションをやりまして、その後ですね、2時10分から、それが40分ぐらいあって、2時10分からガバメントピッチということで、この8つの自治体が1自治体当たり10分程度で地域課題やニーズを発表してね、いくと。3時半過ぎから、事前予約ですけど、個別面談と、あと、フリーの交流会をやるということでございます。そういった形でやってまいります。
ここに参加できるのは、STATION Aiに入居しているスタートアップに加えまして、今後入居を検討しているスタートアップや、それ以外の企業・団体、自治体など幅広く参加していただいて結構でございますので、幅広くお越しをいただければというふうに思っております。
これをやりまして、7月1日から8月15日までスタートアップなどから提案の受付を行いまして、8月以降ですね、8月の中旬以降だな、マッチングに向けた面談、スタートアップとそれぞれの自治体とのマッチングと面談をセットいたしまして、その後、そのマッチングが成立をいたしますと、その後はですね、実証実験に向けた事業計画を作成をいただきます。それが9月上旬から10月上旬ということで事業計画を作っていただくと。
その作っていただいた事業計画を、10月下旬頃にですね、県の選定委員会で選定いたしまして、自治体とスタートアップとで事業計画作っていただいて、それをいいものを5つぐらい選定をして、1団体当たり上限1,000万円の実証実験の費用を補助するという、そうした段取りになっております。
でもって、それで実証実験をやって、年度後半やっていただいて、年度末にですね、3月下旬に実証実験に関する成果報告会を行うと、こういう事業になっておりますので、是非ともですね、多くのスタートアップの皆さん始め、関係の皆さんに御参加をいただけますと有り難いということでございます。
なので、このガバメントピッチをですね、7月14日やりますけれどもですね、大体、これはもう、その前からこの受け付けるわけね、提案はね。その前から受け付けるということでございます。だから個別にその各市に問い合わせていただいてね、これはどういうふうにやったらいいですかと相談をしていただきながら、提案を作って、受け付けて、その始まったとこら辺の7月14日にガバメントピッチという形でぽんとPRをさせていただくということでございますので、よろしくお願いをいたします。
詳細はまた部局にお聞きをいただければというふうに思っております。
(3)2025年度自動運転車両の運行及び実証実験の実施について
(【知事会見】2025年度自動運転車両の運行及び実証実験の実施について - 自動運転の推進 - 愛知県)
それでは、続きまして、最後ですが、自動運転です。2025年度自動運転車両の運行と実証実験の実施についてであります。
愛知県では、全国に先駆けて、2016年度から自動運転の実証実験を積み重ね、昨年度は、名古屋駅とSTATION Aiをつなぐ5か月間の自動運転の定期運行や、中部国際空港と常滑市をつなぐ自動車専用道路での実証を行うなど、ビジネスモデルの構築や社会的受容性の醸成に向けた取組を進めてまいりました。
今年度は、本格的な社会実装に向けた取組として、名古屋市中心部、中部国際空港へアクセスする高速道路、愛・地球博記念公園の、県内3か所で長期間にわたる運行や実証を行います。
ここのところずっとこのね、名古屋の街なか、STATION Aiを絡めたとこ、それから中部国際空港との連携、それからまた、この愛・地球博記念公園のここでずっと、ずっとやって、毎年毎年その規模を大きくして、毎年毎年内容を進化させてやっておりますけれども、今年度もそういう形でやっていきたいということでございます。
まずはですね、名古屋市中心部におきましては、複雑な交通環境でも走行できる自動運転タクシー、ロボットタクシーの社会実装に向けた取組を加速をいたします。名古屋駅と栄、STATION Aiの3地点をつなぐ周回ルートを2台の自動運転車両で走行します。錦通や若宮大通など、交通量が多く複雑な道路環境の都心部を通り、周囲の車速に沿った走行を実施をいたします。
まずは、ちょっとこれ、資料の1ページを御覧をいただきたいと思います。
ここに中身が書いてありますが、運行ルートはですね、去年、2024年度はですね、STATION Aiとこのスパイラルタワーズ、1と2をつなぐところを、若宮大通をぐーっと行くというやつをですね、やらせていただいて。実にこれ、11月から3月までの5か月間やりまして、運行便数は569便、利用者数は1,419人でございました。1日、最初は4往復、最後は5往復をやりました。
