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愛知県農業総合試験場

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白色レグホ−ン種における優性伴性遅羽性遺伝子(K)保有ヒナの
羽装の特徴

野田賢治・中村明弘・大島啓太郎・梅澤吉孝

日本家禽学会誌43:J153-J160(2006)
摘要:本試験は遺伝子解析によって、羽性遺伝子型を特定した白色レグホ−ン種の雛を用いて、遅羽性(K)遺伝子の作用について、ふ化後の羽根の形態的変化と伸長の違いの2方向から明らかにした。さらに、これらの結果をもとに表型的には遅羽性を示す、雄のホモ接合体(K/K)とヘテロ接合体(K/k+)の判別法についても検討した。
 雌雛においては、遅羽性(K/-)は速羽性(k+/-)に比べて副翼羽の先端が細くなる形状の違いがみられ、しかも第U主翼羽と第2副翼羽の長さの差も有意に大きかった。さらに、尾羽でもその長さは10週齢まで有意に短かった。一方、雄雛においては、遅羽性ホモ接合体(K/K)は遅羽性ヘテロ接合体(K/k+)に比べて、雌雛と同様に副翼羽の形状に違いがみられるとともに、さらに先端部が極端に細く線状となっていた。第U主翼羽と第2副翼羽の長さの差も雌雛と同様の傾向がみられ、その差はもっと大きかった。特に尾羽については、2週齢時においては、ホモ接合体はほとんど生えておらず、さらに4週齢時の副翼羽の先端が尖った形状を加えれば、形態的にホモ型(K/K)とヘテロ型(K/k+)を区別することが可能であった。このことから、白色レグホ−ン種では、副翼羽形状と尾羽の長さは、遅羽性雄雛のホモ接合体(K/K)とヘテロ接合体(K/k+)の羽性遺伝子型の判定に有効な指標となることが示唆された。

キ−ワ−ド:優性伴性遅羽性遺伝子、羽装、尾羽、白色レグホ−ン種
PDFファイル未掲載


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