ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 知事記者会見 > 年別一覧 > 2025年 > 2025年10月7日(火曜日)午前10時

本文

2025年10月7日(火曜日)午前10時

ページID:0619212 掲載日:2025年12月18日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

  皆さん、おはようございます。本日、10月7日火曜日のですね、定例記者会見を始めさせていただきます。

 今、9月県議会中ということでございますが、本会議はね、先週の半ば、10月1日水曜日でね、とりあえず本会議の質問は終わりましたので。金曜日と、今週からは委員会がね、やっております。また、各部局ね、しっかりとやっていただきたいというふうに思っております。

(1)坂口志文(さかぐち しもん)氏のノーベル生理学・医学賞受賞について

 それでですね、発表事項の前にですね、まず第1点としてですね、昨日6時半ぐらいに、昨日から今日のね、テレビ、新聞の皆さんね、報道等は、ノーベル賞のね、坂口先生の受賞という一色と言っても過言ではないかもしれませんが、大変素晴らしいニュースがね、飛び込んでまいりました。

 私もですね、昨日6時半過ぎにニュースを拝見をし、7時過ぎにですね、私のコメントも出させていただきました。お手元、もう既に配ってあるということでいいんだな。ということで、昨日御覧をいただいたかと思いますが、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文特任教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されました。心からお慶びを申し上げます。

 坂口先生は、1977年から約3年間、愛知県がんセンター研究所に研究生として学び、これに端を発する免疫学の研究がこの度のノーベル生理学・医学賞の受賞という最高の栄誉に結実したことを、愛知県民として大変誇りに思います。この愛知で坂口先生に続かんと、生理学・医学の発展のため日々研究に取り組む研究者や学生の皆さんにとって大きな励みになるものと思います。誠におめでとうございますというコメントを出させていただきました。

 昨日は、ちょっと夜も会合がありましたんでですね、オクシタニー地域圏のキャロル・デルガ議長がお越しになり、昨日午後は、STATION AiでProdrone(プロドローン)株式会社との、オクシタニー地域圏とのMOU、協定を結び、オクシタニー地域圏には、エアバスの本社始め、ヨーロッパ最大の航空宇宙産業の拠点が集結をいたしておりますので、今後、そのネットワークを使ってですね、どんどんどんどん広がっていくということでね。

 また、Prodroneさんは、ウクライナでの対人地雷のですね、地雷の除去をドローンでやるということも取り組んでおられます。正直言って、大手の会社がサポートしてくれないで大変だと言っていましたけれども、この後は、オクシタニー、フランスとモロッコ、そしてアフリカのね、地雷の除去にも取り組みたいと言っておられましたが、そうした中で、昨日夜はちょっと会合ありましたんであれでございますが。

 この坂口先生がですね、愛知県がんセンターで3年間、大学院中退して来られて、それで3年間研究されて。これは研究生なので、報道でもやっておりましたが、この間は無給なんですよね、このがんセンターからは。当時はもう医師免許を持っておられたということなんで、多分医師のアルバイトをしながら研究されていたんだろうなと思いますけどね。当時、独身で来られて、必死に、一生懸命勉強されたということなんでね。

 経歴を拝見しても、本当に研究一筋でね。また、がんセンター研究生3年間の後、また京都大学大学院に戻られて。それも大学院生ですから給料ありませんもんね。それで博士号取られて、それでもってアメリカに行かれても研究員。アメリカの研究員はたしかちょっと、無給ではなかったと思いますけどもね。それでも、そんなにあれがあったわけじゃありませんのでね。アメリカの大学で初めてあれですかね、アメリカのスクリプス研究所免疫学部の、1989年に助教授になって初めて給料らしい給料もらったんじゃないかと思いますから、そういう意味では、本当にですね、20代30代は研究一筋で、かすみを食って生きているとまでは言いませんけれども、研究一筋でやられてね、それが今回ノーベル賞にね、結実されたというのは、後から言うのは簡単ですけど、そう並大抵のことではありませんよね。

 改めてね、本当にその努力が実った、結実されたということに、本当に心から敬意を表したいというふうに思っております。

 そして、坂口先生の研究者としてのスタートをね、この愛知県がんセンターの研究生として3年間研究に打ち込まれてスタートされたということは、大変誇りなことだなというふうに思います。有り難いことでございます。

