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更新日:2014年2月3日

乱用されている薬物

覚醒剤

(隠語:シャブ、S、スピード、ヤーバー、クリスタルなど)
覚せい剤写真1 覚せい剤写真2

覚醒剤は、主に白色の粉末や無色透明の結晶で、無臭でやや苦みがあります。「シャブ」「S(エス)」「スピード」などと呼ばれており、「ヤーバー」と呼ばれる錠剤型の覚醒剤もあります。
覚醒剤には、神経を興奮させる作用があり、乱用すると眠気や疲労感が無くなり、頭が冴えたような感じになります。しかし、効果は数時間で、その後は激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われます。
覚醒剤は、特に依存性が強く、乱用を続けると、「覚醒剤精神病」の状態になり、幻覚や妄想が現れるほか、時には錯乱状態になって他人を暴行したり、殺害したりすることがあり、乱用を止めても長期間にわたって症状が残る危険性があります。
また、大量の覚醒剤を摂取すると、急性中毒により、全身けいれんを起こし、死亡することもあります

大麻

(隠語:マリファナ、ガンジャ、葉っぱ、チョコ、草など)
大麻写真

大麻には、大麻草の葉を乾燥させた乾燥大麻「マリファナ」、樹脂や若芽をすりつぶして固めた大麻樹脂「ハシッシュ」、葉や樹脂から成分を抽出した液体大麻「ハシッシュオイル」があります。
大麻の乱用方法は、「煙を吸う、そのまま食べる、溶液として飲む」などがありますが、多くは乾燥した葉等をキセル、水パイプ等を使用して吸煙します。
大麻を乱用すると、一般的には、気分が快活、陽気になり、よくしゃべるようになるといわれていますが、その一方で感覚が過敏になって変調を来したり、思考が分裂し、感情が不安定になったりします。このため、興奮状態に陥って、暴力や挑発的な行為を行ったり、幻覚や妄想などに襲われるようになります。また、毎日ゴロゴロして何もやる気のない状態(無動機症候群)に陥ることもあります。

コカイン

(隠語:C、コーク、ホワイト、スノウなど)
コカイン写真

コカインは、南米原産のコカの葉を原料とした薬物で、無色の結晶又は白色の結晶性粉末で、無臭で苦みがあり麻薬として規制されています。
コカインには、覚醒剤と同様に神経を興奮させる作用があるため、体が軽く感じられ、腕力、知力がついてるという錯覚が起こります。しかし、覚醒剤に比べて、その効果の持続時間は短いため、一日に何度も乱用するようになります。
乱用を続けると、幻覚などの精神障害が現れることもあります。
コカインを大量に摂取すると、呼吸困難により死亡することがあります。

ヘロイン・あへん

ヘロイン

ヘロイン写真1

ヘロインは、けしを原料とした薬物で麻薬として規制されています。
純粋なヘロインは白色粉末ですが、純度の低いものには灰色や灰褐色のものもあり、粉末のほかに棒状、板状、粒状など様々な形状のものがあります。
一般的には無臭ですが、中には酢酸の臭いのするものもあります。
ヘロインには神経を抑制する作用があり、乱用すると強い陶酔感を覚えることから、乱用を繰り返し強い精神的依存が形成され、大量に摂取すると、呼吸困難、昏睡の後、死に至ります。
ヘロインは心身への影響が非常に強いことから、医学的な使用も一切禁止されている大変危険な薬物です。

あへん

あへん写真

あへんは、けしから採取した液汁を凝固させたもので、黒褐色で特殊な臭気と苦みがあり、「あへん法」により規制されています。
あへんの乱用は、精神的、身体的依存性を生じやすく、常用するようになると慢性中毒症状を起こし、脱力感、倦怠感を感じるようになり、やがては精神錯乱を伴う衰弱状態に至ります。

MDMA・MDA

(隠語:エクスタシー、エックス、罰、バツ、タマなど)
MDMA・MDA写真1 MDMA・MDA写真2 MDMA・MDA写真3

MDMA・MDAは、覚醒剤と似た化学構造を有する薬物で、化学的に合成された麻薬の一種です。
MDMAは、俗に「エクスタシー」とも呼ばれ、本来は白色結晶性の粉末ですが、多くは様々な着色がされ、文字や刻印の入った錠剤の形で密売されています。
薬理作用は、視覚、聴覚を変化させる作用があり、幸福な気分になったり、他人に対する親近感が増したりするといわれていますが、その反面、不安や不眠などに悩まされる場合もあります。
また、強い精神的依存性があり、乱用を続けると錯乱状態に陥ることがあるほか、腎・肝障害や記憶障害などの症状も現れることがあります。

LSD

(隠語:ペーパー、紙、神、アシッドなど)
LSD写真1 LSD写真2 LSD写真3

LSDは、合成麻薬の一種で規制の対象とされ、水溶液をしみこませた紙片、錠剤、カプセルなどがあり、経口又は飲み物とともに飲むなどして乱用されています。
LSDを乱用すると、幻覚、幻聴などの強烈な幻覚作用が現れます。特に、幻視作用が強く、ほんのわずかな量だけで、物の形が変形、巨大化して見えたり、色とりどりの光が見えたりする状態が8~12時間続きます。
また、乱用を続けると、長期にわたって精神分裂などの精神障害を来すこともあります。

ケタミン

(隠語:K、スペシャルKなど)
ケタミン写真

ケタミンは、人を対象とした医薬品として販売され、現在では動物用医薬品として用いられているものですが、平成19年1月に麻薬として指定されました。
国内では主に粉末状のものが密売されていますが、押収されたMDMA等の錠剤型麻薬にケタミンが混合されている事例もあります。
ケタミンは、麻酔・鎮静作用を有し、幻覚作用もあります。
ケタミン乱用によるものと考えられる死亡事例が発生しているほか、アジア、欧州、北米の多くの国において乱用が報告され、深刻な問題となっています。