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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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矢作川下流域沖積地帯の茶園地下水中における
脱窒による硝酸イオンの消失

糟谷真宏・恒川 歩・前田美恵子
摘要: 1998年7月から1999年6月まで、愛知県西尾市の矢作川沖積地帯の茶園を対象として、深さ1.5〜3.5 mの地下水の硝酸イオン、酸化還元電位など水質のモニタリングを行った。また、帯水層土壌の脱窒ポテンシャルをアセチレンブロック法によって評価した。その結果、茶園内の地下水では、年間を通じて共通に、深さ2mから3mに浸透する過程で30〜40 mg N L-1程度の硝酸イオンのほとんどが消失した。亜酸化窒素も同様に2〜3 mの間で大きく減少した。この層は、溶存酸素が消失し、酸化還元電位が0.4V以下に低下する層と一致した。この帯水層土壌の脱窒ポテンシャルは、深さ1mと2mでは25ng N g-1 d-1乾土程度と低かったが、これに対して、3.0 mと3.5 mでは100 ng N g-1 d-1乾土程度と高く、2 mより深い層位で、盛んに脱窒が起きているものと推測された。
 本茶園地下水では、地下水帯水層での脱窒が、浸透流において地上から地下へ流出した硝酸イオンを消失させており、その作用は非常に安定したものと考えられる。

キーワード:脱窒、沖積地帯、地下水、茶園
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