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愛知県農業総合試験場

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名古屋種における肉斑の遺伝的改良

野田賢治・中村明弘・木野勝敏・加藤泰之

日本家禽学会誌 44:J11-J22 (2007)
摘要:本試験は有色卵鶏である名古屋種を用いて、内部卵質の一つである肉斑の遺伝的改良を試みた。肉斑は270日齢時に産卵した卵を割り、その面積を測定した。測定された肉斑面積は、独立淘汰法により小さくする方向への選抜を4世代にわたり実施し、次の結果を得た。肉斑面積は遺伝率が低かったが(0.00から0.13)、選抜の経過に伴ってその大きさは小さくなる傾向にあった。肉斑面積の1世代当たりの実現遺伝的改良量は、-0.25mm2で5%の危険率で有意となった。また、3mm2以上の肉斑面積をもつ個体の出現頻度は0世代の10%から4世代目には2%と大きく減少し(1%水準で有意)、肉斑の無い個体も0世代の30%から4世代目には37%と増加した(5%水準で有意)。肉斑面積と経済形質や卵殻色(L値)との表型相関は低く、明らかな傾向は見いだせなかった。
 以上の結果から、肉斑面積を改良形質とした選抜は、肉斑の発生を減少させる有効な手法であることが示唆された。

キーワード:肉斑、選抜、遺伝的改良、実現遺伝改良量、名古屋種
PDFファイル未掲載


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