 なのでですね、私どもとしてもですね。それと坂口先生はね、愛知県との関係でいきますとね、当時、がんセンターに在籍しておられたときに、勤務されておられました、これは上司か先輩でしょうね、髙橋利忠(たかはし としただ)名誉総長さんのですね、もうこの髙橋先生は、もうお亡くなりになられましたが、名誉総長の記念シンポジウムというのが2019年の5月25日にね、がんセンターでありまして、そのときに記念講演をこの坂口先生にしていただいております。皆さんも記録調べればすぐ出てくると思いますがね、という関係もございます。

 ということでございまして、私からもですね、昨日夜でございましたので、祝文、祝電は、本日付けでね、送らせていただきます。

 これまでもですね、いろいろ関係になられた方ですね。最近でいうと、2016年の大隅良典(おおすみ よしのり)先生は、岡崎のね、岡崎共同研究機構(現自然科学研究機構)基礎生物学研究所で13年間。大隅先生は13年間、東大教養学部から来られて、教授になられて、研究チームを持たれて、教授として13年間研究されて、その研究がまさにそのままオートファジーでね、ノーベル賞の受賞に結びついたということでございましたが、大隅先生にも祝電を出させていただいております。

 2019年にリチウムイオン電池、吉野彰(よしの あきら)先生は、名城大学の終身教授、特別栄誉教授であられるので、祝電、祝文出させていただきました。

 そして、4年前、2021年の真鍋淑郎(まなべ しゅくろう)先生も、元名古屋大学特別招聘教授でもあられましたので、祝電を出させていただきました。

 今回も、私ども愛知県がんセンターにゆかりの先生ということで、本日付けで、ノーベル生理学・医学賞御受賞お祝い申し上げますという祝電、祝文を出させていただきます。ということでございますので、よろしくお願いいたします。

 今後ですね、また様々な形でですね、坂口先生にお祝いをさせていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(2)「鈴木敏夫とジブリ展」の開催結果について

 それでですね、何点か申し上げますと、順番にいきます。

 一つはですね、私から申し上げたいのは、愛・地球博20祭、愛知万博20周年記念事業終わりました。併せて併催イベントとしてですね、7月12日から9月25日まで、万博公園のドーム、丸いドームの体育館のところでですね、「鈴木敏夫とジブリ展」を65日間開催をしておりました。おかげさまでですね、総入場者数は16万6,123人ということでありまして、大変多くの皆さんね、夏休みでもあり、また、内容が非常に、「千と千尋の神隠し」のね、「湯屋」と「不思議の町」が再現されたのは初めてでございますので、そういったこともあり、話題性もありですね、多くの皆さんにお越しをいただいたことに感謝をいたします。

 なお、あの展示は、日本の国内はこれで11か所目で、ひとあたり終わりましたので、6年ぐらいかけてかな、6年ぐらいかけて終わりました。この後、海外に行かれるというふうにお聞きをいたしております。また多くの皆さんにね、喜んでいただければと思います。

(3)「ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸」の開催結果について

   続きましてですね、「ツーリズムEXPOジャパン2025愛知・中部北陸」の開催結果でございますが、確定値が主催者から報告があり、4日間で12万7,677人ということでございました。速報値は12万6,900でしたが、確定値が12万7,677人ということで、目標10万人としておりましたので、それをクリアして、大変盛況であったということで、関係者、主催者の皆さんも喜んでいただいております。私のところにも早速、先週ね、御報告をいただきました。

 海外82か国・地域、それから国内の45都道府県から1,350の企業・団体が出展をしていただいております。特に国内の地方自治体ね、ほぼ全ての自治体が観光PRでね、出していただいているということだと思います。我々も東京ビッグサイトでやるときはやっぱりしっかり気合い入れて行きますからね。有り難いことだなというふうに思います。

 なので、これでまた東京ビッグサイトにね、来年以降戻られると思いますが、何年かに一回はね、大阪、そしてまた愛知で、ぽちっぽちっと時々は、これで来ていただけるんではないかなと思っております。

 また引き続きね、こうした旅の、ツーリズムのね、PRをしっかりやっていきたいと。

 ですから、愛知だけでなくて、今回、中部・北陸と銘打ちましたので、愛知と中部、この中部地区全体をね、観光で巡っていただけるような仕掛けをね、また引き続きしっかり取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 それと今日はすみませんね、最初、冒頭言うのあれですが、15分早めさせていただいたのは、ちょっと11時にはIGアリーナに行かなきゃいけないので。今日は、この後、TGCのですね、記者発表会がございますので、それに参りますのでですね、ちょっと早めさせていただいたということを御容赦いただければというふうに思います。

