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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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日本ナシの晩生品種「歓月」の育成

上林義幸・岡田詔男・高瀬輔久・榊原正義・木村伸人
摘要:「歓月」は愛知県農業総合試験場で育成した、大果で食味の優れた晩生の赤ナシ品種である。1990年に「新高」と「新星」の交配後代から選抜し、2003年8月に品種登録された。特性は次のとおりである。
  樹勢は中庸で、樹姿は「新星」に似る。腋花芽の着生は多く、短果枝の維持も容易である。開花期は、「新高」とほぼ同時期で早い。「幸水」、「豊水」、「新高」、「あけみず」と交配親和性がある。黒斑病には抵抗性を有し、えそ斑点病は病徴発現性である。
  成熟期は「新高」と「愛宕」の間にあたり、果形は円形ないし円楕円形で、果皮色は黄褐色である。果実重は「新高」より軽く、750g程度である。果肉は白色で、非常に柔らかく多汁である。糖度は14〜15%と高く、果汁pHは5.1で、「新高」、「愛宕」より酸味が少ない。日持ち性は室温(約15℃)で25日程度で、冷蔵による貯蔵性は「新高」「愛宕」より優れ、 200日程度の貯蔵が可能である。裂果、芯腐れ、みつ症等の生理障害は見られない。

キーワード:日本ナシ、晩生、赤ナシ、新品種、貯蔵性
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