それにですね、3 栄の愛知芸文センターをですね、つけ加えまして、期間も1か月延ばして10月から3月ということで、半年間、6か月やると。
車はですね、このミニバン、シエナをベースとして。これも変わるのか。
【経済産業局長】 一緒です。
【知事】 一緒か。これは一緒。のシステムを搭載した車両でございます。
ということで、交通量が多く複雑な道路環境における周囲の車速、時速60キロに沿った走行をやるということで、アメリカ・ジョージア州で実際に自動運転タクシーとして使われているものと同等の車両を使用して走行いたします。
運転席にはセーフティドライバーが座り、安全を確保。だから、自動運転レベル2ということです。さすがにね、名古屋市内のど真ん中で車がびゅんびゅん走っておりますのでね、レベル4というわけにまだいきませんのでね、レベル2でやると。レベル4にすると、それは運輸局の、まだ国の許可が出んのだな、今の段階では。ということでございます。
サンフランシスコでロボタクシーばんばんやっとるんだから、出しゃいいのにと思いますけども、ちょっとまだ。そうすると、事故が起きたときどうすんだとか、保険をどう掛けるんだとか、そこはまだ日本国内では法律的に解決しておりませんのでね、ちょっとまだそこまでいかないんですが、実証実験でやってまいります。
資料の1ページね。
2ページをお開きいただきますとね、そこで、レベル2ですが、運行と合わせて運転席無人走行レベル4に向けた課題の抽出、対応策を検証いたしますということで、やっぱりレベル4にね、近いうちにはしたい。
何で名古屋の都心でやっているかといいますと、本当の自動運転レベル4を名古屋の都心で、名古屋駅からSTATION Ai、栄をね、つないだこの3か所をぐるぐる回ってですね、といいますか、実際にここでスマホで呼べば来るというオンデマンドのですね、そうした形のロボットタクシーをやりたいということなのでやっているということでございますので、いずれ、いずれというか、近いうちにこの名古屋市内で、このエリアでですね、ロボタクシーをやりたいということでございます。
事業実施体制は、これはNTTドコモに事業委託をいたしまして、こうした事業会社でやっていくと。
May Mobility(メイ モビリティ)会社というのは、アメリカのですね、自動運転をですね、北米中心に35万回以上の自動運転走行の実績を持つアメリカのテクノロジー企業でありまして、このMay Mobility Japan(メイ モビリティ ジャパン)というのはですね、このMay Mobility社の日本法人です。日本では、NTT、トヨタ、東京海上、豊田通商などと提携をしているという会社でございます。
なので、NTTドコモが幹事会社になって、May Mobility Japan、それからNTTコミュニケーションズ、そして運行はですね、運行支援は地元の名鉄バスさんがですね、運転手とかね、出さないけませんから、そうした形で応援をするということでございます。
でもって、また、スパイラルタワーズにある名古屋国際工科専門職大学やHAL(ハル)名古屋さんにもですね、そちらは出発のところにしていただきますので、運行支援や車両デザインなどでまた支援をお願いをしたいと思っております。
2つ目がですね、次が、中部国際空港へアクセスする高速道路において、高速バス路線の自動運転化を目指して、全国初となる大型観光バスタイプの車両による走行実証事業でございます。
資料の2ページを御覧ください。2ページの2ですね。
この大型バス、大型バスを使ってですね、この知多高速道路ですな、知多半島道路を走ります。実際にこれで走ります。
実証予定ルートは、大府パーキングエリアから半田中央ジャンクションで、大府パーキングエリアから南下して、半田中央ジャンクションで空港の方にぐるっとあのジャンクションを行って、空港まで行くというものでございまして。自動運転は、この半田中央ジャンクションから、これは何だ、知多横断道路か。知多横断道路入ったら自動運転にするということでございます。これもレベル2ということで、8月から11月。大型観光バス、エアロエースをベースとして、先進モビリティ社のシステムを搭載した車両でやります。
特徴としては、全国初となる大型観光バスタイプの車両による高速道路での実証でありまして、高速道路の車速、時速80キロに沿った走行安定性の検証、それから、セーフティドライバーが座るレベル2における自動運行の検証と。これも将来的にやっぱりレベル4に持っていきたい。レベル4に持っていきたいので、そのためのですね、いろんなデータを集めるための実証実験だということでございます。