 それではですね、お手元資料で申し上げます。

(4)新型コロナウイルス及び季節性インフルエンザの感染状況について

 一つは、まずは新型コロナウイルス感染者の状況でございます。

 もう既にですね、10月2日、先週の木曜日に公表済みであります。今年39週、9月22日から28日の感染状況は、お手元の資料のとおりでありまして、定点医療機関当たり8.34人でございまして、1週間前の0.88倍ということで、2週連続前週を下回りました。入院患者は67人と、同じということでございます。

 感染者数は減少傾向でありますが、引き続きですね、県民の皆様には新型コロナウイルス感染症の注意をしていただきたいということで、よろしくお願いを申し上げます。

 確かにとりあえずこう落ち着いてまいりましてね。資料を見ていただきますと、山も少し下がって、これをいって上がっていくことはもうないと思いますが、また、一旦収まって、また12月ぐらいですかね、冬にまたちょぼちょぼっと上がっていくのではないかと思いますが、そういう状況でございまして、引き続きですね、換気、手洗い、手指消毒、マスクの着用などですね、感染防止対策をお願いいたします。

 なおですね、新型コロナ感染症は、感染拡大の傾向が見られた8月19日以降、毎週の定例会見で、県民・事業者の皆様に向けて感染防止対策を呼び掛けてまいりました。9月中旬以降、定点当たりの報告数が2週連続で10人未満となりまして、感染状況は減少傾向でありますので、本日をもって、会見の場での感染状況の報告と注意喚起を一区切りといたします。

 なお、愛知県、県のWebページに毎週ですね、水曜日でいいのか。

【感染症対策監】 木曜日です。

【知事】 木曜日か。水曜日のやつを木曜日に出すんだね。

 ということで、そのWebページは出させていただきますが、会見は一区切りとさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。

 それでもってですね、なお、一方でですね、国の方で、厚生労働省では、全国の季節性インフルエンザがですね、その同じ9月22日から28日の第39週に、流行開始の目安である1.00を上回って、全国的に流行シーズンに入ったという公表がありました。

 本県はですね、その39週の報告数は0.46でありますので、まだ流行入りはしておりません。なので、まだしておりませんのでですね、申し上げませんが、本県におきましても、この1.00を超えましたら、県民に対して、流行入りということで注意喚起をさせていただきたいと思います。まだ、ちょうど0.46で、半分ちょっと下回るということなので、まだいっておりません。

 毎年大体、普通は大体11月ぐらいに流行入りして、12月ぐらいからということであります。去年は、去年の年末はですね、82を超えて、過去最多のインフルエンザの、最多というか、最悪のですね、インフルエンザの感染者数でありました。

 今年もどうなるか。これはですね、しっかりと。コロナが下火になってきていますので、やはりインフルエンザは流行る可能性は非常に高いと思いますので、しっかり注視をしていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

 ということがまず1点目でございまして。

(5)水素社会推進法に基づく「価格差に着目した支援」の認定について

 続いてですね、あわせまして、これももう既に発表済みでございますが、水素社会推進法に基づく「価格差に着目した支援」の認定について申し上げます。

 愛知県では、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、中部圏における水素やアンモニアのサプライチェーンの構築に地元自治体や経済団体が一体となって取り組むため、「中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議」を2022年2月に設立をしております。

 この度、推進会議で取りまとめた「2030年に向けた水素・アンモニアサプライチェーン推進案件」の一つのプロジェクトが、経済産業省が公募しておりました「価格差に着目した支援制度」に認定され、9月30日に記者発表したところですが、私からも改めてお知らせをいたします。

 価格差に着目した支援制度は、経済産業省が昨年度創設した、低炭素水素等の製造にかかる費用と既存の原燃料価格との差を補填する制度で、今年3月まで事業計画を公募しておりました。

 資料の1ページを御覧ください。

 今回認定を受けたプロジェクトは、豊田通商株式会社、株式会社ユーラスエナジーホールディングス、岩谷産業株式会社の3社が、風力発電による電気を調達をし、東海市の愛知製鋼株式会社知多工場に整備する水電解装置を活用することにより、製造時に二酸化炭素の排出が少ない、いわゆるグリーン水素を製造・供給するプロジェクトでございます。

