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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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名古屋種の卵殻色の特徴

中村明弘・野田賢治・木野勝敏・加藤泰之
摘要:本試験は、名古屋種の卵殻色の特徴を色差計から得られるL(明度),a(赤色度),b(黄色度)値によって明らかにするとともに、名古屋種特有の「さくら色」の卵殻色を効率的に改良するための指標を検討した。得られた名古屋種卵の特徴は、以下に示したとおりである。
1 鈍端部は、鋭端部と比べて、L値が低く、卵殻色が濃かった。
2 L値とa値との間には高い負の相関がみられ、卵殻色が濃くなると、赤みが増していく傾向がある。
3 日齢が進むにつれて、L値とb値が高くなり、卵殻色は薄く、黄色みが増した。
4 目視で赤みが強い卵と黄色みが強い卵との間には、色相(b/a)に顕著な違いがみられた。
5 名古屋種卵の特徴である卵殻表面にみられる白い沈着物は、b値を大きく下げ、a値を上げるため、卵殻色の赤みを強調させる役割をもつことが確認された。
 以上のことから、名古屋種の卵殻色を改良するには、明度(L値)と色相(b/a)が有効な選抜指標になることが示唆された。

キーワード:名古屋種、卵殻色、色差計、明度、色相
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