ということでございまして、でもって、これもですね、3ページを御覧いただきますと、事業の実施体制は、こちらは名鉄バス株式会社に事業委託をいたします。それはそうですよね。この大型バスは名鉄バスさんが持っているやつなので。ということなんで。それと、運転手さん、運転手さんがおりますのでね。運転手さんが必要でありますので、名鉄バスさんを幹事会社とする企業グループに委託をいたします。ということでございます。
そして最後がですね、愛・地球博記念公園での園内バス西ルートにおいて、園内バスの自動運転の実用化を見据えた運行実証を小型EVバスによって行うというものでございます。
これはですね、園内バス西ルートで、これは来年の1月から3月、小型EVバスRoboBus(ロボバス)、この資料の3ページの3にある、こうした、このバスでやりますということでございますが、これはですね、特徴としては、公園における自動運転技術の検証と歩行者が存在する環境下での自動運転の走行や来園者の安全性確保の検証ということ。それからまた、運転席無人を想定したオペレーション課題の抽出と対応策の検証ということでございます。
こちらはですね、BOLDLY(ボードリー)株式会社さんに事業委託をいたしますということでございます。これは大阪の会社だったっけ。
【経済産業局長】 東京です。
【知事】 東京か。これ、ソフトバンク系。
【経済産業局長】 ソフトバンクの子会社です。
【知事】 ソフトバンクの子会社だな。ソフトバンクの子会社ですね。
愛知県内では、日進市や小牧市での実証実施もいたしております。
ということで、BOLDLY株式会社に委託をいたしまして、また、名鉄バスさんがこれを、人を出して何とかで運行を支えるという形でやってまいります。
こういうふうにですね、地域の交通事業者や先端技術を有する企業、そしてグローバルに活躍する海外の企業など、幅広いメンバーを巻き込みながら、自動運転の社会実装に向けた取組を加速をさせていきたいというふうに思っております。
ということなので、1つ目がNTTドコモ、NTTグループがやり、2つ目は、バスだから、これはですね、名鉄バスさんが、名鉄さんがやり、3つ目は、メインはこれソフトバンクさんがやっていくと、こういう形でやっていきたいと思います。
なお、4ページには、そのロボットタクシーとかシエナとかね、それぞれの解説が書いてありますので、また御覧をいただければというふうに思っております。
もう一つ申し上げますと、先ほど申し上げましたが、中部国際空港島及び周辺地域での実績ですが、昨年度は、イオンモール常滑と中部国際空港島の間の自動車専用道路を中型バス車両で走行する実証を行いました。利用者数は全部で260人でありました。もう一つ、愛・地球博記念公園の中でジブリパークをつなぐ東ルートで実証を行って、自動運転をね、やりましたが、歩車混在空間での走行検証をやりましたが、利用者数は2,898人ということでございました。
ということでですね、この万博公園の中のやつも、実用化、社会実装に向けてね、しっかりとやっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
なので、まとめますと、愛知県では2016年度から自動運転の実証を積み重ねてまいりましたが、その実績を踏まえまして、今年度は本格的な社会実装に向けて取組を加速をしていきたいというふうに思っております。
なので、今回やります名古屋の都心部でのですね、名古屋駅、栄、STATION Ai、これはもう本格的なといいますかね、ロボタクシー、レベル4のロボタクシーを何としても実用化したいということ。それから、空港島に行くバス路線もね、これも自動運転実用化をしていきたい。それから、万博公園の中のですね、バスね。今でもお客さん来ますけど、結構やっぱりニーズが非常に強くてですね、お客さん多いときは園内バス乗り切れないということがありますので、自動運転もやりながらですね、増車をしていければというふうに思っておりますので、引き続きですね、今後もより実装に近いケースでの実証を積み重ねて、一日でも早い自動運転の社会実装を実現をしていきたいと思っております。
自動車産業の一大集積地である愛知が、引き続きですね、自動運転の更なる高度化や社会実装を目指した取組を加速をしてまいります。
私からは以上です。
2 質疑応答
(1)2025年度自動運転車両の運行及び実証実験の実施について
【質問】 自動運転についてお伺いします。