 愛知製鋼株式会社では、鋼材や鉄素材の加熱炉の一部において、現在使用している都市ガスに代えて、このプロジェクトで供給されるグリーン水素を活用していきます。

 これにより、国内電炉業界で初めて、グリーン水素を活用し、製造時の二酸化炭素排出量を大幅に削減したグリーンスチールの生産が実現することとなります。

 今回の認定は、2030年までに水素サプライチェーンを構築するための先行的な取組であり、大変意義深いものです。これを契機に、より一層の官民連携を図り、水素・アンモニアの社会実装を強力に推進してまいります。

 ということで、もう既に発表済みではありますけれども、改めてですね、今回、水素・アンモニアのですね、サプライチェーン推進案件の一つとしてですね、採択をされたということで、私からも改めて申し上げたいというふうに思って、申し上げさせていただきました。ありがとうございます。

(6)「あいち発酵食の館」登録制度の創設及び登録店の募集について

 (【知事会見】「あいち発酵食の館」登録制度の創設及び登録店の募集について - 愛知県

 さて、それではですね、発表事項にまいります。

 「あいち発酵食の館」登録制度の創設及び登録店の募集についてであります。

 愛知県では、昨年5月に愛知「発酵食文化」振興協議会を設立し、愛知の発酵食の特徴である濃厚なうまみを表現したキャッチコピー「うまみ県あいち」やロゴマークを決定するとともに、愛知の発酵食文化の振興及び国内外からの誘客に取り組んでおります。

 この度、この取組の一環として、愛知の発酵食を生かしたメニューを提供しているなど、所定の要件を満たしている飲食店を「あいち発酵食の館」として登録する制度を創設をいたしました。

 「あいち発酵食の館」登録店には、協議会のロゴマークを活用した登録店ステッカーなどのPR資材を無償提供するほか、協議会の公式Webサイト「あいち発酵食めぐり」や公式SNSを始めとした各種媒体及びイベントでPRし、支援をしてまいります。

 本日から登録店の募集を開始をいたしますので、登録を希望する飲食店の皆様は、公式Webサイトから申請をしてください。飲食店は、愛知の発酵食文化の魅力を多くの人々に伝える最前線となります。是非多くの飲食店の皆様に登録をしていただきたいと思います。

 ということで、「あいち発酵食の館」という仕組みをやります。

 この登録店のステッカーというのは、この3つということですかね。基本、これだね。蔵と「うまみAICHI」というのをですね、しておりまして。これは見本、3種類で、これは「当店は、愛知の発酵食を生かしたメニューを提供しています。」という、これは日本語版。一番左は英語版。真ん中がですね、日本語と英語版のミックスということで、基本、内容は一緒です。日本語版と英語版とミックスということで、この3枚をですね、御希望に応じてお店にね、それぞれお渡ししますので、また是非御活用いただいて、うちは愛知の発酵食を使ったですね、うまみがたっぷり入った料理をね、料理や食をね、提供していますよということをPRをしていただけたらなというふうに思っております。

 これはですね、昨年、愛知「発酵食文化」振興協議会を設立いたしましたが、その中でですね、昨年度、2025・26・27、3か年にわたる事業方針を策定をし、今後の取組の方向性として、飲食・宿泊事業者との連携・強化を掲げておりましたということでね、今年5月の総会でもですね、構成員から飲食店を巻き込んだ取組が必要という意見が上がりましたので、この制度を作らせていただきました。

 なのでですね、店内のメニュー表示などでですね、そうした発酵食を使った飲食物を表示してもらうことなども想定しております。例えば、○○醸造所の豆味噌を使用した味噌煮込みうどんとかですよ、愛知県産三河本みりんを使用したブリの照り焼きとかですね、そうした蔵元の具体的名称や産地・品目を表示して、そういうのを使った料理ですということをですね、こうして打ち出していただけたらというふうに思います。それが目印となる、こうしたステッカーをね、出せていただいて、店頭に貼っていただけたら、PRになるのではないかなというふうに思います。

 現在ですね、愛知「発酵食文化」振興協議会の公式Webサイト「あいち発酵食めぐり」に、愛知の発酵食に関係する飲食店、約50店舗掲載しております。まずはこれらの飲食店を中心に登録を促していきたいというふうに思っております。

