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堤防法面へ設置する太陽光発電設備の実証実験として発電を開始しました

愛知県では、矢作川流域・豊川流域をモデルケースとして、“水循環”をキーワードに流域一体でカーボンニュートラルの実現を目指す「矢作川・豊川CN(カーボンニュートラル)プロジェクト」を推進しています。
当プロジェクトの一つの柱である官民連携の取組として、愛知県内の水インフラの空間をフィールドとした実証実験等の支援を進めており、フィールドの調整等が整ったものから順次着手しています。
このたび、以下の実証実験を開始しましたので、お知らせします。
※ 矢作川・豊川CNプロジェクトの経緯や概要、施策の進捗状況(これまで開催した協議会の結果)等については、こちらののWebページを御覧ください。
1. 今回開始した実証実験
堤防法面へ設置する太陽光発電設備の開発
2. 実証実験の概要
(1)提案者
パシフィックコンサルタンツ株式会社(代表企業)、積水化学工業株式会社、丸栄コンクリート工業株式会社、日本興業株式会社
(2)実証実験の特徴
○全国初となる河川(遊水地)堤防の法面への太陽光発電設備の設置
・遊水地の堤防法面にペロブスカイト等の薄膜太陽電池モジュールを埋め込んだ法面ブロック(太陽光発電ブロック)等を設置し、堤防機能を損なわない設置方法、発電効率やメンテナンス方法の確認などを行います。
※ この実証実験に関する提案者(代表企業)による紹介は、こちらのWebページをご覧ください。
(3)実施場所
菱池(ひしいけ)遊水地の周囲堤(額田郡幸田町菱池地内)
※ 菱池遊水地は、矢作川水系広田川の洪水を一時的に貯め、下流の浸水被害を軽減する施設です(現在県が整備中)。実証実験は遊水地を囲む堤防(周囲堤)で行います。菱池遊水地についてはこちらのWebページをご覧ください。
(4)実証期間
2025年4月~2026年3月(予定)