3.新川・境川・日光川・境川流域の浸水想定 主要な内水河川流域での解析を通して、多角的に検討を進めてきました

解析モデルの検討
内水を加味した氾濫解析
技術検討会の役割
流出氾濫解析モデルの基本構造
流域の地形特性への対応
モデルの検証
   
水災シナリオ
水災シナリオの想定
想定した水災シナリオの概念
東海豪雨の時空間分布と最強雨域
   
浸水予測
新川流域の浸水予測
境川流域の浸水予測
日光川流域の浸水予測
   
情報提供
市町村等への情報提供
浸水情報システムによる表示機能一例
情報提供機関
おわりに
 
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市町村等への情報提供

 氾濫シミュレーションの最終的な目標は、市町村等防災機関に、浸水情報を「わかり易く」「多様なニーズに応じて利用できるように」提供することにあります。
 シナリオ別に解析した情報は、想定破堤点毎に数万個のメッシュと約30時間に及ぶ時空間分布を持つので、情報総量は莫大な規模になります。
 そこで、地理情報技術(GIS)を用いて、浸水情報を地図上に図化して表示できる浸水情報システムを開発することにしました。
 このシステムを使えば、ユーザーは、想定する水災シナリオ(7つのシナリオ)、情報の種類(浸水深・流速・到達時間・道路浸水情報など)、調べたい区域(任意のエリア)を選択すれば、時々刻々変化する浸水状況を動的に表示することができます。
 一般的なパソコンに浸水情報システムを搭載したハードディスクを接続するだけで利用できるようになっています。
 また、洪水ハザードマップの作成や独自の解析など、解析結果の数値情報が必要になる場合は、マスターデータベースを作成しますのでライブラリとして利用していただくことが可能です。


浸水情報システムは、セットアップインストーラを含めて、一台の可搬型ハードディスクに搭載します。したがって、どのパソコンでも、接続するだけで利用することができます。

 
愛知県建設部河川課