 私ども、こういう協議会、県の協議会等でですね、登録店を積極的にPRすることで、飲食店への誘客をね、後押しをしていきたいというふうに思います。

 愛知の発酵食は、豆味噌やたまりなど、濃厚なうまみがある発酵調味料が特徴でございます。このうまみという言葉は、海外でも一定程度浸透しておりますのでですね、是非この、こちらの英語版で、英語版はUMAMI RESTAURANT(うまみ レストラン)、日本語版は「あいち発酵食の館」ということでありますが、このUMAMI RESTAURANTというのをですね、愛知ならではの発酵食ということで、よりアピールをしていけたらなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 今後はですね、引き続きシンポジウムをやったり、メディアの皆さん、旅行関係者やメディアを対象にしたモニターツアー、また、協議会構成員向けの体験会などもね、引き続きやっていければと思いますし、インバウンドのお客さんへの対応をね、後押しをしたり、引き続きですね、そうした取組をね、しっかりとやっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 ということで、これがポスターですね。PRポスターでございます。

 あいち、うまみと。「うまみ県あいち」ということでございます。

(7)愛知・名古屋2026 1年前イベント JRゲートタワー会場のイベント詳細発表について

 (【知事会見】愛知・名古屋2026 1年前イベント JRゲートタワー会場のイベント詳細発表について - アジア・アジアパラ競技大会推進局 - 愛知県

 続きましてですね、それではですね、続きまして、最後ですが、「愛知・名古屋2026 1年前イベント」のJRゲートタワー会場のイベント詳細発表についてであります。

 愛知県、名古屋市及び愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会では、アジア競技大会とアジアパラ競技大会の開催1年前の9月から10月にかけて、愛知・名古屋2026 1年前イベントを開催しております。

 これまでのイベントには、多くの皆様にお越しをいただき、ありがとうございました。

 この度、10月18日土曜日のJRゲートタワーイベントスペースでのイベントの詳細が決まりましたので、主な内容を紹介します。

 1ページを御覧ください。

 10月18日は、第5回アジアパラ競技大会開幕のちょうど1年前でございまして、午前10時から、私も登壇し、第5回アジアパラ競技大会1年前セレモニーを実施をいたします。

 この間ね、9月20日には、アジア大会の1年前イベントということでありましたね。

 セレモニーでは、大会ボランティアのネーミングやアジアパラ競技大会の競技を表すピクトグラムを発表いたします。

 午前11時半からは、大会公式アンバサダーの大久保佳代子(おおくぼ かよこ)さんによるトークショーを行います。

 2ページを御覧ください。

 午後1時からは、愛知県出身のプロ車いすテニスプレーヤー小田凱人(おだ ときと)さんによるトップアスリートステージを実施をいたします。

 その他、会場には、アジアパラ競技大会に出場する選手に向けたメッセージを記入いただける参加型応援メッセージボードや特設フォトスポットを設置をいたします。また、5月に私がUAE、ドバイにおいてアジアパラリンピック委員会の本部等を訪問した際に贈られた、UAEの子供が描いた絵画10点などの記念品を展示します。

 参加型応援メッセージボードは、9月20日土曜日の中部電力MIRAI TOWERエリアでも掲示し、大変好評だった企画であります。新しいメッセージボードを掲示いたしますので、是非多くの皆様に応援メッセージを書いていただきたいと思います。特設フォトスポットは、10月31日まで募集しているフォトジェニックコンテストへの応募に御活用ください。

 世界で活躍する小田凱人さんの生の声を聴いていただける貴重な機会であります。10月18日土曜日は是非、名古屋駅JRゲートタワーイベントスペースに遊びにきていただきたいと思います。ということでございます。多くの方にお越しをいただけるよう、よろしくお願いします。

 これがPRのあれだね。愛知・名古屋2026 1年前イベントということでございますので、よろしくお願いします。9月20日、10月5日、10月18日、10月26日ということでございますので、10月18日まで。次が、最後が10月26日かなということでございますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。

 ちょっと長くなりましたが、私からは以上です。

2 質疑応答

(1)高市氏の自民党新総裁への就任について

【質問】 先日のですね、高市新総裁が自民党の新総裁に就任されました。先月、IGアリーナで、高市さんはですね、アジア大会の財政支援、国からの財政支援なんかも言及しておられますが、その点も含めて、新総裁に高市氏が選ばれたことについての所感をお願いします。