昨年度よりエリアが拡大しているというお話なんですけれども、知事の今後の展望といいますか、もっとエリアを広げていく予定なのかという展望をお聞かせいただきたいのと、将来的にレベル4にというお話でしたが、将来的というのは何年度ぐらいまでにはレベル4までに持っていきたいなという希望があれば、お聞かせください。
【知事】 今回、やっぱりタイプの違う3つのところでね、ずっとずっとずっとやっているわけですね。ですから、そこをこなしていければ、大体横展開というかね、できると思いますので、そういう意味ではね、この名古屋都心部での車が非常に多いところでの自動運転。アメリカでやっている、サンフランシスコでやっているね、ロボタクシーも今世界中で、シンガポールでもやっていますしね、中国の各都市でもやられていますが、そのロボタクシーをね、実用化をしていきたい。もう名古屋の都心部でできれば、それは地方都市でもできますもんね。なので、それをやっていきたい。
それから、何といっても需要が、ニーズがある中部国際空港への高速バスもですね、これも実用化をしていきたい。
でもって、さらに併せてですが、さっき申し上げましたように、万博公園の中は、公道ではありませんけれども、お客さんがたくさんいますのでですね、安全性をないがしろするわけにいきませんが、ここはやはり今現時点でも園内バスのね、ニーズはいっぱいありますし、私どもまださらにですね、増車もしていかなきゃいけないということでありますので、そういった面ではニーズありますから、できるだけ早い形でね、社会実装をしていきたいというふうに思っております。ですから、違うタイプのところでやっております。
あと、県内の各市町もですね、国の補助を受けて、それぞれ独自でね、自動運転を幾つかのところはやっておりますから、我々が一番典型的なもので技術レベルの高い、難しいやつやっていますから、それで成功すれば、やはり横展開できていきますから、それをまずやっていきたいと、我々がしっかりやっていきたいと思っております。
その上で、社会実装としては、今年度はね、我々まだ、実証実験と言っていますけども、できたらですね、それはもうできるだけ早く、できるだけ早く。
ただ、これは国がやっぱりその法整備とですよ、公道で走る場合の基準をですね、今は何か非常に過疎地の、何ですかね、鉄道を廃止した後の何か代替ルートみたいな、そんなイメージでやられていますけれども、そうではなくて、やはり実際に車も人もいるところをですね、この自動運転技術でクリアしてやっていくということをね、是非やっていきたいと思います。
なので、国の方の安全基準をしっかり作っていただいて、日本においてもそういったロボタクシー、自動運転がね、認められるということにしていただくということと、もう一つ、さっき申し上げましたが、やはり保険適用ね、民間の保険をどういうふうな形でつけていくのか。要は、仮に事故があったような場合は、どっちに責任があるんだというようなことをね、はっきりとしておきませんと。事故があったら、自動運転の車両の方が全部責任を負うなんていう話になったらですね、それは進みませんわね。
シンガポールは逆なんですよ。自動運転の車にぶつかってきたら、相手が全部悪いんです。100。自動運転は間違わないと、ぶつかってきたやつが悪いと。そういうふうに責任をかぶせるという法律というかね、ルール化しているからいくんですね。
だから、そこのところをですね、はっきりしてこないと、保険がつかなかったら、やっぱり日本の場合は、公道で走るというのはなかなかね、難しいですよね。国のやっている自賠責だけではね、足りませんからね。
だから、そういったものは、やはり前提条件をね、しっかり整備していただかないと、なかなかちょっと日本では、だからできていかない。だから、現時点では、まだ実証実験にとどまっているということなんですが、そこは早く、私は一歩を踏み込むべきだというふうに思いますね。
ですから、その条件が整えばもう直ちに、すぐにやりたいということであります。
(2)知事の公務出張旅費の個人クレジットカードでの支払いで発生するポイントの扱いについて
【質問】 宮城県の村井知事が出張旅費に航空券やホテル代を個人のクレジットカードで支払いをしていて、ポイントが発生すると思うんですけれども、そこの扱いなどが議論されているという報道があったんですが。大村知事がいろいろ海外に行かれたり公務でされる際に、その支払いをどういった形で行われているかというのと、もし何か県として既にそういうところに関する制度や取り決めなどがあれば、教えてください。
