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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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エゴマ極早生種の生育、開花特性と多収生産技術

伊藤裕朗・山田良三・飯田孝則
摘要:国内外から収集したエゴマ12品種・系統の中から、台風や早霜などの気象災害を回避できる極早生品種を選定し、当山間地域に適した多収生産技術を開発した。
 本品種は、中国から導入された黒皮の大粒種で、開花開始期が7月上中旬で国産の在来種に比べ40〜50日早く、は種から収穫までの在ほ期間が90日と短い。また、茎長の短いコンパクトな草姿であるにもかかわらず穂は大きいなど、在来種にない優れた特徴を持っている。は種適期は5月25日前後で、5月初旬以前の早期は種では低温により初期生育が遅れ、在ほ期間も長くなる。一方、6月15日以降のは種では茎葉の生育期間が短くなり、生育不良を招きやすい。栽植密度は、うね幅120cm(マルチ幅60cm、通路60cm)、株間20cmの2条植え、栽植密度833株/aが好ましい。5月下旬は種と密植栽培を組み合わせることで、在来種の1.5倍の収量が得られる。

キーワード:エゴマ、山間地適性、極早生種、は播時期、密植栽培
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