【知事】 まずはですね、やはり自民党の総裁選挙、5人の候補がね、立候補されて、政策論争と様々なビジョンをね、掲げて訴えられたということで、5人の候補の皆様にはね、心から敬意を表したい。また、選挙戦ね、お疲れさまでしたということを申し上げたいと思います。

 その間ですね、9月26日の金曜日には、IGアリーナのサブアリーナでね、演説会も行っていただきました。私もね、会場へ参りましたが、会場へ参りましてね、5人の候補、皆さん激励をさせていただきましたが、大変ね、熱気あふれる会で、よかったんではないかというふうに思っております。

 そういう中でね、高市候補は、党員投票をね、トップで取られて、そして決選投票でも国会議員票もね、取られて当選されたと。そして、自民党初めてのね、女性総裁、そしてこの後、臨時国会開かれれば、首班指名でね、日本の憲政史上初めてのね、女性総理になられるということだと思いますので、まずはですね、新総裁になられた高市さんにはね、心からお祝いを申し上げたいというふうに思っております。

 でもってですね、また、今、難題山積の日本ということでございますが、総裁選挙中に訴えられたこと、そして支持をいただいたことをしっかり受け止めて、踏まえていただいて、また政策を実現、実行し、日本を前に進めていただけるようにですね、全力で取り組んでいただきますようにね、心からお願いをしたい、また、心からエールを送りたいというふうに思っております。

 私も、もちろん自民党時代、当然お付き合いはありますしね。年恰好もほぼ近い、ほぼ一緒なので、昔からよく存じ上げておりますが、大変エネルギッシュなね、パワフルな、素晴らしい政治家のお一人だと思います。是非、高市新総裁、また次期総理だと思いますので、是非ね、持ち前のね、エネルギッシュなパワーをね、前面に押し出してね、日本を是非ね、引っ張っていただきたいと、まずはエールを送りたいというふうに思っております。

 その上でね、ただ一方でね、やはり日本は議院内閣制であります。自民党及び自公の連立政権は少数与党、衆参ともに少数与党ということでありますので、なかなか国会運営はね、大変な、多難な状況だろうとは思います。なので、まずはエールを送らせていただきますが、実際に政策を実現するということになってきますとね、やはり少数与党の中での国会運営、切り盛り、まさに多難な、いばらの道が控えているんだろうというふうに思いますが、それをですね、やはり1人ということではなくて、高市さんを応援していただいた仲間の皆さんとかいろんな皆さんでのチームワークでね、そのいばらの道をね、やはり切り開き、また乗り越えていってね、日本をね、前に向けていただけるように、是非ね、これはお願いをしたいなというふうに思っております。

 そして、最後もう1点、ちょっとお触れいただきましたが、9月26日の演説会ではね、高市さんだけではなくて、ほかの、小泉さんもですが、何人かの方がアジア大会の国の支援というのをね、これはしっかり応援するんだということをあの際ね、言っていただきました。これは大変有り難いことだなというふうに思っております。その中でも、特に高市さんはね、国の財政支援という言葉を使って明言をされておりましたので、そのことはね、大変我々にとっては心強いことだなというふうに思います。

 秋の臨時国会、いつ、どういう形で開かれて、どういう会期でね、どういう案件がかけられるかということだと思いますが、そこにはですね、我々のこのアジア大会への国の支援、議会でも、国会でもですね、特別措置法等のですね、制定の動きもやっていただいておりますので、そうした形でのですね、アジア大会、アジアパラ大会への支援をね、是非とも具体化をしていただけるように、何とぞよろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。

 そして、もう一つ申し上げますと、秋の臨時国会。7月20日の参議院選挙から実にもう3か月近くは経過するわけでございますが、あの参議院選挙では、与党も野党も、与野党ともにですね、今の物価高対策への対応、それから経済政策、経済の底上げ対策ね、また、アメリカのトランプ関税対策、いろんなね、物価高対策と経済対策をね、やはり言っておられましたね。なので、それをまず、このスピーディーに、速やかに、スピーディーにね、対応するためにはですね、やはりこの秋の臨時国会、首班指名とちょっと論戦と一部の案件だけで終わりということではなくてね、やっぱり本格的な補正予算を組んでですね、やっぱりやっていただくということが必要ではないかなと思います。