【知事】 はい。これは、そういう事例はあるんでしょうね。
ただ、私の場合は、海外出張も国内の出張もですね、基本は県庁の方で直接全部支払ってもらっていますので、私は一切タッチしておりません。ということでございます。なので、というのが愛知県の実態というかね、現状でございます。
なので、私が使うのは、自分の、個人で買う飲食とかお土産ぐらいを自分の個人のクレジットカードで、チョコレートかクッキー買うか、何か最近ペナントというのはありませんから、マグネット買うか。何か、ハンカチかネクタイ買うかと、そんなこと、自分の個人のあれでやります。ですから、支払いは県が直接やっていますので、私は一切タッチしていないというのが実態でございます。
ただ、そうなるとね、今言ったそのポイントというか、だから飛行機のマイレージなんかは、だから、ということはもう全部捨てているわけですな。そんなマイレージ別に、私は使わんでもいいけど、私は使う気はさらさらないけど、どうせつくんならもらって、何か、誰かにあげればいいかなというのは、時々思わんでもないけどね。
マイレージを何か、グッズか何かに換えてね、何だろうね、何か福祉施設かね、何か幼稚園か保育園かね、何かそんなときに。特別支援学校とかね、そういったところに何かプレゼントであげてもいいような気はするけどなと思うけど、いや、何かやると面倒くさいからまあ。
だからマイレージをやろうとすると、誰がカード作って誰がやるんだという話になってくると、まあ県が管理していればいいんでしょうけどね。何か、結構丸々全部、一切使ってない。一切それは捨ててるわけだね。何か、個人的にはもったいないなという感じはしないでもありませんが、まあ、しかし、私のところはそういうことでございます。
全部県がやっております。私は一切タッチしてないので、どういうふうにやられているかはお任せしております。
(3)参議院選挙における自民党のマイナンバーを活用した現金給付の公約により発生する自治体の事務負担について
【質問】 来月に行われる予定の参院選挙についてなんですけれども、自民党の公約で、2万円の給付というものが打ち出されています。マイナンバーカードを利用した給付方法ということなんですけれども、マイナンバーカードを皆さんが持っているわけではなくてですね、そうなったときの対応がちょっと不透明なんですけれども、自治体の事務的な負担という点においてですね、この給付について知事としてどのような認識を持たれているのか、現状の段階で何かあれば、教えてください。
【知事】 これまでもね、これまでの個人や世帯に対する現金給付というのは行われておりましたね。現に、例えば、今、児童手当とかそういうのも、今もずっとね、行われておりますし、そういったものは全部、基本、いわゆる住民票及び住民基本台帳を持っているのは市町村なんで、市町村さんが事務をやって給付していくということでやってきております。
なので、今回、参院選公約で自民党さんの公約の中に入っておりますが、現金給付がね、入るということでありますけれども、それを実行される場合はね、当然また同じようなやり方で市町村の皆さんにね、手続をやっていただくと。
それはマイナンバーカードを使えば早くやれますよということでありますけど、今言われたように、全員がマイナンバーカードを持っているわけではないとなるとですね、やっぱりマイナンバーカードで対応しない方には市町村の方がまた給付しなきゃいけないので、当然事務負担がね、発生しますから、その事務負担はやはり、それは国の施策としてやるということでありますのでね、それは国の方がその事務経費、システムを組み、また、その人件費等の事務経費については、それは負担をしていただかなきゃいかんと。その事務費も事業費の一環というか、その内数だということに当然なりますね。そこのところはしっかりやっていただかなきゃいかんということだと思っております。
それは、事務費負担せずにやれと言ったって、それはやりませんよ。それだったら。それは届かないということになっちゃうから、そんなことになりませんわね。それは、今までも全部事務費は負担して、それをやるところが負担してきたので、そこは負担してもらう。
だから、うちもですね、昔、だから2014年度かな、子育て支援減税手当ということで。個人への減税がね、なかなか難しいということでありましたので、15歳以下のね、子育て世帯、子供さんたちにね、県の事業として1万円を支給するということをやりました。その折は、やはり事務経費はですよ、県が負担して、市町村の皆さんにやっていただいたということですので、同じことですね。特にコロナ対策で結構やりましたね。個人や世帯、御家庭に対する現金給付をね、国の方が。そのときは、事務負担は全部国が負担していますから、当然同じことになるというふうに思っております。
(4)熱中症予防に係る県民の皆様への注意喚起について
【質問】 先週、クールシェルターのお話もいただきましたけれども、また今週、名古屋猛暑日という予想もありまして、改めてその注意というか、暑さへの対応について御見解をお伺いしたいと思います。
【知事】 まさにおっしゃるとおりでね。この土日は雨模様でね、少し気温はそこまで上がりませんでしたね。30度までいきませんでしたが、昨日は30度を超えて、今日はですね、もう既に30度超えているじゃないでしょうかね。今日は35度超える猛暑日の予報ということでありまして、明日も明後日もですよね。なので、今週いよいよ梅雨明けてはいないでしょうけど、梅雨の合間のですね、谷間のではありますが、もうこの夏の猛暑が予想されるようなね、夏日を通り越しての猛暑日がね、連日続くということでありますので、そういう意味では、まだね、まだ今日はね、6月の17日でありますから、そういう意味からいたしますと、まだね、自分も含めてですが、皆さんも含めて、多くの方はまだその暑さにね、体が慣れていないと思いますので、そういう中で猛暑日が連続してやってくるということはね、これは非常につらいことじゃないかなというふうに思いますね。
なので、今週ずっと猛暑日ですよということはしっかり周知しながらですね、是非皆さんね、暑さ対策をしっかりやっていただきたいと思います。
やはり昼間はね、できるだけ涼しいところにいて、クーリングシェルターね、涼しいところでいていただきながらですね、また、水分を小まめに取ってですね、この暑さを乗り切っていただきたいなと思いますね。
それとまた、夜寝ている間も、夜は気温は少しは、真夏ほどではなくて、基本下がってくるといってもですね、やはり猛暑日のやっぱり何ていうか、余熱というのがありますので、夜もね、やはり適度にエアコンを使っていただき、また水分も取ってね。寝ている間にも熱中症ってなりますのでね、そういった意味では、くれぐれも暑さ対策をしっかりやっていただき、また、涼しいところにいていただき、そして水分を小まめに取って、熱中症予防ね、万全を期していただいて、この暑さをね、乗り切っていただきたいと思います。
暑さはまだまだこれからですからね。まだ始まったばっかりですから、しっかり対策を取ってね、乗り切っていただきたいなと。そのことは私どももしっかりと周知をしていきたいというふうに思っております。
(5)「2馬力選挙」について
【質問】 選挙というキーワードでちょっとお尋ねしたいんですけれども。
一般的に、出馬表明して実際選挙出られる方で、他の候補の当選を目的に立候補する、いわゆる二馬力選挙についてなんですが、この二馬力選挙については知事は、どのように受け止められますか。
【知事】 二馬力選挙というのは本来あってはならないものですよね。
要は、選挙はですね、民主主義の基本、根幹でありますから、その選挙がね、公明かつ適正な選挙が行われるということが原則であり、そこはしっかりと確保されなければね、民主主義そのものが脅かされるという事態になるんではないかというふうに思います。
なので、昨年来ですね、いろんな各級選挙で行われたり言われてきたいわゆる二馬力選挙というのはですね、自分が立候補しながら、自分の当選を目指さずに、その同じ選挙区の方のどなたかをですよ、特定の方を応援をするということでありますので、これは選挙のね、公正性を歪める。歪めるというか、反するですね、大変な私は由々しき事態だというふうに思いますね。
まずは、やはり公職選挙法で定める選挙運動の数量制限。公職選挙法というのは、1人の候補者にこれだけの活動ですよということで、同じ候補者同士は公平にね、お金がある人がどーんと大量の選挙運動をやってということじゃなくて、公平にやれますよね、ということを確保して、それをまさに完全に冒瀆するものでありますよね。そうした公職選挙法での選挙運動の数量制限にも違反をしているというふうに思いますし、候補者の選挙運動の機会の平等を妨げるおそれもあります。
ということでありますのでですね、これは絶対に許されるものではないと。選挙を冒瀆するものだということでありますので、極めて私は憤りをもってですね、こうした事態を見ているところでございます。
なのでですね、こうしたことにつきましては、やはり当然何らかの規制をしていただきませんとね、選挙の公正性がですね、担保されないということだと思っております。