 ただ、本格的な補正予算を組んで国会を通すと、成立させるということになりますとね、これは与党だけは通りませんので、与野党協議が必須になりますので、その点ね、やはりどういうふうに実現をしていくのか。首班指名された後のね、初めての本格的な論戦であり、国会対応ということになりますとね、それは、そういう意味を含めてね、私、まずそこは、まず最初のこの新政権の試金石になると思いますね。

 日本は議院内閣制なので、少数与党の場合はいつ、いつ不信任出されて、通ったら、もう総辞職か解散しかありませんから、そのときの最初のこの予算を、補正予算を作って通す。どういう形で、枠組みで通していくのか。それがまさにこの新政権の試金石だと思いますから、そこでどういう形になるのか。そこにまあまあ全力を上げていただくということだろうと思いますが、我々としてもしっかりとそこはね、どういう形になっていくのかを注視はしていきたいというふうに思っております。

 いずれにしてもね、とにかく新政権が発足されれば、山積する日本の課題に対してね、敢然と立ち向かって、そしてそれをね、乗り越えて、日本をね、前進をさせていただくようにお願いをしたいというふうに思っております。

 以上です。

(2)坂口志文氏のノーベル生理学・医学賞受賞について

【質問】 ノーベル賞の関係で、坂口先生、以前愛知県がんセンターに勤めていらっしゃって、2019年には講演にも来られたということですけれども、今後の愛知県との関わりという点で何か、知事、期待されたいこととか、今後予定とかありましたら、教えてください。

【知事】 今後の予定といっても、昨日の今日ですからね、今すぐどうのこうのという話はありませんが、まずはね、あれですね、まずは、今日、坂口先生には祝文、祝電をね、お送りをさせていただくことといたします。

 その後はですね、また、当面は多分相当お忙しいと思いますのであれですが、当然、この医学界、学会の世界の中ですので、それぞれに、日本全国にね、やはりいろんな関係のお知り合いの方とか、いろんな方おられるかと思いますので、そういった皆さんの中で、この愛知というか、この名古屋の関係でもね、たくさんのお知り合いの方おられるかと思いますので、そういった先生方との連携、それからまた私ども愛知県としてもね、引き続き、愛知県がんセンター研究所で研究者としてのスタートを切られたと、研究生活を始められたというのも、これも一つの御縁だと思いますのでね、私どもとしても、また引き続きね、こうした御縁を大事にして、また様々な形でね、坂口先生には御指導をいただければ有り難いなと思います。

 ちょうどこのタイミングでありますけれども、愛知県がんセンターを、現地でね、建て替えをする。建て替えというか新築をする。その研究所も合わせてですね。その基本計画は、この間の、今年の3月、春に作らせていただきましたね。なので、それを今、がんセンターの建て替え・新築に向けて、基本計画を受けて、さらにですね、内容を今詰めているところでございまして、2030年代半ばにはね、新築をしたいということを申し上げておりますので、そういった点でもね。

 ですから、愛知県がんセンターは昭和39年からスタートしております。初代、今の建物は2代目、1990年代前半、三十何年前に造っておりますから、1990年前後かな、造っておりますので。これから10年かけて全部建て替えて、3代目に向けていくということでありますから、坂口先生とも関わりの深い愛知県がんセンターをね、これから新たに、新たに、新築したいということで進めておりますので、そういった点でもね、また御指導いただけたら有り難いなと、そういうふうには思っております。

(3)高市自民党新総裁の発言について

【質問】 総裁選の関連でお伺いしますが、高市新総裁が選ばれた後の意気込みでですね、ワーク・ライフ・バランスがないみたいな言葉も使って意気込まれましたけれども、それには何か波紋みたいなものがありますが、同じ政治家として、大村知事、その言葉をどう受け止められたか。考えなどあったら、教えてください。

【知事】 相当やっぱりあれですね、高揚されて、そういう発言が出たんだろうと思います。なので、私はね、何かもうとにかく頑張るぞという意味でのね、決意表明ということで、前向きに受け止めたいと思います。