なので、これにつきまして、これは全国知事会におきましてもね、候補者間の平等の確保のため、二馬力選挙に関して必要な措置を講ずるように求める、公明かつ適正な選挙の確保に向けた提言というものを全国知事会でも取りまとめましてね、4月の9日付けで国、これはあれですな、全国知事会の代表だから、総務常任委員会の委員長の杉本福井県知事と全国知事会副会長の平井鳥取県知事、お二人で、あれですね、国会の方にですね、参議院の委員長と自民党、公明党、それから総務省にですね、このことについて必要な措置を講じるように強く求める要請をですね、しているところでございます。これは全国知事会総意でやっておりますので、私どももね、そういうふうに思っております。
それとですね、やはりこれ全国共通の問題でありますから、国会においてしっかりと議論をしてですね、やはり参議院選挙に向けていろんな選挙の公正性を担保する対策も講じられましたが、まだ二馬力選挙を完全に措置を講じているということではありませんので、できるだけ早急にですね、やはりオールジャパンの問題でありますから、国会においてしっかりとした措置をね、講じていただきたい。そのことを強く求めたいというふうに思っております。
その上で、鳥取県の選管さんは、防止策として、独自で宣誓書の導入を取り込んでいますけども、何か、関連して愛知県で独自に今後予定されているものとかありますでしょうか。
【知事】 これはやっぱりいろんな御意見があろうかと思いますね。思いますので、鳥取県選挙管理委員会さんがやられたこと、私は、それはそれでね、一つの考え方だと思いますが、全国的にも、まだ鳥取県の選管さんだけでありますから、やはりそこの状況はね、やはり私どもとしてもしっかり注視をしていきたいというふうに思っております。
思いますとともにですね、先ほど申し上げましたように、やはり各県、例えば愛知県なら愛知県だけの独自の問題かって、そうではありませんのでね。やはりこれは全国的に対応する必要がある話だと思いますので、なので、私ども、全国知事会でですね、こうした公明かつ適正な選挙の確保に向けた提言ということでですよ、二馬力選挙をしっかり、そういったものは公職選挙法に抵触するおそれがあるということでですね、このしっかりと必要な措置を講じることとかですよ、選挙の自由妨害罪、自由妨害を、選挙運動を妨げるようなね、行為に対してはしっかりした必要な措置を講じてほしいとか、あと、不適切なインターネットの利用への対応をね、やっぱり誹謗中傷とかそういったものはしっかりとね、適切に対処してほしいとか、あと、品位保持規定の実効性の確保、そういった内容のね、要請をやっております。
ですから、これはやはり全国的に対応していただくことが必要だということを、引き続き私の立場でも申し上げていきたいと思っております。
(6)政府の「骨太方針」へのアジア・アジアパラ競技大会支援明記について
【質問】 先週金曜日、政府が閣議決定をした、いわゆる骨太方針の中で、アジア大会・アジアパラ大会の開催支援という文言が本文中に盛り込まれたということがありましたけれども、これまでの閣議了解でですね、国は原則、アジア大会に関しては財政支援しないというスタンスだというふうに認識していたんですけれども、今回の決定を受けてですね、国の財政支援に向けて、実際にどのぐらい現実性が高まっているのかということを知事はどのようにお考えかということをお伺いしたいんですけれども。
【知事】 いや、それは私が申し上げることではないと思いますね。
我々としては、引き続きですね、国の財政的な支援、それからまた人的支援始めね、国の適切な支援をね、しっかりこれは求めていきたい。これまでもそうでありますし、これからもそういうことでございます。
なので、そういう中でね、そういう中で、先週決定された、政府与党で決定をされましたこのいわゆる骨太方針の中でね、アジア大会・アジアパラ競技大会について必要なといいますか、各般の支援って書いてあったのかな。各般の支援を行うということが盛り込まれたということは、大変有り難いことだなというふうに思っております。
なので、あそこの先週決められたその文章でもって、それでもってすぐ財政支援で幾らとかいう、そんな話にはなりませんので、引き続きね、これは予算面も含めてですね、これはしっかりとね、要望し、協議をしていきたいと。これまでも要望し、協議をしてきましたが、これからもしっかり財政支援、予算面での対応などもね、要望し、協議をしていきたい、そのように思っております。