 ただ、ワーク・ライフ・バランスはやめてという、その言葉だけがね、歩いていくと、それはちょっと、その後すぐ石破総理もね、いや、それはいかがなものかというふうにすぐ言われておりましたけれども、それは、その言葉、そこのところだけ見るとね、何かそれはちょっと、ちょっとまずいよねというのは、当然それは出てきますので、そういう言葉は。なので、それはそのとおりだと思いますが、私は、別にそう他意はないことだと思いますので。むしろね、大変激烈なね、総裁選挙を勝ち抜かれた後でのね、ちょっと高揚した後での決意表明なので、ちょっと言葉を強く言いたかったということだろうと受け止めております。

 なので、その言葉自体がね、私は決意の表れだということなので、じゃあ、ワーク・ライフ・バランスはどうのこうのって、そんな意味はないと思いますよ。いや、もしあったら大変ですからね、それは逆にね。

 それはやっぱり、ワーク・ライフ・バランスはね、しっかりやっていただくと、これはもう大きな大きな、日本の国、国といいますかね、国、社会の流れなんでね、そことは、そこは齟齬を来すということではないと、要は決意の表れだというふうに受け止めたいというふうに思っております。

(4)愛知・名古屋アジアパラ競技大会に向けた機運醸成及びバリアフリー化について

【質問】 知事の発表の中でありましたけど、間もなくアジアパラ大会が1年ということになって、パラは特に観客を多く、どうやって埋めていくかというのが一番大事なことになっていったり、選手にとってもそういう盛り上がりというのが大事になってくると思いますが、今後1年間のプロモーションの方針であったりとか、あとは、それに合わせて社会のバリアフリー化というものをどうやって進めていくかというようなお考えがありましたら、お伺いできますか。

【知事】 アジア大会はね、アジアのトップアスリートがですよ、アジア中から集まって、集って、そして、基本アジアナンバーワン、基本アジアナンバーワン、そして世界一を目指す大会であるということなので、これはまたしっかりとね、盛り上げていきたいというふうに思っております。

 あわせましてね、アジアパラ大会は日本で初めて開催する。アジア大会は来年第20回になります。アジアパラ大会は第5回ということでね。アジア大会は日本でこれで3度目ということになりますがね、東京、広島、そして愛知。パラ大会はこれ5回目で、愛知で初めてということでありますので、そういう意味ではね、前回の2021年の東京オリンピック、東京パラ大会も一つの、一つの大変大きなね、社会を変容する上でのね、バリアフリーでインクルーシブな、そうしたね、社会を作っていくというためにはですね、大変一つの大きなチャンスではあったと思いますし、それは非常にパラアスリートの活躍でね、注目されましたが、残念ながら、コロナの中ででね、無観客であったということなので、そういう意味ではね、東京パラ大会の関係者の皆さんのね、何というか、思いをね、引き継いで、やっぱり今回は、アジア大会もアジアパラ大会も有観客でありますので、あの会場に多くの観客の皆さん足を運んでいただいてね、大声援の中で、熱気の中でね、特にアジアパラ大会は多くのお客さんに来ていただき、熱気の中でですね、パラアスリートを全力で応援していただいて、その試合、大会そのものが素晴らしい、盛り上がった大会になるということも含めてですね、はもちろんなんですが、そこからさらに波及してね、広がっていって、パラアスリートやそうした障害を持った方々と健常者の方々、一般の方、そういった方々全部包摂するようなね、そうした社会をね、包摂して、バリアフリーの、障害のない、バリアのない社会を作っていくと、共生社会を作っていくということのね、社会を変えていく大きな大きなきっかけにね、していきたいなと、そんな思いでね、取り組んでいきたい、そのように思っております。

 ですから、多くの皆さんに、やっぱりこれ、アジア大会はもちろんですが、パラ大会もですね、多くの皆さんに協力してもらわなきゃいけませんので。そうした大会関係者、スタッフ、それから教育関係、競技団体の皆さん、それからボランティアの皆さんね、地元の行政、企業、団体の皆さんね、もう全ての人を巻き込んでね、このアジアパラ大会を成功させて、この愛知・名古屋からね、日本の社会をね、本当に全ての人を受け入れる共生社会で、包摂社会、インクルーシブな社会にしていけるように、そのきっかけにね、大きなきっかけにしたい、そういうふうに思っております。

 ありがとうございました。

 すみません。この後、IGアリーナでTGCの記者発表は11時15分なんだな。その前にちょっと、関係者とちょっと打合わせしなきゃいけないんで、11時までにはIGアリーナ行かないけませんので、あと10分ぐらいかな、で出ますけど、また後ほどよろしくお願いします。

 ありがとうございました。